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北海道・鳥取・福井・城崎等の人気産地別のカニ通販おすすめ情報

 

カニを選ぶ時ですが、北海道や福井、さらに鳥取や城崎などの人気の産地から判断する、ということもおすすめです。実は産地によってカニの状態も大きく異なっているのです。
こちらでは国産産地別のおすすめの美味しいカニをお教えします。さらに外国産地別の美味しいカニについてもお話します。少しでも美味しいカニと出会いたい、という方は必見です。

目次

蟹の水揚げ量ランキング

都道府県別カニの水揚げ量ランキング

  • 第1位:北海道・・・6,019トン
  • 第2位:鳥取県・・・4,752トン
  • 第3位:兵庫県・・・3,670トン
  • 第4位:島根県・・・3,632トン
  • 第5位:新潟県・・・2,910トン
  • 第6位:石川県・・・1,814トン
  • 第7位:東京都・・・1,017トン
  • 第8位:福井県・・・605トン
  • 第9位:福井県・・・605トン
  • 第10位:秋田県・・・540トン

※2013年の情報より

当然の結果と言っても良いかもしれませんが、北海道が堂々のトップとなっています。北海道の周辺にはたくさんのカニの漁場があるわけです。ですから、多くのカニがとれるのです。

一方で意外にも思うかもしれませんが東北でもない鳥取が第2位に食い込んできています。しかも5,000トンに迫ろうかというかなりの漁獲量です。

鳥取については実は有名なカニのブランドがあります。鳥取で水揚げされたズワイガニは「松葉がに」と呼ばれるわけです。松葉ガニはカニの中でも最も高級なブランドと言われています。そんなカニが採れる地域だからこそ、活発な漁が実施されているのです。

漁業就業人口1人あたりのカニの漁獲量

  • 第1位:鳥取県・・・3.17トン
  • 第2位:島根県・・・0.98トン
  • 第3位:東京県・・・0.96トン
  • 第4位:新潟県・・・0.81トン
  • 第5位:兵庫県・・・0.68トン
  • 第6位:山形県・・・0.57トン
  • 第7位:石川県・・・0.54トン
  • 第8位:秋田県・・・0.41トン
  • 第9位:富山県・・・0.4トン
  • 第10位:福井県・・・0.33トン

※2013年の情報より

鳥取が圧倒的となっています。鳥取県では一人あたり3トン以上のカニをとっている、といった状態になっているわけです。

一方でもっとカニをとっている北海道に関してはベスト10に入ってきません。漁獲人口が極めて多いからです。ちなみに北海道は一人あたり0.2トンであり、第11位になっています。

国産産地別でおすすめの美味しい蟹を紹介

北海道

北海道のタラバガニ

カニの産地として有名な北海道ですが、蟹の王様と呼ばれているタラバガニについてもたくさん水揚げされています。

北海道のタラバガニの最も美味しい時期である旬は2回あります。

【北海道産タラバガニの旬の時期】

・秋

・春

北海道産のタラバガニを狙うのであれば、秋や春にすべきです。

特に注目は、4月から5月にかけてと、11月から2月に掛けてです。

4月から5月に関しては身の甘みが強く出やすい時期なのです。11月から2月については、脱皮をして成長するので身の入りが良くなり、食べごたえが良い状態となっています。

北海道のズワイガニ

北海道産のズワイガニは基本的にオホーツク海で実施されます。オホーツク海については流氷に冬の時期は閉ざされてしまうので、時期的に漁ができないことがあるのです。

流氷明けである4月から5月が漁の開始時期となります。

【北海道産ズワイガニの旬の時期】

・春

流氷明けの漁の開始時期が狙い目です。4月から5月のズワイガニは身の甘さが最も高まるのです。美味しいズワイガニが、更に美味しく感じられるはずです。

流氷によって栄養が運ばれてくるので、その栄養が巡り巡ってカニの栄養素となって身も逞しくなります。

※ロシアでもオホーツク海で漁を行っており、やはり流氷明けの発のロシア産のズワイガニは絶品とされています。

北海道の毛蟹

北海道で取れるカニとして話題なのが毛蟹です。カニ通販ショップで毛蟹の産地を調べると、「北海道」と記載されていることが多いと思います。

実は毛ガニは北海道沿岸で1年間を通してとることが出来るカニなのです。ただし、漁協によって数ヶ月単位の漁となっています。カニの資源保護のために漁獲制限を実施しているのです。

【北海道産毛蟹の旬の時期】

・春

ズワイガニと同じく、4月から5月にかけての春の時期の毛ガニは美味しいです。流氷明けのオホーツク海で取れる毛ガニは特に味噌が濃厚な味わいをしています。クリーミーな味わいとなっており、蟹味噌好きの間でも旬の毛ガニは「絶品」と言われているのです。

北海道の花咲ガニ

花咲ガニはタラバガニと同じくヤドカリの中間となっています。味わいは濃厚とされており、タラバガニ・ズワイガニ・毛ガニに続いて人気のあるカニとしても話題になっています。

