転職の前に仕事での「やりがい」と「年収」のバランスをイメージする

目次 ※クリックで開閉します

仕事において「やりがい」と「年収」はどちらも非常に重要な項目です。

どちらも満たせている仕事が最高ですが、そういった仕事を見つけるのは簡単ではありませんし、転職を考えている方は、どちらも満足できていないことが多いのではないでしょうか。

また、転職するのであれば、どちらを重要視するべきなのでしょうか。「やりがいがあるが年収が低い仕事」、「やりがいは小さいが年収が高い仕事」、どちらが適しているかは人それぞれです。ポイントはそのバランスです。

この記事では、やりがいと年収のバランスの考え方について解説していきます。

あなたにとってのベストのバランスを分析していきましょう。

今の仕事に「やりがい」を感じられない主な理由

仕事が激務過ぎて、プライベートが失われている

人生は仕事だけではありません。趣味の時間やリフレッシュの時間、恋人や家族との時間などとの適度なバランスが重要です。

いかにやりがいがある仕事だとしても、プライベートの時間が全くとれないと、日々の生活に疲労を感じ、体を壊してしまいます。

結果的に仕事に精を出すことが難しくなり、仕事にたいして不満を感じてしまうのです。「好きな仕事のはずなのに」、「やりがいのある仕事だったのに」と感じている方は、もしかすると年齢を重ねたことによって疲労が溜まりやすくなっただけかもしれません。

休日出勤や残業時間や出張などの疲労の原因を、どうすれば減らせるのかを真剣に考えるべきでしょう。

人間関係で職場そのものが好きになれない

退職理由のナンバーワンが「人間関係の悪化」です。それだけ、人付き合いは仕事をする上で重要な要素とも言えます。年収が高くても、休みが多くても、やりがいのある仕事でさえも、人間関係が悪いと働く意欲が失ってしまうのです。

人間関係以外は概ね満足しており、仕事そのものにもやりがいを感じている場合は、安易に転職を考えるのではなく上司に一度相談すべきかもしれません。上司との人間関係が悪い場合はその上の上司に伝えましょう。

「○○さんとの関係性があまりよくありません。退職を考えましたが、仕事自体はとても満足しており、どうしても辞めたくはないです。何か改善策はありませんでしょうか」

こういった、「その人によって退職する可能性」と、「仕事が大好きであるという気持ち」を全面的にアピールすれば、何かが改善されるかもしれません。

自分の希望していた業務と違い、スキルや経験を活かせていない

入社する前に想像していたやりがいのある仕事が全く実現できないことは、転職直後によく起きる例です。

「今まで培ったスキルを活かせる仕事だと思っていたのに、全く活用する機会がない」

こういった事例もしばしばありますよね。このような悩みがある方は、なぜ自分の希望していた業務と違うのかを再度考えてみましょう。一つのケースとしては、やりがいのある仕事をするまでに下積みの期間が必要な社風であり、現在下積み中の場合も考えられます。このケースの場合は、その期間がどれくらいかかるのかを見積もり、それに耐えられるのかどうかを考えなければなりません。

見積もるという表記にしたのは、直接的に聞きにくい内容だからです。その仕事をしている上司がどうような経緯を経て、そこまでに至ったのかを尋ねるのがスマートです。

やりがいのある仕事そのものを違った認識で捉えていた場合もありえます。華のある仕事に見えるが、実は泥臭い骨の折れる仕事である話はよく聞きますよね。この場合は、どれだけそこに勤務し続けてもやりがいのある仕事の実現は難しいので、今の仕事を好きになるか、転職するしかないでしょう。

好きなことを仕事にして、楽しく仕事がしたい

好きなことで仕事ができれば、きっとそれは天職でしょう。ただ、そう簡単に天職は見つかりません。

また、転職直後は「これこそが天職だ」と感じても、時間が経つにつれて、新たな不満が出てくるかもしれませんし、そもそも好きではなくなっている可能性だってあります。そうなった時にまた天職を探す旅に出るのでしょうか。年齢にもよりますが、そう甘くはありません。

