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青汁に入っている農薬はやっぱり危険?無農薬と有機栽培の違いとは?

 

青汁を選ぶ際には使用されている野菜の種類や含まれている成分だけでなく、毎日の習慣として取り入れる飲み物だからこそ「食の安全」が気になりますよね。

「主原料として使用されている野菜の産地がどこなのかチェックしている」「主原料は国産の野菜が使用されているものしか選ばない」といったように、青汁の要とも言える「主原料の野菜の産地」に注意している人が多いかと思います。

今回こちらでは「青汁で使用される野菜の安全性」について、産地ではなく「栽培で使用される農薬」の観点からわかりやすく解説いたします。

「農薬は何のために使用されるの?」といった農薬についての基本から、よく耳にする「有機栽培」「無農薬野菜」とは一体何か、そして「食の安全」で青汁を選ぶ際に知っておきたいポイントについて見ていきます。

また、最後には安全性に優れた青汁製品をご紹介しますので、青汁選びの参考に役立てていただければ幸いです。

 

目次

農薬は危険!?そもそも何のために使用されるの?

農薬が使用される目的

そもそも農薬は、農作地で育てられている野菜や果物を病原菌や害虫といった外敵から守ったり、効率的な成長のためには除去しなくてはならない雑草を無くすことで農作業を軽減したりといった役割を担っています。

「食の安全」への意識が高まる昨今では、農薬には「害虫を殺したり雑草を枯らせたりする農薬は体に悪い」というイメージを抱きますが、農作物を生産者・消費者の両者に必要な「収穫量の安定化」に必要不可欠な資材なのです。

農薬の種類

「農薬」と一言で言っても上記のように病原菌への対抗策として用いられるもの、害虫を殺したり雑草を枯らせたりと農作物を安定的に栽培するために必要な様々な目的によって使い分けられています。

農薬の種類としては大きく、以下の4つに分けられます。

それぞれの農薬が持つ特徴について見ていきましょう。

  1. 「化学肥料」
  2. 「殺虫剤」
  3. 「除草剤」
  4. 「殺菌剤」

①化学肥料

もともと自然界に存在し、肥料として役立てられる鉱石や空気中の窒素ガスといった無機物を原料とした化学合成から作られた肥料が化学肥料です。

化学肥料では含まれる成分量が均一なことから必要量が分かりやすく、土に溶けてすぐに根に吸収されるようになる即効性があるほか、成分量あたりの価格が安く抑えられているというメリットがあります。

②殺虫剤

農作物を害虫から守るために用いられる農薬が殺虫剤で、昆虫に接触して効果を発揮する「接触毒剤」、昆虫に食べさせることで効果を得る「消化毒剤」そして昆虫に吸引させる「呼吸毒剤」などがあります。

③除草剤

栄養素や水分を奪い、農作物の生長を阻害する雑草が生えないようにしたり枯らせたりする農薬が除草剤です。

④殺菌剤

殺菌剤は植物病の原因となる細菌や糸状菌(菌糸を伸ばす細菌)から農作物を守るために使用される農薬です。

国産の野菜は大丈夫?安全性を守るための農薬使用規制

国産野菜は安全性が高いの?

「農薬取締法」では検査によって安全性が認められた農薬の使用すること、そしてそれぞれの農薬の使用回数や使用時期に制限を設けているほか、「食品衛生法」では厳しい残留農薬の基準値が定められています。

国内で栽培・販売が行われている野菜は、下記で紹介する

  1. 「食品衛生法」
  2. 「農薬取締法」

2つの規制をクリアした安全なものです。

また、国産の野菜は発達した交通網による輸送によって速産地から速やかに送り届けられていて品質にも優れています。

農薬指定されているのかが分かりづらい外国産と比べると安全性・品質性ともに優れた「安心できる野菜」と考えて良いのでしょう。

1.食品衛生法

食品衛生法とは厚生労働省が食品の安全性を確保しながら、飲食が原因となる危険の防止や国民の健康を保護することを目的にして制定した法律です。

医薬品・医薬部外品を除いた全ての飲食物のほか、添加物・食器・容器・包装・幼児用おもちゃ・割ぽう具などが対象となっています。

こうした食品衛生法に基づき、農作物では全ての食品に農薬残留基準が設定されていて、残留基準を超えた農薬が残留している食品の流通が禁止されています。

残留農薬とは、安定的な収穫のために使用される農薬は雨で洗い流されたり植物の中で分解されたりして減少するものの、収穫時の農作物に微量に残っている可能性がある農薬のことを指します。

