便秘はいつものことと諦めないで!慢性便秘の種類と原因を知って解消しよう!

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いつも思うようにスッキリできず「便秘になりやすい体質だから諦めるしかないのかな」と思っていませんか?

しかし、便秘を体質のせいにして改善せずに諦めてしまうのは非常に勿体無いことです。

「いつも思うようにお通じが来ない」と感じられるような長期に渡って続く便秘は慢性便秘と呼ばれ、その種類はいくつか存在します。

慢性便秘を解消するにはそれぞれの種類と原因を知り、それらに応じたアプローチが必要となります。

こちらでは、多くの人を悩ませている慢性便秘の種類と原因、そしてその解消法をご紹介します。

便秘解消法で思うような効果が得られなかった人でも、便秘の種類と原因に応じたアプローチを続けていくことでスッキリできるようになりますよ。

慢性便秘の症状とは?

慢性便秘とは、排出されるはずの便が長い間腸内にとどまってしまい排便がスムーズに行われない症状です。

 

また、慢性便秘の特徴としては、「お通じの回数が減少する」「排便の際の便量が減少する」「排便の際に痛みが伴う」という3点が挙げられます。

たとえ排便があったとしても、「食べた量を考えるともっと出るはずなのに」と便の量に満足できなかったり、残便感があれば慢性便秘に分類されるのです。

慢性便秘の種類と原因

慢性便秘には大きく分けて「我慢から生じる直腸性便秘」「腸の動きが低下して生じる弛緩性便秘」「ストレスが原因のけいれん性便秘」「病気が原因の品質性便秘」といった4種類があります。

慢性便秘の状態が続くと、食欲低下・腹部膨満感・腹痛・食後に生じる腹痛といった不快な症状が伴うこともあります。

それぞれの種類と原因をきちんと知ったうえで、正しく解消していくためにも慢性便秘に分類される4種類の便秘について詳しく見ていきましょう。

直腸性便秘

直腸性便秘とは、「便意の我慢によって排出されなかった便が腸内でどんどん水分が失われて固くなり、排出されにくい便へと変化する」そして「便意の我慢によって便意に対して鈍くなる」といった2つの原因から生じる便秘のことです。

日常生活の中で、便意を感じたタイミングですぐにスッキリできないという場面は数多く存在します。

勤務中、移動中、外出先でトイレが見つからない……など、便意を感じたからといってトイレに駆け込んでスッキリできるとは限らないものです。

しかし、便意を我慢することが多くあると、便意が生じるメカニズムに支障をきたして便秘に陥ってしまいやすいので要注意です。

消化された食べ物が便として大腸に到達した後、腸の蠕動(ぜんどう)運動によって直腸に送られていきます。

そもそも便意は、便が直腸に到達したタイミングで生じます。

便意を感じたタイミングでの便は水分を吸収して柔らかく、スムーズな排便が可能な状態にあります。

つまり、便意を感じてすぐにトイレに行けば苦労することなく、簡単にスッキリすることができるのです。

しかし、この便意を我慢してしまうと、柔らかな便の水分は次第に失われて固くなり、外へ出しにくい状態に変化します。さらには、便意の我慢を繰り返していくうちに、腸内の便に体が慣れてしまって便意を感じにくくなってしまうのです。

弛緩性便秘

弛緩性便秘とは、下剤の乱用や腹筋の弱まりから腸の蠕動運動の働きが低下することで生じる便秘のことをいいます。

確かに下剤の服用は、頑固な便秘の解消には優れた効果を発揮します。

しかし、下剤の便秘解消効果に頼り切りの排便を繰り返していると、腸が排便に必要な機能として持つ蠕動運動が失われてしまいます。

つまり、下剤の乱用によって「下剤なしでは排便できない」という恐ろしい体へと変化してしまうのです。

また私達の腹筋は、腸を正常な位置で維持したりトイレでいきんだりと排便に大きく関係しています。

そのため、腹筋が弱まってしまうと腸が正常な位置から下にさがって「ポッコリお腹」になったり、排便に必要なだけいきめなかったりとスムーズな排便が不可能となってしまいます。

