大学進学。就職。辞令による転勤。
さまざまな理由で、単身で引っ越しをする人がいます。
今回はこのようなときに頼りになる、「単身者用プラン」を紹介します。
一人分の荷物の引越しには「単身者用プラン」を使おう
大手をはじめとした主たる引っ越し業者では、「単身者用プラン」を用意しています。
これは文字通り、1人暮らしになる人(もしくは今既に1人暮らしの人)に焦点を当てたプランです。
単身者で「単身パック」が利用できればお得に引っ越しができるのですが、一人暮らしをしている方全員が対象になる訳ではありません。
まずは一般的な単身パックの特徴を見ていきましょう。
一人暮らしの人に合わせた低額な料金設定
この単身者用プランは、ファミリー向けに比べて荷物が少なく、貴重品も少ないことから、非常にリーズナブルな値段設定がなされています。
恐らく、ほとんどすべての引っ越し業者では、この「単身者用プラン」を最安値のプランとしているはずです。
また、この単身者用プランの場合は、来訪しての見積りをしなくても、荷物の量などをインターネットで答えることによって、おおよその見積りを作ることができるケースもあり、非常にお手軽です。
引越し業者としても見積もり時のコストがかからない分、料金を下げて設定することができるのです。
荷物量によっては単身プランが利用できないこともある
単身プランはお得な料金設定なのですが、一人暮らしをしていれば誰でも利用できるという訳ではない点に注意しましょう。
単身プランは「荷物の少ない」一人暮らしの方を前提に設定されています。
なので、あらかじめプラン内で運べる荷物の量に規程があります。
一人暮らしだけど趣味で物が多い方や、以前2人で暮らしていて荷持が多い方など、単身プランに定められた範囲に収まらない可能性があります。
具体的な荷物の量の規程は各社で異なります。詳しくは後ほど各社の「各社の単身プランの内容を見比べてみよう」で紹介いたします。
単身プランの料金は「荷物量×移動距離」でおおむね決まる
各社同じような単身者向けプランを打ち出していますが、料金や内容には違いがあります。
ただ、単身プランに限りませんが、引っ越しの料金設定にはある程度のルールがあります。
「荷物量×移動距離=引越し料金」
これが大原則の決まりです。
荷物が多くて遠くへ引っ越しをするほど高く、荷物が少なく近距離で引っ越しをするほど安くなります。
料金を決めるルールは見積り依頼をする時には頭に入れておきましょう。
各社の単身プランの内容を紹介
ではここからは、主要な引っ越し業者の単身者向けプランと特徴をお話していきます。
各社で本当に特徴が異なるので、業者選びの際の参考にしてみてください。
アート引越センター
どんな距離にでも対応できるのが大手の会社の強みのうちの一つですが、このアート引越センターの単身者用プランには、それ以上に大きなメリットがあります。
それが、「荷物量に制限がない」ということです。
上でもお話しましたが、単身者用プランの場合、「荷物の量が少なく、制限があること」が前提です。
しかしアート引越センターの場合は、そのような制限がありません。
このため、荷物がとても多い人、特に特定の趣味を持っている人でそのコレクションがある人などには、この会社の単身者用プランがとても向いていると言えます。
当然ですが、荷物が多い方ほど料金が高くなる傾向にあります。
単身者向けのプランの中で「おまかせパック基本コース」「おまかせパックハーフコース」「おまかせパックフルコース」の3つのコースが用意されていて、どこまで自分で作業を行うかでも料金体系が変化します。
アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社も非常に有名な会社です。
ここは、ある意味では、アート引越センターの真逆に位置する単身者用プランを打ち出している、と言ってよいでしょう。
この会社の場合、「超ミニ引越しプラン」「特ミニ引越しプラン」「ミニ引越しプラン」の3つを用意しています。
もっとも小さい「超ミニ引越しプラン」の場合はダンボール10個分の量を、「特ミニ引越しプラン」ではダンボール15個+テレビとチェストを、「ミニ引越しプラン」はダンボール20個+テレビや洗濯機、電子レンジ、自転車などを運んでくれます。
