肋間神経痛の治し方を紹介!ツボ押しとストレッチで解消できる?

肋間神経痛の治し方を紹介!ツボ押しやストレッチで解消できる?

突然、胸やみぞおちのあたりがズキンっと痛むと、ひょっとして心臓の病気?と心配してしまうことがあると思います。

しかし、実際は様々な原因によって引き起こされる、「肋間神経痛」という肋骨の近くの神経痛であることが多いです。

そこで今回は、肋間神経痛の原因や症状について説明をし、神経痛の治し方やツボ押し、マッサージなどの対処法についても紹介していきます。

ズキズキ、ピリピリと痛む胸の痛みに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

肋間神経痛の原因は?

肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)とは、病気の名称ではなく、肋骨に沿って走っている肋間神経が痛む症状のことをいいます。

 

肋間神経が痛む原因は様々ですが、原因がわからないものを「原発性肋間神経痛」、原因がわかるものを「続発性肋間神経痛」と2種類に分けられます。

痛むメカニズムもそれぞれ異なりますので、よくある原因を紹介します。

原発性肋間神経痛の原因

原発性肋間神経痛の原因

特に病的な原因が見つからない場合は原発性肋間神経痛とされますが、「不自然な姿勢」や「ストレス」などが神経痛を引き起こしているという意見もあります。

日常生活の姿勢の悪さや筋肉の疲労

長時間のデスクワークなど同じ姿勢を取り続けることは、筋肉が緊張して体のバランスが悪くなってきます。

このように筋肉の疲労が重なり、骨盤や背骨が歪んで姿勢が悪くなってくると、肋骨の神経が圧迫されて痛みがでると考えられています。

ストレス

精神的なストレスも肋間神経痛を引き起こす原因の一つとされています。

ストレスを感じ続けると体が緊張した状態が長く続き、肩や首などが凝ります。

こういった状態が続くことで、凝り固まった筋肉が神経に触れ痛みが生じます。

原因不明の肋間神経痛は、仕事や家庭などのストレスが溜まったときに起こりやすい傾向にあります。

続発性肋間神経痛の原因

続発性肋間神経痛の原因

原因がわかっている続発性肋間神経痛は、脊椎や骨の病気や水疱のウイルスなど様々な要因があります。

椎間板ヘルニアや変形性脊椎症、骨粗しょう症など

椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間にある椎間板が変形して突出した症状のことをいいます。

この椎間板ヘルニアが胸の部分で起こると、神経を圧迫して肋間神経痛を引き起こします。

 

また加齢などで椎間板が薄くなり骨が変形する変形性脊椎症、骨がもろくなって骨折しやすい骨粗鬆症など骨の異常も肋間神経痛になることがあります。

帯状疱疹

帯状疱疹とは水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化して起こる病気です。

水ぼうそう(水痘)にかかったときのウイルスが体の神経の中に潜んでおり、免疫力が低下したり疲労が積み重なったりしたときに再び活性化します。

このときに神経痛があらわれるのですが、これが肋間で起こると肋間神経痛となります。

肋間神経痛になりやすい人

肋間神経痛になりやすい人

肋間神経痛の原因は様々ということが分かりましたが、原因とあわせてなりやすい人には以下のような特徴があります。

  • 免疫力の低下、疲労の蓄積がみられる人
  • 仕事や家庭での悩み事が多く、ストレスを抱えている人
  • 中年以降の体力が低下した女性
  • デスクワークなど長時間同じ体勢を取っている人
  • 猫背や反り腰など背骨が歪んでいる人

このように精神面で問題があったり、体のゆがみがあったりする人は、肋間神経痛になりやすい傾向があります。

妊婦さんはなりやすい?

妊娠中にも胸やみぞおちの痛みを感じることがありますが、妊婦さんは子宮が大きくなってくると体のゆがみが生じてきますので、肋間神経痛になりやすい状態といえます。

また大きくなった子宮が肋骨を圧迫して、痛みが生じることもあるようです。

子供もなることがある?

