下痢の時は便の色を目安に!健康状態は、目でみてチェックできる!

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下痢には原因がいくつかあります。それを見分けるには生活習慣や、最近食べたもの、便の状態など様々だと思います。

その中で、今回は色について取り上げてみたいと思います。

とはいえ、カタツムリのように食べたものがそのまま便の色になるわけではありませんが、色によってどんな症状が疑われるのかを紹介しつつ、下痢の対策も合わせて学んでおきましょう。

便の色をチェック!

「便の色?茶色に決まってるでしょ」といいたくなりますが、ふだんと明らかに違う便が出た時は、こちらを参考に、腸の状態をチェックしてください。

今日はちょっと食べすぎたなぁと思う時、こげ茶色の便が出てきます。

これは腸の中で異常発酵が起きている証拠なので便は非常に臭いです。

このような便であれば腸内環境を改善し、善玉菌が増えれば解決しますがここで取り上げる黒い便はそんなレベルではありません。

文字通り真っ黒な便です。

別名、タール便と呼ばれることからその黒さがうかがえますが、どこからこの黒さが出てきたのか気になります。

実は便の黒さは血です。

内臓で出血し、便として排泄されるまでに酸化して黒くなるわけです。

ちなみに、腸管で出血した場合は赤っぽい便になります。

では、どこから出血したのか?胃や食道、十二指腸などです。

出血の原因はストレスや免疫不全のほか、がんということもあります。

しかも、真っ黒な便は出血の多さを表すので、すぐに治ると安心せず病院で受診しましょう。

便に含まれる赤は血液です。

比較的肛門に近い部分で出血をすると酸化しないまま排泄されます。

原因は腸内の出血から痔まで様々ですが、場合によっては大腸がんも考えられます。

大腸がんは他に便が細くなることや下痢と便秘をどちらも患うことなどがあります。

赤い便は血液以外に粘膜も混じっているのでべとべとしています。

感染性の腸炎で言えばO-157がメジャーです。

O-157はかなり毒性の強い細菌なので、赤い便が出た時もすぐに病院へ行くことです。

便が緑色になるのは赤ちゃんの場合はさして気にしなくてもOKです。

この緑色は胆汁の中にあるビリルビンが酸化したためなので特に害はないと言えます。

ただ、善玉菌が弱った時にも緑がかった色になるので長続きしたら病院で相談しましょう。

ちなみに、普通の便が茶色いのも胆汁の色です。

 

黄色

黄色っぽい便であれば、それは腸が健康な証です。

黄色っぽい茶色で形のきれいな便は善玉菌が多くないとできません。

ただ、黄色い下痢の場合は当然、不健康な状態です。

考えられる症状は過敏性腸症候群。

過敏性腸症候群とはストレスなどが原因で腸の動きが早くなっている状態で、この状態だと便の水分が吸収できないことで下痢になってしまいます。

緊張で下痢をする人も過敏性腸症候群が疑われます。

白い便はロタウイルスによって出ます。

ロタウイルスは3歳以下の乳幼児がかかる病気なので、大人がかかるケースは少ないです。

症状は軽くないのですぐにお医者さんに見せてあげましょう。

ただ、白色の下痢で気を付けなければいけないのがコレラです。

過去のものと思われがちですが現在もわが国で感染する人がいます。

コレラは子ども、大人問わず大量の水下痢が出ます。

ほぼ水なので米のとぎ汁と形容されるような白い便です。

いつもと違う便がでたら?

このように、いつもと違う便が出たら体で異常が起こっている合図です。

そのなかで特に気を付けたいのが黒い便と赤い便、そして白い便です。

また、便が柔らかい下痢も十分にいつもと違う便といえます。

暴飲暴食などはしていないか食生活を見直す

暴飲暴食は胃腸を傷つけます。

消化不良になると腸が便を固くできずに下痢を引き起こしますし、アルコールや刺激物は消化器官を傷つけます。

また、脂肪分が多く塩分が高いものも内臓を傷つけます。

つまり、腸以外の部分が異常を引き起こした時も暴飲暴食を疑わなくてはいけないのです。

また、暴飲暴食とは違いますが、食べ物の衛生を軽んじることも良くありません。

特に夏場は細菌感染が多いですし、そうでなくてもノロウイルスは年がら年中猛威を振るっています。

食中毒にかかった時は水下痢が大量に出る傾向にあり、腸が傷ついた時には赤い便が出ます。

そして、腸より遠い場所での出血なら真っ黒な便が出ます。

もちろん、泥状便でも慢性的に続く場合は病気を疑いましょう。

少なくともなかなか治らない、これはおかしいと思ったら、誰よりもお医者さんが頼れます。

下痢止めを飲まない

下痢を止めたいのに下痢止めを飲んではいけないと聞くとおかしな気分になります。

たしかに、一時的な消化不良であれば下痢止めを飲んだ方が便を固くできるかもしれません。

しかし、下痢の本質は「悪いものを出す」ことです。

これは嘔吐も一緒なので食中毒にかかった時は下痢と一緒に嘔吐し、トイレに洗面器を持ち込む人まで出てきます。

もし、食中毒にかかった時に下痢止めを飲んだらどうなってしまうでしょう。

頑張って体の外に排出しようとしている機能を止めたらウイルスや細菌はどこに行ってしまうのでしょうか?

当然、腸の中でとどまり繁殖し続けます。

細菌の場合は毒素を出し続けますし、ウイルスであれば細胞を殺し続けます。

つまり、下痢止めを使うと下痢が悪化する場合があり得ると言うわけです。

食中毒の中にはきわめて強い毒性を持つ菌もいるので早く出しきること、そして自力で治せない場合は抗生物質・抗ウイルス剤を用いることが大事です。

善玉菌を増やして、腸内環境を整える

あくまで、食事が役に立つのは慢性的に下痢をしている時や、症状がそこまで重くない時です。

腸内環境は便の調子や便秘、下痢に大きく関わります。

その理由は腸内に住んでいる細菌たちです。

腸内にはおよそ100兆の細菌が住んでいるのですが、大きく分けて善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分かれます。

このバランスが15;10:75になると腸は安定します。

これだけ見ると悪玉菌が増えても大したことがなさそうですが、なんと悪玉菌が善玉菌より増えたら日和見菌が悪玉菌の味方をします。

つまり、一気に腸内環境が悪くなるわけです。

悪玉菌の多い腸内は有害物質が排出されることで免疫力の低下や肌荒れ、大腸がんや腸閉塞といった症状を引き起こします。

だから、ヨーグルトや発酵食品、オリゴ糖などを食べて善玉菌を助けてあげましょう。

「善玉菌は腸に届く前に死ぬ」と言われていますが、死んだ善玉菌は生きている善玉菌のエサになります。

ただし、細菌は弱いので腸を助ける食べ物は毎日摂取することが必要です。

少なくとも、腸内環境が安定するまでは腸に良い生活を続けましょう。

安静にする

なにより、大切なのは安静にすることです。

下痢の時は体力や免疫力が衰えているので、無理に働くとさらに大きな病気につながります。

また、現在進行形で急性の下痢に苦しんでいる場合は脱水症状対策に経口補水塩を摂ります。

経口補水塩は水1Lに対して食塩3g、ブドウ糖40gを混ぜて作りますが、下痢で流れていくミネラル補給に役立ちます。

便で腸の健康をチェック!

普段は気にしない便ですが、私たちの健康にかかわる情報がたくさん入っています。

だから健康管理でも検便が役立つのですね。

汚いものではありますが、きれいな腸を表すのは形の良い便です。

流す前には毎回チェックしましょう。

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