引越し後のご近所へのあいさつはした方がいい?

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引越し後は、それまでと違う環境で新たな生活が始まります。そのことに対し、期待と同時に不安を覚える人も多いのではないでしょうか。

職場や学校などでもそうですが、生活の基盤となる自宅のご近所とは良好な関係を築きたいものです。そこで大切になるのが、「引越し後のご近所へのあいさつ」です。

「あいさつなんて面倒」「できればせずにすませたい」という人もいると思いますが、引越し後のあいさつはしなくてもよいものなのでしょうか?

こちらでは引越し後のあいさつに関する疑問にまとめてお答えいたします。

引越し後のあいさつは基本的にするべきです!

今後のご近所づきあいを円滑に進めていきたいなら、引越し後のあいさつは必ずしておきましょう。

家族全員でうかがうことで家族構成が伝わりますし、子どもなどをきっかけに会話も生まれやすくなります。

例えば小さな子どもがいる家庭では、生活しているだけである程度の騒音が発生します。

そんなとき顔も知らない相手だと、「上の階の人、足音がうるさい!」と不満が蓄積してしまいがちです。

一方で引越し後のあいさつをきちんとすませ、顔を合わせた際はお天気の話題に触れる程度の関係ができていると、「●●さんちの○○くん、今日も元気ね」などという気持ちの余裕が生まれます。

もちろんあまりにうるさいと、あいさつをしていてもトラブルにつながってしまうことがありますが、トラブルを避ける上であいさつに一定の効果が見込めるのは確かです。

あるアンケートでは、約9割の人が実際に「引越し後のあいさつをした」と答えています。

それだけ引越し後のあいさつは、常識として日本人に定着している習慣なのです。

一人暮らしでもあいさつは必要?

引越し後のあいさつは基本的にするべきだとお伝えしましたが、例外もあります。

一人暮らし世帯を対象としたマンションなどに引っ越す場合です。

都心部の一人暮らし世帯を対象としたマンションやアパートでは、引越し後のあいさつに行く習慣があまりありません。

防犯意識の高さとご近所づきあいの希薄さから、逆に迷惑がられるケースもあるようです。

一人暮らし世帯は生活リズムが人によってかなり異なるので、あいさつに訪ねても会えるとは限りません。

さらに一人暮らしの女性の場合、そのことを周囲に知られると、ストーカーや下着泥棒の対象として狙われる可能性もあります。

地域による慣例もあるので、判断に迷った場合は大家さんや管理人に聞いてみることをおすすめします。

どこまですればいいの?あいさつすべき範囲とは

ひと口に引越し後のあいさつといっても、引越し先の環境によって方法がかわってきます。

建物の種類によって、あいさつの範囲もかえましょう。

一軒家の場合

戸建ての一軒家の場合は町内会長や自治会長に加え、昔から言われてきた「向こう三軒両隣」を目安にするとよいでしょう。自分の家の向かい側の3軒と、左右の家2軒を指す言葉です。

「実際に向かい側にもあいさつに行く人は半数弱」というアンケート結果もあるので、向かい側へのあいさつは無理にしなくても構いません。

ただし、生活の中でどうしてもかかわりが多くなる両隣へのあいさつはしておくべきです。

「向こう三軒両隣」の家は、生活音がお互いに響いたり、自然と目に入ったりすることも多いもの。

できるだけ漏れなくあいさつをしておくことで、新生活がスムーズに始められます。

マンションの場合

マンションに引っ越すのなら、顔を合わせる機会の多い両隣とともに、生活音が響きやすい上下の部屋にも引越し後のあいさつをしておきましょう。

また、これらの部屋にあいさつに行く前に、大家さんやマンションの管理人へあいさつをしておくことをおすすめします。

ゴミ捨てのルールなどの必要事項に加え、ご近所の方の情報なども得られて、あいさつに回りやすくなるかもしれません。

ファミリー世帯を中心としたマンションでは、両隣へのあいさつをする人が圧倒的に多いというアンケート結果もあります。逆にあいさつをしなかった場合は、「常識がない人」というレッテルを貼られる恐れもあるので注意が必要です。

