転職活動の流れがわからない方へ。一般的な流れを知ってスムーズに進めよう

「明日、会社行きたくないな」

誰だって一度は思ったことのあるこの気持ちが転職の最初のキッカケになることが多いです。ただ、転職はリスクがありますし、時間やエネルギーを要しますので、なかなか転職に踏み切れる人は多くないでしょう。

そもそも、何をしていいのかも分からないし、とにかく転職は怖い。このような認識の人も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、転職を漠然と考えている人向けに、「転職との向き合い方」と「転職活動の流れ」についてご説明いたします。たとえ、今すぐ転職を考えていなくても、転職活動の流れを理解しておくことでいざという時にスピーディな活動が実現できるでしょう。

今の働き方を見直すためにも一度、目を通しておくことをオススメします。

「転職すること」ときちんと向き合おう

実際に転職に踏み込めずに立ち止まっている人は多い

「辞めたいな・・・」と思ってすぐに転職できる人はそう多くはありません。

転職を意識してから転職を決意するまでの期間、転職を決意してから退職の旨を会社に報告するまでの期間、退職が決まってから実際に退職するまでの期間、退職してから就職するまでの期間など、多くの段階を踏まないと転職は実現できないので、長丁場の戦いになります。

決意したはずなのに行動に踏み切れない人、転職活動を始めてみたけど途中で辞めてしまったりと、なかなか実現せずに立ち止まってしまう人は多いです。

転職に動き出せず立ち止まっている人の原因

転職活動に割く時間がない

転職活動には、自己分析、履歴書、職務経歴書などの書類の作成、転職エージェント含めた面接、面談の時間、企業研究などに時間を割く必要があります。

現在の仕事の拘束時間が長い場合は、転職活動する暇がないケースも多いでしょう。定時退社ができなかったり、有給を取りにくい企業だと、平日に行われることが多い面接はなかなか難しいかもしれません。

今の職場の全てが嫌なわけではない

初めての転職の場合、比較対象になる会社が無いため、難しいかもしれませんが、今の職場の良い部分もしっかり考えておきましょう。

人間とは幸せな出来事より、不幸な出来後が記憶に残るのと同じように、良い部分は当たり前と感じ、不満点だけが浮き彫りになりがちです。転職先の企業に入社してから今の企業に良い部分に気が付くことも珍しくありません。

良い部分と悪い部分をしっかり洗い出し、天秤にかけることで客観的に企業の評価をするべきです。

今の職場の人への迷惑を考えてしまう

「迷惑をできるだけかけずに円満退職したい」と考えるのは非常に良いことですし、転職を成功させるためにも必要だと思います。

しかし、その気持ちが強すぎると退職の旨を伝えるのに躊躇したり、転職のスピードがかなり遅くなる傾向があります。全く迷惑を掛けずに退職することは不可能です。ですので、迷惑をある程度かけてしまう前提で、どれだけ迷惑をかけずに済むか考えましょう。

仕事の区切りが良いタイミングで退職する、年度末に退職する、余裕をもって引継ぎを完遂させる、自分しかできない仕事はマニュアルを作ったり、事前に他の人に伝える、などできることは沢山あると思われます。

ただし、これらを全てやらなければいけないというわけではなく、あくまでも自分の転職を第一優先にして考え、できる範囲で行いましょう。自分の人生を一番大事にしてください。

世間の目、家族の目が気になる

退職は負けであり、恥と考える時代もありましたが、現代ではそんなことはありません。終身雇用はもはや形骸化しており、退職することは決して恥ずかしいことではありません。

転職がある程度一般的になってきた現代であれば、同じ会社に居続けることがリスクになることも考えられます。世間の目や家族の目が気になる気持ちもよく分かりますが、できるだけ自分自身の気持ちを第一優先に置いて考えるべきでしょう。

せっかくやった転職活動の失敗が怖い

転職とは一度目の面接で決まることもあれば、何十社面接しても内定を取れない場合もあります。転職活動に要する時間やエネルギーは、その人のレベル、求める会社のレベルによりますし、その上、運を必要とするでしょう。時には「今まで費やした時間が無駄だったな…」と感じることもあるかもしれません。

また、不採用が連続することで自分に自信を無くしてしまうかもしれません。ただし、こういったことを恐れて転職活動をそもそも始めない人も多いかと思いますが、それは非常にもったいない行為です。

例え、すぐに転職が成功しなくても、面接を繰り返し行うことで面接スキルは必ず進歩していきますので、前向きな活動を諦めずに継続していけば、必ず満足のいく転職が実現するでしょう。

そもそもの「転職をしたい」という動機を考える

動機を明確にして、転職先に求めるものをハッキリとさせる

転職の目的は、働く環境や条件、仕事内容を変えることによって、あなたがより幸福になることです。よって、良い企業を選ぶ際は、周りの価値基準を全て無視して、あなたの基準オンリーで考えてください。一般的に良いと言われている企業があなたに合うとは限りませんし、皆が得意ではない仕事があなたに向いているかもしれません。あなたが退職する理由、転職先に求めるものを明確にした上で企業選びをしないと、またさらなる転職の可能性が高くなってしまいます。

詳しくは「自分にあった転職先の企業に出会うためには譲れないポイントを知ろう」をご覧ください。

転職活動を進めるスケジュールを考える

退職前に始めるか、退職後に始めるかを決める

転職活動を始めるタイミングは非常に重要です。あなたの転職活動に費やせる時間の有無や引継ぎの期間、有休消化の期間、ボーナスや決算のタイミングによって大きく左右されます。できるだけ多くのお金を得ながら、円満退職できるベストな時期を計画しましょう。

詳しくは、転職活動は退職前から?退職後?それぞれのメリット・デメリットで説明しています。

転職活動の資金もスケジュールを考える重要な要素!

