気づかないふり!私は冷え性女子じゃない!

多くの場合自覚症状のある冷え性。でも、何気なく生活していて実は冷え性だったという隠れ冷え性というものがあることをご存じですか?様々な不調を引き起こす体の冷え。今回は、冷え性の3つのタイプの原因と対策について解説していきます。

冷え性とはどんな症状?

冷え性とは普通にしていて手や足の先が「冷たい」と感じる症状を言います。

例えば、冬などの気温が低い時に、外に出ていて手先や足先が冷たいと感じるのは、冷え性ではありません。反対に夏など、外の気温が高い時でも冷えを感じる場合には冷え性を疑うことも必要です。

あなたも冷え性かも?こんなことありませんか?

冷え性の症状としてよく知られている四肢の冷えや肩こり、腰痛、低体温、不眠。

その他にもイライラする、だるい、便秘がち、風邪をひきやすい人は要注意です。何気ない日常の1ページが冷え性によるものだったりします。

あなたは大丈夫?冷え性チェック!

冷え性にもパターンがあります。自分が冷え性かどうか。またその場合どういったタイプの冷え性か知っておくことが必要です。「たけしのみんなの家庭の医学(朝日放送)」に、冷え性のチェックをできるものがありましたのでご紹介します。

冷え性チェック項目

Q1.あなたが体の冷えを感じる部分はどこですか?

A:手先・足先がいつも冷たい

B:手は温かいが足だけが冷たい

C:手足は冷たくならない

Q2.あなたは普段どのくらい汗をかきますか?

A:汗はあまりかかない

B:主に上半身(顔・胸・背中)に汗をかく

C:全身に汗をかく

Q3.あなたは普段、どのくらいの食事の量をとりますか?

A:少な目

B:普通

C:多め

Q4.気温が低く寒いところに行ったら、あなたはどこから冷えを感じますか?

A:手足の先からすぐに冷たくなる

B:足の指先やふくらはぎが冷え、腰も冷たくなる

C:下腹から冷えるが、太ももや二の腕が冷えることもある

Q5.冷えを感じた時、他にどのような症状を感じますか?

A:頭痛

B:上半身・顔などのほてり

C:おなかのハリや下痢などの腹痛

いかがでしたか?

Aが一番多かった人は「末端四肢型冷え性」

Bが一番多ければ「下半身型冷え性」

Cが一番多かった場合は「内蔵型冷え性」です。

それぞれの結果で出た冷え性の特徴は?

冷え性のパターンは3つに分かれます。それぞれがどのようなタイプで、原因は何なのでしょうか?その対策や改善策についてご紹介します。

「四肢末端型冷え性」とはどんな冷え性?

このタイプは10~30代の女性に多く、主に一年を通して手足の先が冷たい、という症状が見られます。また、冬になると「しもやけ」に悩まされたり、暖房の効いている部屋でもすぐ温まらない、小銭がつかみにくいなどの症状が起こります。

原因には、「カロリー不足」

四肢末端型冷え性の原因は、体内の熱が足りていない状態にあることが多いです。人間の体は、内臓から先に温めるようできているため、手先や足先は後回しになります。体の熱が足りないと、その熱が末端まで十分に行き届かず、冷えとなって現れます。特に多いのは、ダイエットをしている人や運動不足の人です。ダイエットをしていると、体の熱をつくり出すためのカロリーが不足します。そして低体温に陥り、冷えに繋がります。また、運動不足の場合筋力が低下するため、血流が悪くなり冷えが始まります。元々貧血や低体温気味の人は、さらにそのリスクが高まります。

四肢末端型冷え性の対策や改善方法は?

このタイプの冷え性を改善するには、「体全体を冷やさない」ということが大切です。具体的には、以下のような方法が挙げられます。

1.ストレッチやウォーキングなどの軽い運動

2.お風呂にゆっくり浸かり、芯から温まる

3.足湯、手浴など末端を温める

4.夏でも常温以上の温かい飲み物にする

5.食事はエネルギーとなるたんぱく質をしっかりと摂る

6.外出時は手袋をし、カイロを持ち歩く

7.室内では靴下の重ねばきをする

8.必要であれば病院で診察を受けたり、漢方薬を服用する

下半身型冷え性とはどんな冷え?