楽しく仕事がしたいと考えている人は、実際に楽しそうに仕事をしている友人などと比較して、そういった理想を描く人が多いようです。その一瞬だけであれば、そう見えるかもしれませんが、そのほとんどが苦労や努力を乗り越えた末に楽しさを見つけ出したケースがほとんどです。

好きなことで仕事を始めるよりも、今の仕事を楽しくするほうが何倍も簡単だったりします。社内の上司や同僚の中に、笑顔が絶えない方はいませんでしょうか。その人に直接、楽しく仕事ができる理由やコツを伺ってみましょう。まずは一旦それを実践してみることで、あなたにとっての楽しい仕事のヒントが得られるかもしれません。

やりがいと年収のバランスの考え方

転職を考えた動機を見つめ直し、やりがいを求める気持ちを再確認する

転職を考えるということは、現状に不満があるのだと思います。もしくは、他にもっと良い働き方があると感じているかのどちらかでしょう。では、なぜそう思うのかを再確認してみてください。

「年収が高いから」、「休みが多いから」、「人助けになるから」といったシンプルなものでも構いません。思いつく限り、箇条書きでどんどん文字にしてみてください。

その内容を見つめなおすことで、自分がどのくらいの待遇を求めているのか、どういった働き方(やりがい)を求めているのかが見えてくると思います。このあなたの価値観のバランスをしっかり理解することで企業選びにもより磨きがかかります。やるべきことも具体的になるので、より転職のやる気が湧いてくるのではないでしょうか。

年収が下がってもいい許容範囲を想定する

年収が下がってもいいのでやりたい仕事をしたいと考えている方は、年収の許容範囲を明確にしておきましょう。そのラインが不明瞭だと、企業を探す際や、面接の交渉の時、転職エージェントに企業を紹介してもらう時などに無駄が生じます。

「少しくらい下がってもよい」といった考え方だと、人によってムラが出てしまいます。50万円という金額は年収800万の人にとっての少しかもしれませんが、年収300万の人にとっては大きな差です。こういった価値観の違いが後々、後悔を生む可能性があります。明確な数字で許容範囲を決めなければいけません。

バランスの考え方は人それぞれ。自分の気持ちを大切にしよう

転職をして年収が下がってしまうと、「せっかく給料よかったのにもったいない」「このまま働いていれば将来安泰だったのに」「その歳で転職とか考えられない」などの意見がぶつけられることもあります。家族から言われることが一番多いのではないでしょうか。特にご結婚されている場合は、あなたの給料はパートナーのものでもあるので、年収が下がれば、その相手にとっても年収が下がった気分になるのでしょうか。

しかし、実際に働いているのはあなた自身なので、転職するかどうか、年収を大事にするのか、やりがいを重視するのかなどの判断はあなたが決めることです。周りの価値観に押しつぶされて、やりたくない仕事をし続けるのはナンセンスです。自分の人生は一回きりです。自分の気持ちを最も尊重するべきでしょう。

やりがいを求めて転職をする前に、一度確認をしたいポイント

今の職場で、やりがいが感じられない原因を改善できるかどうか

やりがいを感じられない理由が分かったならば、まずはその問題が解決できるかどうかを考えるべきです。一度転職を決意した方であれば、「改善できなかったら、最悪転職すればいいや」といった気持ちをもって、全力で取り組むことができるはずです。

拘束時間が長すぎると感じているのであれば、「年収が下がっても良いので休みを増やしてほしい」と交渉すれば良いですし、人間関係が原因であれば直接伝えて解決に取り組みましょう。転職を考えるのは、それらが全て失敗したあとでも良いのではないでしょうか。あくまで転職は最終手段でしょう。

好きなことを仕事にするための覚悟があるかどうか

好きなことで仕事をすれば、高いモチベーションでストレスも溜まることなく働き続けることができると考えていませんでしょうか。経験があるならまだしも、実際に働いてみるまでは、やりがいを感じられるかどうか分かりません。

