妊娠中は、おなかだけでなくお尻やバストのサイズも大きくなります。
そこで活躍するのが「マタニティインナー」ですが、いったいいつから使い始めればよいのか、疑問に思ったことにある人はいるのでは?
妊娠初期だと「まだおなかも目立たないし」と、これまで着用してきたインナーをそのまま使用している人も多いですよね。
そこで、マタニティインナーがいつから必要になるのかという疑問と、妊婦さんにおすすめのブランドをまとめてみました。
マタニティインナーとは?
マタニティインナーとは、赤ちゃんの成長に伴って変化する女性の体に合わせて作られたインナーで、冷え性対策や腰痛予防などにも役立ちます。
一般的なインナーは体のラインを美しく保つために設計されていますが、従来の下着では締め付けがあって妊娠中の体型変化を妨げてしまうことも。一方、マタニティインナーはママの体と赤ちゃんをしっかりと守るために設計されています。
また、妊娠中変化するのは体のラインだけではありません。
感覚や生理面での変化も大きいため、これらを総合的にサポートしてくれる専用のインナーを使うことで、心地よくマタニティライフを送れるようになるのです。
マタニティインナーはいつから必要?
さて、ここで気になるのは、「いつからマタニティインナーを着用すれば良いのか」という点です。
主な切り替え時期はおなかが大きくなり始める妊娠4か月ごろですが、つわりが辛い場合には早めにマタニティインナーに切り替えて、リラックスして過ごしましょう。
おなかが目立つようになる妊娠中期(5~7か月)には、おなかを冷やさないタイプのインナーを使用。この頃にはバストも変わってくるので、ブラの変更も必要です。
8か月以降は、お産に向けて産褥ショーツやニッパー、骨盤ベルトといったマタニティインナーを用意します。
マタニティインナーの種類と役割
マタニティブラジャー
母乳を作る準備を始めるため、妊娠中のバストは妊娠前の1~2カップほど大きくなります。
また、妊娠中は胸が張ったり乳頭が痛くなったりといった、マイナートラブルもつきもの。マタニティブラジャーはこういったマイナートラブルも考え、伸縮性があり乳腺を圧迫しないようなデザインになっています。
つわりで気分がすぐれない場合、ブラの圧迫も原因として考えられるので、早めに交換するのがおすすめです。産後も利用できるよう、授乳時に使える形を選んでおくと、買い替えしなくてよくなります。
マタニティショーツ
マタニティショーツは、大きくなったおなかを優しく包み、冷やさないという役割があります。
妊娠初期では大きいため、おなかやお尻の部分が余ってしまうかもしれませんが、おなかが大きくなり出したらマタニティショーツに変えましょう。
浅いショーツだとゴムの部分でおなかが圧迫されたり、おなかが冷えてしまう可能性もあります。ママの腰をサポートする役割もあるので、腰痛でお悩みの方は素材にも目を向けてみてくださいね。
妊婦帯
妊娠帯は、戌の日の安産祈願でよく知られるアイテムですが、大きくなったおなかをサポートして、快適に過ごせるというメリットがあります。
また、腰痛や冷えを軽減してくれるといった役割も果たしています。昔ながらのサラシや、腹巻、パンツと一体になったものなど、さまざまなバリエーションがあるので、使い勝手が良いものを選びましょう。
ただし、切迫早産などの理由で医師から使用しないよう指示されたときには、医師の判断に従ってください。
キャミソール
妊娠中のママは体温が上がるため、体温調節ができるマタニティ用のキャミソールがあると便利です。授乳できるよう工夫されているものも多く、産後も使えてとても便利。
おなかが大きくなることを考慮して、前が長めに作られているのが特徴です。夏場は不要と思われがちですが、汗を吸収・蒸発させてくれるので、暑い時期も活躍します。
シャツとボトムスの間からうっかりおなかが見えてしまう!なんてことも防止してくれるので、冷房による冷え対策としてもおすすめです。
おすすめのマタニティインナーブランド
最後におすすめのマタニティインナーブランドと人気商品の紹介をしたいと思います。ぜひ、参考にしてみてください!
ワコール
言わずと知れた、老舗下着ブランドのワコール。40年以上女性下着の研究開発を続けているブランドで、機能面が充実したアイテムが多いことが特徴です。
ファーストマミングブラ