スケジュールの他にもう一つ大事な要素がお金です。当たり前ですが、退職してしまうと毎月の給料が得られなくなります。

また、転職活動中に貯金額が少なくなると、「早く転職しなければ」といった不安に襲われ、企業選択を妥協してしまい、転職を後悔する恐れもあります。

転職活動中の無収入期間に備えて貯金はどれくらいあれば安心できる?」を参考に、いくらくらい貯金があれば安心して転職活動ができるのかを考えてみましょう。

実際に転職活動をするために何をすればいいのか

ハローワークで失業保険の手続きや求人情報の収集

雇用保険に加入していれば、失業手当や再就職手当などの給付を受けられます。

しかし、退職の形式(自己都合か会社都合か)や被保険者期間によって、給付内容は様々です。また、多くの求人情報を扱っている上に、相談対応もしていますので、転職活動での悩みや課題解決の場として非常に有効です。

資格取得の斡旋や、履歴書の書き方など、フォロー内容は幅広くやっており、「転職でハローワークをフル活用するためには手続きの流れを知ろう」を参考に、まずは一度ハローワークに足を運んでみましょう。

転職エージェントに登録し、アドバイスをもらいながら求人情報を探す

転職をサポートしてくれる組織はハローワークだけではありません。求職者を企業に紹介し、入社とともに紹介手数料を得るビジネスモデルで成り立っている組織を主に転職エージェントと呼びます。

ハローワークよりも企業紹介が積極的であり、あなたの知らない優良企業が見つかる可能性も高いです。求職者は無料で利用できるので、活用しない手は無いでしょう。

まずは、「転職先の企業の探し方!転職エージェントを使うメリット・デメリット」を参考にどのように転職エージェントを活用するか考えてみましょう。

転職セミナーで企業と会い、求人票より深い情報を得る

求人票や、web上の情報だけでは「良い会社が分からない」、「とにかく一度会ってみないと分からない」という方は、転職セミナーに行ってみると良いでしょう。あなたの行きたい企業に必ず会えるとは限りませんが、一度に多くの企業のリアルな情報を入手することができます。

特に業種が限定されているセミナーの場合、非常に高い時間帯効果を得られるでしょう。

興味がある方は「転職先の企業の探し方!転職セミナーを使うメリット・デメリット」を参考にしてください。

企業へ応募し、書類審査や面接を受ける

書類審査に通るよう、履歴書を書き進める

企業に応募する際には履歴書や職務経歴書が必要なことが多いです。

職歴、自己PR、志望動機、資格などと書く項目自体は聞いたことのある内容ばかりですが、暗黙のルールがあったり、テクニックが必要な部分があったりと、しっかり勉強しておきたい分野です。

書類選考が通らなければ、そもそも面接までも進むことができませんので、「転職先に自分をPRする効果的な履歴書ために抑えておきたいポイント」を参考にしながら書類を作成してください。

面接できちんと自分をPRする

面接とは、求職者と募集企業同士が自己紹介をして相互理解を深め合うものですが、それと同時に自分を売り込む営業活動の場とも言えます。面接の合格率があがる魅力的な自己PRを習得するためには、ポイントをしっかり押さえなければいけません。

転職の面接での自己紹介は、自分の業務経歴のPR場面だと心得よ!」にて、自己PRの抑えるべきポイント、自己PRの目的、役割、心構え、練習方法などを解説していますので、面接に苦手意識がある方や、今すぐ面接の予定がある方はぜひ参考にしてください。

まとめ

この記事では転職の一連の流れを段階ごとに説明いたしましたが、どう感じられましたでしょうか。「大変そうだな」「楽そうだな」「退職を伝えるの嫌だな」「貯金全然ないからまだ転職は無理だな」、など様々な思いがあると思います。それもそのはず。

「働く」という時間は人生の大部分を占めており、その働き方や待遇によって人生は大きく変わります。

今、現在の働き方に不満がある方はどちらかの選択をしなければいけません。

  1. 不満点を明確にして、今の会社の中でその不満を解消するように努力する
  2. 不満が起きないような会社に転職する

このどちらか一つを選択しなければ、その不満を半永久的に続き一生あなたを苦しめるストレスになるでしょう。

どちらにせよ、自分の人生を変えるための第一歩は踏み出さなければいけないのです。

転職活動は長期戦になりがちなのでモチベーションを維持するのが大変ですが、段階ごとに分けて一つずつ丁寧にこなしていけば、着実と転職成功へ近づいていくでしょう。

また、自己分析や自分の企業を分析すること自体は、たとえ結果的に転職しないとしても、非常に有意義な時間であり、働く上での様々な悩みが解決されることがあるので、是非やってみてください。