MENU

自分にあった転職先の企業に出会うためには譲れないポイントを知ろう

 

「どんな企業なら内定いただけるだろうか・・・」といった考えで企業を探すのはあまり、オススメできません。

もちろん、あなたの能力を求めている企業、あなたの能力が活かせる企業に応募すべきではあるのですが、一番大事なことはあなたが快適に働けるかどうかです。

自分の譲れないポイントをクリアした会社に転職しないと、また退職することになってしまいます。

「あなたがどう働きたいか」をしっかり加味した上で企業を探しましょう。

この記事では、企業に求める条件や、その優先度の考え方や決め方について詳しく解説しています。

企業を探す前に、どんな企業に入りたいのかを自問自答してみましょう。

 

目次

譲れないポイントを考えるためのポイント

転職の理由を自分の言葉で正確にすること

考えや思考は言葉にすることで明確化されリアルになります。まずは、転職の理由から探っていきましょう。

例えば、退職した理由が「拘束時間が長い」であれば、拘束時間が長い企業を次の転職先に選んではいけません。

裏を返せば、転職先に求める条件は「残業が少ないこと」になります。

朝の満員電車が苦痛だから退職したのであれば、始業時間が10時以降の会社が探すべき企業になります。

このように、転職の理由を裏返せばそのまま、企業を選ぶ指標になりますので、まずは転職するキッカケになった事件や、不満点などを箇条書きで紙に書きだしていきましょう。

その程度は一旦無視して、大きな不満、ささいな不満、思いつく限り全て洗い出していきます。

転職後の自分のライフスタイルをイメージすること

ネガティブな転職理由とは反対に、転職後のポジティブなイメージをしてみましょう。

「こうなったらいいな」「こういう仕事がしたいな」といった願望、理想、希望を同じように書き連ねてください。

書いているうちに楽しくなってきたらチャンスです。どんどん筆を走らせましょう。

「自分なんかが、こんな願望を実現できるわけがない」と自分を卑下せずに、わがままに自分の思いを箇条書きでまとめましょう。

譲れない条件を明確にしていく

退職の理由と、理想の職場をイメージすることで、自分がどんな人間なのかかが見えてくると思います。

今度は、箇条書きした内容に優先順位をつけていきましょう。

転職した結果、自分が一番求めるものは何かを考える

あなたが会社に一番求めるものは、給料でしょうか、福利厚生でしょうか、それともやりがいのある仕事でしょうか。

それが一体何なのかを明確にしてください。それが会社を探す上での軸になります。

言い方を変えれば「これさえ満足なら転職はしない」というポイントです。

もちろん、イコールではないのですが、重要度という意味ではほとんど同じようなものでしょう。

転職における成功とは「絶対転職したいと思わない会社」に入社することです。

もちろん、入社してみないと分からないのですが、その可能性が少しでも高い会社を見つけるために、努力すべきでしょう。

内定をいただくことがゴールではありません。あなたが合う企業から内定をもらわないと全く意味がないのです。

転職を考えているあなたなら、その意味がよくわかるはずです。

譲れないものをランキングにして整理する

譲れない条件についても考えてみましょう。どうしても妥協できないポイントです。

これに関しては、退職理由にヒントがあるでしょう。

同じ結果を繰り返さないために、最も会社選びに敏感になっている部分です。

この条件が明確になると、会社を選ぶ効率がかなりよくなります。

給料、年間休日、勤務時間などの数字で表せるものは、非常に分かりやすいです。

例えば、「年収400万円」が譲れないものである場合、年収399万以下の求人は全て無視すれば良いわけです。

また、掘り起こした「譲れないもの」に優先順位をつけましょう。

ランキングにすることで、どれくらい譲れない条件なのかが分かりやすくなります。

もっと譲れない条件を明確にするために行いたいこと

逆に「ここは妥協できる」というポイントも明確にする

譲れない条件が10個あったとして、その10個を全てクリアする企業があるとは限りません。

たとえあったとしても応募資格があるとは限りませんし、応募しても内定が得られないかもしれません。

そうなってしまった場合、「譲れない条件」の一部を妥協する必要があります。

その条件を事前にピックアップしておきましょう。

譲れないランキングを見ながら、「譲れない」「妥協できる」の境のラインを決めておきましょう。

妥協できるポイントが分かることで、新しい譲れないポイントが見つかることもあります。

譲れる条件が、どこまでは譲れるのかを明確にする

譲れる条件があったとしても程度はありますよね。

例えば「前職より年収が安い」が妥協できるポイントだったとして、一体いくらまで妥協できるのでしょうか。

このような数字や程度を表せるポイントに関しては「どこまで譲れるのか」も明確にしてください。

いい企業かどうかは万人に共通するものではない

誰もがいい会社に転職したいと思っています。

しかし、いい会社の定義とは何でしょうか。大企業で給料が高くて、休みが多くて、やりがいがある仕事ができればいい会社なのでしょうか。いいえ、これは働く人によって異なります。

いい会社というのは、働く個人によって違ってきます。

ですので、「良い会社」をやみくもに探すのではなく、あなたの中で「良い会社」を明確にしてから、その条件に沿って会社を探すことが、最も効率的かつ効果的なのです。

探すべき会社は「あなたの合う企業」です。似ているようで、全く違うので気をつけてください。

自分の求める理想像を具体化することが出会いを近づける

就職とは結婚と同じです。あなたのことをどれだけ愛する人がいたとしても、あなたがその人を愛せなければ何も意味がありません。

離婚の可能性が高いでしょう。就職も、全く同じで、あなたを選んでくれる会社をただ探すのではなく、あなたに選ばれる企業である必要があります。

就職すると、企業とあなたは労働契約を結ぶことになりますが、これはあくまで契約です。双方の合意を持って成立するものであり、一方的な主従関係ではありませんよね。

労働者と企業の関係性は対等なのです。にも拘わらず、勝手に企業の立場を上だと思い込み、自分の理想や会社に求める条件などを考えもせず、転職活動をする人が多いという事実があります。

自分の求める理想像を具体化し、離婚しないで済むような就職を実現させるべきです。

理想像が具体的であればあるほど就職活動のモチベーションが高まり、目的意識が養われ、無駄な行動を控えるようになります。

さらに、面接における志望動機に磨きがかかり、面接の合格率が高くなります。

志望動機は3つよりも5つのほうが強力です。企業視点でも「この人が求める会社は、正に自分の会社だ」と感じることでしょう。

マッチングの度合いが高いと面接官に感じさせることで、例え能力が低かったとしても「長く働いてくれそう」、「高いモチベーションで働いてくれそう」と様々点で高評価を得られます。

まとめ

優先度の項目は「自分が一番求める項目」「妥協できる条件」「譲れない条件」の3つです。

自分が一番求めることが仕事を探す上での軸とし、譲れない条件に当てはまる会社だけをピックアップしていきます。その中から優先順位を決め、上から順に応募していきましょう。

また、転職活動を続けていく中で価値観が変わり、条件の項目や度合いが変わることがありますが、全く問題はありません。

人生は働き方よって大きく変化します。5年後、10年後の自分の生活にも大きく影響する人生の大きな分岐点なのです。

徹底的に自己分析を行うことで、豊かな未来を得られる可能性がありますので、少し大変かもしれませんが、必ず行ってください。