マンションは同じ建物の中で複数の世帯が暮らす「共同住宅」です。世帯と世帯の間に空間がある戸建て住宅に比べ、生活音の影響が出やすいという特徴があります。

近年では深刻なご近所トラブルによる、大きな事件の報道も珍しくありません。上下の部屋にあいさつをしておくことは、このようなトラブルから身を守ることにもつながります。

引っ越したらすぐにGO!あいさつのタイミング

引越し後のあいさつは、できるだけ引越し当日にすませることをおすすめします。

荷物の運搬や荷解きで忙しくてバタバタとしてしまうかもしれませんが、引越し当日はトラックが止まって道をふさいだり、騒音が発生したりするものです。

ご近所にも迷惑をかけてしまうため、早いタイミングであいさつをすませておきましょう。

迷惑をかけたまま時間が経つと不信感や警戒感が大きくなってしまうことも。早めのあいさつは、トラブルの回避につながります。

当日行けなかった場合は、1週間以内に

引越し当日にどうしても時間が取れなかったり、相手が留守にされていたりして、当日のあいさつができない場合もあるかもしれません。

その場合でも、1週間以内にはあいさつ回りを終えるようにしましょう。

あいさつの早さによって印象がかわってくるので、後回しにせず、できるだけ早くあいさつすることが大切です。

「当日行けなかったし、まだ1週間以内だからいいや」という姿勢ではなく、ちょっとした時間を上手に使ってあいさつをすませます。

おすすめの時間帯は10時から18時

引越し後のあいさつは、相手の迷惑にならない時間帯を狙うことが基本です。10時から18時の間で、食事時を外したタイミングをおすすめします。

できる限り日中の明るい時間帯に訪問し、留守だった場合は夕食後に再び伺います。

床に就く時間は人によって違うので、睡眠を妨げることのないよう、訪問の時間は遅くとも21時までにしましょう。

何がオススメ?あいさつに持っていく品物

引越し後のあいさつには、「これからよろしくお願いいたします」という心を込めて、ちょっとした手土産を持参します。

必ず用意しなければならないわけではありませんが、手土産があるのとないのとでは第一印象がまったく違います。

今後のご近所づきあいを考えれば、第一印象は少しでもよくしたいものです。

「印象がよくなるような気の利いた品を」と張り切ってしまうかもしれませんが、変わったものは好みが分かれるので、できるだけ好き嫌いのないものを選ぶのが基本です。

包装紙で包んだ手土産に熨斗(のし)紙をかけ、表書きに「ご挨拶」もしくは「粗品」と書いて渡します。

白赤の蝶結びの水引のついた熨斗紙を選び、表書きの下の部分に自分たちの名字を入れましょう。

金額の相場は500円から1000円程度

引越し後のあいさつに持っていく品物の金額は、500円から1000円程度が相場です。

張り切って高価なものを用意すると、逆に気を使わせてしまう可能性もあるので、相場以上の品物を用意する必要はありません。

定番はタオルや消耗品 日持ちするお菓子類も

手土産の中でも定番の品物は「タオル」です。毎日使うものなので消耗品に近い感覚で、もらって困る人はあまりいません。

タオルと同じ理由で人気の高い品物に、日用消耗品があります。

食器用洗剤や洗濯洗剤、柔軟剤、ラップ、アルミホイル、ジップ付きの袋などは使う人が多く、いくらあっても困りません。

食べ物も「消え物」と呼ばれるように後に残らないので、手土産として人気です。

この場合、賞味期限が短いものだと迷惑になってしまう可能性もあるため、クッキーなどの日持ちのする焼き菓子を選びます。

お菓子類は紅茶やコーヒーとセットにして渡すと好印象です。

以前住んでいた場所の名産品や人気店のものを選ぶと、それをきっかけに会話が広がるかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか? 手土産の準備やご近所を回る時間を考えれば、あいさつも引越しの計画にきちんと盛り込んでおかなければなりませんね。

ご近所づきあいは引越し後のあいさつからスタートします。

家族が安心して気持ちよく暮らしていくためにも、深刻なご近所トラブルを避けるためにも、あいさつは早めにきちんとした形ですませておきましょう。

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