お酢と言っても、最近はいろいろな種類のものを見かけるようになりましたよね。
穀物酢や米酢、リンゴ酢、黒酢など、料理によって使い分けるだけでなく、美容や健康のためにそのまま飲んで摂取している人も多いようです。
また、お酢が便秘解消をお手伝いしてくれることも期待されているのをご存知ですか?
今回は、お酢を摂取するメリットを紹介しながら、摂取方法や注意点なども詳しくみていきたいと思います。
お酢のチカラとは
お酢には種類がいっぱい
お酢とは、穀物や果物から作られたお酒をさらに酢酸発酵させた調味料であり、その原料によって種類が異なります。
穀物酢、米酢、リンゴ酢、黒酢、もろみ酢などが代表的なもので、お酢の種類は数百種類あると言われています。
それぞれの味や香りといった特徴は、原料や製造方法によって変わります。
お酢の成分って?
お酢の主成分は酢酸です。
酢酸以外では、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸類やアミノ酸などを含んでいます。
もろみ酢の主成分は酢酸ではなくクエン酸になります。
これらの成分によってお酢には嬉しい作用がたくさんあるのです!
クエン酸とは
クエン酸とは酸味成分のことで、柑橘類に多く含まれています。
お酢を飲んだ時ツンとくる刺激は酢酸によるもので、酸っぱいと感じるのはこのクエン酸が入っているからなんです。
私たちの体内で食べ物からエネルギーを作り出すのに必要なクエン酸回路の主幹となる成分で、かなり重要な存在でもあります。
クエン酸についての詳しい記事はこちらです。
人気のクエン酸サプリや摂取できる食品を紹介!クエン酸の効果・効能とは?
アミノ酸とは
お酢にはアミノ酸も含まれています。
特に黒酢やもろみ酢にはアミノ酸がたっぷり。
アミノ酸は500種類以上あり、私たち人間に必要なのは20種類。
アミノ酸はそれぞれ多種多様な働きがあり、どれも必要な成分なんです。
アミノ酸についての詳しい記事はこちらです。
アミノ酸の効果・効能とは?摂取できる食品と人気のアミノ酸サプリを紹介!
お酢が美容や健康で注目されている理由
お酢にはクエン酸やアミノ酸などが豊富に含まれていることから、美容や健康に良いと注目されてきました。
その理由についてご紹介します。
お酢と美容
お肌を守る
お酢に含まれる酢酸は、ビタミンCを壊す酵素の働きを抑制する作用があります。
ビタミンCは美容に必須なビタミンのひとつ。コラーゲンを形成する際にも必要となります。
そのコラーゲンをつくっているアミノ酸も豊富に含むお酢は、美容にとって強い味方となってくれます。
脂肪燃焼をサポート
お酢の酸味は食欲増進してくれるため、ダイエットには不向きなように感じてしまいますが、食欲増進するということは消化吸収を助けてくれるということ。
糖質や脂肪、糖分の多いものに気を付けながらであれば、ダイエットをサポートしてくれるはず!
そして脂肪燃焼を促進するアミノ酸も含まれているため、内臓脂肪減少に期待されています。
酢酸には悪玉コレステロールを低下させる作用があるため、メタボ予防にもおすすめです。
むくみ予防
むくみの原因である「塩分」を摂りすぎないようにするためには、お酢で代用。
塩味を強く感じさせる作用があるため、減塩に役立ち、味の物足りなさもカバーしてくれます。
酸味が苦手な人は煮詰めて酸味を飛ばしましょう。
お酢と健康
疲労回復
お酢に含まれる酢酸やクエン酸には疲労回復の効果があります。
体内の疲労物質である乳酸を分解してくれるため、スポーツをしたときや疲れが溜まっているときは積極的に酢酸やクエン酸を摂取することがおすすめされています。
骨を強くする
骨を丈夫にすると言われているカルシウム。
お酢と一緒に摂ることで、カルシウムの吸収率が向上します。
間接的にはなりますが、お酢は骨を強くすることをサポートしてくれるのです。
血行促進で冷え予防
悪玉コレステロールが増えると血流が悪くなります。
お酢の酢酸にはこの悪玉コレステロールを下げる働きがあるため、血行を良くするサポートをしてくれます。
血行が良くなることで、冷えの防止やむくみの防止につながります。
お酢がお通じを良くしてくれる?便秘との関係とは
お通じを良くする食べ物、栄養素として、代表的なのは乳酸菌やオリゴ糖ですよね!
実はお酢も便秘の時に摂取するといいと言われています。
便秘は「たかが便秘」と片付けられるものではありません。
長引けば健康面でも美容面でも悪影響が生じることもありますし、
精神的でもイライラしやすくなるなど、不快な症状が現れるようになると言われています。
便秘に対するお酢のチカラをご紹介します。
腸の蠕動運動をサポート
お酢には酢酸とクエン酸が含まれており、これらが刺激となって腸の蠕動運動を促すと言われています。
腸の蠕動運動とは、便を体外に出そうとする働きのこと。
また、消化機能を活性化する作用もあります。
これによって便秘にアプローチをかけてくれます。
腸内環境を整える
腸内環境を整えるには腸内フローラが大切。
つまり善玉菌と悪玉菌のバランスが重要となるのですが、この善玉菌が多いと腸内環境が良いということです。
善玉菌を増やすにはエサを与える必要があります。
このエサとなるものの代表格が食物繊維やオリゴ糖。他にもビタミンCも挙げられます。
このビタミンCは壊れやすい栄養素ではありますが、先述したようにお酢はビタミンCを壊れにくくする作用があります。
一緒に摂ることによって間接的に腸内環境を整えると言えるでしょう。
お酢を摂取するときのポイントは?
1日のお酢の量
便秘のためにお酢を飲むのなら、1日15~30mlを目安に摂取するようにしましょう。
冒頭でも述べましたが、現在はいろいろな種類のお酢が販売されていますので、
自分に合ったものを選んで継続して飲むことが大切です。
もしお酢独特の酸味やにおいが気になるようでしたら、比較的飲みやすいリンゴ酢がおすすめです。
黒酢も飲みやすいですし、手に入りやすいのでぜひ試してみてください。
飲むタイミングは?
お酢の力を最大限引き出したいのなら、食後や食間に飲むようにしましょう。
逆に、食前や空腹時はお酢の摂取はおすすめできません。
というのも、お酢は刺激が強いので、空っぽの胃腸に入れてしまうと胃腸に負担をかけてしまいやすくなります。
特に便秘でお悩みの方は、朝は1日の中で最も排便が促される時間帯でもあるので、朝食後の摂取がおすすめです。
お酢を飲むときの注意点
お酢だけに頼らない
当たり前のことですが、お酢だけ摂取しておけば便秘解消できるという考えはやめましょう。
便秘解消のためには、生活習慣を見直すことが大前提としてあります。
日常生活の中に有酸素運動を取り入れること、食生活の見直しをすることが大切です。
その上でお酢を取り入れるようにしましょう。
飲みすぎはNG!胃に負担をかけないで
先述したように、お酢は刺激物なので飲みすぎると胃腸に負担を与えることがあります。
また、飲めば飲むほど作用が発揮されるというわけでもないので、飲みすぎないようにしてください。
そして胃腸の調子が悪いときは控えましょう。
お酢の濃度は適したもので!
お酢の中には薄めてからの摂取が推奨されているものもあります。
濃ければいいというものではありませんので、濃縮用のお酢はしっかりと薄めてから摂取するようにしてください。
酸蝕歯に注意
酸性が強いものは歯を溶かす可能性があります。
お酢だけでなく、フルーツや野菜ジュースなども原因となります。
酸蝕歯という状態です。
歯がしみる人や歯が薄くなった人は注意です。
疑いがある人はすぐに酢を摂取することをやめて医師に診てもらってくださいね!
料理やドリンクとして生活に取り入れよう!
お酢は古くから調味料として世界中で愛されてきました。
今では手軽に飲めるお酢ドリンクも販売されています。
健康や美容のためにお酢を摂取してみようと思う方は、料理やドリンクで上手に取り入れてみてくださいね!
そのまま飲む際は、胃腸や歯に負担をかけないよう注意してください。
お酢の酸味が苦手な方にはサプリメントもおすすめ
お酢の酸っぱさやツーンっとくるのが苦手!という人にはサプリメントで摂取することもおすすめです。
お酢の種類や飲む目的別でご紹介します。
美容と健康に!
肥後すっぽんもろみ酢

