更年期で太る?痩せる?「更年期障害」による体重変化の原因と対策法

更年期になると太りやすくなる人と 痩せやすくなる人がいます。

体型が変わるというのは女性にとっては深刻な悩みですよね。

なぜ更年期になると太ったり痩せたりするでしょう。

その理由と対策について書いていきます。

あなたは更年期で太る?痩せる?

太ってしまう原因は自律神経の乱れ

更年期女性によく見られるのが、急に太って肥満体型になる人。

しかし、太ってしまった人は「今までと同じように食べているだけなのに」といいます。

また「ダイエットしても、痩せられない」という話も聞きます。

 

更年期の女性は、太りやすくなる傾向があります。

その原因としてあげられるのがホルモンバランス。

更年期になると、卵巣の機能が衰えて「エストロゲン」という女性ホルモンが不足します。

エストロゲンが不足すると脳の視床下部が、エストロゲンを分泌するように卵巣に働きかけます。

しかし、卵巣機能が低下しているためにエストロゲンは分泌されません。

そのため視床下部はパニック状態になります。

 

視床下部は、自律神経と密接な関係がありますので、自律神経にも影響が及びます。

自律神経が乱れるために、精神的に不安定になる人もいます。

精神的に不安定な状態になるとストレスを感じてイライラすることが多くなり、さらに体重が増加します。

また、そのような精神状態はダイエットを阻害します。

 

エストロゲンには、脂肪の燃焼を高める、食べ過ぎを抑える、内臓脂肪の蓄積を抑制するといった太りづらい体にする作用があります。

つまり、エストロゲンの不足により体内に内臓脂肪が蓄積しやすくなってしまうのです。

その結果、体脂肪率が増加します。

内臓脂肪は、皮下脂肪よりも健康に重大な影響を与えます。

内臓脂肪がたまって肥満になると、糖尿病や高血圧症、高脂血症などの発症の原因となるということがわかってきました。

肥満に加えて、この3つの病気のうちの2つが発症すると「メタボリックシンドローム」になります。

また、筋肉量は年齢とともに減少するのですが、更年期のホルモンバランスの乱れは筋肉量の減少を加速させます。

筋肉量が減ると、代謝が落ちて太りやすくなってしまうのです。

痩せる原因も自律神経の乱れ

一方で、更年期に入ってから痩せてしまう人もいます。

「若い頃よりも、食べられなくなった」

「食欲がない」

「食べても痩せてしまう」

「胃がムカムカして食べられない」

このような症状に悩んでいる更年期女性も多いようです。

食欲不振の原因もやはり、エストロゲンの減少。

女性ホルモンが十分に分泌されないために、自律神経が乱れてこのような症状が出てきます。

 

自律神経は、交感神経と副交感神経の二つを交互に切り替えます。

しかし、更年期になるとこの二つの自律神経の切り替えがうまくできません。

更年期は交感神経が優位になって、副交感神経が十分に働かなくなってしまうのです。

副交感神経は、心を癒し、胃腸などの消化器官を働かせます。

そのため、副交感神経がうまく働かないと食欲不振を招きます。

また、精神的に不安定な状態が続くと食欲不振の症状が出ます。

食欲不振の状態が続くと、痩せるだけではなく貧血やめまいを起こす可能性もあります。

体重の変化を把握しよう

適正体重を知ることは大事

では、どのくらいの体重を保てば良いのでしょうか?

肥満はもちろん健康の大敵ですが、痩せすぎもよくありません。

自分にとって適正な体重を知ることが一番大切です。

 

BMIを計算する

適正体重の計算方法は、いろいろありますが現在もっとも一般的なのはBMI(Body Mass Index)です。

世界的にも広く採用されており、健康診断で肥満や痩せすぎの指標として使用されています。

BMIは次の数式で簡単に出すことができます。

計算の前に身長はメートルに直しておきます。

BMI=体重÷(身長×身長)

(単位:体重㎏  身長m)

標準体重はBMIで22とされています。

なお18.5から25未満が適正体重とされています。

できるだけ適正体重の範囲に入るよう心がけましょう。

更年期による体重変化の対策

更年期による体重変化の対策で大切なのは、自律神経を整えること。

 

更年期の自律神経の乱れはエストロゲン減少によるものが大きいですが、だからと言ってホルモン注射などの治療はあまりおすすめできません。

更年期は、女性のホルモンバランスが変化する時期。

そんな時期にホルモンバランスを更年期前の状態に戻してしまう女性ホルモンの補給をしてしまうと、今後の人生でずっと更年期の症状に悩まされてしまうからです。

 

