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妊娠1か月の症状や過ごし方とは?【赤ちゃんとママの280日】

妊娠にはまだ気づかない、妊娠1か月目。なかには妊娠超初期症状という症状を実感する人もいますが、ほとんどの方がおなかの中で新たな命が育まれているとは知る由もありません。そんな妊娠1か月目とは、どういった状態なのでしょうか?

妊娠1か月とは?

妊娠1か月目とは、最終月経から数えて4週間の期間を指します。週数で数えると、妊娠0~3週目にあたります。

よくあるのが、夫が単身赴任や留守でそういった機会がなかったのに、産婦人科を受診するとすでに「妊娠2か月目です」といわれるパターン。

しかし、妊娠1か月目は最終月経から数えるため、まだ妊娠していない期間も含まれているんです。

なぜ受精前の期間まで含まれているのか、首をかしげる人もいるかもしれませんが、これはWHO(世界保健機関)が定める妊娠期間の定義によるもの。

WHOでは、最後の生理開始日を妊娠0週0日とし、そこから280日間(妊娠40週0日)を出産予定日と定めています。

つまり、妊娠0週目はまだ生理期間、1週目は排卵期、2週目でようやく受精卵が完成…と、妊娠1か月目の半分近くは妊娠していない期間が含まれているんですね。

妊娠1か月の症状や状態

妊娠1か月の赤ちゃんの様子

妊娠1か月目は、赤ちゃんもまだ人とはいえないような小さな“卵”。

妊娠したという自覚症状がある人はごくわずかで、日常生活を続けている人も多いでしょう。

それでも、ママのおなかの中では、小さな命が少しずつ育まれています。

わずか0.1mmの受精卵は細胞分裂を繰り返しながら少しずつ成長し、約1週間かけて子宮へと向かい、妊娠3週目ごろに着床、妊娠します。

そのころには、約10倍の1mmにまで成長していますが、子宮内膜の中にあるため、まだ超音波検査でも確認することはできません。

この受精卵から、赤ちゃんの臓器や脳、目、鼻などになる「内胚葉」が作られ、やがて胎芽(赤ちゃんの元)へと成長していきます。

産婦人科で「妊娠」と診断されるのは、胎芽ができ、赤ちゃんの心音が確認できるころ。ちょうど、妊娠5~6週目(妊娠2か月目)に当たるんです。

これで、先ほどの疑問が解決できたのではないでしょうか?

実は、妊娠1か月目とはいうものの、まだこのころは赤ちゃんを確認することができず、検査でもわかりづらい状態なんです。

赤ちゃんが包まれている胎嚢(たいのう)を超音波検査で検知できるのは妊娠5週目、心拍は妊娠6週目ごろから確認できるため、「病院で妊娠がわかるのが2か月目」になるんですね。

妊娠1か月目のママの様子

妊娠1か月目には、自覚症状はほとんどありません。

つわりや、おなかが出るといった目に見える変化もないため、当然といえば当然です。ところが、妊娠あたり1か月目の終わりごろから「妊娠超初期症状」と呼ばれる症状を感じる人もいます。

「妊娠超初期症状」は、週数でいうと妊娠3~4週目あたりに感じる症状で、このときは妊娠検査薬でもまだ陽性反応が出ません。

月経前症候群とよく似た症状のため、「生理前だから調子が悪いのかな」と感じることもありますが、微量の出血(着床出血)や胸の張り、眠い、腰痛、風邪っぽいといった症状を感じるようになります。

どれも注意していないと見逃してしまうような症状ですので、妊娠がわかったあと「そういえば、そんな症状があった気がする…」と感じるくらいの人も多いと思います。

もう一つ、妊娠1か月目のママに起こる変化は高温期が続くことです。

まず、妊娠するとプロゲステロンというホルモンが分泌され、基礎体温を上げて受精卵が着床しやすくなる環境を作ります。

そのため、これを風邪っぽい、冷え性だったのに体がポカポカするといった風に実感する人がいます。

妊娠超初期症状には頭痛や腰痛、体のだるさなどもあるので、なかには風邪と勘違いして風邪薬を服用した人もいるでしょう。

このような基礎体温の変化はわかりやすい妊娠の兆候ですので、「早く妊娠を知りたい!」という人は、基礎体温を毎日きちんと記録して、チェックしておくとよいですね。

妊娠1か月の過ごし方

妊娠しているかどうか、判断が難しい妊娠1か月目ですが、過ごし方には注意が必要です。日頃から妊活を心がけている人は、すでに気をつけている項目も多いかもしれませんが、改めてチェックしていきましょう。

薬や飲み物、タバコに注意!

