辛い下痢をなんとかしたい!下痢に効果的な漢方はどれ?

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下痢を改善する選択肢として漢方薬を飲む人は少なくありません。

普通の薬と同じように処方されているような漢方ですが、どことなく効果が怪しい感じがするかもしれません。

そこで、今回は知っているようで知らない漢方薬の基礎知識と下痢に対して効果を発揮する漢方薬を紹介します。

漢方薬の特徴とは?

漢方薬の特徴と言えば自然の力を利用することで、化学物質が気になる方や自然派の生活を好む方にも重宝されています。

結局のところ西洋医学とはどう違うのでしょうか?

 

まず、西洋医学の目的は病の原因を除去することです。風邪にかかったら熱を下げる薬やウイルスを殺す薬、血圧が上がったら血圧を下げるための薬を出すといった例があります。

一方、漢方をはじめとする東洋医学は「人間を本来の状態に戻す」ことを目的としており、健康増進や「気」の調整が病からの復活に大事だと考えています。

 

そのため、漢方薬には即効性が少なく、同時に副作用も少なめであるという特徴があります。

さらに、漢方は未知な部分も多いことから、原因不明の病気に効果を発することもあります。

また、高いイメージのある漢方薬ですが健康保険が使えます。

漢方薬の飲み方は?

かつての漢方薬は草木をすりつぶしたものを煎じて飲んだり、そのまま粉薬として飲んだりしていました。

しかし現在は利便性と効能を考え、エキスをフリーズドライさせた所謂顆粒エキスの状態が一般的です。

 

そのため、漢方薬が処方される、または購入して飲むときは水で飲んでもお湯で飲んでも大丈夫です。

中にはお湯で飲むことを推奨する方もいますが効果の違いについての根拠はまだないようです。

妊娠中や授乳中に漢方薬を飲むことも悪影響につながる根拠はないので、不安がある場合のみ相談すると良いでしょう。

 

漢方を飲むときは用法容量を守って飲むことがもっとも効率がよく、副作用が出づらいです。

ちなみに、漢方薬は食後ではなく食前または食間の服用を支持されます。

食前の場合は食事の30分前、食間の場合は食後から2時間以上たってから服用します。

漢方薬による効果が出るまでは症状や体質によって個人差があります。

どうしても効果が出ない時や、何か異常が見られたときはすぐに医師と相談するよう心掛けてください。

また、効果が感じられたときもそれが安定するまでは飲み続けると体質改善につながります。

もちろん、病院から漢方を処方された場合は2種類、3種類の漢方を飲んで構いません。

逆に自己判断で複数の漢方を利用するときは医師または薬剤師に相談することが大切です。

下痢の時に処方される主な漢方

ここからは、下痢に効果のある漢方薬を紹介していきます。

漢方の原則は体質に合った薬を使うことなので、体の状態や下痢の種類に分けて漢方薬を使い分けると良いと考えられます。

漢方では全体を見極める証の他に、気、血、水(体液)の質で診断しますが、西洋医学的な診断で漢方を処方することも珍しくありません。

 

体質による下痢は食生活の乱れやストレス、冷え、体力低下などによって引き起こされます。

そのため、下痢に効果のある漢方薬も胃腸の動きを良くするだけでなく体を温め、血の巡りを良くしてくれるものが多いです。

 

人参湯(にんじんとう)

もちろん、野菜の人参とは違う薬用人参を使います。

薬用人参はいろいろな漢方薬の原料としても使われており、下痢で体力が低下している人や、冷え性からくる下痢に悩んでいる人に効果があります。

下痢でなくても、体が弱っている時に胃腸をサポートしてくれる漢方薬です。

 

体力が低下して顔色が悪い状態のことを「虚証」といい他には胃腸がうまく働かず下痢しやすいことや、声が小さいことも虚証の性質と考えられています。

逆に体力があって血色がよい状態のことを実証といいます。

他には筋肉質であることや暑がりであることも実証を表す特徴です。

啓脾湯(けいひとう)

元気がない、顔色が悪いという人はこの漢方薬がおすすめです。

慢性の下痢で悩んでいる人の体質改善に役立ち、消化不良の改善と食欲増進を促してくれます。

泥状便はもちろん、水様便が出ているという人にもこの漢方薬が処方されます。

真武湯(しんぶとう)

真武湯は人参湯と同様、体を温め、体力回復をサポートしてくれますが、人参等との使い分けとしては特に体力がない場合に真武湯を選択します。

体が冷えているということは新陳代謝の衰えを意味します。

体の代謝がうまくいかない時は発熱が滞るだけでなく血の巡りや気の巡りも悪くなります。

よって、下痢の他にはめまいや疲れやすさが改善します。

水分の巡りもよくなるのでむくみへの効果も期待できる漢方薬です。

六君子湯(りっくんしとう)

六君子湯も人参湯や真武湯と同じく体が冷えて、顔色が悪いという人の胃腸を良くしてくれる漢方薬です。

胃腸に効果のある四君子湯という漢方薬に水分代謝を高める生薬(二陳湯)をプラスしたものです。

みぞおちのあたりに違和感を持っている人や食欲がない人、全身のだるさがある人にも効果的な漢方薬と考えられています。

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

半夏寫心湯は吐き気や下痢、胸やけといった胃腸の悩みに広く使われる漢方薬ですが、この漢方薬は腸の働きを落ち着かせる効果があります。

よって、過敏性腸症候群で悩んでいる人にオススメされる傾向があります。

半夏瀉心湯の「瀉心」とはみぞおちの不快感を解消するという意味があり、さらに心臓の滞りを改善してくれることからストレス改善にも役立ちます。

柴苓湯(さいれいとう)

柴苓湯が使われるのは便の状態が水に近い状態で急性の胃腸炎にも効果を発揮します。

体を流れる水の流れを良くすることからむくみケアにもお勧めの漢方薬と言えます。

小柴胡湯と五苓散という二つの漢方薬をさらに調合しています。

黄連湯(おうれんとう)

黄連湯は下痢に効果があることはもちろん、胃の不調に対処する漢方薬として知られています。

胸やけや食欲不振、吐き気がするという方にお勧めです。

似た漢方薬に黄連解毒湯というものがありますが、こちらはストレスに効果があります。

五苓散(ごれいさん)

喉は乾くけど水分はうまく代謝できない。

そのような状況を改善してくれるのが五苓散です。

水分を受け付けない時に一緒に飲むと脱水症状を改善し、逆に水分をためすぎてしまう時はむくみケアに役立ちます。

気になれば病院で処方してもらえます!

このように体にとって安全そうな漢方薬ですが、副作用が無くて安心というわけではありません。

自然のものであってもアレルギー反応が起きる危険がありますし、他にも微量な成分が体に合わないこともあります。

独自の判断で、たくさん飲むことや他の薬との相性を無視することは賢明とは言えません。

気になれば、まずは病院で処方してもらいましょう!

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