だとしたらすることは一つ。

自立神経を整える方法をとること。

自律神経を整える方法はホルモンバランスを整える方法だけではありません。

自律神経を正常に保つ方法を実践して、更年期の体重の変化にストップをかけていきましょう。

運動

 

激しい運動をする必要はありません。

できるだけ階段を使うようにする、バス停や駅を一つ前で降りて歩くなど、簡単なことから始めるとよいですね。

外に出るのもおっくうに感じるときは、家の中で気軽にできる運動があります。

たとえばラジオ体操、その場足踏み、踏み台昇降運動などです。

その場足踏みは、意識して足を高くあげると効果的とか。

テレビを見ながら一日30分やるだけで良いそうです。

 

食欲不振が原因で体重が落ちている場合にも運動が有効です。

運動をしておなかを空かせましょう。

更年期の女性は、一般的に運動不足の人が多いようです。

特に仕事でパソコンの前にずっと座っているような人は、精神的にストレスを感じやすい傾向にあります。

運動をすることで、体を健康に保つことができます。

スポーツクラブへ通う

軽い運動で体を動かすことに慣れたら、スポーツクラブに通うのもお勧めです。

何より仲間と一緒に運動するのは励みになります。

プールで歩いたり、筋肉トレーニングをしたり、スタジオプログラムに参加したりと思い切り楽しみましょう。

筋肉を鍛えると基礎代謝もあがりますし、有酸素運動で脂肪を燃焼できますのでダイエットにも効果絶大です。

食事療法

肥満の原因は栄養過多です。

そのため量を減らすことが必要です。

しかし、極端な食事制限はよくありません。

必要な栄養素がとれないような状態になると、良くない影響が出てきます。

食事制限をする際には、医師や栄養士と相談して適切な栄養素をとりながらダイエットするようにしましょう。

朝日を浴びる

自律神経は代謝に影響を与えます。

自律神経のバランスを整えることで、肥満の予防になります。

朝起きたら、窓を開けて朝日を浴びるのも効果的。

セロトニンという神経伝達物質が分泌されるので、睡眠の質を高めることができます。

アロマテラピー

アロマオイルは、嗅覚を通して脳の視床下部に働きかけます。

そして、自律神経やホルモンバランスを整えダイエット効果が高まります。

更年期には、ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、セージなどが効果的。

ただ、精油には禁忌がありますので、購入前に販売店で相談してください。

生活のリズムを整える

規則正しい生活を送ることで自律神経のバランスが整います。

毎日、同じ時間に起きて、食事を三食きちんと食べ、同じ時間に寝るという基本的なことを守ってみましょう。

それだけでも、症状が好転する可能性があります。

大豆イソフラボンを摂取する

食欲不振、胃腸の不調をはじめ更年期障害は、エストロゲンの不足によって起こります。

大豆イソフラボンは、エストロゲンと同じような働きをしますので、積極的に食生活に取り入れてみましょう。

更年期の症状の緩和だけではなく、コレステロール値を抑制し、骨密度を高める働きもあります。

大豆イソフラボンは、豆腐、豆乳、味噌、納豆などを食べることで接種できます。

心療内科を受診する

更年期うつ病で痩せてしまうこともあります。

更年期には心のケアが必要な人もいますので、あまりにも辛い状態が続いたら迷わず病院に行きましょう。

サプリメントの使用

更年期障害に効果的なサプリメントを使用することで自律神経を整える方法です。

 

体重に限らず、更年期の諸症状はホルモンバランスの乱れから起きる自律神経の乱れが大きな要因となっています。

更年期に効果的なサプリメントを使用することで、自律神経を整え、体重の変化を含めた諸症状に効果的にアプローチすることができます。

 

更年期サプリについての詳細は関連ページで詳しく紹介していますので、参考にしてください。

更年期の体重変化は自律神経を整えることが大切

更年期に伴う体重の変化は自律神経の乱れが大きく関わります。

そのため、体重の増加にしても、体重の減少にしても、まず最初に行いたいのは自律神経を整える方法です。

 

太りすぎ、痩せすぎはどちらも健康のためにはよくありません。

適正範囲に入るように、体重をコントロールすることはとても大切です。

更年期に限らず、体重の変動は健康の目安になるのでチェックするように心がけましょう。

そして更年期の症状もひどくなる前に対策をしましょう。

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