禁煙を始めてから「吸いたい」がとまらない。体の変化を知って、成功させよう!

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禁煙を始めてから、その辛さで「早くタバコが吸いたい」「もう禁煙なんてやめてしまいたい」と再びタバコを吸ってしまう人はたくさんいます。タバコを吸っていない人から見れば意志が弱いように見えますが、タバコを吸っている人はタバコのせいで体質や脳がわずかに変化しています。その変化のせいで体が「タバコを吸うことを前提に」動いてしまいます。つまりタバコはその人の欲求ではなく本能のレベルで求めてしまうというわけです。でも、タバコを止めるためにはそれ以上の意思や自分にあった対処法を使いながら、禁煙のつらさとうまく付き合っていかなくてはいけません。

 

ここでは、「もう禁煙は無理かも」という絶望感に負けないよう禁煙をした後、どのように体が健康になっていくのかを時間軸に合わせて紹介していきます。

禁煙してから時間の経過による身体の変化

厳しいことを言えば、禁煙とは体に有害な物質を自らの手で供給する行為です。つまりタバコは吸えば吸うほど健康を害していきます。逆にタバコをやめれば体は自然治癒力を使って健康になっていきます。その変化は禁煙をしてから20分ですでに起こり、さらに1か月、半年、1年、10年とたっていくごとに体調だけでなくがんのリスクまで下がっていきます。

禁煙スタートから20分以内

タバコを吸って一服し、そのままの状態でいると体が回復しようと動きます。実はタバコを吸わない状態を1分続けるだけで体は回復を始めることをご存知でしたか?さらに20分も経つころにはタバコによって上がった血液が正常な値に下がってきます。血圧が下がるので脈拍も正常に戻っていきます。つまり、タバコを吸うたびに血圧の上げ下げが起こっているわけです。

 

ちなみに、タバコによって血圧が上がるのはタバコに含まれるニコチンのせいです。ニコチンは交感神経に作用することで血管を収縮させます。血圧は血管が狭くなると上がり、血管に対する負担も強くなります。血圧が強くなると、血の流れるスピードも上がるため心拍数や脈拍も早くなっていくのです。

 

たかが20分を「禁煙」というのはおかしいかもしれませんが、それでもタバコを吸いたいと思うには十分な時間です。そして、1時間もするころには「もう一本吸いたいなあ...」という気持ちが頭に渦巻き始めます。

8時間

禁煙を初めて8時間経つと一酸化炭素が減り始めると同時に血液の酸素濃度も増えていきます。

 

酸素は細胞がエネルギー代謝を行うために欠かせない物質なので、酸素を上手く供給できるようになれば運動能力の改善につながります。また、動悸や息切れで悩んでいた人も徐々に回復していきますが、この段階では自覚しづらいです。

12時間

禁煙をしてから12時間経つと血液の中にある一酸化炭素の濃度が正常に近づきます。

 

タバコに含まれる一酸化炭素はタバコが燃えることによって発生する気体で、要するに「二酸化炭素になれなかった不安定な物質」です。そのせいか、二酸化炭素に比べて不安定で、ヘモグロビンとも結びつく性質を持っています。つまり、酸素がヘモグロビンと結びつくのを邪魔してしまいます。

 

よって、一酸化炭素が増えすぎると体は酸欠状態に陥り、ある一定のレベルを超えると一酸化中毒となります。もちろん、喫煙によって一酸化中毒になることはありません。

 

禁煙をしてから8時間ということは、寝る前にタバコを吸って起きた状態もこのようになっていることが考えられます。

1日

そして、禁煙から1日経つと心筋梗塞や心臓発作に対するリスクが下がっていきます。この時には血液の中にある一酸化炭素の濃度が正常に戻っています。つまり、1日タバコを止めるだけでもこれだけ回復できる力を体が持っているのに、毎日の喫煙がそれを阻害しているのです。

 

