水道水

そもそもウォーターサーバーって必要?水道水との違いは?

目次 ※クリックで開閉します

ウォーターサーバーを検討している人の理由は様々です。

手を伸ばせば水を飲める利便性を求めている人や、水の味、硬水が必要な人などは、ウォーターサーバーの導入を悩むことは少ないでしょう。

しかし、水道水の安全性に少し疑問を持っている程度の人にとっては、事実が分からない中でどこまでコストをかけるべきかが、問題です。

水道水を煮沸して冷やしておくだけではダメなのでしょうか? 詳しく解説していきます。

ウォーターサーバーの必要性って?水道水と何が違うの?

既にアメリカでは普及しているウォーターサーバーですが、日本でも普及は進んでいいます。その理由は何なのでしょうか?

日本では水道水が安全だと言われていますが、また放射性物質の懸念があったりで東日本大震災後は特に需要が増えました。

現在では、水道水も放射性物質の懸念は少なくなっており、水道水で大丈夫だと考える人も多いですが、それでも日本でウォーターサーバーの需要は増加傾向にあります。

 

よく耳にする意見に、「水道水は塩素臭い」というものがありますが、実際には以下のようなメリットが多いことから、ウォーターサーバーを利用している人が多いようです。

  • 安全性が高い美味しいお水
  • 赤ちゃんのミルク作りにも適している
  • 冷・温水すぐに飲める
  • ペットボトル等など購入しに行く手間を省ける
  • 冷蔵庫の空きスペースが増える
  • ウォーターサーバーによっては電気代も節約できる
  • 災害時備蓄水になる

以上のようなメリットが揃っているウォーターサーバーですが、もちろんデメリットもあります。

それは、お水代としては「水道水よりも値段が高い」ということです。

したがって、購入を検討している人は、コスト面を考えたうえで自分の家にウォーターサーバーが必要かどうか考えなければいけません。

水道水に含まれる危険物質とはどんなものがあるの?

上記で水道水とウォーターサーバーを比較し、メリット・デメリットを観てきましたが、

実際に水道水に含まれ懸念されるような危険物質にはどのようなものがあるのでしょうか?

一例として挙げると、以下のような危険とされる物質が含まれています。

  • アルミニウム
  • 塩素
  • トリハロメタン

アルミニウム

水道水にもアルミニウムは混入しています。アルミニウムを多く摂取し続けると、言語障害やアルツハイマー型認知症のほか、パーキンソン病、腎臓機能障害、筋肉のけいれん、ひきつけやてんかんを起こす可能性があるとされています。

 

しかし一方で、アルミニウムは摂取しても吸収されにくく、ほとんどはそのまま排出されると考えられており、日本の水道水の水質基準では0.2mg/L以下とう基準が設けられていますので、そこまで神経質になる必要もないと思います。

鉛の一番の害としては、一番は発がん作用が懸念されており、他にも疲労、便秘、貧血、消化管障害、神経系の障害など、さまざまな症状の原因になるとされています。

日本の水道に関しては、水質基準によって鉛の基準値は0.05mg/Lから0.01mg/Lへと引き下げられ、管理されていることから水道局の水道水は安心だと言えます。

塩素

日本の水道水は、ダム、河川、沼や湖などの水や、地下水を水源として各家庭に供給される過程を経て、最後の殺菌・消毒で使用されているのが「塩素」です。

塩素によって出る身体症状としては、肌荒れ、かゆみ、湿疹、抜け毛と言われていますが、もちろん個人によっても異なります。

 

日本の水道水は、51項目もの水質基準項目と、26項目の水質管理目標設定項目といった細かい基準値を設定して管理を行っているので安全性が高いのです。

しかし、赤ちゃんに水道水を飲ませる場合には満1歳になる頃までは直接与えるのは念のため控えた方がでしょう。

トリハロメタン

トリハロメタンとは、メタンを構成する4つの水素原子のうち3つがハロゲンに置換した化合物の総称で、代表的なものにクロロホルムがあります。

発がん性や催奇形性の他に、肝臓・腎臓障害を引き起こすことも言われており、短時間の水道水煮沸は逆に増えてしまうため危険など言われていますが、長時間の煮沸(10分程)でそのほとんどが消滅することが分かっています。

日本の水道水の安全性について

上記でも見てきた通り、水道水には危険物質が含まれていないわけではありません。

しかし、その多くは水準基準値が設けれられ、人体になるべく影響が出ないように厳しく管理をされています。

また、煮沸や浄水機でも除去できる物質もあることも考えれば、水道水の安全性は高いと言えるでしょう。

煮沸による除去 浄水器による除去
アルミニウム 不可
不可
塩素
トリハロメタン

水道水とウォーターサーバー(ミネラルウォーター)はどちらが安全なの?

