わきがの治療について|手術費用や種類、リスクについても詳しく紹介!

ワキガは周囲にも不快なニオイとして認識されるので、人前に出るときには気を遣います。

脇の下は汗が溜まりやすいため、清潔にしておくことはもちろん、制汗剤や消臭スプレーなどでエチケットを欠かさないようにしましょう。

しかし、ワキガがひどい場合は手術をしないと、毎日清潔にしているくらいでは収まらないといいます。

最近では、美容外科などで手術ができることを宣伝しており、人気も高いようですが、完全に治らない場合もあるのです。

ここからはわきがの治療について、手術の種類や費用、リスクを含めて紹介していきます。

目次 ※クリックで開閉します

わきがの治療について

わきがの治療には、

  • わきがを発生させないための対処療法
  • 手術による根本の解決

の2種類の方法があります。

これらの治療法は、わきがの症状の重さによって使い分けられ、個人に合わせた治療が行われます。

わきがを発生させないための対処療法

体を切らない治療法は、わきがの症状を出さないための予防に目を向けた方法です。

わきがの臭いを出さないために、汗のコントロールをする方法が主な治療法となりますが、手術と異なる点は継続的な治療が必要になる点。

医学的な方法を用いて汗をコントロールしますので、市販のわきがケアに使用するものより効果は期待できますが、手術のように根本の原因をなくすものではありません。

対処療法的な治療が取られます。

塩化アルミニウム液を湿布する

制汗収れん効果のある塩化アルミニウムを外用薬として湿布します。

塩化アルミニウムは現在利用可能な制汗剤の中で、最も汗を抑える効果が高いものです。

昔から使われてきた制汗剤で、1916年に効果がすでに発見されています。

ただし、副作用の危険もあり、医師の指導で正しく使わなければ皮膚に炎症を起こすこともあります。

塩化アルミニウムが汗腺の開口部を塞ぐことによって汗が出るのを抑制するといわれていますが、いくつかの仮説があり、はっきりとはわかっていないようです。

ただし、2006年のイギリスの医学誌で報告された調査では、塩化アルミニウムの施用ではアポクリン腺に変化はなく、エクリン腺に変かを及ぼし、結果的に汗を抑える効果があるという結果が出ています

臭化プロバンテリン(プロバンサイン)を内服薬として用いる

内服薬として用いられるのが臭化プロバリテリンです。

抗コリン剤である臭化プロバンテリンは、汗を出す時に使われる伝達物質のアセチルコリンの分泌を抑える効果があります。

ただ、こちらも口が渇く、尿の出が悪くなるという副作用があり、持続的な服用は避けるように指導がされます。

他には葉緑素も高い抑制効果があるとされ、サプリメントでも用いられています。

汗を出にくくする効果がありますが、用法を間違うと、「眠気」「めまい」「頭痛」「便秘」「排尿障害」を起こす危険性があります。

さらに、効果が持続する時間も限られており、効果的な使い方をするには医師の指導が必要です。

精神面を整える飲む医薬品

ワキガが気になる人は、どうしても精神的に落ち込んでそれが原因でホルモンバランスが悪くなり、ますますアポクリン腺が活発になるという悪循環を繰り返すことになります。

このような場合には、自律神経を整える精神薬を投与することもあります。

しかし眠気やふらつきなどが起こるので、医師の指導の下に慎重に服用します。

汗を抑える注射

本来は、美容整形でシワを伸ばすためのボトックス注射をワキガにも使います。

腋の下に注射することでアポクリン腺を麻痺させ、汗とにおいを抑えます。

効果は半年~1年の間持続します。

ワキガの手術

ワキガの手術は何種類かありますが、基本的に皮膚の下部組織にあるアポクリン腺を除去してしまうものです。

皮膚の下部組織に直接アクセスするので外科手術になります。現在では、美容外科、形成外科を中心に、皮膚科などで手術を行えます。

外科手術とはいえ、美容に関わるものなので、一部を除いて保険適用がかからないため、治療費は30万円近くかかることもあります。

電気凝固法

ワキガの出る脇の下に局所麻酔をして、毛根へ直接、絶縁針を刺し、約5秒間、高周波を流す事により毛根と同時に臭いを発生させるアポクリン線やエクリエン線、皮脂腺を同時に熱破壊させます。

その結果、汗の量が減少し、ワキガが少なくなります。

メスなどを使う手術ではないので、肌への負担、精神的な負担の両方が軽減されます。

体への負担が少ないので、子どもさんから高齢者まで対応でき、すぐに普通の生活がはじめられます。

ですが、効果が期待できるものの、重度のワキガで悩む人の場合には完全にニオイをなくすことはできないことがあげられます。

期間を空けて何回か治療しないといけないことも面倒かもしれません。

-料金-

、1回当たり8万円強かかります。

すぐ効果が認められる治療ですが、効果に応じて2~3ヶ月に1回程度、数回行う必要があります。

直視下手術法・剪除法(せんじょほう)