ただし、体は健康になっていっても自覚できる症状は眠気やイライラ、便秘など本人にとって好ましくないものばかりです。このような症状のことを離脱症状といい、ニコチンが減っていく過程で起こるものです。決して病気ではないため離脱症状を抑えたくてもタバコには絶対に逃げないでください。

2日

禁煙をしてから2日も経てば味覚が戻ってきます。普段より食べ物がおいしいと思えることや薄味のものでも満足できるようになることは嬉しいですが、タバコを吸えない分食欲が増えることもあります。食べ過ぎには気を付けてください。

 

味覚と共に嗅覚も鋭くなるため自分から発せられる悪臭にも気づきやすくなります。これもたばこが原因の臭いですから、禁煙を続けていくと悪臭はなくなっていきます。タバコ臭い人は何よりも口臭が強いため知らないうちに第一印象で損をしています。

 

一方、禁煙から2日経つとニコチンがかなり減ってきます。早い人だと2日目で完全になくなります。そしてニコチンが抜けると禁煙による離脱症状もピークになっていきます。タバコが吸いたくて吸いたくてしょうがなくなるのも2日目と3日目あたりがピークです。他人に当たるほどのイライラを感じてしまったり、食べ物に快楽を求めて太ってしまったり、タバコを吸えない辛さで鬱っぽくなってしまうことすらあります。これらはタバコのせいなので喫煙者のせいではありません。それでも乗り越えるためには強い意志が必要です。眠気も非常に強くなるのであえて休日の内に離脱症状のピークを越えておくのも一つの手です。

3日

喫煙から3日経つと体の中にあったニコチンが完全になくなります。そして、肺の機能が回復し始めます。機関紙も広がるので息切れを感じづらくなるのもこのあたりからです。呼吸が軽やかになることは体に酸素が取り込みやすくなることを意味します。

 

禁煙の離脱症状は相変わらずきついです。ニコチンがなくなる2~3日目は脳が足りないニコチンを補給したいと過剰に求めるからです。その後も離脱症状は続きますが、最もつらい時期である3日目までを乗り越えれば第一の関門を突破したと言えます。

1週間

禁煙から1週間が経つと肺の機能の回復が高まり、肺活量も正常になっていきます。離脱症状はまだ見られますが体への良い影響が見られ始めるのでモチベーションは続くでしょう。むしろ、離脱症状のピークを越えてつい一服したくなる気持ちを抑えなくてはいけません。気を付けてください。

1か月

禁煙から1か月も経てば離脱症状がだいぶ回復していきます。それでも、離脱症状が完全に収まるまでは3か月かかる人も1年かかる人もいます。息切れがなくなるだけでなく、体の軽さを感じられるのもこのあたりからです。この時期もほんの1本が吸いたくなるので要注意です。

 

人によっては1か月の時点でタバコがいらなくなるようです。

半年

禁煙から半年経つと、血行が良くなり肌通夜にも回復が見られます。ここまで頑張れば見た目の改善がみられるわけです。心肺機能もさらに良くなりせきやたんを吐くことがなくなっていきます。免疫力の向上が見られるのもこのあたりからです。

1年

タバコをやめて1年経てば、離脱症状なんて過去の話という人が殆どです。もうタバコについて全く考えない生活になっているかもしれません。この時期になると体のだるさともおさらば出来ます。

5年

禁煙から5年経つと肺がんの脂肪リスクが半分に減ります。再び喫煙することは無いでしょうし、このころには喫煙時よりもお金の余裕も感じ始めています。

10~15年

そして、禁煙から10年も経つころには肺がんの死亡リスクが喫煙者の10分の1に減ります。もちろん、その他のガンになるリスクも減ります。つまり、喫煙をしていない人に限りなく近づいていきます。

まとめ

禁煙画家体質改善につながるということは、喫煙で体質が悪化することを意味します。私たちの体はどんどん衰えていくので、その時にも健康でいられるようタバコは速めに卒業したいものですね。

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