したがって、加齢に伴って筋力が低下した高齢者の人のみならず、運動不足から筋力が低下している若い人や、体型が気になるからと下剤に頼りがちな若い女性に多く見られる便秘こそ弛緩性便秘なのです。

けいれん性便秘

ストレスから便秘と下痢を繰り返す状態のことをけいれん性便秘といいます。

けいれん性便秘がストレスから生じる理由としては、ストレスが自律神経を乱れさせてしまうことが挙げられます。

そもそも自律神経には副交感神経と交感神経とがあり、これら2つが互いに作用し合うことで私達の健康が保たれています。

しかし、大きなストレスを受けたりストレスが蓄積され続けたりすると交感神経ばかりが優位な状態に陥り、本来あるべき自律神経のバランスが乱れてしまいます。

排便に必要不可欠な蠕動運動もまた、自律神経からのコントロールを受けていますから、自律神経に支障をきたすと腸の働きも正常に行われなくなります。

自律神経の優位な状態が続いた場合には、腸の蠕動運動が必要以上に過剰に働いて下痢が生じてしまいます。

また、腸管が過剰に収縮すると便がスムーズに通り抜けるだけのスペースがなくなってしまいます。

すると、便が腸内にとどまってしまって便秘になったり水分が失われて固くなった便が排便を阻害したりします。

品質性便秘

上記でご紹介しました3種類の慢性便秘は、異なる原因ではあるもののどれも腸の機能が低下したり便が排出に適さない状態に変化したりといった原因から生じていました。

しかし、この品質性便秘は、腸の機能や便の質に問題があるのではなく、何らかの病気が原因となって生じている便秘のことをいいます。

品質性便秘の原因として考えられる疾患は、大腸ガンや大腸ポリープ、女性の場合には子宮筋腫などです。

これらの疾患が発症すると腸管が圧迫されて、便の通り道が妨げられて便秘へと陥ってしまうのです。

便秘の根本的な原因が上記のような疾患なのですから、疾患を治療しない限りは便秘の状態は改善されません。

もしも生活習慣や食生活の改善を行っても頑固な便秘が改善されない場合には、一度医療機関への受診をお勧めします。

解消法

最後に、毎日の生活の中で簡単にできる慢性便秘の解消法をご紹介します。

長期間に渡って続く慢性便秘の解消には時間がかかります。

しかし、なかなか解消されないからと途中で諦めるのではなく、「解消法をコツコツと毎日続けよう」という心構えこそ頑固な便秘の解消にはとても大切になります。

便意を我慢しない

便意の我慢から生じる直腸性便秘の解消のみならず、毎日快適な排便を行うためには「便意を我慢しない」ことが最も重要となります。

先述の通り、便意を感じたときこそが快適な排便が行えるタイミングですから、この絶好の機会を逃さない手はありません。

便意をあった時には、極力トイレに行くようにしましょう。

また、便意を感じるタイミングが悪い人の場合には、毎朝決まった時間にトイレに行く習慣を身につけると良いですよ。

朝は腸を刺激して蠕動運動を促進しやすいタイミングですから、きちんと朝食をとってトイレに行く習慣を身につければ自然とお通じリズムが形成されるようになります。

したがって、朝食をきちんと食べられたりトイレに行ったりできるだけの時間の余裕が必要ですから、「夜更かしをせずに朝早く起きる」規則正しい生活を心掛けましょう。

十分な睡眠をとり朝早く起きるようにすれば、自律神経も整ってさらに快便に近づきますよ。

食生活の見直し

食事として口にしたものが便になるのですから、食生活の改善によるアプローチは便秘解消に非常に効果的です。

特に、「腸内環境を正常にする乳酸菌や食物繊維」「柔らかく排便に適した便にするために必要な水分」を意識的に摂取するようにしましょう。

また、1日のうち朝昼晩と3食きちんと食べることで自律神経を整えられるほか、蠕動運動を促しやすい朝のタイミングを活用することが可能となります。

腸内環境を正常にする食材を

食生活から便秘を解消するには、食物繊維や乳酸菌を積極的に摂取しましょう。

