更年期障害の症状ってどんなのがある?なりやすい人の特徴って??

これから更年期を迎える人にとっては、更年期障害の症状にはどんなものがあるのか、また個人差があるといってもどの程度なのか、更年期障害になりやすい人はいるのかなど、いろいろなことが気になると思います。

もしも身近に気軽に更年期障害について尋ねられる人がいるなら、ぜひ直接たずねてみてください。

何人かに話を聞くと、更年期障害の症状も、その重さや辛さも、ほんとうに人によって千差万別なので驚くことと思います。

ここでは更年期障害の症状を紹介し、更年期障害になりやすい人の特徴をみていきます。

もしも自分が当てはまりそうなら、意識してそうならないような行動を取ることで更年期障害の症状が軽く済むかもしれません。

更年期障害の症状について

更年期障害の症状には肉体的なものと精神的なものがあります。

ここでは代表的な症状をご紹介しますが場合によっては更年期障害ではなく重篤な病気が隠れている可能性もあります。

気になる症状が続くようなら医師に相談し、病院で検査を受けた方が良いでしょう。

更年期障害の肉体的な症状

頭痛、肩こり

今までに経験したことのない頭痛や肩こりが起きることがあります。

また、今まで頭痛や肩こりの症状があった人でも、更年期になって症状が重くなるという人も多くいます。

エストロゲンの分泌が減少することで自律神経が乱れ、血流が悪くなっているのが原因と考えられます。

疲れ、だるさ

周囲の人には理解してもらいにくいだけに辛い症状です。

肉体的な症状ではありますが精神も大きく関係しています。

ホルモン治療で改善することがあります。

のぼせ、ほてり、発汗(ホットフラッシュ)

更年期障害の代表的な症状です。

何もしていないのに急に顔や頭が熱くなってぼうっとしたり、急に流れるほどの汗をかいたりすることがあります。

腰痛

閉経後の腰痛の場合、エストロゲンが分泌されなくなることで骨が弱くなっていることも考えられます。

更年期障害のホルモン治療には健康保険適用のものもあります。

骨粗しょう症ではホルモン治療が保険適応で受けられます。

動悸、息切れ、息苦しさ

激しい運動をしたわけでもないのに心臓がドキドキしたり、息が苦しくなったりします。

これらもエストロゲンの分泌が減少することによる自律神経の乱れが原因とされます。

他の病気が隠れていることもあるので病院で検査を受けましょう。

めまい

目の前がくらくらする、または一時的に目の前が真っ暗になるなどの症状です。

急激な動作で起こることが多いので、ゆっくり立ち上がる、ゆっくり起き上がるなど動作の仕方に注意することで改善されることもあります。

他の病気が隠れていることもあるので病院で検査を受けましょう。

更年期障害の精神的な症状

うつ状態、不安感

何もする気が起きない、朝ふとんから起き上がれない、気持ちがふさぎ込む、何を見ても感動しない、心が動かないといった症状です。

また、いつもしていることを不安に感じたり、これまで考えたことのなかった心配事を次々と考えたりする不安感が出る場合もあります。

イライラ、怒りっぽい

女性ホルモンの変化は感情の起伏に大きく影響を与えています。

一般的に成人男性に比べ成人女性の方が良い意味では感情が豊かといえますが、感情の起伏が激しいことからも女性ホルモンの影響がうかがい知れます。

ホルモン治療で改善することがあります。

不眠

なかなか寝付けない、眠りが浅い、すぐに目が覚めてしまうなどの症状があります。

日中運動をする、寝る前にぬるめのお湯に浸かるなどしても効果がなく、日常生活に影響するようなら受診しましょう。

一時的に睡眠薬を処方されることもあります。

更年期障害になりやすい人・なりにくい人の特徴

産婦人科医の話では更年期障害の症状は個人差があり、症状を重く感じるかそれほど感じないかというのはホルモン値よりもその人の性格によるものが大きいのだそうです。

実際に症状が重くなるかどうかは、身体の変調があったときに「まあ、歳を取ればいろいろあるわよ」と明るく対処するか、「痛い、つらい、困った」とその症状を重く捉えるかといった性格の差で決まってくるようです。

