産後のむくみ 原因と解消法は?

出産でむくみが改善すると思っていたのに、出産後からまた身体がだんだんむくんでしまって「なぜ?」と不思議に思っていませんか?

産後は、妊娠の時期とはまた違う理由でむくみが起きやすくなります。産後特有のむくみの原因と、簡単にできる対処法をご紹介します。

産後のむくみの症状

産後は、むくみで手足が腫れて、気だるく感じてしまう人が多い時期です。むくみは、皮膚の下に余分な水分が溜まっている状態です。

むくみやすいのは、心臓から遠い部分で脚や手です。特に脚は、重力の関係で心臓から流れてきた血液を戻す力が鈍くなり脚に溜まってしまいむくむことが多い部分です。

むくみがひどいと、手でむくみを感じている部分を押すと皮膚が凹んだまましばらく戻らない状態になります。この状態では体内の水分が5~10%余分に蓄積されているといわれています。そのため、その水分量の分、体重も増えてしまっています。

 

水分増加量が、5~10%以下の場合、見た目ではむくみの症状が確認できませんが、潜在的なむくみが発生していて体重は多くなってしまっています。

原因は?

妊娠の時期には赤ちゃんの栄養分や羊水で使うために、血液量が1.5倍にも増加しているといわれています。出産とともに、過剰になっていた血液や水分が体外に一気に排出されるのですが、急激に水分が失われてしまったために身体の防衛反応が働き水分を確保しようとします。そのために、本来必要な量以上に水分を溜めこんでしまうことが、産後のむくみの原因のひとつとされています。

また、産後は授乳が始まります。母乳で水分が大量に必要になるために、身体が水分を余分に蓄積しようとすることもむくみの原因といわれています。

産後は赤ちゃんのケアや、体調の変化で生活のリズムが崩れやすく、睡眠時間も少なくなりがちです。さらに、育児で忙しくなると、外出が少なくなり運動不足になってしまいがちです。

睡眠不足や運動不足は、代謝が低下する原因となります。代謝が低下すると血液循環が悪くなってしまい、むくみを引き起こしてしまいます。

その他にも、産後におこりがちな便秘なども老廃物を体内に溜めてしまうために、むくみの原因となるといわれています。

さんごのむくみの解消法

産後のむくみ対策は、食事や運動など総合的に行うことがおすすめです。簡単にできるむくみ対策をご紹介します。

減塩する

むくみには塩分が大きく関係しています。塩分が多くなってしまうと、体内の塩分濃度を調節するために水分を多くとり込もうとしてしまいむくみが起きてしまいます。塩分を適度に減らすことで、むくみ対策ができます。

 

加工食品など気づきにくいけれど、塩分がたくさん入っているものもあるので気を付けましょう。塩は、海水を原料とした天然の塩が、ミネラルが含まれていてむくみにくいです。

カリウムを摂取する

減塩と一緒に心がけたいのが、カリウムを摂取することです。カリウムは、余分な塩分を排出してくれたり、筋肉の働きをサポートしてくれたりします。

 

血液中では、カリウムと塩分がバランスをとって存在しています。カリウムが少なくなると、塩分が過剰になってしまい、水分を多くとり込むことで濃度を保とうとしてしまいます。塩分を抑えることが一番大切ですが、カリウムの摂取もそれに近いくらい大切です。

【カリウムが多く含まれる食品】

さつまいも、さといもなどいも類

バナナ

納豆

牛乳

干しひじき

干しエビ

鰹節

アボカド

玄米など

カリウムは茹でると成分が水に溶け出てしまうものが多いので、茹でる場合はスープにするなど汁ごと摂取できる調理法がおすすめです。

身体を温める

女性に起こりがちな冷えは、むくみの原因のひとつです。冷えてしまうと血流が悪くなり、老廃物や余分な水分が脚や手などに溜まってしまいます。そのため、様々な方法で身体を温めることでむくみ改善が期待できます。

