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縁や人脈も自分の武器!転職活動では持っているものをフル活用しよう

 

転職活動は新卒の就職活動に比べて難しい点もありますが、逆に優位な部分もあります。それは仕事で培ったキャリアやスキルに加えて、縁や人脈といった人との繋がりです。そういったものに頼らず転職を決める事が自分の実力ではだと思う人もいるかもしれませんが、実際はどうなのか考えてみましょう。

目次

転職では縁や人脈を最大限活用した方がいい!

縁や人脈はあなたが一生懸命仕事した結果得ることのできた貴重な財産とも言えます。また、縁や人脈を使った転職活動のほうが成功率が高いのです。

前職で得たものはスキルだけ?人脈やコネも持っている!

仕事とは会社に入って、複数の人と関わりながら行うものです。つまりそれだけで人脈持っていると言っても過言ではありません。自分の同僚や上司、場合によっては後輩も人脈として有効に機能することがあります。社内以外でも取引先のクライアントや関連企業で顔見知りになっている人全てが人脈であり、転職のキーマンとなり得るのです。

例えば会社でお世話になっていた上司が転職をし、その後「こっちの会社の方が待遇も給与もいいから、前のように一緒に仕事をしないか」と声をかけてもらえることがあったとします。これは立派なコネであり、非常に良い絶好の転職チャンスと言えます。前職で得た人脈やコネを使って転職できる場合、待遇や条件が良くなることがほとんどなので、比較的良い環境に移ることができるのです。

コネでの転職成功率は非常に高い

コネと言うと印象が悪いかもしれませんが、いわばお店の口コミと同じとも言えます。口コミによる情報は信憑性が高いとされており、同じくコネよる紹介も「わざわざ勧めてくるほどの人材なのだからさぞかし優秀なのだろう」と思われるのです。そうなれば書類選考もなくいきなり面接をしてもらえる場合もあり、転職成功の確率がグッと上がります。こう書くと「自分のハードルが上がっているのではないか」と心配になるかと思います。

しかし、すでにあなたのことを誰かが推薦して、コネで面接を受けられた時点で「できる人間」だと思われているので、むしろ成功率が上がっているとも言えます。こうしたコネが通用するのは紹介してくれた人も優秀だと言う評価を受けていることが必要になりますが、面接や顔合わせの時間を貰えたなら、あとは自分の優秀さをきちんと伝えて「思った通り優秀な人材だった」と思わせることができれば内定も早々に決まるでしょう。

いい人脈を持っていることは、あなたの仕事の成果の証明でもある

転職活動で役立つようないい人脈は、ただ仕事をしているだけでは作れません。あなたの仕事の頑張りを見て「この人が会社に必要だ、一緒に仕事がしたい」と思ってくれる人が必要です。そう思ってくれるのは得意先のクライアントかもしれませんし、先に転職した自分の上司などいろんな立場の人がいるでしょう。

特定の誰かにアピールするのではダメなのです。どこでそうした人脈になる人が見てくれているかわからないので、普段から仕事を真面目に取り組み、誰もがあなたの仕事ぶりを認めてくれるようにしていないと難しいです。つまり、コネや人脈を転職活動に役立てられる人は、いい仕事をしてきた成果の証明とも言えるのです。

特にコネを使うべき人とはどんな人?

普通に転職活動をして就職を決められる自信のある人はそのままでもいいかもしれませんが、中には様々な事情で転職が成功率しにくくなってしまっている人もいます。そうした人はコネを利用したほうがいいのではないでしょうか。

何度も転職を繰り返している人

転職歴が多いと再就職が難しくなることがあります。理由によりますが、一般的に転職が多いことで「この人は同じ場所で長く働けない」「またすぐに辞めるのではないか」と思われます。そうなると書類選考で落とされ、面接にも進めないことが多くなるので、コネを使って面接をして貰える会社を探しましょう。

転職が多い理由も口利きをしてくれる人にうまく説明をしてもらえば、面接の時に強く質問されることもないので協力してもらえるとベストです。

40代、50代といった年齢の高い人

40代や50代という年齢では転職しても定年までが近いため、採用してもらえる企業は少なくなってきます。そこで人脈やコネを活用して定年まで雇ってもらえる企業を探すのです。「あの人は多くの知識を持っている」「新人教育係がいないのならあの人に任せよう」といった形であなたを推薦してくれる人がいれば、転職のチャンスになります。

業種を変えていてキャリアが一貫していない人

一般的に業種があれこれ変わっていると実績やキャリアが積み上げられていないため、転職には不利になります。しかし、それだけ幅広いコネや人脈を活かした転職活動ができるとも言えます。もちろん適当な理由で職を転々としているようでは使える人脈はできませんが、それなりに業績や実績があれば強力なコネになるでしょう。

仕事では様々な経験を組み合わせることで、専門分野で活躍できるスペシャリストになるチャンスがあります。例えば土木現場で働いた経験と商品の卸販売を行う場所での在庫管理経験があれば、卸業を営む企業で土木現場で使用する建材や器具に詳しい知識を活かした仕入れ業務などでスキルを発揮できます。

その他にもスマートフォンなどで利用できるアプリやWebサイトの開発知識を飲食店や販売店などで活かすと、その企業でオリジナルのアプリやWebサイトを外注に発注することなく自社開発できるなど可能性は無限大。自分の今までの経験を振り返って、どんな人脈があるかを考えながら自分の可能性を広げましょう。

コネで転職する人は、実際どうなの?