更年期障害になりやすい人の特徴

自分の母親や親族が更年期障害だった人

遺伝的要素がないとはいえないようですが、「更年期障害はつらいもの」という印象をはじめから持っていることが影響してしまうのかもしれません。

PMS(月経前症候群)が重かった人

PMSでもつらい症状に悩まされたと言う人は、女性であることはつらくて大変と感じている人でしょう。

神経質で真面目な人

努力家で真面目な人ほどストレスを溜めやすいのだそうです。

努力ではどうにもならないことは受け流せるようになると良いようです。

ストレスを感じている人

夫婦仲や仕事上のストレスなども更年期障害に関係するといいます。

外的要因は同じような境遇でも人によってストレスの感じ方は違うようです。

小さなことも気になる人

身体の不調を敏感に捉えてそれを拡大してしまいます。

くよくよ考えたり悩んだりしないような工夫ができると良いですね。

自律神経系の病気をしたことがある人

もともと弱い部分が更年期障害によってさらに乱されますから、これまでの症状が強く現れることになります。

早めに医師に相談しましょう。

更年期障害になりにくい人の特徴

ものごとをポジティブに捉える習慣ができている人

同じできごとがあってもそれに対して前向きに捉えてやり過ごすことができればストレスを感じることも少ないため更年期障害の症状が現れにくいはずです。

身近に更年期障害を訴える女性がいなかった人

更年期障害がつらいという先入観がないため、ちょっとした不調もあまり気にせず過ごせてしまうようです。

生活が充実している人

仕事や家事がある程度忙しく、身体のちょっとした不調にかまっていられないくらい充実しているため更年期障害の症状が悪化しないといえるでしょう。

おおらかである意味ズボラな人

ズボラというと悪い意味に捉えられるかも知れませんが、完璧主義ではなく「まあいいか」と思える人はストレスも溜まりにくいはずです。

更年期障害になりにくい人になるには

自律神経系の病気をしたことがある人やPNS(月経前症候群)でつらい症状に悩まされていたという人はおそらく気持ちのどこかに「自分は弱い」と考えている部分があると思います。

症状のすべてが気の持ちようとはいいません。

つらいときには受診して薬などに頼るのも良いでしょうし、休めるときにはゆっくり休めば良いと思います。

けれど、少しずつでも「自分は、ほんとうは弱くない」という考え方ができるようになると良いと思います。

心の健康が身体に表れるのはよくあることです。

悩みをかかえてしまうタイプの人はカウンセリングを受ける、心療内科や精神科を受診するなどしてみるのも良いと思いますよ。

また、つらい症状が現れてから対処するのではなく、日頃から予防になることを積極的におこなうのも効果的です。

漢方薬や針治療などの東洋医学は身体の弱い部分を徐々に改善していくにはぴったりです。

女性特有の症状に詳しくて評判の良い治療院をみつけて相談に乗ってもらうと良いでしょう。

運動不足を感じているなら更年期を迎える前に運動の習慣をつけておくことをおすすめします。

更年期には年齢も上がっている上に生活も忙しくなっています。

そんなときに更年期障害の症状があればなおさら新しい習慣を身につけるのは大変なことですから、更年期を迎える前に定期的に運動をする習慣をつけておきましょう。

また、運動不足な人はもともと運動が得意ではなく、スポーツを楽しめない人が多いようです。

太極拳やヨガなどは運動が苦手でもできますし、身体の調子を整えてくれます。運動が苦手でも、景色の良い場所を歩くなど楽しみながらできることをみつけると良いですね。

食べるものについても、これまでより少しだけ良くする努力をしていきましょう。

これまで外食やコンビニで買ったお弁当で食事をしていた人にいきなり「すべての食事を手作りした方が良い」というのは無理がありすぎます。

理想は理想として掲げておき、まずは自分ができることから食生活の改善を。

朝が忙しいなら夜だけでも魚や肉と野菜を買ってきて自炊する、夜はどうしても外食になってしまうなら朝食だけはきちんと作って食べる、毎日は無理なら週末だけでも。

とにかく今の食生活よりちょっとだけ頑張ってみてください。

きっと勢いがついて数年後には健康的な食生活になっていると思いますよ。

まとめ

更年期障害の症状に関しては、精神面の影響が大きいことがわかりましたね。

これから更年期を迎えるなら、生活習慣を改善した方が良いですよね。

何かを習慣にすることや、今の習慣を変えることは簡単なことではありません。

習慣化するには21日間かかるという説もありますが、21日以上続けてもまた元通りになった経験がある人は多いはずです。

ダイエットや禁煙、禁酒をしたことがある人ならきっとわかるのではないでしょうか。

大切なのはそこで「やっぱり自分はダメだなあ」と決めつけず、失敗にはこだわらずに淡々とまた習慣にしたいことを再開することです。

時間はかかりますがきっといつのまにか習慣化するはずです。

更年期障害にならないために自分が今できることを、はじめの一歩でもいいからしてみることをおすすめします。