【北海道産花咲ガニの旬の時期】

・夏

北海道産花咲ガニの旬の時期は少し長くすると4月から9月にかけて、となります。もう少し絞ると6月から7月が特におすすめです。

6月から7月にかけて、メスは産卵する時期に入るのです。子を持った花咲ガニが美味しいということで、実際に愛好家の方もいます。

花咲ガニは味が濃厚なことで知られていますが、夏場はその濃厚な味わいがさらに増すのです。

北陸地方

福井県のズワイカニ

福井県で水揚げされる雄のズワイガニは有名ブランドガニである「越前ガニ」です。高額で取引されることもあり、味も濃くて非常に美味しいことで知られています。

越前ガニの中でも特に美味しいものは、裏返すとわかります。ずっしりとした重荷があり、カニの裏側が白くて肉厚な越前ガニは美味しいのです。

【福井県産のズワイガニ(越前ガニ)の旬】

・1月から2月にかけて

越前ガニは1年中とれるものではありません。毎年11月6日に解禁されます。メスに関しては12月末までの量となっており、オスはよく3月20日まで漁が可能となっているわけです。

ちなみに越前ガニは、1杯あたり数千円から20,000円程度にもなります。そもそも1杯あたり1.5キロ前後のものもあり、やはり大きなものが高額になる傾向があります。

高級なカニなので贈答品にも適しているのです。

山陰地方

兵庫県のズワイガニ

兵庫県の名産のカニはズワイガニと紅ズワイガニです。しかもズワイガニの漁獲量は日本一となっています。

兵庫県で水揚げされるズワイガニは「松葉ガニ」とも呼ばれています(山陰や日本海側で水揚げされたかにも「松葉ガニ」と呼んでいます)。オスだけが松葉ガニと呼ばれており、メスはオスに比べるとこぶりなのでセコガニと呼ばれています。

※兵庫県の豊岡市の津居山漁港で水揚げされたズワイガニに関しては「津居山ガニ」と呼ばれています。日本随一の品質を誇っているカニであり、毎年の初競りでは1杯あたり50,000円から60,000円程度で取引されます。津居山漁港は漁場から約50キロと近距離である点もカニの鮮度を保つのに大きなメリットとされ注目されているのです。

紅ズワイガニにもブランドがあります。香住漁港で水揚げされた紅ズワイガニに関しては、「香住ガニ」と呼ばれているのです。

【兵庫県産松葉ガニの旬の時期】

・4月から5月

・11月

【兵庫県産津居山ガニの旬の時期】

・11月中旬かが1月初旬まで・・・メス

・11月中旬から3月上旬まで・・・オス

【兵庫県産香住ガニの旬の時期】

・10月から5月

鳥取県のズワイガニ

鳥取県でよく水揚げされているカニは、ズワイガニと紅ズワイガニです。ズワイガニのオスは松葉ガニとしてブランド化されています。

【鳥取県産松葉ガニの旬の時期】

・4月から5月

・11月

島根県のズワイガニ

島根県でもズワイガニと紅ズワイガニがよく水揚げされています。特に紅ズワイガニは全国屈指の漁獲量を誇っています。

ズワイガニも水揚げされており、ブランドガニの「松葉ガニ」として取り扱われているのです。

島根県のカニは特に漁場が近いので生きたまま水揚げされ活きガニとして堪能できる、といったメリットがあります。新鮮で濃厚な味わいが楽しめると評判になっています。

【島根県産紅ズワイガニの旬の時期】

・11月から1月にかけて

【島根県産松葉ガニの旬の時期】

・11月から1月にかけて

外国産産地別でおすすめの美味しい蟹を紹介

オホーツク海のズワイガニ

ズワイガニは水温が0度から3度程度の冷たい水域を好むカニです。ですから日本近海だけではなく、少し離れたオホーツク海などにも多くいるのです。

特にオホーツク海とれたロシア産のズワイガニは身もしまっており美味しいと評判になっています。国産のズワイガニよりも高額で取引されているようなことも珍しくありません。

※ズワイガニはオホーツク海だけではなくベーリング海などにも多く生息しています。海外のズワイガニも品質は全く問題ありません。

ベーリング海のタラバガニ

寒い海域であるベーリング海に関しても、カニが生息しています。特にアメリカのアラスカ州であるノートン・サウンドという入江では多くのタラバガニがとれることで知られています。

日本よりも寒い海域なので大きくて質の良いタラバガニが多くとれるのです。

ノルウェーのタラバガニ

ノルウェーの海域には以前はタラバガニがいなかったのですが、1960年代にロシア(旧ソ連)がタラバガニを放流したことから繁殖するようになりました。その後ノルウェーの海域に入り込み、爆発的に増殖したのです。(ノルウェーではタラ漁が大打撃を受け、タラバガニの商業捕獲を2000年より開始)

日本にもわずかながらではありますが、ノルウェー産のタラバガニが輸入されています。

今後はさらにその輸入量が増えるかもしれません。

ただし運送コストがかかるので、コスト的にはまだ問題があります。

まとめ

カニというと北海道を真っ先に思う浮かべるのではありませんか。確かに漁獲量はナンバーワンです。しかし鳥取や兵庫、そして島根や福井でも多くのカニがとれているのです。

島根や兵庫のようにブランドガニもあります。北海道だけが良いカニをとっているわけではありません。

海外産のカニにも目を向けるべきです。カニは寒いところを好んでおり、しかも身がぎっしりと詰まっているものが多いのです。国産だけではなく外国産のカニも見逃してはなりません。