肋間神経痛は大人に多い症状ですが、子供でもストレスや体のゆがみなどで胸や背中に痛みを感じることがあるようです。

痛む場所や痛み方は大人と変わらないので、どこがどのように痛いかをよく確認しましょう。

肋間神経痛で痛む場所は?

肋間神経痛で痛む場所は?

肋間神経痛は肋骨に沿って、胸から背中にかけて起こります。

人によっては、みぞおち、脇腹、脇の下などが痛いと感じる人もいます。

肋骨そのものが痛いと感じることもあり、あばら骨が痛いと思っていたら肋間神経痛だったということもあります。

 

また左右片側だけに起こることが多く、左胸だけ、右胸だけといったように毎回片側だけに痛みを感じます。

痛みの長さは数秒から数分ほどで治まることがほとんどです。

よくある症状をチェック!

  • 前触れもなく、突然痛みが襲う。
  • 体をひねったり、体を起こしたり、動きが加わったときに「ピキッ」とした一瞬の痛みがある。
  • 呼吸や咳にともなって、胸や背中がピリピリ・ズキズキと痛む。
  • 重いものを持つときにズキっと痛みを感じる。
  • 背伸びやストレッチをするときに痛みを感じる。
  • 胸やみぞおちのあたりがビリビリとしびれるように痛い。

このように痛みの感じ方にもばらつきがありますが、これらの症状に当てはまる場合は肋間神経痛である可能性が高いです。

肋間神経痛の治し方は?ツボ押しやストレッチで解消できる?

肋間神経痛の治し方は?ツボ押しやストレッチで解消できる?

肋間神経痛の治し方としては、神経痛になる原因を特定することが先決です。

帯状疱疹や椎間板ヘルニアなど明らかな原因がわかっている場合は、それぞれの病気に応じた治療法をしていく必要があります。

 

しかし、体のゆがみやストレスなどはっきりとした原因が特定できない場合は、ツボ押しやストレッチなどを実践することで痛みが緩和されることもあるようです。

まずは病院で痛みの原因を特定してもらうことが大切ですが、原因不明となった場合は自宅でのセルフケアを試してみると良いでしょう。

自宅での治し方5選!

まずは自宅で手軽に行える治し方を5つ紹介します!

ツボ押しやストレッチの方法も詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ツボを押す

ツボを押すことで自律神経に働きかけ、体の不調を改善することが期待できます。

肋骨神経痛の原因となる不調としては、肩こりや疲労感、ストレスなどが考えられますので、これらに効果のあるツボを紹介します。

腕のツボ

げき門・神門

げき門

げき門は自律神経の乱れを整え、精神を安定させるツボとして知られています。

動悸や息切れ、胸痛に効果が期待できます。

 

両腕の肘と手のひらの付け根のちょうど中間くらいの位置で、片方の腕で腕をつかむようにして親指の腹で押します。10秒くらいを3~5回繰り返すのがおすすめ。

神門

神門は、イライラしたり不安感を感じたときにおすすめのツボで、ストレスからくる胸の痛みにも◎!

 

手のひらの小指側の際にあるくぼみに位置し、げき門と同じく、片方の手で掴むように握って親指で10秒間押します。これを3~5回繰り返してください。

肩・背中のツボ

肩・背中のツボ

肩井

肩井は、肩こりのツボとして重宝されており、知らず知らずのうちに押している人もいるくらい肩こりに効果的なツボです。

 

肩先と首の付け根の中間地点にあり、左右の肩に位置します。

分からない場合は乳頭から真上に進んだ肩の頂点のところです。

このポイントを中指を使って真上から押さえます。

肺兪

肺の機能を高めるツボですが、肩こりや背中の凝りに効くツボでもあります。

 

背骨のてっぺんから背骨の山を3つ下にいき、中心から指2本分外側に位置します。

ここのツボを押すかカイロなどで温めるのも効果的です。

心兪

心兪は心臓病など心臓に良いとされるツボですが、背中のコリにも効果的なツボです。

また精神的にイライラが溜まったときにもおすすめです。

 

