美味しいけど臭う…!にんにくを食べた後の口臭、なんとかしたい!!

私たちは、それを食べない方が良いと分かっていても食べたくなる時があります。

例えばにんにく、食べた後のにおいがきつくても美味しいからと食べてしまいます。

しかも、にんにくの悩ましいところは健康に良いところ。

そこで、にんにくの臭いの対策と素晴らしい栄養を知って、今よりもにんにくを楽しみましょう。

にんにくについて

にんにくはユリ科ネギ属に分類される植物です。

食べるのは球根の部分なので、買ったにんにくを放っておくと芽が出てきます。

にんにくはねぎの仲間なので、玉ねぎや、にらにも同じような臭い成分が含まれているのです。

にんにくは古代から伝わる植物で、ピラミッドにも描かれるほどの歴史を持ちます。

中国でも多くの病に効く薬として知られており、日本でも伝来してから2000年が経っています。

売られているにんにくは中国産のものが多いですが、国産のものはそれより高く、おいしいです。

にんにくの産地と言えば青森県が有名ですね。

にんにくは臭いがしますがそれを好む人もいます。

適量なら良い風味づけになりますし、もはやにんにくを丸々揚げた揚げにんにくも中華料理の定番メニューです。

にんにくをスパイスで用いると、他の臭いが隠されるマスキング効果が働くので、肉料理に相性ピッタリです。

さらに、にんにくは素材の味にコクを出す働きもあります。

にんにくの栄養

にんにくと言えば、スタミナ回復・精が付くイメージがありますね。

それもそのはず、にんにくは豊富な栄養の宝庫なのです。

そのなかでも、次のような栄養成分が有名です。

硫化アリル

にんにくの代表的な成分と言えばこの硫化アリルで、玉ねぎの涙が出る成分としても知られています。

この成分はにんにくの酵素と反応することでアリシンに変わります。

アリシンはビタミンB1の吸収を助けることで疲労回復を早めるほか、強い殺菌効果も持ちます。

S-アリルシステイン

これはにんにくにしか確認されていない栄養素で、コレステロールの合成を抑える効果や体の免疫細胞を活性化させる効果があります。

強い抗酸化作用も持つことから、大腸がん予防にもなるのではと期待されています。

スコルジニン

スコルジニンも代謝の促進や疲労回復の作用があることで知られています。

さらに、スコルジニンは末梢血管を広げることによる血行促進作用も持っています。

ラットの実験に置いてはスコルジニンを投与したラットの方が4倍泳げるという結果が出ました。

ビタミンB(B1,B2,B3,B5,B6)

ビタミンBには体の代謝を促進する効果があります。

そのため、栄養を効率よくエネルギーに変え、疲れにくくしてくれます。

さらに、代謝促進により体組織の回復にも良い影響が出るため、美肌効果・皮膚炎の改善も期待できます。

カリウム

日本人の食事はナトリウムが多いことで知られています。

ナトリウムが増えすぎると高血圧になり、血管や腎臓に大きな負担がかかります。

そのナトリウムとバランスを取るのがカリウムです。

そのため、カリウムには血圧を下げる効果やむくみを改善する効果があります。

他にも、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK 、カルシウム、リン、マグネシウム、セレンなどたくさんの栄養素が含まれています。

にんにくがかつては薬、今は健康食品として使われる理由がうかがえます。

においの原因

にんにくの臭いはアリシンが原因です。

アリシンは上記のとおり硫化アリルとニンニクに含まれる酵素が反応して作られる物質です。

これがにおいの元です。

さらにアリシンは体内でアリルメチルスルフィドという物質に変化します。

これはアリシンよりもずっと臭い成分です。

アリシンは動物が食べた時に臭いと感じるので、外敵を守るうえで役立ちます。

さらに、その殺菌効果でにんにく自身を細菌感染から守る効果も持っているのです。

つまり、にんにくは自ら臭くなるように進化したわけです。

臭いにんにくを食べた時は、念入りに歯を磨きたいものです。

しかし、にんにくの臭いは歯を磨いただけでは取れません。

なんと、アリシンは体内で分解されるまで体を巡り、肺で分泌されてしまいます。

だから、にんにくを食べた人の息は臭いのです。

しかも、にんにくを食べた人の息は2~3日臭うことも珍しくありません。

また、にんにくの臭いは肺以外でも分泌されるので口臭だけでなく体臭の原因にもなります。

やはり、にんにくを食べた人は臭いのです。

ちなみに、このアリシンは刺激が強いので食べ過ぎると胃が荒れてしまいます。

これは玉ねぎを生で食べた場合と同じですね。

にんにくのにおいの対処法

そこで、にんにくを食べる時はその臭いにも対処すると気兼ねなく楽しめます。

美味しいにんにく料理を楽しむためにはどんなことをすればよいのでしょうか?

食前

牛乳を飲む

牛乳を飲むことで、口内や胃にタンパク質の膜を作ることができます。

この膜がにんにくの臭みを包み込み体内への吸収をおさえます。

食前に飲んでおきたいですね。

緑茶を飲む

緑茶は強い消臭効果があるので、にんにくの臭いも軽くしてくれます。

ただ、量は少し多めで500mlから1000mlです。

食膳だけでなく食中や食後にも飲むといいでしょう。

また、単純に代謝を早めるだけだったら水を飲むのも効果的です。

水は口の中に溜まった汚れも洗い流してくれます。

食後

パセリやリンゴを食べる

にんにくのにおいを消してくれるものと言えばポリフェノールが有名です。

ポリフェノールには消臭効果や殺菌効果がある他、体を老化させる活性酸素を除去する抗酸化作用もあります。

ポリフェノールと言えばコーヒーやチョコ、ブドウのイメージがありますが、それ以外にもホウレンソウやナス、ゴボウと言ったよく食べるものにも入っています。

さらに、食後にリンゴを食べるのも効果的です。

さらにパセリにはポリフェノールの他にもにんにくの臭いを消してくれる成分が入っているので、料理の付け合せに活用してみましょう。

肉や魚料理を食べる

牛乳がタンパク質の膜でにんにくの臭いを減らしてくれるように肉や魚、チーズもにんにくの臭い対策に有効です。

しかも、にんにくは素材のうまみも引き出してくれるスパイスなので一石二鳥と言えます。

食後のデザートとしてヨーグルトを食べるのも効果的です。

歯磨き、舌磨き

にんにくを食べた後は口の中だけでもきれいにできると臭いを減らせます。

汚れは歯だけでなく舌にも溜まっているので歯磨きと一緒に舌磨きもできると良いでしょう。

体を洗う

体を洗うと体臭を落とす効果があります。

さらにお風呂に入ることで血行が良くなるのでにおい成分が出ていきやすいです。

そのため、サウナに入ることや軽い運動もよい口臭対策になります。

にんにくを楽しむなら、臭いのあるものを

にんにくは、臭いさえ気にならなければぜひ取り入れたいスーパーフード。

とくに臭いのするものが栄養成分もたっぷり含まれています。

疲労回復だけでなく美肌にも良いとなれば食べない手はないでしょう。

にんにくを食べる時はタンパク質を一緒に摂り、緑茶で臭い対策をしてくださいね。