ファーストマミングブラは産前から産後まで使用できるインナーで、手のひらで包み込むような構造。バストの脇流れを防止してくれるのにノンワイヤーで快適に過ごせます。
授乳や着脱がしやすいよう前開きの行動で、敏感肌でも過ごしやすい綿混合素材です。
犬印本舗
昭和41年からマタニティ用品のメーカーとして設立された株式会社犬印本舗。
“安産祈願”が由来の会社で、初めての妊娠でも安心して過ごせるよう、妊娠帯をはじめ総合的なアイテムが揃っています。
犬印妊婦帯いわた

犬印妊婦帯いわたは、お肌に優しい綿100%の素材でできたサラシです。吸水性に優れているため、デリケートな妊娠中でも安心。
安産を祈願して犬や鶴亀など、縁起の良いデザインが起用されているため、贈り物としても重宝されています。
巻き方を覚えるのはちょっと大変ですが、サラシのメリットは妊娠初期・中期・後期など状態に合わせて締め付け具合を調整できること。
「今日は吐き気があるな」というときには少し緩める、腰痛防止にしっかり締める…など、調整しながら着用できます。
ピジョン
ピジョンといえば、哺乳瓶や離乳食のイメージを持つ人も多いのでは?実は、マタニティインナーも豊富にそろっており、妊娠中から活用できるアイテムがたくさんあるんです。
らくらく授乳ブラトップ

ピジョンでおすすめなのが、産後も使えるらくらく授乳ブラトップ。
星柄の可愛い見た目もうれしいポイントですが、95%綿素材の肌触りのよさも魅力的です。ブラをつけずに使用できるため、下着の締め付け感が苦手な方におすすめ。
クロスオープンタイプで、授乳のしやすさからも人気です。
西松屋
マタニティから子供服まで、プチプラで手に入れられる西松屋は、ママの強い味方!
キャリーやベビーベッドなども安く手に入るので、妊娠中からずっとお世話になっているという人も多いのではないでしょうか?
オーガニックコットン 2枚組ショーツ

そんな西松屋の人気商品は、オーガニックコットンの2枚組ショーツ。2枚でたった999円という価格帯が、何より魅力的ですよね。体温の高い妊婦さんにとっては、洗い替えで多めに用意しておきたいところ。夏場の冷房による冷え対策にもおすすめです。
ベルメゾン
ベルメゾンというと、キッチンの便利グッズや家具、ラグなど、幅広い商品を取り扱っているサイトです。マタニティ向けには、初めての妊娠で何を購入すればよいのかわからないという人のために、セット販売も行っています。
授乳対応L字型ワイヤークロスオープンブラジャー

授乳対応L字型ワイヤークロスオープンブラジャーは、ワイヤー入りのマタニティブラで、妊娠中もしっかりとホールドして、見た目も美しくキープしたいというわがままな願いをかなえてくれます。
もちろん、授乳にも対応しているので産後もOK。授乳で重くなったバストが垂れるのを防いでくれるので、産後の体型トラブルも緩和してくれるでしょう。色・柄豊富で、気に入ったアイテムが手に入るのもうれしいポイントですね。
まとめ
妊婦さんの体を優しくサポートしてくれるマタニティインナーは、妊娠中に欠かせない存在です。
妊娠前は、「こんなの履くの?」とちょっと勇気が必要ですが、いざ使ってみると、あまりの心地よさに「産後もずっと愛用している!」なんて人もいるくらいなんですよ。
ブランドによって機能性や価格が大きく異なりますので、いろいろなサイトを見比べて、納得できる商品を見つけてくださいね。
