ずっと健康でいてほしい!猫に必要な栄養成分とキャットフードの選び方とは?

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猫と一緒に暮らし始めるとまず気になるのが彼らの食生活だと思います。

少し前まで日本では、余ったご飯にお味噌汁をかけた“ねこまんま”を猫に与えていたようですが、それだけでは猫は栄養不足になってしまうと言われています。

では、本当に猫に必要な栄養素とはどんなものなのでしょうか?詳しくみていきましょう。

そもそも猫は肉食動物!

今現在ペットとして人間と一緒に暮らしている動物たちの中でも、犬と猫は私たちにとって特に身近な存在と言えるでしょう。しかし犬と猫は、根本的に大きく異なる動物であることはご存知でしょうか。

基本的には人間や犬は雑食系の動物だと考えられています。犬はもともとオオカミに起因する動物であるので、肉食動物と考えられがちのようですが、人間と一緒に暮らしていくうちに肉食寄りの雑食となっていったと言われています。

一方で、猫は今でも完全な肉食動物となります。もともと猫は野生の場合、ネズミや小鳥などを捕まえてエネルギー源としており、お肉だけでなく内臓や軟骨、皮膚、骨に至るまで、余すところなく摂取すると言われています。

また、たとえばライオンは捕食する際に、獲物を捕獲したらすぐに内臓を食べ始めるようですが、これはお肉だけでなく内臓や軟骨にも自分に必要な栄養素があると本能的に察知し、摂取しようとしているからだそうです。

同じネコ科である猫も同様で、獲物を丸々摂取することで生きていくうえで必要な栄養素を摂取できるようになると考えられています。

猫に必要な栄養素とは?

では、実際に猫に必要な栄養素について見ていきましょう。猫が健康を維持するためにも必要な栄養素は、主に「タンパク質」「脂肪」「ミネラル」「ビタミン」「炭水化物」「水」と考えられています。それぞれの働きをみていきましょう。

たんぱく質

肉食動物でもある猫は、特にたんぱく質が多い食事を必要とするようです。

実際に、たんぱく質は猫の体内において筋肉や細胞、血管、血液、皮膚、被毛、酵素、ホルモンといった、生きていくうえで必要なあらゆる組織を形成する働きを持っています。

そのため、猫にとってはたんぱく質が最も大切な栄養素であると考えられています。

身体の成長や健康維持の面でも、たんぱく質は欠かせない栄養素と言えます。

特に猫は犬と比べてたんぱく質が分解されやすい構造となっているので、犬よりもタンパク質を多く摂取する必要があるそうです。

ちなみに人間と比べると、猫はおよそ5~6倍ものたんぱく質を摂取する必要があると言われています。

 

また、猫がたんぱく質を多く必要とする理由の一つに、必須アミノ酸の存在があります。そもそもたんぱく質はいくつかのアミノ酸が合わさって形成されているのですが、さらにアミノ酸には「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」というものが存在します。

この中でも必須アミノ酸は体内で生成できないにもかかわらず、生きていくうえで必要となる類のものであり、動物それぞれで種類が異なるようです。たとえば人間、犬、猫を見ても、それぞれで必須アミノ酸の数も種類も違いがあります。

猫にとっての必須アミノ酸は11種類、この中でもアルギニンとタウリンは特に重要な成分であると言われています。といいますのも、アルギニンは不足することで尿素のサイクルに不具合を生じさせ、結果的にアンモニア中毒を引き起こすと考えられています。

また、タウリンは不足するとタウリン欠乏症となり、最悪失明を招くようです。こういった必須アミノ酸は食事から摂取する必要があるため、猫の場合は特に必須アミノ酸をバランスよく多く含んだ動物性のタンパク質を食事とすることが求められています。

脂肪

脂肪は大切なエネルギー源となるほか、皮膚や毛、腎機能や生殖器官などの健康に役立つ成分であると言われています。その他、脂溶性ビタミンの吸収をサポートしたり、食べ物にコクを与えたりといった作用もあるようです。

猫は人間よりも多くの脂肪を必要とすると考えられています。といいますのも、猫は必須脂肪酸と呼ばれる「リノール酸」「αリノレン酸」「アラキドンを体内では生成きないので、食事として脂肪を摂ることで摂取する必要があるそうです。

これらが欠乏すると、健康的な成長を阻害する恐れがあるほか、皮膚トラブルを招く危険性があると言われています。

ミネラル

カルシウムやリン、カリウム、マグネシウム、亜鉛などといったミネラルは、猫をはじめとして動物が体内で生成できない成分であるため、食事から摂取する必要があります。

猫の場合はミネラルをそれほど多く必要とするわけではありませんが、骨や歯、筋肉などの形成のためにもバランスよくミネラルを摂取する必要があるそうです。

一方で、ミネラルは不足しても過剰に摂取しても体に負担がかかる栄養素でもあると言われています。特に猫の場合はミネラルを過剰に摂取してしまうと結石ができやすくなり、病気を引き起こす危険性もあるので摂取量には注意が必要です。

ビタミン

健康な猫であれば体内でビタミンC、ビタミンKを生成することができると言われていますが、それ以外の多くのビタミン類は食事から摂取する必要があるようです。

猫の場合、ミネラルと同じくそれほど多量のビタミンを必要とするわけではありませんが、ビタミンは猫にとっても身体の代謝機能に働きかける大切な栄養素ではあります。

炭水化物

炭水化物は人間にとっては貴重なエネルギー源となる大切な栄養素ではありますが、猫にとってはそうでもないようです。

というのも、猫はたんぱく質や脂肪から主にエネルギーを蓄えているため、炭水化物を主要なエネルギー源とはしていないと言われています。

しかしたんぱく質や脂肪だけでは栄養に偏りが出てしまうほか、炭水化物が腸の健康に作用することから、炭水化物においては適量の摂取が推奨されています。

もともと猫は身体の構造上、水分を多く摂取する傾向にはないようです。

しかし水分は猫の身体の半分以上を占めている大切な要素でもありますし、体内の水運量が減ってしまうと結石をできやすくする恐れもあります。そのため猫には十分な水分が必要と考えられているのです。

栄養バランスのとれた総合栄養食を選ぼう!

現代において、猫のごはんの代表格ともいえる「キャットフード」。ホームセンターやインターネットショップを見てもいろいろな種類のキャットフードが販売されていますが、これらは大きく分けて「総合栄養食」「一般食」の2種類に分類することができます。

たとえば総合栄養食のキャットフードは、主にドライフードに多いようが、逆に一般食はウェットフードに多い傾向にあります。

そもそも総合栄養食とは、猫が生きていくうえで必要となる栄養素をバランスよく過不足なく配合しているごはんのことなので、主食として提供できます。そのため、基本的には総合栄養食ならばその他に水を与えておくだけで猫の健康は維持できると考えられているのです。

一方で、一般食は主におやつやおかずなどの意味合いでつくられたキャットフードなので、主食としては成り立ちません。仮に主食として単品で与え続けていると、猫が栄養不足に陥る危険性もあるようです。

そのため、いつものキャットフードを食べなくなったり、食が細くなったりしたときの補助食としても意味合いが強いごはんといえます。

結論として、猫の健康を第一に考えるのであれば総合栄養食を選ぶことをおすすめします。

普段は総合栄養食のごはんを与えながら、時々おやつとして、体調が悪いときに補助食として一般食を与えるようにするなど、使い分けることができればベストかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?家族の一員でもある猫にいつまでも健康でいてもらうためには、ぜひともキャットフードにも気を配りたいところですよね。しっかりと知識を得たうえで、ぜひ猫にとって最適なキャットフードを選んであげてください。

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