まず乳酸菌はヨーグルトやチーズなどの乳製品、キムチやたくあんなどの漬物類、納豆や味噌などの大豆製品など発酵食品に多く含まれています。

食べ物から摂取された乳酸菌は、腸に届くと善玉菌として腸内環境を正常にする働きを発揮します。

次に、食物繊維は乳酸菌や善玉菌の餌となってその数を増やすという働きがあります。

また、食物線維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維との2種類に分類されます。

イモ類や野菜類に多く含まれる不溶性食物繊維は、水に溶けずに腸内で水分を吸収したり腸内の便を絡め取ったりして便の量を増やし、腸の蠕動運動を促進する効果があります。

一方、海藻類や果物類そしてこんにゃくに多く含まれる水溶性食物繊維は、水に溶けることができるので腸内に届くと便の水分量を増やして柔らかくする働きがあります。

したがって、効率良く腸内環境を正常にして便秘を解消するには、乳酸菌を含む食材と共に食物繊維を摂取して得られる相乗効果を活用しましょう。

水分を摂る

水分が失われて固くなった便は、排出されにくく便秘の原因となってしまいます。

したがって、意識的に水分補給を行なって便の水分量を保つことも欠かせません。

喉の渇きを感じてからたくさんの水分を摂取するのではなく、少量の水分補給をこまめに行うようにしましょう。

特に、上記でご紹介しました不溶性食物繊維は水分を吸収して膨張するという性質から、水分が不足した場合にはかえって便を固くしてしまう恐れがあります。

そのため、不溶性食物繊維の過剰摂取は控え、適量を摂取する際にも水分補給と共に行うようにしてください。

ただし、水分であれば何でも良いというわけではありません。

冷たい飲み物は体の冷えから腸の機能を低下させてしまいかねませんから、極力40~50℃ほどの温かい状態で飲むようにしましょう。

温かい飲み物で芯から体を温めると、腸の蠕動運動を促進できるうえに消化機能を高められます。

適度な運動を取り入れる

弛緩性便秘の原因として挙げられたように、筋力の低下はスムーズな排便が行えなくなる原因でもあります。

そこで、適度な運動を毎日の習慣として取り入れて排便に必要な筋力を取り戻しましょう。

ウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲内で続けられる運動がオススメです。

運動による体の振動自体が、腸に直接刺激となって便秘の解消に役立ちますよ。

また、立った状態で腰をひねるだけでも、腸に刺激を与えられます。

ストレスを溜めない

ストレスが原因となって生じるけいれん性便秘を解消するには、はやりストレスを溜めないこと・ストレスを解消することが何よりも大切になります。

ストレスの解消方法は人によって異なりますが、大声を出せるカラオケに行ったり趣味に没頭したり運動したりと自分に合った方法でストレスを溜め込まないようにしましょう。

好きな音楽を聴く、アロマを活用する、お風呂にゆったりと浸かるといったリラックス方法も見つけていきたいですね。

諦めないで続けることが大切!

多くの女性をいつも悩ませる慢性便秘は、生じる原因によっていくつかの異なる種類に分類されます。

慢性便秘の中には病気が根本的な原因として隠れているものもあるため、「単なる便秘だから」と軽んじるのではなく適切な対処を行うようにしてください。

慢性便秘といえども生活習慣や食生活などの改善をコツコツと続けていく中で解消されていきますから、ご紹介しました解消法にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

もしも便秘解消法でなかなか便秘が改善されない場合には、思わぬ疾患の進行や便秘の悪化を防ぐためにも必ず専門の医療機関を受診しましょう。

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