お風呂で湯船に毎日つかると、身体があたたまります。しかし、産後でお風呂にゆっくり入る時間がない人も多いと思います。その場合は、熱めのお湯で足湯をするだけで全身があたたまります。10分程度でも十分効果が期待できるので、夜寝る前等におすすめですよ。

温かいお茶なども身体を温める効果があるので、おすすめです。飲み物はノンカフェインのお茶がむくみ対策にはオススメです。

【ノンカフェインのお茶】

びわ茶

ごぼう茶

とうもろこし茶

杜仲茶

たんぽぽ茶

よもぎ茶など

むくみ解消のマッサージ

むくみ解消にはマッサージも効果的です。

【脚のむくみ解消マッサージ】

1、 膝から下のリンパ液が多くあつまる膝裏をもみほぐす

2、 両手で足の先から膝裏に向けてさするようにマッサージ

3、 膝上のリンパ液が集まる足の付け根の内側をマッサージしてもみほぐす

4、 膝から上に向かって両手でマッサージする

また、足首を回したり、足の指をグーパーと開いたり閉じたりを繰り返すなど、簡単なエクササイズも血行を良くしてくれます。

マッサージをする時間がない場合は、お昼寝の時などに足を枕で10~15センチ程度上げると心臓より高くなって足の水分や血液が循環するのを助けてくれます。

適度な運動をする

産後は体調の変化や、忙しさで運動不足になりがちな時期です。体調に問題が無ければ、適度な運動を心がけることで、血流改善や筋肉量アップでむくみ解消が期待できます。

産褥(さんじょく)体操は、産後すぐから始められる運動です。看護師さんや助産師さんに相談して教わりながら行ってみてください。産褥体操は、むくみ改善だけでなく、母乳の出がよくなったり、便秘予防効果などもあり、産後のさまざまな身体の悩みに効果的です。

適度な運動はおすすめですが、産後は不安定な時期なので無理せずお医者さんとも相談しながら行いましょう。

着圧靴下

むくみ改善をサポートしてくれる着圧靴下もおすすめです。脚を締め付けることで、重力の力に逆らえずに、脚に溜まってしまった水分や血液を心臓に戻すサポートをしてくれます。

着圧靴下は医療用もあり、医療用のほうが締め付けが強く効果が期待できます。医療用はお医者さんの処方が必要なので、むくみがひどく必要な場合は病院で相談しましょう。

水分がカギ!

水分を排出することが大切

様々なむくみ対策の方法をご紹介しましたが、マッサージや運動、着圧靴下などは直接的なケアではなく、徐々にむくみを改善して行くためのものなので、ひとつしてすぐにむくみが消えるわけではありません。

特に産後のむくみの場合は、体内にため込んでいる水分が多いため、減塩や利尿作用のあるお茶などで、少しずつ体内の水分を排出していくことが大切です。

水分をとらないのは逆効果

むくみは体内の水分が原因ですが、水分を減らすと逆効果です。産後のむくみでは、身体が「水分不足」を感じて水を貯め込むため、水分を減らすとさらにむくみがひどくなってしまいます。産後は、授乳などで水分が出やすい時期なので、適度に水分は摂取しましょう。

むくみがひどい場合は受診を

しびれがでるなどむくみがひどい場合や、2~3ヶ月経っても改善しない場合は念のためにお医者さんに相談しましょう。

また、妊娠中に妊娠高血圧症候群だった方は、むくみがでてしまった場合も病院を受診しましょう。

まとめ

産後はとてもむくみやすい時期で、多くの人が経験します。適切なケアをすることで、むくみを軽くしたり、時期を短くしたりすることができます。

特に減塩やカリウムの摂取や身体を温めることは大切です。これらを含めていくつかのケアを総合的にケアすることがおすすめです。

産後のむくみは一時的なもので、3週間ほどで治まるといわれています。ストレスもむくみの原因になるので、あまり心配せず、できる限りリラックスできる時間をつくりながら過ごしましょう。

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