ここまでは水道水の安全性について観てきましたが、ここからは水道水とウォーターサーバーで使用されているミネラルウォーターについて観ていきたいと思います。

水質検査項目から考えると水道水の方が安全

結論から言えば、水道水とミネラルウォーターでどちらが安全なのかについては、法律、水質検査の頻度、公表結果を見る限りでは、水道水に軍配が上がります。

水質基準として定められている項目数だけでも、水道水は51項目ですが、ミネラルウォーターは18項目しかありません。

 

マスコミの影響もあって、水道水には悪評が多く囁かれていますが、日本の水道水は、「水道法」という世界屈指の安全基準を備えた法律に担保されており、水道局という営利を求めなくても良い公的機関によって運営されています。

そのため、一企業では簡単に達成することのできない水質を、低価格で維持しているのです。

ミネラルウォーターよりも水道水の方が安全性は高い

水道水の安全性を担保している水道法には「水道水は一生飲み続けるものであり、一生飲み続けても健康に悪影響を与えないものである必要がある」という理念があるからです。

それと比べて、ミネラルウォーターの安全性を担保している「食品衛生法」は、味わうための嗜好品の安全性を保証しているのです。

つまり、たまに食べるものが対象であり、数年間も口にし続けるようなものの対象にはなっていないのです。

 

したがって、安全性だけを求めるのであれば、水道水だけでも良いですが、水の味や利便性を求める場合にはウォーターサーバーのミネラルウォーターを使用するという選択肢も出てくるでしょう。

その他の面でウォーターサーバー(ミネラルウォーター)と水道水を比較

水道水よりは基準がゆるいと言っても、ミネラルウォーターは嗜好品としての基準を満たしているため、危険なものではありません。

それよりむしろ、「まずい」「臭い」と思いながら我慢して水道水を飲むストレスの方が健康に悪影響を及ぼすでしょう。

実際にウォーターサーバーは日本でも普及が進んでいますが、なぜなのでしょうか?水道水とウォーターサーバーを比較してみました。

利便性 費用 安全性
水道水 ×
浄水器
ウォーターサーバー

水の味を比較

水道水の中にも美味しいものはありますが、一般的に水道水には「カルキ臭」や「サビ臭い」という人も中にはいます。

仮に浄水器で除去しても結局は水道水なので、味に関してはそこまでの差はありません。

それに対して、ペットボトルやウォーターサーバーは各地の天然水や名水を使っているため、

  • 水道水に比べるとまろやかで飲みやすい
  • 料理やコーヒーが美味しくなる

といった評判が多いです。

利便性を比較

水道水は蛇口を回せばいつでも水が出る点では便利ですが、例えば赤ちゃんに水を飲ませたりする際には、水を温めたりいろいろと手間は発生しています。

 

一方で、ウォーターサーバーはいつでも安全の高い温水・冷水が使えるという点がすごく利便性の高い点です。

冷水・温水を瞬時に手間なく出せるので、人気が高く導入する人も多いのです。

費用面を比較

経済的な部分を考慮すると、ウォーターサーバーを使うのは多少難しいのは確かです。

水代だけを考えても、ウォーターサーバーの水にかかるコストは、おおむね1リットル100円から200円です。

500ミリリットル130円程度のペットボトルと比べれば安いですが、1,000リットルで100円から200円程度の水道水に比べれば、非常に高額な商品でしょう。

また、ウォーターサーバーの電気代もバカになりません。おおむね1,000円/月になりますので、年間12,000円も余計にかかってくることになります。

そもそも、ウォーターサーバーの水を水道水のごとく何にでも使ってしまうと、水代はあっという間に数万円になります。

水をどう使うか、という点も、ウォーターサーバーを利用するうえでは重要なポイントです。

 

