費用を安く留学できる「ワーキングホリデー」とは?国によって滞在できる期間や年齢制限が違う?

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「留学など、海外の長期滞在は憧れるけれど、予算があまりない!」という人も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめなのがワーキングホリデーです。ワーキングホリデーは、働きながら海外に滞在できるため、お小遣いなど費用を補いなうことができるので低予算で海外に住むことができます。

 

ここでは、ワーキングホリデーの制度と、この制度を取り入れている英語圏について詳しくご紹介します。国ごとに滞在できる期間や、ビザの取りやすさも違うので、目的にあった国を選びましょう。

ワーキングホリデーとは

ワーキングホリデー(ワーホリ)は、若者が海外で長期休暇を過ごすためのビザ制度です。長期滞在と、その滞在費を補うための就労が認められています。若者が長期滞在することで、お互いの国の異文化理解を深める目的でつくられた制度です。

 

通常の観光ビザは90日以下の滞在しか認められず、長期で滞在するためには語学学校にフルタイムで通う等制限があります。また、自国の労働者を守るため、就労ビザには厳しい審査があり外国人が海外で就労するのは難しくなっています。留学は学費を支払う上にバイトができないので、留学はお金に余裕がある限られた人しか難しくなっています。

 

しかし、このワーホリの制度を活用すれば、学校に通う必要がなく、アルバイトをしながらその国に滞在するため準備する費用が少なくてすみます。

年齢制限

ワーホリは留学や海外の長期滞在を望んでいる人には、とてもありがたい制度です。しかし若者向けの制度なので、年齢制限があります。一般的には18~30歳です。オーストラリアのみ、35歳までに年齢制限が引き上げられる予定です。

ワーホリ協定国{英語圏}

ワーホリは日本と海外の国の2国間の協定で、その協定を結んでいる国であればワーホリ制度を利用することができます。日本と協定を結んでいる国は16カ国です。そのうち、英語圏は、オーストラリアやイギリス、カナダなど5カ国です。

 

それぞれの国の、特徴を詳しく見てみましょう。

オーストラリア

オーストラリアは治安が良く、住みやすい上、時給も高くとても条件がよいため、一番人気です。年間2万人程度いるといわれるワーホリ利用者の約半数がオーストラリアへ行くといわれています。

 

特にオーストラリアの時給の高さは魅力的です。日本円で最低時給が1500円程度。2017年から税金が所得の19%かかることになりましたが、それでも1200円以上で日本より高めです。

 

オーストラリアは他の国に比べ積極的にワーホリの若者を受け入れています。そのため、ビザが取りやすいのが特徴です。国によっては、ワーホリビザの発行数がかなり限られているところもあります。しかし、オーストラリアでは、定員はありますが枠が広く、早めに申し込めば問題なく取得できます。

 

さらに、一定条件を満たせば最大1年期間を延長することができます。計2年間滞在できるのもオーストラリアのワーホリの魅力です。これまで、同じ雇用主のもとでの労働は6ヶ月以内というルールがありましたが、条件を満たせば1年間まで可能になりました。

 

また、オーストラリアのワーホリでは語学学校に最長4カ月まで通うことができます。語学学校で英語を学んで自信をつけてから、働くということも可能です。

 

ビザの申請時期は7月~翌年6月までですが、定員がいっぱいになるとその年の募集は終了します。ビザの申請費用は2017年から安くなり390豪ドルです。

ニュージーランド

オーストラリアから近いニュージーランドも人気のワーホリ先です。日本の面積の約4分の3の広さに、人口がたったの420万人で、人口より羊のほうが多いといわれています。そんな、ニュージーランドは自然豊かで、のんびりと過ごしたい人におすすめです。移民が多く、先住民族のマオリ文化もあることから、多様な文化を受け入れる風土があります。

 

ニュージーランドもワーホリ期間は最長1年ですが、最大3ヶ月延長が可能です。申請は通年可能で、ワーホリビザの制限数もないため、好きな時に申請ができます。

 

また、申請料が無料なので、費用も安くすみます。ただし、入国時に4,200NZドル(約32万円)以上の資金を持っている必要があります。ニュージーランド国内で申請する場合は、15,000円程度必要です。

