飲料水とウォーターサーバーの月々にかかる費用を比較

「ウォーターサーバーを使ってみたいけれど、毎月お水にお金をかけることになるのがちょっと……」

「ウォーターサーバーは電気代もかかるし、レンタル費用もかかりそう。それなら、その都度ミネラルウォーターを買ったりお茶を買ったりした方が安いんじゃない?」

と考える人もいるのではないでしょうか。

今回はそんな疑問に答えるべく、ウォーターサーバーからお水を飲むのと、市販品のミネラルウォーターやお茶を買うのを比べて、その「値段」の違いについて見ていきましょう。

成人が1日に摂取する水分量

人間は、食べ物がなくなった状態よりも水がなくなった状態の方が苦しいため、毎日水をとる必要があります。

たった5パーセントの水が失われるだけで私たちは脱水症状を起こしますし、20パーセントを失うと命の危険さえでてきます。

ただ、「水を飲むこと」はあまりにも当たり前のことであるため、「1日にどれくらいの量の水を飲んでいるのか」はなかなか理解しにくいことだと思います。

まずはこの疑問に答えていきましょう。

私たちの体は、1日当たり2リットル~2.5リットルの水を必要とします。

ただ、これは飲料としての水だけからとる必要はありません。食材にも水分は含まれているからです。

1日に必要な水分量のうち、2分の1~3分の1程度は食事からとることができると言われています。

つまり、飲料水として必要な水の量は、1日当たり1リットル~1.5リットルということです。

(以下、「毎日飲む水の量」はすべて1.5リットルで計算しています)

ミネラルウォーターをウォーターサーバーの費用比較

ではここからは、「ミネラルウォーター」と「ウォーターサーバー」で必要な水分量をとったときの金額について見ていきましょう。

※なお大前提ではありますが、一番安く上げようと思うのであればやはり水道水を飲むことをおすすめします。ただ、日本の水道水は非常に高品質で安全ではありますが、「おいしい水を飲みたい」ということであればミネラルウォーターやウォーターサーバーに軍配があがります。

ウォーターサーバーの場合

ウォーターサーバーは「どこの会社で、どんなウォーターサーバーで、どんなお水を使うか」によって値段が変わってきます。

ただここでは例として、有名なウォーターサーバーの業者である「コスモウォーター」を取り上げましょう。

コスモウォーターの場合、ウォーターサーバーは3種類あります。

足元にボトルを入れられる「らく楽スタイルウォーターサーバーSmart(以下「らく楽スタイル)」、「スタオルセレクトウォーターサーバー+お掃除ロボ」、「スタイルセレクトウォーターサーバースタイリッシュタイプ(卓上型)」です。

電気代金はそれぞれ違います。らく楽スタイルのものが一番安く、月の電気代金が436円(エコボタン使用時)です。お掃除ロボがついているものは744円、そして卓上型が705円です。(以下の数字は1か月=30日で計算)

お水は4種類あります。パナジウムを含む「富士の響き」が1890円、京都で採水した「古都の天然水」が1760円、ゲルマニウムなどを含んだ「日田の誉れ」1900円、RO水(純水。コスモウォーターの場合は後でミネラルを添付している。産地を問わずに採水できるため、安くなる)1250円の4種類です。

なお、この単価はすべて12リットル換算です。

これらを組み合わせていくと、ウォーターサーバーの場合、1日にかかる費用は170円(らく楽スタイル×RO水)~262円(お掃除ロボタイプ×日田の誉れ)となります。

市販のミネラルウォーターの場合

では、市販品の場合はどうでしょうか。

これも商品によって差がありますが、代表的なものを見ていきましょう。

RO水を提供していることで有名な赤穂化成のものは、24リットルで4990円という値段で売られています。

これを単純計算すると、1日にかかる費用は312円となります。

ミネラルウォーターの場合、値段はさらにばらつきます。

非常にお買い得なものに「クリスタルカイザー」という商品があります。

これは24リットルで1477円となっており、1日にかかる費用はわずか9円にまで抑えられています。

ただ、ミネラルウォーターとして非常に知名度の高いevian(エビアン)の場合は9リットルで1176円となっていますから、1日にかかる費用は196円にまで跳ね上がります。

このように市販品の場合はかなり値段差が出ます。味の好き嫌いはあるかと思われますが、値段でも比較して選んでいきたいものです。

まとめ

市販品とウォーターサーバーを比べてみましたが、いかがでしょうか。

ウォーターサーバーでRO水を利用する場合、天然水を使うことと比べると料金が安くなる傾向にあります。市販品の半額程度で収まるケースもあります。

市販品の場合は、ミネラルウォーターの方が安くて選択肢も豊富です。ウォーターサーバーのわずか4パーセント程度の値段で済むこともあります。

このため、RO水を安く取り入れたいと考えるのならウォーターサーバーの方が適していると言えるでしょう。ミネラルウォーターの場合は市販品の方に軍配があがります。

ただし、市販品の場合は毎回購入しなければならないという手間がかかります。

その点、ウォーターサーバーならば「定期サービス」を使えば決まった期間で定期的に配送してくれます。

「水が切れて困った」「うっかり注文をし忘れていた」ということがありません。

(飲むペースが遅い人などの場合は、定期ではなくて都度注文にすることもできます)

「水を飲むこと」は毎日のことです。そのため、「キャップをひねって水をコップに出してまたキャップをしめて片付けること」は少し煩雑に感じる人もいるかもしれません。

だからといって口を付けて飲むとなると、雑菌が繁殖します。(後述します)

しかしウォーターサーバーの場合はコックをひねるだけでいつでもおいしい水が出てくるのでその手間もいりません。

衛生面に関しては、両方ともに危険があります。実は、ウォーターサーバーにしろ市販品にしろ、水道水よりも雑菌が多いこともあるのです。

麻布大学の教授の研究によれば、運用されているウォーターサーバーのうちの3分の1は「水道水よりも細菌数が多い」ということでした。これは、ウォーターサーの注ぎ口に菌類の繁殖地であるバイオフィルムができやすいからです。

ただ、ペットボトルも管理の状況によっては非常に危険です。口を直接つけて飲んだ場合、24時間後には爆発的に菌類が増えます。

どちらも衛生管理が必要ですが、ウォーターサーバーを利用する場合は注ぎ口の除菌に気を付け、市販品の場合はコップに移して飲むことを徹底しなければなりません。

ゴミに関しては、ウォーターサーバーの方に軍配があがるでしょう。

ペットボトルの場合は自分で捨てなければいけませんが、ウォーターサーバーの場合は回収サービスがあるものもあるからです。アクアクララなどがその代表例です。

毎日飲むものだからこそ、「1日にかかる料金」と「衛生面」、「処分のしやすさと購入のしやすさ」に気を付けていきたいものですね。