もっとも多い量を運べる「ミニ引越しプラン」でも、タタミ3畳分程度の量におさまるため、非常にこぢんまりとした引っ越しとなるでしょう。
この単身者用プランの場合、移動距離は5キロ以内です。また、日にちや時間の設定はできません。
日本通運
日本通運でも単身者用プランをやっています。
日本通運の場合、「距離」と「荷物の量」で、非常にわかりやすく3つのプランを組んでいます。
「距離は遠いけど、荷物の量は少ない」という人は、「単身パックS・L」のいずれかを。
「距離は近い」という人は、「単身パック当日便」を。距離が近いのであれば、荷物の多寡は問わず、このプランが使えます。
「距離は遠いし、荷物の量も多い」という人は、「単身パックX」を。
このように使い分けられるのは、日本通運の魅力です。
ダック引越センター
「シングルプラン」という名前のプランを提供しています。
1ルーム程度のお部屋の引っ越しを行うもので、荷物の量は1.5トントラック1台、もしくは2トントラック1台におさまる量です。
荷物が少ない方を対象としていますが、スタッフが2名つく点は安心です。
引っ越し業者は、季節や業者によって「繁忙期」が違います。
ダック引越センターの場合、それを「ダック引越特売日カレンダー」として可視化しているので、時間に余裕がある人は、特売日のなかから選ぶのもよいでしょう。
単身パックでの引越し料金
各社の単身パックの詳しい料金を知ることができるのか
結論から言うと、サイトで調べるだけで正確な引越し料金はわかりません。
引越し業者の各社が出している単身プランをご紹介しましたが、引っ越し料金は、明確な値段設定がされていません。
それは荷物量や移動距離、貴重品の数、引越し先のエレベーターの有無など、お客さんごとに条件が様々で一概に言うことが難しいからです。
各社プランはあり値段の相場は決められているものの、正確な料金を打ち出せない点はこのような所にあります。
おすすめの単身プランの選び方は見積もり比較を行うこと
詳しい引っ越し費用をサイトの情報だけで知ることは難しいです。
それでも最終的にはどこかの一社に絞り込まなければいけないことは事実です。
正確な引っ越し費用を出すには、訪問してもらい見積りを取ることが確実です。
正確な荷物の量がわかれば、引越し業者も荷物の量に応じて正確な見積金額を出すことができるからです。
訪問見積もりと聞くと、めんどくさいと思われる方も多いと思います。
しかし、特に単身パックを利用される方には大切なプロセスになるのです。
先ほどもお話した通り、単身パックでは荷物の量による値段の変更や、そもそも単身パックに該当できないといったケースが起こり得ます。
そのため、きちんとした荷物の量から単身パックが利用可能か、可能であってもどの値段帯のコースになるのかなど、見極めてもらう必要があるからです。
単身プランを探すおすすめの一括見積もりサービスは?
単身プランの見積りをいくつも取るには、プランが用意されているのかどうかを調べ、連絡をとり、引っ越し条件を伝え、ということを繰り返さなくてはいけません。
引っ越しの忙しい時期に、ちょっと気の遠くなる作業です。
そこで、見積り比較を行う上でおすすめなのが一括見積もりサービスです。
一度引っ越し条件を入力するだけで複数の業者へ依頼をかけることができ、手間を省くことができます。
なかでも「引越し侍」は登録業者数が業界No.1で、多くの単身者向けの引っ越しを行う業者から見積りを取ることができるためおすすめです。
比較例によると、最大50%も安い業者が見つかった事例もあります。
正確に安い引越し業者を探すには、一括見積もりサービスを使うのが簡単です。
まとめ
荷物の少ない単身者の引っ越しには、単身プランを利用することで料金が抑えられ、お得です。
ただし、単身パックには荷物が少ないことが前提となっているプランのため、あなたが該当するのかはしっかりと確認が必要です。
各社様々な単身プランを用意していますが、引っ越し料金は訪問見積もりをしてみないと正確な価格が分かりません。
複数の業者から見積りをとり、比較することで最適な価格の引越し業者が見つかります。
複数の見積りを取る際は、引っ越し料金一括見積もりサービス「引越し侍」を活用すると、度重なる入力の手間が無くなり、大幅に負担を減らすことができます。
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