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青汁とプロテインは混ぜてもよい?筋力UPやダイエットに役立つの?

 

青汁とプロテインはそれぞれ様々な栄養素が豊富に含まれていますよね。筋トレを習慣的に行っている人はプロテインを、野菜不足やそれによる栄養不足を補いたい人は青汁をそれぞれ習慣として取り入れているかと思います。

どちらも豊富な栄養が含まれているという点では共通していますが、だからこそ気になるのが「プロテインと青汁とは一緒に飲んでも大丈夫なの?」ということですよね。

そこで、こちらでは青汁とプロテインそれぞれに含まれる栄養素といった基礎知識から、青汁とプロテインの相性や期待できる効果などについて分かりやすくご紹介します。

目次

そもそも青汁とプロテインの栄養構成の違いってあるの?

「ボディビルダーの人がよく飲んでいる」というイメージが持たれがちなプロテインですが、決して「筋肉隆々になりたい人」専用の飲み物ではありません。

実のところプロテインは、筋肉の増強に必要なタンパク質を効率良く摂取することを目的とした栄養補助食品です。

したがって、筋肉量を増やすことで基礎代謝を高め「太りにくく痩せやすい」体質へとアプローチし、リバウンドしにくいダイエットの実現に役立ちます。

一方、青汁というと苦いイメージがありますが、豊富に含まれている栄養素や食物繊維を効率良く摂取することが可能で飲み続けることで体に良い効果を発揮する飲み物です。

①青汁

まず、青汁は主原料として使用されるケール・大麦若葉・桑の葉といった生野菜の絞り汁から製造されています。

したがって、主原料となる生野菜に含まれる栄養素をそのまま飲み物として摂取できるものこそが青汁なのです。

また、青汁に主原料として使用されるケールをはじめとした野菜は、栄養が豊富な緑黄色野菜にカテゴライズされ、その中でも得られる栄養素の種類やその含有量が特に多く「栄養素の宝庫」とも言えます。

青汁に含まれている栄養素としてはビタミン(ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB1・B2・B6・B12などのビタミンB群、ビタミンE)、ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム)、食物繊維、ファイトケミカルが挙げられます。

この中でもファイトケミカルは色素や風味として野菜や果物含まれている成分で、最近ではその強い抗酸化作用・抗菌作用から美容・健康効果が得られるとして「第7の栄養素」という呼称が生まれるほどに注目を集めています。

青汁は主原料となる生野菜の絞り汁を摂取する飲み物ですから、もちろん主原料の野菜に含まれるファイトケミカルも余すことなく摂取することができますよ。

②プロテイン

一方、プロテインには、タンパク質が主成分として含まれています。タンパク質というと大豆製品や肉類に含まれる栄養素で筋肉の生成・増強に必要となり、炭水化物や脂質と並んで生命維持には欠かせない3大栄養素と呼ばれています。

プロテインにはタンパク質の他にも葉酸・ナイアシン・ビタミンB1~12といったタンパク質の代謝をサポートするビタミン類をはじめとした成分が含まれているので、効率的な筋肉の増強に役立ちます。

生野菜の絞り汁から作られていて野菜に含まれる栄養素やミネラルそして食物繊維を効率良く摂取できる青汁に対し、プロテインはタンパク質をはじめとした筋肉に必要な栄養素を中心に摂取する飲み物なのです。

プロテインって青汁と相性いいの?混ぜても大丈夫?

青汁と混ぜると栄養の過剰摂取にはならないの?

薬の中には飲み合わせの悪さによって体に副作用が伴うものがあるように、青汁とプロテインとを混ぜると何らかのデメリットが生じないのでしょうか?

特にそれぞれに栄養が豊富に含まれているプロテインと青汁とを一緒に飲むことで、ある栄養素の過剰摂取に陥らないのか、そしてそうした過剰摂取によって体に何らかの悪影響が生じないのか……プロテインも青汁も全く違う飲み物ではありますが、はやり相性が気になるものです。

結論から言うと、青汁とプロテインに含まれている栄養素の種類が異なるため、青汁とプロテインとを一緒に摂取しても問題ありません。

ビタミンB群やナイアシンといった一部の栄養素は青汁とプロテインとの両方に含まれていますが、過剰摂取によって体に悪影響が及ぼされるということはありません。

それにこれらの栄養素は摂りすぎた場合には体の外へと排出されます。

青汁と混ぜることで期待できる働きってあるの?

