冷え性なのに、汗をかく!気になる手汗・足汗対策

手先、足先は冷える。なのにじっとり汗をかく。その汗がまた冷えて手足が冷たくなる・・・。冷え性なのになぜか手や足の裏は汗でじっとり。そんな悩みはありませんか?

手汗がひどくて書類が湿ってしまって緊張する。人と手が触れそうになると思わず引っ込めてしまう。マウスやキーボードには汗で壊れないようにカバーをつけて、仕事中は常にタオルが手放せない。などなど、手汗対策に追われる日々はつらいですよね。

はたまた、足汗の量がすごい!という悩みを持つ人もいます。 足の裏に汗をかきすぎて、一日終わると靴底がじっとり。中敷もマメに交換してみたり、毎日同じ靴を履くとすぐに靴がダメになってしまうから、仕事靴は二足を交互にローテーションしたり。とにかく気をつけてはいるけど、仕事中も他の人に臭っているんじゃないか気が気じゃない・・。仕事終わりの靴を人前で脱ぐなんてとても無理~!!!

汗をかく身体のメカニズム

冷え性なのに大量に汗をかいてしまうのは、一見矛盾しているように感じませんか?

「体が冷えていれば、汗はかかないんじゃない?」と思いますが、実は冷え性の人ほど汗をかきやすいんです。

そもそも、人が汗をかく理由は「体温調節のため」。 私たちの体は、脳の指令によって常に37度程度をキープするように働いています。そして、37度以上に体温が上がってくると、「汗をかいて体温を下げなければ」と脳が判断して、発汗する。というのが身体のメカニズムです。

さらに、冷え性がある人の場合は、体が冷えて、血行が悪い状態が常に続きます。血行が悪くなると全身の代謝が悪くなり、その結果、体の水分が下半身に集まり、下半身がむくんだ状態に。

その間も血液は体を循環し続けるので、水分が多い下半身に比べ、上半身がよりあたためられ、背中や首、頭が暑く感じるようになります。すると脳は、「体温が上がっているから、汗を出して体温を下げよう」と判断し、汗をかくよう体に指示を出します。 これが、「体は冷えているのに、汗をかく」メカニズムです。

冷え性の人が汗をかく原因

手汗

手汗の原因は、「交感神経の反応が強い」ことが挙げられます。 自律神経は交感神経と副交感神経から成り、交感神経が活発になると、体温調節機能や汗腺が活発になり、汗を出すようになります。これが手汗をかいてしまう原因に。

また、手汗が乾くときにまた体温が下がり、末端冷え性が悪化することも。冷え性なのに汗をかくというより、手汗のせいで冷え性を悪化させている可能性があります。 交感神経の反応が普通の人よりも過敏なのは、以下のような理由が考えられます。

1. ストレスや緊張 ストレスや緊張を感じると交感神経が活発になり、手足、脇や背中から汗が出ます。心臓がドキドキしたり、「手に汗握る」という表現があるように、緊張や興奮状態になると汗をかくのは自然な身体反応ですが、日常的にストレスや緊張状態にさらされると、異常に手汗が出ることがあります。

2. 自律神経失調症 自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っていて、それぞれが交互に切り替わりますが、その切り替えがうまく機能しなくなり、交感神経が常に優位になるのが自律神経失調症です。

3. 不安感 手汗が出ることそのものが不安だったり、「手汗をかいてしまうかも」という不安感があると、余計に汗が出てしまいます。

4. たばこ、カフェイン タバコやカフェインは、交感神経を刺激する原因になります。

5. 遺伝性 親からの遺伝で汗をかきやすい体質。ということがあります。親が多汗症の場合、その子どもに高い確率で遺伝することがわかっています。

足汗

基本的には、手汗と同様に「交感神経の反応が強い」ことが足汗の原因です。もともと足の裏は体温調節をつかさどる場所であり、ある程度汗をかくのは自然なこと。でも、あまりにも足汗がひどい場合は以下のような理由が考えられます。

1. ストレス 人の身体は緊張やストレス下に置かれると、交感神経が刺激され、汗をかくようになっています。日常的なストレス、強い緊張感ほど、汗を大量にかく原因になります。

2. 自律神経の乱れ 交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、常に交感神経が活発な状態になると体温調節機能がうまくはたらきません。体の熱をうまく発散させることができず、上半身は暑いのに下半身は冷えてしまう「冷えのぼせ」の状態になり、足汗の原因に。

3. 遺伝 生まれつき交感神経の反応が強い人は、親も同様の症状があることが多いようです。親にも同じように足汗の症状がある場合は、他の人よりも交感神経が活発に働いていると考えられます。

4. 冷えが悪化して熱が溜まっている ②の状態とも共通しますが、下半身の冷えがすすむと、どんどん血管が収縮します。血液が末端へ行き渡らなくなり体が冷えすぎると、今度は温めようとして大量の血液が集まり、足先へ熱が集中します。その熱を冷ますために、身体は大量に汗をかいて、熱を下げようとします。足汗をかくから足が冷えてしまう、冷えるからまた汗をかく。という悪循環が生まれます。

対策法は?

冷え性なのに手汗や足汗がひどい時は、まず「冷えの改善」から取り組むことが大切です。

足先や手先が冷たいときは、まず温めることを意識しましょう。温めると、交感神経から副交感神経に切り替わり、身体から汗を出す量が少なくなります。

食べ物

体を中から温める方法として、食べ物を見直してみましょう。 土の中に育つ根菜類や、辛み成分カプサイシンが豊富な唐辛子。ニンニク、ショウガ、タマネギは血液をさらさらにして体温を上げる効果があります。特にショウガは体をあたためる食品としてブームにもなったほど。粉末状だとより体内に吸収されやすく、ショウガ紅茶や料理に加えると良いですね。その場合は生の絞り汁よりも、加熱するのがおすすめです。

運動

冷えを改善するのに一番良い方法は運動療法です。

軽めのウォーキングや、ジムなど定期的な運動や、筋トレで筋肉量を増やしましょう。筋肉が熱を蓄え、体の中から冷えを解消することができます。なかなか定期的な運動が難しいという時は、マッサージでも冷えの改善には効果的です。足裏やふくらはぎなど、足のツボを刺激するのも良いですよ。 これらを毎日続けることで、筋肉がつき、体が冷えにくくなります。

靴下

夏でも靴下を履きましょう。5本指ソックスだと足の指がよく動くので、筋肉の凝りもほぐすことができます。 足汗、手汗の悩みは、冷えの改善を心がけることでずっと楽になります。末端の冷えが改善されると体全体が温かくなり、交感神経の働きが抑えられて汗の量も落ち着きますよ。

最後に

手汗・足汗の悩みは周りの人に相談しても「気にしすぎだよ!」と言われたり、なかなか理解してもらえません。「私だけがこんなに汗をかいているんじゃないか・・」と一人で悩んでいませんか? 不安になると、ますます手汗や足の蒸れのニオイが気になって、人の反応が気になる悪循環に陥ります。暑い季節が憂鬱になったり、人の多い場所が怖くなったり。

また、異性に対しても「相手にバレるのが嫌だ。引かれたらどうしよう。」と思うと、なかなか恋愛に積極的になれない。という悩みを持つ人も多いようです。

冷え性改善ケアを始めて、少しでも手汗・足汗の悩みを解決しましょう!