妊娠中のタバコやアルコールは、未熟児になったり、胎児の脳や体に障がいが出たりといった危険性があります。

タバコの場合、血管が収縮することで、赤ちゃんに栄養や酸素が届きにくくなり、未熟児になる可能性があります。

アルコールは「胎児性アルコール症候群」の原因となり、発達障がいや学習障がいを引き起こしてしまうといわれています。

妊娠を意識していない時期なので、完全に控えるのは難しいですが、頻度や量に気をつけて過ごしましょう。

また、薬やサプリメントの服用にも要注意。妊娠1か月目に薬やサプリメントを飲んでいて、赤ちゃんに影響があるということはほとんどありませんが、妊娠初期は脳や臓器など生命維持に関わる重要な器官が形成される時期でもあります。

妊娠2か月目は特に薬の影響を受けやすい時期といわれていますので、すでに妊活を始めているのであれば、控えるに越したことはありません。

薬局やドラッグストアの薬を安易に選ばず、妊活中であることを医療機関で相談したうえで赤ちゃんに影響のないものを処方してもらうとよいですね。

漢方薬局を利用するというのも、一つの手です。栄養素の中には過剰摂取すると赤ちゃんに以上をもたらすものもあるので、サプリメントも同様に相談しておくとよいでしょう。

葉酸を積極的に摂ろう!

妊娠中は、バランスのとれた食事が基本。特に葉酸は、妊娠初期に一定量摂取することで神経管閉鎖障害のリスクが下がることが分かっています。

神経管閉鎖障害とは中枢神経系で起こる障害で、「二分脊椎」や「無脳症」の原因となります。

特に、無脳症の場合は流産や死産の割合も高くなります。葉酸を摂ることで完全に防げるというわけではありませんが、健康な赤ちゃんを育むためにも積極的に摂取しましょう。

葉酸が多く含まれるのは、レバーや緑黄色野菜。ただし、レバーには妊娠中控えるべきビタミンAも多く含まれているので、過剰摂取には気をつけて。

ほうれん草や菜の花、枝豆、納豆などから摂ることができるので、食事におひたしを加えたり、納豆を食べたりするのもおすすめです。

パセリやわけぎ、あおのりなど、“ちょい足し”できる食材を加えてもよいですね。

しかし、熱に弱く水に溶けやすい栄養素のため、調理法によってはかなり減ってしまうことも…。

また、水溶性ビタミンのため、食物から摂る場合には必要量を超えてしまっても過剰分は尿で排出されるという特徴があります。

そのため、葉酸を積極的に摂取することが好ましいとされています。

ただし、先述したようにサプリメントを使用する場合は、過剰摂取に気をつけてください。

現在のところ、葉酸の摂りすぎによる疾患は見られていませんが、サプリメントを使用する際には1日の必要量(0.4mg)を目安に。

葉酸の過剰摂取はビタミンB12欠乏の診断を困難にするため、医師から特別の指示がない限り、1日1mgを超えないように気をつけてください。

シリアルやカロリーメイトにも含まれているので、こういった栄養補助食品をよく食べるという人は葉酸の含有量を調べておくとよいですよ。

まとめ

ほとんどの方が妊娠を自覚できない妊娠1か月目ですが、体の中では少しずつ赤ちゃんを育てる準備を整えています。

バランスのよい食生活や、禁酒・喫煙はもちろん、日ごろの生活習慣も見直してみましょう。

特に葉酸は、妊娠前から摂ることが望ましいといわれているので、緑黄色野菜をたくさん食べるよう心掛けるのがおすすめですよ。

妊娠1か月目にできた赤ちゃんの芽を、大切に育てていきましょう。

参考文献:国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター 妊娠中・授乳中のお薬Q&A

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