高級すっぽんと沖縄産のもろみ酢、美容成分の和漢素材をプラスしたサプリです。
すっぽんにもアミノ酸が多く含まれており、さらに美容に欠かせないコラーゲンもたっぷり。
もろみ酢のクエン酸と一緒に摂ることで健康と美容をサポートしてくれます。
アミノ酸サプリ「肥後すっぽんもろみ酢」の特徴は?価格や評判を紹介
薩摩黒酢

こちらもすっぽんとの組み合わせで美容と健康にアプローチできるサプリ。
黒酢を使用しており、アミノ酸を効率的に補給できます。
注目成分のナットウキナーゼやにんにく等も配合されており、栄養素が足りていない人や疲れが気になる人におすすめです。
リフレの「薩摩黒酢」の価格や口コミは?黒酢とすっぽんでキレイも元気も!
三黒の美酢

黒酢もろみと黒にんにくと卵黄の3つの素材を組み合わせたサプリで、豊富なアミノ酸と元気の素となるにんにく卵黄が一緒に摂れます。
さらにDHAとEPAを配合し、現代人の魚不足もカバーしてくれます。
黒にこだわったいるのは栄養価が高いから。アミノ酸だけでなくポリフェノールの含有量も違いは明らかです!
女性特有の悩みに
白井田七。甕

黒酢の甕で田七人参と一緒に熟成発酵させたドリンクタイプのサプリです。
ドリンクといってもペーストタイプで、味はライチやレモンの果汁で飲みやすく仕上がっています。
田七人参のサポニンと黒酢のアミノ酸に加え、
その他の成分たちによって女性特有の更年期障害や体のめぐりを考えた配合になっています。
更年期の女性をサポートしてくれる「白井田七。甕(かめ)」の口コミは?
参考サイト便秘 – ふく山接骨院
