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薄毛のタイプによって原因が違う?自分のタイプを知って対策を!

 

どれも同じに見える薄毛ですが、薄毛には様々なタイプがあります。

タイプにより対策が異なるので、薄毛が気になる方は自分の薄毛のタイプを確認しましょう。

ここでは、薄毛のタイプとそれぞれにおすすめの対策を紹介しています。

 

目次

薄毛のタイプ

「薄毛」とひとまとめにしがちですが、タイプによって特徴が異なります。

タイプを理解することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

自分は何タイプ?

薄毛になれば画一的な対策をとればよいと思われがちですが、タイプによりお勧めの対策は異なります。

薄毛のタイプにより原因が異なるからです。

原因に適切にアプローチすることで、効果的に薄毛を改善できると考えられます。

男性に多く見られる薄毛にはM字タイプ・O字タイプ・U字タイプがあります。

それぞれどのような薄毛なのでしょうか。

M字

M字タイプは、生え際の左右が後退する薄毛です。

正面から見たときにアルファベットのMに見えるためM字タイプと呼ばれています。

正面から確認できるので、目立ちやすい薄毛といえます。

もちろん、前髪で隠せますが進行すると生え際が後退するので隠し切れません。

さらに進行すると薄毛が頭頂部まで広がります。

目立つので悩みにつながりやすい薄毛といえるでしょう。

M字タイプの原因と改善

左右の生え際が後退するM字タイプの薄毛は、後で説明する男性型脱毛症(AGA)の典型的な症状です。

つまり、M字タイプの薄毛は男性型脱毛症が原因といえるでしょう。

M字タイプの男性型脱毛症が引き起こされる主な原因は遺伝です。

ただし、遺伝的要因があるからと言ってすべての方がM字タイプの薄毛になるわけではありません。

M字タイプの薄毛に悩まされる方は、生活習慣が乱れてストレスをため込んでいることが多いといわれています。

具体的には、食生活の乱れ、睡眠不足の結果、心身にストレスがかかっていることが多いといわれているのです。

食生活が乱れると髪の毛の成長に必要な栄養が不足します。

睡眠時間が不足すると髪の毛の成長を助ける成長ホルモンの分泌が低下します。

これらの結果、ストレスがたまると男性ホルモンが優位になるほか、血行が悪くなるので頭皮に栄養などを届けにくくなります。

M字タイプの薄毛に悩まされる方は生活習慣を改善するとともにストレスケアに取り組むとよいでしょう。

AGA治療においては、抜け毛を防ぐフィナステリドを配合したAGA治療薬が有効と考えられています。

O字

O字タイプは、頭頂部が薄くなる薄毛です。

上から見たときにアルファベットのOのように薄毛が進行するのでO字タイプと呼ばれています。

つむじ周辺の髪の毛が薄くなってきた方は注意が必要です。

進行すると頭皮が露出するほど髪の毛が薄くなります。

正面から目立ちにくいので、薄毛の部位が見えて驚かれることが少なくありません。

O字タイプの原因と改善

O字タイプの薄毛もAGAの典型的な症状です。

こちらも遺伝が密接にかかわっています。

遺伝以外では、頭頂部周辺の血行が悪くなることが関わっているといわれています。

これにより十分な栄養が届けられなくなるなどして薄毛が進行すると考えられているのです。

O字タイプの薄毛に悩まされる方は、定期的な運動やヘアケアなどで頭皮の血行を促進するとよいでしょう。

もちろん、ストレスや食生活に気を付けることも重要です。

AGA治療では、頭皮の血行を促進するミノキシジルを配合したAGA治療薬が効果的と考えられています。

U字

U字タイプは、生え際が後退する薄毛です。

正面から見たときにアルファベットのUのように見えるのでU字タイプと呼ばれています。

進行すると生え際が後ろに後退していきます。

さらに進行すると頭頂部の薄毛とつながります。

M字タイプと同じく目立ちやすい薄毛です。

前髪で隠しきれないほど進行するとショックを受ける方が少なくありません。

U字タイプの原因と改善

U字タイプの薄毛はAGAに最も多い薄毛のタイプです。

つまり、U字タイプの薄毛の原因はほとんどがAGAです。

基本的には、遺伝が原因ですがその他の要因にも注意が必要です。

U字タイプの薄毛も食生活の乱れやストレスなどから影響を受けやすいと考えられています。

U字タイプの薄毛にお悩みの方は、M字タイプと同じく食生活やストレスケアに気をつけましょう。

あわせて、刺激の少ないシャンプーを利用するなどシャンプーのやり方にも注意するとよいかもしれません。

AGA治療では、抜け毛を防ぐフィナステリドを配合したAGA治療薬が有効と考えられています。

脱毛症の種類

M字タイプ・O字タイプ・U字タイプの原因からわかる通り、最も多くの方を悩ませている脱毛症がAGAです。

AGAとはどのような脱毛症なのでしょうか。

また、AGAの他にどのような脱毛症があるのでしょうか。

脱毛症の種類について詳しく解説いたします。

AGA(男性型脱毛症)