つまり、食品衛生法によって「残留農薬の基準以下のものでなければ販売が許可されない」と定められていることによって、「残留農薬」によるリスクを抑制されている農作物だけが流通できているのですね。

2.農薬取締法

農薬取締法とは「農薬についての登録制度や販売及び使用の規制を行うことで、適正な農薬の品質・適正な農薬の使用を確保する」ための法律です。

もっと簡単に言うと農作物に使用可能な農薬の種類のほか、使用できる回数・使用時期などについての制限をそれぞれの農薬に設けようと定めている法律が農薬取締法です。

こうした農薬取締法は、農業生産の安定化や消費者・生産者としての国民の健康の保護、そして生活環境の保全を目的として農林水産省によって定められました。

農薬取締法に基づいて行われる検査によって、

  1. 「作物に対する安全」
  2. 「農薬を使用する生産者に対する安全」
  3. 「収穫物に対しての安全」
  4. 「環境に対する安全」

といった4つの安全が必須条件として満している農薬のみが農林水産大臣の登録を受け、国内で製造・輸入・販売・使用が可能となります。

農薬取締法では上記の必須条件をクリアし安全性が認められた農薬「登録農薬」の使用だけでなく、それぞれの農薬の使用回数や使用時期などに制限を設けることで農作物の安全性や消費者・生産者そして環境の保護が実現されているのです。

よく耳にする「有機栽培」や「無農薬」の違いは?

国産の野菜は「食品衛生法」や「農薬取締法」といった厳しい規制法のもとで栽培・発売が行われているので高い安全性を誇りますが、毎日の習慣として飲み続ける青汁ではどうしても使用されている農薬が気になってしまいますよね。

より高い「食の安全性」を求める人にとって、「有機栽培」や「無農薬野菜」が使用されている青汁に高い関心を寄せているのではないのでしょうか?

次に、青汁の製品のみならず食材としての野菜や果物でも耳にすることの多い「有機栽培」や「無農薬野菜」について解説いたします。

そもそも、無農薬と有機栽培とは?

無農薬とは

栽培期間中に限り、農薬を使用していないことを「無農薬」といいます。

したがって、定義が栽培期間中となるので、例えば昨年農薬が使用された土壌で今年栽培が行われたとすると、それは「無農薬」ということになります。

また、「無農薬」という表記ですが、厳密には平成16年の改正があって以来、「無農薬」という表現は正確には正しくありません。

厳密には平成16年の改正で「無農薬」という表記は使われず、「農薬不使用」と表示することに定められています。

したがって、青汁などを選ぶには「農薬不使用」で表記で判断するというのが正解です。

有機栽培とは

まず、「有機栽培」とは化学肥料や農薬を使用せずに、有機肥料を使用しながら農作物や土が持つ本来の生命力を活かした栽培のことです。

農薬を用いた栽培作業よりも手間がかかったり、使用する有機肥料のコストが化学肥料よりも高かったりしますから、有機栽培の農作物は値段が高めになる傾向にあります。

農林水産省によって有機農産物の日本農林規格(JAS規格)が設けられていて、認証されている青汁には「JASマーク」の表示がされています。

青汁の無農薬栽培と有機栽培の違いとは?

①農薬使用の栽培期間が違う

有機栽培は2年~3年間は栽培するところで農薬を利用していない状態で栽培したことを指し、無農薬野菜は栽培期間中のみ農薬を使用していてないということを言います。

逆に言えば、無農薬とは以前に農薬を使用していた土壌で、栽培期間中のみ農薬をしていない状態でも「無農薬」と表記できるということになります。

②有機栽培では30種類の農薬使用は認められている

また、有機栽培に関しても全く農薬を使用していないのか?という言われると必ずしもそうではありません。

有機栽培であっても農薬を使用しなければ防除できないなど、仕方のない場合に限り、30種類の農薬の使用が認められているのです。

有機栽培に関してはあくまで、「禁止されているの農薬は使用しない」ということを覚えておきましょう。

有機栽培と無農薬はどちらが安全?