 

オーストラリア同様、語学学校に通うことができます。就学できる期間は最大6ヶ月です。

カナダ

カナダはオーストラリアに次いで人気のワーホリ先です。アメリカに近いことや、英語がとてもきれいといわれていることなどが人気の理由です。年間のワーホリビザの枠が6,500人と決まっていて、毎年それ以上の希望者が応募している状況です。

 

滞在可能な期間は最長1年で、延長はできません。語学学校への就学は最大6ヶ月まで認められています。

 

カナダでは観光ビザでの滞在が6ヶ月可能なので、それとあわせれば1年6ヶ月の滞在が可能です。ただし、入国時にワーホリビザを持っているのに、観光ビザで入国しようとすると入国審査時に怪しまれてしまいます。

 

そのため、1年半滞在したい場合は、カナダ滞在中にワーホリビザの申請をしましょう。手続きは、国境沿いの移民局でしかできないことと、一度国外に出る必要があります。その手間も考えた上で、どのビザで入国するか決めましょう。

 

申し込みの時期は毎年違い、毎年10~12月頃によく都市の募集要項が発表されます。申し込みはオンラインで申し込みます。申請順に審査されるので、できるだけ早く申請しましょう。申請料は250カナダ$(約21,000円)です。最低、2,500カナダドル(約21万円)以上の滞在資金を持っている必要があります。

イギリス

カナダと同じくらい人気があるワーホリ先がイギリスです。歴史が古く、文化が魅力的で毎年多くの人がワーホリを希望します。英語発祥の地で、伝統的できれいな英語が身に付きます。物価が高いため、留学するとなると費用が高くなるためイギリスに行きたい人にとってワーホリ制度は魅力的です。

 

しかし、イギリスはワーホリビザの発給枠が1000人(1年)と限られていて、希望してもビザ取得できない人が多くいます。1~2万人の応募があるともいわれ、申し込み日にはサーバーがダウンしてしまうほどです。ワーホリビザが獲得できなくても、多くの人が他のビザでイギリスへ行くほど人気です。

 

一部、代行を頼むとビザが取れやすくなると宣伝している業者がありますが、業者に手数料をはらって依頼しても審査は甘くなりませんので騙されないように注意してください。

 

イギリスのワーホリビザの申請は1月中の2日間にメールで行います。申請費用は208ポンド(35,000円程度)です。

 

イギリスのワーホリは2年間の滞在が可能です。ただし、イギリスの場合、ワーホリビザではなくYMSという就労目的のビザなので、その点は注意が必要です。

アイルランド

ワーホリの穴場がイギリスの隣にあるアイルランドです。ヨーロッパの英語圏でワーホリができるのはイギリスとアイルランドだけ!イギリスは倍率が高く、なかなかビザが取れないので、ヨーロッパでワーホリをしたい人はアイルランドがおすすめです。

 

アイルランドも実は、年間400人までと枠は少ないのですが、申し込み者がそれ以下のことが多いのでワーホリビザがとても取れやすいです。申し込みの時期は1月と6月の年2回です。滞在可能期間は1年までです。

 

アイルランドといえば、ギネスビールやアイリッシュパブが有名です。また、自然が美しく過ごしやすい場所です。古い建物や、文化も残っていて、ヨーロッパの雰囲気を感じられる場所です。

 

アイルランドは、イギリスほどではありませんが物価が高いので資金を多めに用意しましょう。

まとめ

ワーキングホリデーは、海外で過ごしたいと思っている若者にとって、とても魅力的な制度です。留学以外で外国人がビザを取得するのはハードルが高いですし、ましてや就労の許可を取るのは本当に難しいです。ワーホリは好きなことをして滞在しながら、働くこともできるので、海外に住んでみたい人にとってはとてもありがたい制度です。

 

年齢制限があるので、考えている人は早めに準備することをおすすめします。1カ国ごとに基本1回(オーストラリアなどの延長を除く)ですが、複数の国に行くことは可能なので数年間海外で過ごすことも可能です。

 

ただし、海外で仕事を探すため、すぐに仕事が見つからなかったりすることもあります。そのことを考えて、事前にある程度の費用は準備して行きましょう。

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