コネを使う時に気になるのが入社後の自分の評価や立ち位置ではないでしょうか。妬まれたり陰口を叩かれることもあるかもしれませんが、仕事は結果がすべて。そんなことは仕事のデキで払拭しましょう。

「コネ入社だ…」と妬む気持ちの人もいる

コネ入社は総じて妬まれる対象になります。苦労して転職した人からすれば「自分はあんなに大変だったのに簡単に入社してきてずるい」と思いますし、新入社員のころから長く働いている人からは「自分は長く働いてきたのに、コネで入ってきて出世を邪魔するのか」と快く思われないこともしばしば。いくら実力や経験があるからコネで入社できたとしても、知らない人からすればただの贔屓で入社した感じの悪い人でしかありません。これを見返すには仕事で自分の実力を証明するしか方法はないのです。

入り口は無関係!入ってからの仕事のデキが全てを決める!

コネで入社しても社内に入ってしまえば、実力が物を言う世界です。コネで入ったからと評価が甘くなることはなく、結果を出し続けなければいけません。しかし、ここで期待に応える、それ以上の働きぶりを見せれば、前述のコネ入社だと妬む人を黙らせることも簡単です。そもそもコネ入社だと言われるのは「能力もないのに口利きをしてもらって入社できた人」という認識があるからなので、実力があり結果を出せる人はこのように言われることはありません。

人脈を生かして転職した場合、社内の噂で注目が集まることがありますので、そこできっちりできる人間であると証明すれば悪い印象や噂も一転して「さすが◯◯さんの見込んだ人だ」「あれだけできるから特別に入社できたのか」と一気に自分の株が上がること間違いなし。入社してからも全力で仕事に打ち込み、できる人だという印象を与えましょう。

「コネなんて無い…」と嘆く人へ

今すぐにコネをつくることは難しいと諦めてはいけません。異業種交流会やSNS、転職エージェントなど様々な方法で転職に役立つコネを効果的に作りましょう。

異業種交流会などに積極的に参加する

コネは何も会社でしかできないものではありません。積極的に異業種交流会やセミナーに参加して、いろんな人と顔見知りになりましょう。その時には必ず名刺を交換し、いつでも連絡が貰えるようにしておくこと。会社の名刺以外にも個人の名刺を作って簡単な経歴を書いておくのもオススメです。

SNSなどで広いつながりを開拓する

TwitterやFacebookといったSNSを利用した繋がりも人脈やコネに繋がります。ただ内輪で使っているだけではそうした発展は見込めません。自分の興味のある分野や企業の人を積極的にフォローし、自分もフォローしてもらえるように様々な情報を発信する必要があります。お互いにフォローし合う中になって初めてコネを作るスタートラインに立ったことになるので、そこからは自分の書き込みを見てさらに興味を持ってもらい、最終的に仕事の話ができるようになることが理想です。

もし、いきなり仕事関連の話題をすることに違和感を覚えるのであれば、一度会って話してみる機会を設けましょう。顔を見て話し合うとそれだけ打ち解けやすくなり、ビジネスの話に発展させやすくなります。うまくいけばビジネスパートナーとして共に歩む仲間に出会えるかもしれませんし、あなたのような人材を探している人を紹介してもらえることも。まずは自分からフォローしてみることから始めましょう。

転職エージェントも広い意味でコネの一種と言える

転職サイトにあるサービスの中に転職エージェントを利用できるものもあります。こうしたサービスはただ求人を紹介するだけでなく、応募企業の情報や書類選考、面接といった場面で効果的な自己アピールをするためのアドバイスを貰えます。これは一種のコネとも呼べるのではないでしょうか。

通常人脈やコネを使って転職活動をするときは、その会社に詳しい内部の人に紹介してもらうことが多く、その際に「今◯◯に詳しい人を探しているからそれについてアピールしたほうがいいよ」「社内に君の前職のような専門的な知識を持った人がいないから前職でのキャリアを詳しく話してね」といったアドバイスをもらうと思います。

これと同じように転職エージェントから企業がどんな人材を求めているかや自分の経歴でどこを全面に押し出してアピールすればいいかを教えてもらえます。こうした情報を仕入れることで、求人を見て応募するだけよりも成功する確率が上がるため、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

コネや人脈使った転職活動は一見、自分の実力ではないずるいと方法だと考えがちですが、決してそんなことはありません。自分の前職までの働きぶりや仕事の成果が評価された結果、転職に使えるようなコネや人脈に発展するのです。ただ普通に漫然と仕事をして退職してしまうのでは、こうしたものは得られません。

コミュニケーションを取りながら仕事をうまくこなしていくことで、一目置かれる存在やできる人間だという印象を与えることが可能です。その結果、転職を成功させにくい状況になったとしてもコネや人脈があなたの助けになるはず。ただし、転職してからは紹介してもらった人の面子を潰さないためと、自分自身に貼られた「コネで入社した卑怯なやつ」「本当にそんなに優秀な人材なのか?」といった悪い評判を払拭するため、いつも以上に業務を成功に導けるよう努力する必要があります。

これができないと転職先で期待外れだったという目で見られ、馴染めず肩身の狭い思いをし続けることになるでしょう。しかし、最初の期待に応えることができれば頼れる人材だという評価に繋がり、自然と企業に溶け込めます。近いうちに転職を考えているが、すぐにコネや人脈が作れないという人は転職エージェントを利用することで同等の優位性を得ることもできるでしょう。

転職エージェントに自分のキャリアや職務経歴を見てもらい、アピールポイントを見出してもらうことや、そこから自分を必要としている企業を紹介してもらいましょう。きっと自分だけで転職先を探すよりもスムーズに事が運び、成功に繋がるのではないでしょうか。