有機栽培と無農薬の違いについて、観てきましたがそれぞれ良い点と悪い点があります。

一概に一方が危険でおすすめですよ、ということは断言はできませんが、強いて言うのであれば、禁止されている、されていないにかかわらず栽培期間中は農薬を使用していない無農薬野菜の方が安全性は高いと言えそうです。

とはいえ、有機栽培に関しても化学肥料を一切使用しておらず、普通の野菜に比べて農薬が少ないことは事実なので、どちらも安全性が高い野菜であることに変わりはありません。

よく見かける「有機JASマーク」の基準を紹介

①有機JASマークとは

化学肥料や農薬を使用していないだけでは「有機栽培」と表示することができません。

有機栽培の旨を表示するには、様々な条件をクリアしたことを第三者の公的機関で審査を行う登録認定機関に認められる必要があります。

  1. 遺伝子組み換え技術を使用しない
  2. 化学肥料や農薬の使用を避ける
  3. 禁止された農薬や化学肥料が3年以上使用されていない土地での栽培
  4. 使用可能な農薬や化学肥料などは限定

登録認定機関による審査はJAS法(農林物質の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)で定められた有機JAS規格に基づいて行われ、上記4点の厳しい条件について検査されます。

公的機関の検査をクリアし「この農作物は正しい有機栽培から育てられたことを認めます」という認可を受けた証として添付されるものこそ「有機JASマーク」で、認定された事業者のみに「有機JASマークの」の使用が認められています。

「有機栽培の商品」として販売するにはこの「有機JASマーク」が必要となり、有機JASマークを取得するには「公的機関による認証」「年に一度の検査と審査」をクリアした農作物だけです。

②有機JASマークの青汁は「無農薬」より基準は高い

「有機JASマーク」は厳しい基準をクリアした有機栽培のパッケージにしか付けられませんし、このマークがあって初めて有機栽培やオーガニック栽培と表示できるようになるのです。

つまり、有機栽培の野菜や主原料を選ぶ際には「有機JASマーク」の記載の有無を確認するようにすれば、適正な有機栽培のもとで育てたれた「食の安全」が高いものかどうかのチェックが比較的簡単にできるということなのです。

そのため、農薬や化学肥料の影響がとても気になるが何を選べばよいのか分からない人は「有機JASマーク」が記載されたものを選ぶようにするのも良いでしょう。

安心して青汁を選びたい人の注意点まとめ

し、安心できる青汁を選ぶ際にはチェックしておきたいいくつかのポイントがあります。

最後に、青汁選びの際に参考にしたい、以下の3つのポイントについてご紹介します。

  1. 有機栽培と無農薬の違いを理解しておく
  2. 有機JASマークがあるかどうかをチェックする
  3. メーカー独自で行った検査結果を参考にしてみる

①有機栽培と無農薬の違いを理解しておく

「無農薬野菜」「減農薬野菜」といった言葉を耳にすることがありますが、実は平成16年に行われたJAS法の改正によって、「無農薬」「減農薬」の言葉の使用が(厳密には)できなくなっているのが事実です。

また、上記の有機JASマークの項目でも記載しましたように「有機栽培を行う範囲内で使用できる農薬や化学肥料」に限りその使用、使用量が基準値に抑えられたものであれば有機JASマークの認定を受けられます。

つまり、「有機JASマークある・有機栽培の旨が記載されている=農薬が全く使用されていない」ということではないのです。

上記のことから農薬が使われていない食品を選ぶ際には、「無農薬」や「有機栽培」の違いについても理解したうえで青汁を選ぶようにしましょう。

②迷ったら有機JASマークがあるかどうかを基準にしても良い

有機JASマークが使用されている野菜は「全く農薬が使用されていない」ということではありませんが、有機JAS規格によって認められた農薬や化学肥料のみを基準値以下の使用と定められていますから十分に安全性の高い「有機野菜」と言えます。

特に、有機JASマークが表示されている青汁は、徹底した管理のもとでの有機栽培によって育てられた農作物が原料(含有量が95%以上)として使用されているものとなります。