このタイプは更年期の女性や中高年の男性に多く、主に足先から腰にかけて、下半身が冷えるという症状が見られます。特に下半身の血流が悪くなることで、冷えに繋がります。このタイプには段階があり、まずは四肢末端冷え性と同じく足先だけが冷たく感じます。しかしその時、上半身や足の裏はそこまで冷えていないのが特徴です。その後、足先から足首、ふくらはぎ、太もも…とどんどん範囲が広がります。また、上半身は熱いのに下半身は冷たい「冷えのぼせ」という状態になることもあります。

原因は「加齢」!

ずばり、下半身型冷え性の原因は加齢です。年齢を重ねるとともにお尻の筋肉が固くなり、それにより坐骨神経はダメージを受けます。この筋肉は「梨状筋」と言われ、股関節を外に廻したり、固定する役目を持っています。梨状筋が固くなり、坐骨神経がダメージを受けると、足の血管が収縮し、下半身に血流がまわりにくくなります。

放っておくと怖い、下半身型冷え性

梨状筋が固くなったまま放っておくと、冷え性だけでなく痛みやしびれをもたらすことがあります。また、坐骨神経が圧迫されると、足のむくみや重みを感じたり、不妊症や「坐骨神経症」を引き起こす可能性があるので注意しましょう。

下半身型冷え性の対策や改善方法は?

このタイプの冷え性の対策は、血流改善を図ったり、後方や前方へ必要以上に傾く姿勢をとらないことです。また、以下のような方法で改善を図ることが出来ます。

1.ウォーキングなどの定期的な軽い運動

2.腰を回したり、足の指の運動

3.ストレッチ

4.ふくらはぎのマッサージ

5.梨状筋のそばにある「環跳(かんちょう)」と呼ばれるツボを押す

内蔵型冷え性とはどんな冷え?

内蔵型冷え性は比較的女性に多くみられます。内蔵型冷え性は、身体の中が冷えている状態なのですが、自覚症状がないことも多く、「隠れ冷え性」に多いのがこのタイプです。手足が温かいので自覚まで至らず、知らず知らずのうちに悪化していることもあるので、注意が必要です。例えば、平熱が35℃台の人や、肩こり、むくみ、肌トラブルや不眠、胃腸が弱い人なども冷え性から来ている場合があります。

原因は「内蔵の温度の低下」

内蔵型冷え性の原因は、内臓の温度が冷えることです。これは、運動不足や低血圧から、血液を全身に巡らせる役割を持つ筋肉が弱くなり、温かい血液が廻らなくなることで引き起こされます。さらに、血流が悪くなるだけでなく、脂肪燃焼も少なくなり免疫力や代謝の低下を引き起こします。そうなることでさらにエネルギーが生まれず、冷えが続くという悪循環に陥ります。

内蔵型冷え性の対策や改善方法は?

内蔵型冷え性の場合、元々の体質から改善する必要があります。

1.ウォーキングなど定期的な運動で筋肉をつけ、平熱を上げる

2.塩やシャワーなどでマッサージ

3.お風呂に浸かり、身体の芯を温める

4.冷たいものを摂りすぎない

5.腹巻きや毛糸のパンツを使用する

6.カイロを貼る

7.靴下の重ねばき、レッグウォーマー

最後に

冷え性は年齢問わず起こり得る病気です。また、若いうちは四肢型末端冷え性だったのが、年齢を重ねるにつれ下半身型冷え性へと変化することもあります。さらに、内蔵型冷え性の場合は自覚症状がなく、知らず知らずのうちに体調が悪化していることもあるため注意が必要です。それぞれの冷え性に合わせた対策とともに、生活習慣の見直しや、長期的な視点で改善を目指すことが大切です。