引越し業者に心付け(チップ)は渡した方がいい?

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引越し業者には作業終了後、見積もりの金額に応じた代金を支払います。しかしこれ以外にも「心付け」と呼ばれるチップを渡すべきかどうか、迷う方が多いようです。実際の引越しで、心付けは必要なのでしょうか?

また渡すとしたら、どの程度の金額や品物を渡せばよいのでしょう?

こちらでは心付けに対する考え方や、他の人がどのようにしているのかをご紹介します。モヤモヤしがちな心付けの疑問をスパッと解消し、気持ちよく引越しに臨みましょう!

心付けって渡さないといけないの?

結論からいうと、現代において引越しの心付けは渡しても渡さなくても構いません。

引越しにおける心付けは、作業スタッフに対するねぎらいの気持ちです。

重たくて大量の荷物を汗水流して運んでくれることに対する、お礼の気持ちを込めて渡すもので、現金というケースもあればものの差し入れというケースもあります。

ただし近年では、この心付けの習慣がそれほど一般的ではなくなりました。そのため心付けに相当する金額は、作業スタッフの労力に対する報酬として基本的に引越しの代金に含まれています。

知り合いに引っ越し作業を頼んだ場合の謝礼と、この心付けを混同している人もいるかもしれません。

引越し業者に尋ねても「必要ありません」といわれますし、契約書やホームページなどに「チップは不要です」と明記している業者もあります。

心付けがないからといって、作業をおろそかにするような業者はないのでご安心ください。気になる方は、一度心付けに関する記述を確認してみましょう。

チップには一定のメリットも

心付けは必要ないとお伝えしましたが、それでは意味がない習慣なのかというと、そうとも限りません。

作業スタッフも人間ですから、気持ちによって荷物の取扱いや作業のスピードが多少違ってくる可能性も考えられます。チップを渡すことで、一般的に次のようなメリットが得られます。

  • メリット1 作業スタッフとのコミュニケーションのきっかけになる!
  • メリット2 感謝の気持ちが伝わる!
  • メリット3 スタッフのやる気が出る!
  • メリット4 こちらの不手際のお詫びとしても活躍!

引越しでは荷物の取扱い方や運ぶ場所の指定など、作業スタッフに伝えるべきことがたくさんあります。しかし、世の中にはコミュニケーションが得意な人ばかりではありません。

初対面の作業スタッフにいいたいことをうまく伝えられず、困ってしまう人もいることでしょう。そんな人にとって心付けを渡すことは、作業スタッフとコミュニケーションを取るきっかけになるのです。

渡すタイミングは作業前でも作業後でも構いませんが、作業前に渡しておけばスタッフのやる気を刺激する効果が期待できます。

「荷造りが遅れて作業スタッフに迷惑をかけてしまった!」などというときにも、心付けが活躍します。言葉だけで謝るよりも、お詫びの気持ちが伝わるのではないでしょうか。

 

みんなはどうしてる?心付けを渡す人の割合

「渡しても渡さなくてもいい」といっても、「他の人が渡しているのに自分だけ渡していなかったらどうしよう」と不安になる人もいるかもしれませんね。実際にどれくらいの人が心付けを渡しているのか知るために、株式会社ウェブクルーが3年以内に引越しをした人を対象に行ったアンケート調査の結果を見てみましょう。

  • 1位 何も渡していない:48%
  • 2位 品物(差し入れ)で渡した:24.2%
  • 3位 お金で渡した:23.8%
  • 4位 品物(差し入れ)とお金両方で渡した:4%

このように、実際に心付けを渡す人の割合は約50%です。渡さない人とほぼ同じ割合なので、「どちらでもよい」という結論にも納得してもらえるのではないでしょうか。

作業スタッフ自身にも、「心付けは必ずもらえるもの」という認識はありません。渡すか渡さないかは、ご紹介したようなメリットがあることも考慮し、ご自分の感覚で決めてください。

何を渡すべき?「差し入れ」か「ご祝儀」のどちらかが大多数

「心付けを渡したい」と思った場合、気になってくるのが渡すものの内容です。先ほどのアンケートによると、心付けを渡した人のうち現金を渡した人は約45.8%。品物(差し入れ)を渡した人は約46.5%です。約7.7%の人は、両方を渡しています。

心付けは気持ちなので、基本的にどちらを選んでも構いません。自分の用意しやすい方を用意しておくといいでしょう。

差し入れを渡すなら「飲み物」がオススメ!

現金ではなく品物を渡す場合は、何を渡せばいいのかが悩みどころですね。迷った場合は、飲み物がおすすめです。

引越し作業は汗をかくことも多い重労働なので、水分補給になるお茶やジュースといった飲み物がよろこばれるようです。

業者によっては既定で現金を断るケースもあるようですが、渡される方も飲み物なら気軽に受け取れます。

炭酸飲料やコーヒーは刺激が強く、好き嫌いがわかれるので、誰にでも好まれやすいスポーツドリンクやお茶を選びましょう。

缶入りの飲料はフタができず飲みきれないと困ってしまうので、作業中邪魔にならないよう栓ができるペットボトルで渡します。

飲み物以外にも何かを渡したいと思う人は、持ち帰ったりわけたりしやすい個包装のお菓子を添えると好印象です。

ご祝儀の場合はいくらぐらいが相場?

心付けを現金で渡すのであれば、金額は一人あたり500円から1000円程度が相場です。

もちろん金額が決まっているわけではないので、この通りでなくても構いません。自分の納得できる範囲の金額を渡しましょう。

先ほどご紹介したように、ペットボトル1本ずつでも十分よろこばれます。

できればスマートに渡したい……正しい心付けの渡し方

心付けを渡すタイミングは「作業開始前」、もしくは「休憩中」がオススメです。

作業の邪魔になるタイミングでなければいつでも構いませんが、これらのタイミングなら心付けをきっかけに、作業スタッフとのコミュニケーションが取りやすくなるという効果が期待できます。

作業スタッフも人間なので、作業前に心付けを渡されると気持ちが入り、作業内容が多少よくなることもあるかもしれません。

「終わってからの方が渡しやすい」という方は、もちろんそれでもOK。作業後に渡すと、作業スタッフは「仕事ぶりを評価してもらえた」という達成感が得られるようです。

もちろん引越し業者はプロなので、事前の心付けがなくても手抜きをするようなことはありません。ご安心ください。

渡すときは感謝の言葉を添えて

心付けを渡すときは、「今日はお世話になります」「よろしくお願いいたします」といった言葉を添えることが何より大切です。心付けをリーダーや責任者にまとめて渡すと、先に渡していても引っ越し後までスタッフ全員に伝わらないかもしれません。全員に行き渡らせるためにも、代表に渡す場合はスタッフみんなが揃っている場で渡します。

お金をまとめて渡す場合も一人ひとりが受け取れるよう、人数分のポチ袋にわけておくとスマートです。

お菓子を渡すときも、人数分にわけて個別に袋詰めしておきましょう。一人ひとりに手渡しするという方法もあります。

スマートに心付けを渡す準備をするためにも、スタッフの人数は事前に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか? 心付けは気持ちの問題なので、渡しても渡さなくても構わないものです。ただし渡す場合は、仕事とはいえ引越しという重労働を引き受けてくれることに対する、感謝の気持ちを必ず伝えましょう。

渡さない場合も、この感謝の言葉を伝えることが大切です。

もちろん、「心付けを渡したんだからこっちのいうことを聞け」というような横暴な態度はもってのほかです!

引越しという大きな作業に協力して取り組むのですから、引越しする人も作業スタッフも、気持ちよくその日が終えられるよう心がけたいですね。

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