青汁とプロテインとを一緒に摂取しても問題はなく、むしろ青汁とプロテインとを別々に摂取するよりも混ぜることで期待できる効果が増えるとして注目を集めていますよ。

筋力アUPをサポート

タンパク質を中心にその代謝を高めるビタミン類も含まれているプロテインは、それだけでも筋力アップをサポートします。

加えて、青汁にバランス良く含まれているカルシウムやカリウムそしてマグネシウムといったミネラル、ビタミンB群が筋力の増強をサポートしてくれますよ。

また、青汁には筋力の増強をサポートする栄養素が含まれていますが、筋肉の増強に必要なタンパク質が含まれていません。

青汁には無いタンパク質をプロテインで補いながら、またプロテインには無い栄養素を青汁で摂取するというように、青汁とプロテインそれぞれに不足している栄養素を相互的に補いながらより良い筋力アップが期待できます。

筋力トレーニング後の疲労回復

筋肉トレーニングの際に生じる筋肉の疲労をできる限り溜めない・こまめに解消すると、無理のない運動習慣の継続に繋がります。

また、筋肉の疲労を溜め込まないようにすれば、運動効率の向上やより大きな筋力アップ効果を期待できるようになります。

青汁とプロテインとの組み合わせからは、筋力アップには欠かせない筋肉の疲労回復に嬉しい成分も摂取できます。

青汁に豊富に含まれているミネラルやビタミン成分は運動の際に蓄積される筋肉の疲労解消に、そしてビタミンB群はタンパク質の代謝に働きかけながら脂肪燃焼効果のサポートを助けますよ。

便秘の予防にも役立つ

筋肉の増強にはタンパク質は欠かせませんが、タンパク質の摂取量が多くなれば多くなるほど腸内の悪玉菌が増加して腸内トラブルの乱れから便秘に陥りやすくなります。

タンパク質の摂取量が適正量であれば問題ありません。

しかし、筋肉を増やしたいと積極的にタンパク質を摂取している人はどうしても便秘のリスクが伴います。

そのため、タンパク質の摂取量の増加に伴う便秘のリスクの高まりは、筋肉量を増やしたい人の悩みの1つとして挙げられます。

そこで役に立つのが青汁に豊富に含まれている食物繊維です。

というのも、体内に摂取された食物繊維が大腸に届くと、腸内の善玉菌の餌となってその数を増やしながら腸内環境を正常な状態に保ってくれるからです。

つまり、プロテインからタンパク質を多く摂取することによって高まる便秘のリスクを、青汁に豊富に含まれている食物繊維が整腸作用によって下げられる効果が期待できるのですね。

カロリーも意外と少ない

プロテインと青汁を合わせればそれぞれに足りない栄養素を相互的に補うことができ、筋力アップをサポートしたり筋肉の疲労回復や便秘の予防に役立ったりといった筋力量の増強には嬉しい作用が見込めることが分かりました。

でも「栄養素が豊富な青汁とプロテインとを一緒に摂取すると太ってしまうのでは?」と思ってしまいますよね。

どれだけ体に嬉しい成分が豊富な青汁やプロテインとは言っても、太ってしまう原因になり得るなら避けたいものです。

タンパク質が中心のプロテイン・野菜に含まれる成分が中心の青汁それぞれのカロリー量は、決して太ってしまうほど高いというものではありません。

むしろ、青汁とプロテインは一緒に摂取してもカロリー量は低いですし、ダイエットには嬉しい効果が見込めますよ。

「プロテイン+青汁」はダイエットにも活かせるの?

先述の通り、プロテインはタンパク質を中心にその代謝をサポートする栄養素から構成されていますから、効率的な筋力アップへと繋げる栄養補助食品です。

筋肉量が増加すれば運動時に得られる脂肪燃焼効果がアップするだけでなく、基礎代謝も上昇します。

私達の体内では運動をしていない睡眠時や安静時にも体の機能を維持するためにエネルギーが消費されていて、このエネルギー消費量を基礎代謝と言います。

基礎代謝が高まるということは、つまり普段の消費カロリー量が増加し「太りにくく痩せやすい体」へと繋がります。

筋肉の生成に必要なタンパク質を効率良く摂取できるプロテインからは、「筋肉量の増加から脂肪燃焼効果や基礎代謝量を高める」そして「筋肉量の減少による基礎代謝量の低下を防ぐ」というダイエットに嬉しい作用が得られます。