もし経済的な点が問題であれば、水道水の臭いや味をマシにする可能性のある浄水器を取り付けるのも、有効な選択肢です。

浄水器であれば、初期投資数万円の後は2ヶ月から3ヶ月ごとのフィルター代3,000円程度だけです。

おそらく、料理や飲用などすべての水を浄水器でまかなったとしても、それほど高額にはなりません。

安全面を比較

上でも述べたように、水道水は「水道法」が適用され水質の検査項目が多くて安全性が高く、ウォーターサーバーの水には「食品衛生法」が適用され検査項目が少ないということを観てきました。

しかしだからといって、ウォーターサーバーの水は安全ではないというわけではありません。確かに水道水と比べると安全面では劣るかもしれませんが、実際にはどちらも検査基準などを定めた法律に則っているため安全性は高いと言えるのです。

ウォーターサーバーを設置するメリットとデメリット

ここまで比較してきたところを観ると、総合的にはウォーターサーバーが一番優れていると言えそうです。ついで、浄水器、水道水といった順番になりました。

ここではウォーターサーバーのメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

すでに上述しているものもありますが、ウォーターサーバーを置くことによって、どんなメリットを享受できるのか、挙げておきます。

もちろん、家庭事情や用途、ウォーターサーバーによって違ってくることもありますが、適宜読み替えてください。

  • 採水地が明確なおいしい水を飲める
  • ウォーターサーバーによって高価なろ過システムを通した水を飲める
  • 好みの味の水や美味しいを飲める
  • 冷水やお湯を時間短縮してすぐに飲める
  • 万が一の災害時の備蓄水とても活用できる
  • ウォーターサーバーによっては水道水よりもより安全なお水が飲める
  • 市販の水を買いに出かけたりする手間をすべて省くことができる

デメリット

デメリットとなる部分も挙げておきます。

こちらも、家庭事情などによって違う場合がありますので、適宜読み替えてください。

  • サーバー本体、水ボトルや空タンクの保管スペースが必要になる
  • サーバーレンタル料、メンテナンス料などランニングコストが発生
  • 水を飲みきれない場合、無理をしなければならない場合がある
  • ウォーターサーバーの水を注文し過ぎると、水代が莫大になる可能性がある
  • 長期の旅行などで水の配送を止めても、会社によっては手数料がかかる場合がある

ウォーターサーバーと浄水器はどんな人におすすめ?

ここまで、水道水であっても浄水器を利用すればさらに総合的なバランスは高くなること、またウォーターサーバーのメリットやデメリットを観てきました。

最後に、ウォーターサーバーと浄水器はどんな人におすすめなのかを観てみたいと思います。

ウォーターサーバーがおすすめの人

  • 水の味や品質にこだわりのある人
  • 水道水とウォーターサーバーの水をきちんと使い分けられる人
  • ウォーターサーバーを設置する予定で家具の配置を決められる人

浄水器がおすすめな人

  • ランニングコストが気になり、水道水を節約してミネラルウォーターを使う人
  • 水の安全性に着目して、水道水をそのままでは使いたくない人
  • ウォーターサーバーの設置場所を作れず、廊下などに設置しようとしている人

まとめ

水道水やミネラルォーター、ウォーターサーバーにはそれぞれメリットとデメリットがあるということがわかりました。

安全面を考えると、日本の水道水は高い技術力で安全性は高いですが、やはり味や便利さなどを考えると、ウォーターサーバーの水と比べると劣ります。

 

しかし、ミネラルウォーターを購入したりすると手間やコストが掛かり、ウォーターサーバーを契約するとなると費用面はまだ抑えられるとしても水道水よりは家計の負担になります。

どれくらいコストが掛かるのかを知った上で、水道水のままでいいのか、ウォーターサーバーを選択するのかを判断すると良いでしょう。

この記事を書いたユーザー

nishino
元広告代理店勤務。nanairoでは不動産・暮らしやお金・節約術の記事を執筆しています。 nishinoの記事一覧

PICKUP

トップへ