背骨のてっぺんから背骨の山を5つ下にいき、中心から指2本分外側に位置します。

手が届きにくいので誰かに押してもらうのが良いでしょう。一人でする場合はツボ押し器などを使いましょう。

ストレッチや体操をする

ストレッチや体操をすることも肋間神経痛の対策となります。

体のゆがみを直したり、肩こりを改善したりと様々な効果がありますので、おすすめのストレッチを紹介します。

肩甲骨のストレッチが有効

肋間神経痛になる人は、肩甲骨の周りの筋肉が凝り固まりやすい傾向にあります。

そのため、肩甲骨をしっかり動かすストレッチが有効です。

方法①
  1. 手のひらを外側にして体の後ろで両手を組む
  2. 組んだ手を斜め下に向かって伸ばしていき、肩甲骨を寄せて胸を開いていく。
  3. ゆっくりと深呼吸を繰り返しながら、15秒~20秒ほどキープ。
  4. 手をほどいて力を抜く。
方法②
  1. 手は鎖骨あたりに置き、脇を開くように両肘を肩より少し上にあげる。
  2. 両肘の位置は下げないように意識をし、肩甲骨を寄せるイメージで5秒間かけて両肘を後ろに引く。
  3. 肩甲骨を寄せたまま、両肘を下げて脱力する。

ストレスを溜めない

仕事や家事など忙しい日々を送っている中で、ストレスを感じやすい人はストレスを溜めないように心がけることも大切です。

ストレス発散法としては、軽い運動をしたり、買い物に出かけたり、自分の好きなことをするのがおすすめ。

 

また疲労感やイライラを感じてきたときは、一旦深呼吸をして心を落ち着かせるのもストレスを溜めない一つの方法です。

自分に合ったストレス対策を見つけて、リラックスできる時間を増やしていきましょう。

神経痛に効く飲み薬や漢方薬を飲む

肩こりや疲労からくる神経痛には、神経痛の飲み薬や漢方薬を飲んでみるのもいいでしょう。

これらはいろんな種類がありますが、今回は神経痛の飲み薬として末端神経の修復を補助する薬を、漢方薬として神経痛になりやすい体質改善の薬を紹介します。

ナボリンS

ナボリン

  出典:エーザイ

肩こりや筋肉に効果のあるメコバラミンが配合されたナボリンSは、肩こりや疲労からくる神経痛の緩和にも効果があります。

特に、揉んでもとれないくらい、ひどい肩こりがある人におすすめです。

桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)

桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)

  出典:クラシエ 

体の冷えから血の巡りが悪く、神経痛や関節痛のある人におすすめの漢方薬です。

桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、茯苓(ぶくりょう)といった生薬が含まれています。

市販の痛み止め薬や湿布を使う

今ある痛みを治したい場合は、市販の痛み止め薬や湿布で痛みを軽減させましょう。

神経痛にも消炎鎮痛剤は効果がありますので、以下のような成分が含まれた薬を選びましょう。

  • ロキソプロフェンナトリウム
  • アセトアミノフェン
  • イブプロフェン
  • ジクロフェナクナトリウム

 

具体的に、痛みの解消におすすめの薬を飲み薬と塗り薬、湿布に分けて紹介します。

ロキソニンS

ロキソニンS

  出典:第一三共ヘルスケア 

痛み止めの定番ロキソニンは、神経痛による痛みを抑える効果もあります。

眠たくなる成分は含まれていないので、日中にも飲むことができます。

また小粒タイプで飲みやすいのも特徴です。

ボルタレンEXゲル

ボルタレンEXゲル

  出典:グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア 

ジクロフェナクナトリウムを配合していて、神経痛の痛みも鎮めてくれます。

ゲルタイプなので肩や背中など湿布を貼りにくい部分にも使いやすいです。

フェイタス5.0

フェイタス5.0

  出典:久光製薬 

有効成分フェルビナクを5.0%配合した、鎮痛消炎の湿布です。

肩や背中、胸など痛い場所にぴったりとフィットします。

微香料なので、匂いが気にならず、人前にできるときや就寝中にもおすすめ。

痛みが長引く場合は病院で診療してもらおう

痛みが長引く場合は病院で診療してもらおう

肋間神経痛はほとんど疲労や肩こりなどから起こることが多いです。

しかし、中には重大な病気が隠れている場合もありますので、痛みが長引いたり、我慢できないほどの痛みが出たりした場合は病院で診療をしてもらうようにしましょう。

 