こうしたプロテインに青汁をプラスすれば、プロテインからは得られない栄養素を補いながら豊富な食物繊維による便秘予防効果も期待できるようになりますよ。

また、青汁に豊富に含まれている食物繊維は体内に摂り入れられると水分を吸収して膨張するので腹持ちが良く、食べ過ぎや余計な間食を無理なく避けることにも役立ちます。

また、「食事置き換えダイエット」として「青汁だけを飲む」あるいは「プロテインだけを飲む」とそれぞれを単体で摂取する方法がありますよね。

しかし、青汁だけではタンパク質の不足から筋肉量が低下してしまいかねませんし、プロテインだけでは栄養素の摂取量が低下したり便秘リスクが高まったりします。

そこで、青汁とプロテインとを一緒に合わせることで摂取できる栄養も腹持ちもより良くしましょう。

青汁とプロテインからはダイエット中に不足しがちな栄養素を効率良く摂取し、そして豊富なタンパク質で筋力の低下を予防できますから、ダイエットの時には力強い味方となってくれますよ。

青汁とプロテインを混ぜると味はおいしくなるの?飲むタミングは?

それぞれが足りない栄養素を相互的に補えられる点では、青汁とプロテインの相性は優れています。

最後に、様々な栄養素を効率良く得られる青汁とプロテインとを混ぜて摂取する際に気になる味や飲むタイミングそして注意点についてご紹介します。

味や飲みやすさ

プロテインも青汁も、豊富な栄養素が得られる反面でどうしても「美味しくない」というイメージがついて回る飲み物です。

最近では、青汁もプロテインも飲みやすく改良されているものが多く展開されていますが、青汁特有の臭みやプロテインの味が苦手な人にとっては気になるものです。

しかし、青汁とプロテインとを混ぜて飲むと、青汁特有の青臭さや苦味がプロテインによって抑えられるので、それぞれを単体で口にするよりも飲みやすくなりますよ。

とはいえ、青汁とプロテインとを混ぜると激的に美味しくなるということはありませんから、それぞれ無理なく続けられる味のものを選ぶようにしてくださいね。

飲むタイミングはいつがベスト?

青汁とプロテインとを混ぜた場合には、「スポーツや筋肉トレーニングの後」が飲むベストタイミングとなります。

「スポーツや筋肉トレーニングの後」の中でも特に「運動後30分以内」に飲むようにすれば、スムーズな筋肉ダメージの修復・疲労の回復が期待できますよ。

また、運動後は汗から失われた水分やミネラルを補給する必要があるという点でも、水分と共にミネラルをはじめとした多くの栄養素を摂取できる青汁とプロテインは適していると言えますよ。

青汁を混ぜる時の注意点ってあるの?

青汁とプロテインを混ぜることの問題はありません。

しかし、「より早く筋肉量を増やしたい」「手軽にタンパク質や栄養素が摂取できる」からといって飲みすぎは厳禁ですよ。

運動量に釣り合わないほどの多くのプロテインを摂取すれば当然太る原因となりますし、プロテインや青汁を飲んだからといって効果が上がるわけではありません。

大切なのは運動量に見合った適量の「プロテイン+青汁」を飲んでいく中で、毎日コツコツと運動習慣を続けていくことです。

加えて、豊富な栄養素を誇る青汁ではありますが、青汁だけで健康維持に必要な栄養素を全て網羅できませんし、「青汁やプロテインから栄養素を摂取しているし」と油断し、食生活が乱れたり間食が増えたりすれば本末転倒ですよ。

健やかな体作りの基本はやはりバランスのとれた食生活で、食事からバランス良く栄養素を摂取していなければプロテインや青汁が持つ豊富な栄養素をきちんと吸収できませんよ。

まとめ

足りない栄養素を相互的に補えられるプロテインと青汁の相性は大変良く、特に筋肉量を増やしながら健康的に痩せるには嬉しい成分がそれぞれに多く含まれています。

食事制限によるダイエットは確かに一時的に体重が減りますが、必要な栄養素が得られなかったり筋肉量が減少したりと決して健康的な方法とは言えません。

豊富な栄養素を水分補給として摂取できる「青汁+プロテイン」を活用しながら、しっかりと筋肉量を増やして痩せるためには欠かせない基礎代謝や脂肪燃焼効果を高めていきたいですね。

青汁とプロテインにはそれぞれ豊富な栄養素が含まれていますが、健康維持に必要な栄養素を全て網羅しているわけではありません。運動習慣を取り入れながら毎日の食生活も改善していくことが健康的な体を目指すうえでの基本です。

プロテインと青汁は、あくまでも健やかな生活や運動習慣そしてバランスの良い食生活をサポートする飲み物して続けていくようにしたいですね。