③メーカーによっての独自の検査結果も参考にしてみる

健康補助食品の側面を持つ青汁では、第三者である公的機関によって公平な検査が行われていると同時に、青汁を製造しているメーカーが独自にさらなる厳しい残留農薬の検査を行った上で青汁の主原料として使用していることもあります。

青汁に使われている野菜の残留農薬が気になる場合には、検査結果がデータとして公表されている青汁・主原料の安全性に関わる情報をきちんと出している製品を選ぶようにしたいですね。

原料に農薬が使用されているかは、しっかりチェックしましょう

青汁の安全性を大きく左右する「主原料として使用されている野菜に関する情報」を公開しているということは、製造元のメーカーがそれだけ安全性や品質性に自信を持っている証拠です。

また、「主原料の野菜の安全性に関わる情報」をきちんと公開しているメーカーは、消費者の立場を踏まえて誠実な対応をしているとも言えます。

しかし、主原料だけでなくその他の原料についても農薬が使用されているのか?という点も気になるところです。

主原料として使用されている野菜についての情報を公開しているかどうかについてメーカーの公式ホームページを見たり、その他の原料についても農薬が使用されていないのかどうか、電話で問い合わせしたりして自分で確認することは、安全性の高い青汁選ぶ上で大切なことになります。

有機JASの青汁ってどんなものがあるの?

ピュアライフ オーガニック青汁

特徴

ピュアライフから販売されている「オーガニック青汁」は、主原料として大麦若葉・桑葉・モロヘイヤ・カワラケツメイ・ゴマ若葉・ハトムギ若葉・抹茶といった7種を採用しています。

これらの7種の素材全てが有機JAS認定農場で栽培・収穫が行われた「国産農薬不使用野菜」であることに加えて、製造過程では保存料や着色料といった添加物が一切使用されていませんから安全性・品質性共に優れた粉末青汁です。

また、使用されている抹茶によって比較的飲みやすい「抹茶風味」の味に仕上げられていますよ。

参考価格

「オーガニック青汁(1箱30包入)」の通常購入価格は3,800円(税込、送料別)ですが、定期購入コースにあたる「月1定期便(毎月1箱お届け)」では25%オフの2,860円(税込、送料無料)となります。

また、毎月100名様限定の「月1定期便(毎月1箱お届け)」にあたる「健康実感モニターコース」では、初回限定購入価格970円(税込、送料無料)となるほか、2回目以降もずっと25%オフの2,860円(税込、送料無料)となり大変お得になりますよ。

内容量

「オーガニック青汁(1箱30包入)」では個包装が採用されていて、1包あたり2gの粉末青汁が入っています。また、摂取目安量としては1日1~3包で、約90ccの水やお好みの飲み物に溶かしての飲用が推奨されています。

主原料

主原料として採用されている7種の野菜は全て農薬不使用で有機JASの認定を受けた国産のものであることは上記の通りです。

具体的な産地としては、それぞれ「熊本産有機桑葉」「熊本産有機大麦若葉」「島根産有機モロヘイヤ」「熊本産有機カワラケツメイ」「熊本産他有機抹茶」「島根産有機ゴマ若葉」「熊本産有機ハトムギ若葉」となっています。

口コミ

「たくさんの野菜が使用されていて、バランス良く様々な栄養素を摂取できるのが嬉しい」「美味しいとは言えない味だけれど、抹茶風味で飲みやすい」「高品質なのに続けやすい価格なのでありがたい」と主原料として使用されている野菜の安全性や飲みやすさそして価格から続けている人の声が多く寄せられていました。

中には「オーガニックなので安心して摂取できますし、マタニティサプリメントとして取り入れています」といった女性の口コミも見受けられましたよ。

「続けて飲んでいると体の調子が良くなった気がします」「1ヶ月ほどで便通が改善されて、今も満足して続けています」といった継続による嬉しい体の変化を実感している

まとめ

健康や美容のために習慣として取り入れる青汁だからこそ、含まれている成分と合わせて「主原料として使用されている野菜の安全性」を確認することが大切です。

安全性に優れた青汁を選ぶ際には、購入前に「有機JASマーク」「農薬不使用の表示」そして「主原料となる野菜についての情報を公開しているかどうか」を細かく確認するようにしてくださいね。

品質性や安全性ともに納得できる青汁選びの際には、今回こちらでご紹介しました内容を参考にしてくださいね。