AGAは、主に30~40代の男性に多い脱毛症です。

原因は、男性ホルモンのテストステロンが毛根周辺に存在する5αリダクターゼという酵素の働きによりジヒドロテストステロンに変換されることです。

ジヒドロテストステロンが毛根のレセプターと結合することで毛母細胞の分裂がストップする、毛母細胞が死ぬなどの影響が現れます。

これによりヘアサイクルが乱れて髪の毛の成長期が大幅に短くなります。

成長期とは、髪の毛が太く長く育つ期間です。

この期間が短くなると、生えてきた髪の毛が育つ前に抜け落ちてしまいます。

その結果、薄毛になってしまうのです。

AGAが遺伝するといわれている理由は、5αリダクターゼの分泌量が遺伝により決まる、レセプターの感受性が遺伝により決まると考えられているからです。

もちろん、遺伝だけが薄毛の原因ではありませんが、遺伝が大きな影響を与えていることは間違いありません。

遺伝が大きく関与している薄毛なので、AGAの改善はクリニックなどでの治療が必要と考えられています。

脂漏性脱毛症

頭皮で皮脂が過剰に分泌されて起こる脱毛症です。

皮脂が過剰に分泌されると毛穴が詰まるほか、皮脂をエサにするマラセチア真菌が異常繁殖します。

マラセチア真菌は皮脂を分解するときに遊離脂肪酸という物質を作ります。

この物質により頭皮で炎症が起こり髪の毛が抜けてしまいます。

頭皮のかゆみ、赤み、フケなどが気になる方は脂漏性脱毛症に気をつけましょう。

ひこう性脱毛症

何かしらの原因で乾燥したフケが増えて起こる脱毛症です。

乾燥したフケが増えると毛穴をふさぐことがあります。

毛穴がふさがると髪の毛の成長が妨げられます。

これにより抜け毛が増えます。

フケが増える原因は、間違えたヘアケアやパーマ、ヘアカラーのやりすぎなどが多いといわれています。

円形脱毛症

何の前触れもなくコイン状の脱毛が起こる脱毛症です。

年齢や性別にかかわらず起こる恐れがあります。

コイン状の脱毛が1か所だけ現れる単発型、2か所以上現れる多発型などがあります。

はっきりした原因はわかっていませんが、外敵から身体を守る自己免疫が誤って毛包を攻撃することが原因と考えられています。

発症しても自然に治ることが多いといわれますが、症状がひどい場合などは医療機関での治療が必要です。

びまん性脱毛症

頭部全体が薄くなる脱毛症です。

主な原因は、何かしらの原因で女性ホルモンの分泌が減ることです。

女性ホルモンの分泌が減ると男性ホルモンの影響が現れやすくなります。

また、女性ホルモンの髪の毛を育てる働きが低下します。

これらの結果、髪の毛が細くなる、髪の毛が抜けるなどの影響が現れ薄毛になってしまうのです。

びまん性脱毛症になると、分け目が目立つ、頭皮が透けて見えるなどに悩まされやすくなります。

女性に多い脱毛症なので、薄毛が気になる女性は疑うとよいかもしれません。

牽引性脱毛症

長期にわたり髪の毛を引っ張ることで起こる脱毛症です。

同じ部位の髪の毛に負担がかかり続けることで抜け毛が多くなります。

主な原因は、分け目がいつも同じ、髪の毛をいつもくくっているなどです。

牽引性脱毛の症状は、分け目や生え際などに現れやすいといわれています。

産後脱毛症

産後1~3カ月くらいに起こる脱毛症です。

妊娠すると、妊娠を維持するため女性ホルモンの分泌が増えます。

女性ホルモンには髪の毛を育てる働きがあるので、本来であれば抜け落ちる髪の毛が維持されます。

出産すると、妊娠を維持する必要がなくなるので女性ホルモンの分泌が減ります。

これにより、妊娠中は維持されていた髪の毛が一斉に生えかわるため抜け毛が増えます。

抜け毛が増えると驚きますが、基本的には一時的なものと考えられています。

時間が経過すると回復することがほとんどです。

まとめ

薄毛には様々なタイプがあります。

タイプにより原因は異なるので、薄毛が気になる方は自分のタイプを確認するとよいでしょう。

また、脱毛症にも様々な種類があります。

たいていの方はAGAに分類されますが、そうではないこともあります。

念のため脱毛症の種類も確認して、適切に対処しましょう。