ワキの下を3~5cmほど切開し、皮膚を裏返して確認できるアポクリン腺一つ一つ取り除いていく方法です。

確実にアポクリン腺を除去できます。

メリットとしてはワキガの原因となるアポクリン腺を確実に除去でき、しかも保険適用で安く済ませることができるということです。

しかし、メスを入れることになるため、傷口が落ち着くまでガーゼ固定などが必要な他、医師の技術が未熟であれば傷跡が目立ってしまうこともあります。

-料金-

おおよそ30~50万円といったところですが、保険適用になっているので費用が安く済みます。

非直視下手術法・皮下組織吸引法

美容クリニックで行われる脂肪吸引のように、ワキの下に1cmほどの穴を開け、そこから細い管(カニューレ)を通してアポクリン腺やエクリン腺、皮脂腺などをかき出すようにして吸い取ります。

皮膚を裏返す必要がないので大きな傷が残ることはなく、皮脂腺なども除去できます。

傷口が小さく、目立たないのはメリットですが、直視下手術よりもアポクリン腺が残ることがあり、確実に除去できるわけではありません。

-料金-

15万円程度から可能です。

超音波吸引(治療)法

脇の下に穴を空け、超音波を発生させながらその熱でアポクリン腺などを破壊しながら吸引します。

吸引法よりも効果が高いのがメリットですが、火傷や皮膚壊死など数編組織への影響も大きくなります。

-料金-

18~30万円程度が相場になります。

皮下組織削除法

ワキの下を1cmほど切開し、専用器具を用いて皮下組織ごと削り、アポクリン腺やエクリン腺を除去します。

傷口が小さくて済んで効果は高いですが、術後の回復にワキを1週間程固定する必要があり、仕事に影響することもあります。

また、高い技術が必要な上、何回か手術を行うことになるので、肌への影響は小さくなく、跡がシミになることもあります。

20~40万円程になります。

わきが手術のリスクについて

ワキガの手術は外科手術なので、リスクはつきものです。

美容外科は一般の病院とはちょっと趣が異なるため、インフォームドコンセプトという言葉がしっくりこないかもしれません。

しかし、外科手術である以上、そのリスクなどを説明し、患者の納得・同意を得ることが重要なのはいうまでもありません。

具体的には、手術方法によって脇の下に切開の傷跡が残る、肌にシミが残る(肌が変色したようになる)、アポクリン腺が取り切れないといった可能性があります。

手術で完治しないリスク

ワキガの原因となるアポクリン腺を根こそぎ除去するのですから、完治するのではないかと期待する人もいるでしょう。

しかし、手術した人の経験では、完治したという人はそれほど多くなく、術後もワキガがするという声も認めることができます。

アポクリン腺などを直接目視することなしに取り除く吸引法では、どうしても取り残しが出てしまう場合があるからです。

美容外科の宣伝などでも「必ずしも完治するものではありません」と但し書きしてある場合が多くあります。

手術にも過度な期待はしない方が良いかもしれません。

再発や術後臭のリスク

手術によってアポクリン汗腺が除去されたとしても、手術後にアポクリン汗腺が発達してしまうと、臭いが再発してしまうこともあります。

アポクリン汗腺は成長して初めて汗を出し始めます。

そのため、手術ですでに発達しているアポクリン汗腺を除去したとしても、また新たにアポクリン汗腺が発達してしまうと、わきがが再発してしまうことがあるのです。

また、手術後のニオイについては、再発を除いては精神的なものが多いので、心配しすぎないことが第一です。

どうしても不安な場合は精神的に安定するような薬の投与が必要になってくるので、医師の診察のもとに正しい治療を続けることになります。

違うところからのニオイがひどくなったというのは、今まで脇の下からひどいニオイがしていたのが少なくなり、他の部位からの体臭が気になり始めたということが多いようです。

わきが手術はリスクについて熟考してから受けるようにしましょう

ワキガはやっかいなニオイではあるのですが、根本的な治療はいまのところ、手術でアポクリン腺を直接取り除く方法以外にはありません。

しかし、完全にニオイがなくなるというわけではなく、様々なリスクも背負ってのことになります。

特にニオイがひどい人はどうしても手術に頼ることになりがちですが、手術で完治すると過度な期待を持たないことです。

それでも周囲の人には迷惑を掛けないほどのニオイに減少しますので、あとは日頃のケアでなんとかなるレベルにはなります。

手術を行う前には、そのほかの治療もあり、軽い症状であればこれだけでも効果があります。

美容外科などで治療を行う際には、いきなり手術ではなく、他の方法についても相談しながら行っていきましょう。

逆にすぐに手術を勧めるような医院であれば問題がある可能性があるので、注意しましょう。

PICKUP CONTENTS

トップへ