その仕事があまりにも苦痛だった場合、好きなことが嫌いなことに変わってしまうこともありえるのです。「好きなこと」とは、趣味や興味関心のレベルであることがほとんどですが、そのレベルではお金を生み出すことは難しいでしょう。プロになるのはそう甘くはないのです。

詳しくは、『「やりたい仕事」と「向いている仕事」のどちらを転職で選ぶべき?』で解説しておりますので、一通り読み進め、あなたにそれ相応の覚悟があるかどうかを考えてみてください。

やりがいを求めて転職する場合は、30歳までにできると成功の可能性が高い

「やりがいのある仕事へ転職したい」ということは、今の働き方とは違うはずなので、これまでの経験や実績をそのまま活かすのは難しいと思われます。

したがって、転職の種類としてはキャリアアップではなく異業種への挑戦となりますが、実は、30歳を超えると一気に難易度が上がります。

というのも、30歳を超えると、これまでのキャリアを求められるものが多く、別業界はおろか、職種が変わるだけでも相当ハードルが高くなります。したがって、自分のやりたい仕事をしたいと考えているのであれば20代のうちに挑戦するべきでしょう。

もちろん、30歳でも40歳も不可能というわけではありません。私自信30歳で転職に成功しましたので。

あなたのその熱意次第では、何歳でも可能性はあると考えてよいでしょう。

私の転職体験談をご紹介

私は30歳のタイミングで転職しました。

転職前の会社は自分で言うのもなんですが、大手で超安定した会社でした。年収も何不自由なく暮らせるレベルでした。

そのため、身内や友人からも「将来安定して平和な暮らしができるからいいな」などもよく言われたものです。

 

しかし、働くにつれて自分が何のために働いているのか、このまま残りの30年間面白くもなく、モヤモヤしたまま働き続けていいのか、といったことを考えるようになりました。

 

そこで、私は30歳になったタイミングで決断しました。一般的にも転職するなら30歳と言われていたことと、仕事のモヤモヤがピークにきたためです。

 

「やりたくないけど(激務だけど)、年収が高いからやっていける」。そういったモチベーションで働いている方って意外と多いです。実際、私の会社の同期もみんな同じようなことを言っていました。

 

でも、この意識で仕事をずっと続けていくと、自分は本当に腐っていってしまうような気がしました。

今の会社を辞めずに後悔するくらいなら、辞めてチャレンジして後悔したほうがまだマシだと思い、転職に踏み切りました。

ローンや子どものこともあったので、もちろん家族にもきちんと相談しましたが、私が悩み続けてつまらない人生を送るくらいならと最後は背中を押してくれました。本当に感謝です。

 

30代、40代の方は歳を取るにつれて転職難易度は高くなります。特に異業種であればさらにハードルが高くなるでしょう。

家族やローンのこともあるので、慎重に考えないといけませんが、人生後悔しないようにしっかり考えてください。

20代の場合は、まだそこまで年収は高くないと思いますし、異業種への転職も成功確率が高いので積極的にチャレンジしていくべきだと思います。

たとえ、自分の「やりがい」についてよく理解をしていなかったとしても、お金への考え方が未熟だったとしても、転職することで学び、次の転職で成功させれば良いだけです。

また、昨今転職者はどんどん増えてきていますし、副業や転職がこれからどんどん当たり前になってくると思います。

 

最後に私が転職したときに得た経験からアドバイスをさせていただきます。

転職する場合は、転職エージェントを利用することをおすすめします。私自信実際に利用しましたが、転職エージェントは転職のプロが自分に合った求人情報を提供してくれたり、履歴書の書き方、面接の練習など、本当に転職におけるすべてのサポートを行ってくれます。

転職するときは誰しもが不安なはずです。ですが、親身になって自分の転職の相談やアドバイスをくれるキャリアアドバイザーがいてくれたおかげで、私は転職に成功することができました。

転職エージェントは無料で利用できるところがほとんどなので、まずはお試しで求人探しで利用するだけでも価値はあります。

PICKUP CONTENTS

トップへ