また胸の痛みがある肋間神経痛に似た病気もありますので、これらの病気を早期発見するためにも、少しでもおかしいと感じたら病院で診断をしてもらうことをおすすめします。

肋間神経痛に似た病気

肋間神経痛に似た病気は、以下のようなものがありますので覚えておきましょう。

  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 心筋炎
  • 肺炎
  • 肺気胸
  • 肺膜炎
  • 肋骨骨折

 

このように緊急を要する症状の場合もありますので、自己判断ではなくできる限り病院で診断をしてもらいましょう。

病院での治療法も紹介

それでは、肋間神経痛の病院での治療法を紹介していきます。

そもそも何科に行けばいいの?

そもそも何科に行けばいいの?

肋間神経痛で病院へ行く際、何科に行けばいいのかわからない人が多いと思いますが、基本的には整形外科か内科での診療となります。

骨の病気を診断するのは整形外科、心臓や肺の病気を診断するのは内科となります。

内科の中には痛みの治療を中心としたペインクリニックもあり、主に麻酔科医によって痛みを取り除く治療が行われます。

また帯状疱疹が疑われる場合は、皮膚科で治療も可能です。

 

このように原因によって診療科が異なりますので、全く原因がわからない人は内科も整形外科も皮膚科もある総合病院などの総合診療科へ行くのもおすすめですよ。

その結果、特に病気は見つから無かった場合は、鍼灸院や整体・整骨院、カイロプラクティックも効果的といわれています。

内科での治療

内科での治療

薬物療法

内科の診療で心臓や肺など内臓系の病気が見つかった場合は、それぞれに合った治療法が行われます。

原因がわからない場合は、主に痛みを取り除く治療をされることがほとんどです。

基本的には薬物療法になることが多く、神経痛を鎮静させる飲み薬や湿布などが処方されます。

 

よく処方される薬としては、ロキソニン錠やボルタレン錠といった即効性の高い鎮痛薬です。

また最近では、リリカカプセルといった神経痛専門の痛み止めも処方されることがあります。

神経ブロック

痛みが強い場合は、神経ブロックと呼ばれる局所麻酔薬で治療をすることがあります。

この神経ブロックは専門的な知識と経験が必要なため、主に麻酔科医がいるペインクリニックで行われているようです。

大体1回~数回の治療で痛みがなくなることが多く、痛みの強い神経痛や長引く神経痛で悩んでいる人におすすめの治療法となっています。

整形外科での治療

整形外科での治療

整形外科では骨の異常がないかをレントゲンをとって確認します。

もし肋骨骨折などの外傷があった場合は、ベルトで固定をしたり、痛み止めを処方されたります。

 

またヘルニアなどの病気と判断された場合は、それぞれに合った治療法が行われます。

原因が不明だった場合は、内科と同じく痛み止めの薬や湿布が処方されることが多いです。

ストレスや疲労を溜めない生活を心がけよう

ストレスや疲労を溜めない生活を心がけよう

肋間神経痛は原因がわからないことが多く、悩まされている人も多い症状です。

痛みの原因がわかれば痛む原因を治療すればいいのですが、ストレスや肩こりなどはっきりとした原因がわからないときは痛みを解消するのも難しいです。

 

神経痛は自律神経の乱れにも関わってきますので、普段の生活からストレスや疲労を溜めない生活を心がけることが大切です。

また運動不足を感じている人は、適度な運動をすることも大切。

 

それでも胸の痛みが止まないときは、痛み止めや湿布を利用して痛みを和らげましょう。

痛みがひどい場合は我慢をせずに、病院でしっかりと診断をしてもらうことが大切です。

 

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