ヘルスケア

お腹の調子がなんか変!下痢や便秘を繰り返すのは、どうしたらいいの?

最近、お腹の調子が何かおかしい、病院で検査をしても、どこも異常がない・・・そういった場合、実は過敏性腸症候群かもしれません。

過敏性腸症候群になると下痢や便秘に悩まされるようになります。

お腹の調子が良くないとイライラしてしまい、余計にストレスを溜め込んでしまうこともあります。

過敏性腸症候群にとってストレスは敵です。過敏性腸症候群がなぜ起きるのか知って、自分にあったケアを探してみましょう。

過敏性腸症候群とは?

過敏性腸症候群とは検査では異常がないのにお腹に違和感があったり、下痢や便秘が続いたりする病気です。

日本では若年男性にかかりやすく、全人口の7人に1人の方が罹患しているといわれています。

過敏性腸症候群と診断するには、他の病気でないことを確認しなければなりません。

お腹の痛みは感染性腸炎や虫垂炎でも生じますが、これらの病気は血液検査や画像診断で診断することができます。

過敏性腸症候群はなぜ起きるのかはっきりした原因がわかっておらず、検査で過敏性腸症候群と確定診断することができません。

他の病気の可能性を除外して初めて過敏性腸症候群と診断することができます。

過敏性腸症候群による腹痛や便意は突然やってくるので、外出時や出勤時などトイレが近くにない場合に大変困る病気です。

一度このような経験をするとトイレのない場所に行くのが強いストレスになり、過敏性腸症候群の症状が悪化することがあります。

このように症状悪化のサイクルに陥ってしまうと極端に外出を避けるようになり、生活のリズムを壊すことがあるので注意が必要です。

4つのタイプ

一口に過敏性腸症候群といっても人によって症状は異なります。

過敏性腸症候群を分類するためにRomaⅢ基準が用いられることが多いです。

この基準では、過敏性腸症候群は4つのタイプに分類しています。

下痢型

軟便や水様便が25%以上であり、硬い便やウサギのようなコロッとした便の割合が25%未満の場合、下痢型の過敏性腸症候群といいます。

このタイプは突然腹痛と便意が襲ってくるので、トイレのない場所に行くのが不安になることがあります。

便秘型

下痢型と逆、つまり硬い便やウサギの糞のような便が25%以上を占めて、軟便や水様便が25%未満の場合、便秘型の過敏性腸症候群と診断します。

このタイプの過敏性腸症候群は便意に襲われることが少ないので、トイレがない場所に対する不安感は感じにくいです。

しかし便秘が長く続くと他の腸疾患を合併する可能性がありますので、長期間の便秘は避けなければいけません。

混合型

混合型の過敏性腸症候群は下痢型と便秘型の両方を満たした場合です。

軟便や水様便が25%以上を占め、なおかつ硬い便やウサギの糞のような便が25%以上になった際に診断されます。

その他

上記3種類のどれにも当てはまらない場合、その他(分類不能型)の過敏性腸症候群と診断されます。

原因は?

ストレス

過敏性腸症候群が生じる原因の一つと考えられているものに、ストレスがあります。

例えば試験前など緊張が高まる状況で、お腹が痛くなった経験はありませんか。体の臓器は脳をはじめとした様々な神経によってコントロールされています。

脳がストレスを感じると神経によるコントロールが乱れてしまうので、腸の動きが活発になったり、抑制がかかったりするのです。

寝不足

ストレス以外にも原因と考えられているものが、睡眠不足です。睡眠不足が長く続くと自律神経という体に指令を出す神経に異常が生じやすくなります。

この神経はお腹の動きを強めたり弱くしたりする作用があるので、過敏性腸症候群はこの神経の働きが強くなりすぎたり、弱くなりすぎたりして発症すると考えられています。

食生活

食生活が乱れてきても過敏性腸症候群になりやすいです。

特に油っこいものをたくさん食べたり、牛乳をたくさん飲んだりすると下痢になることが多いので注意が必要です。

その他にも香辛料やアルコールは腸を刺激しやすく、下痢になる可能性を増加させます。

これって治るの?

過敏性腸症候群は腸の機能が問題ないのに生じる病気ですから、治るという明確な基準は存在しません。

下痢や便秘などの症状が出なくなる状態に持っていくことを治療の基本としています。

過敏性腸症候群の治療には

  • ライフスタイルの見直し
  • 心理療法
  • 薬物療法

の3つが中心になります。

ライフスタイルの見直し

過敏性腸症候群の主な治療はライフスタイルの見直しです。

過敏性腸症候群を発症するのは乱れた食生活や寝不足が原因です。これらの生活を見直すことで過敏性腸症候群の症状を抑えることができます。

食生活の気をつけるポイントは、以下の2点です。

  • 腸に負担をかけたり刺激したりする食べ物を避ける
  • お腹にいい食べ物を摂取する

脂肪や牛乳などはお腹を壊す原因になり、香辛料などはお腹を刺激するので下痢になりやすいです。過敏性腸症候群の方はこれらの食べ物は極力避けてください。

お腹にいい代表的なものは食物繊維です。

便をほどよい固さにして、便を出しやすくします。下痢と便秘の両方に効果がありますので、食物繊維が豊富食べ物を摂取するようにしましょう。

寝不足は過敏性腸症候群の増悪を招くので、できる限り睡眠をとるようにしてください。

ただし、夜にきちんと寝るよう心がけてください。日中に寝ると体内の生体リズムが崩れてしまい、お腹の調子を崩す原因になります。

便秘型の過敏性腸症候群の場合、毎朝のトイレに行くことを習慣づけることが大切です。

お腹の中に食べ物が入ると反射によって便意を感じやすくなります。

便秘型の過敏性腸症候群の方はこのリズムが乱れていることが多いです。

朝ごはんを食べた後はトイレに行って、便を出すように習慣づけを行ってみましょう。

心理療法

過敏性腸症候群の方はストレスを抱えやすいです。1日に何度も便意を感じることや満足に外出することのできないことが原因です。

ストレスは過敏性腸症候群を悪化させる可能性があるので、心理療法によってストレスを和らげてあげる必要があります。

心療内科などでカウンセリングを行うと、気持ちがすっきりしてストレスが軽減されることがあります。

過敏性腸症候群が大きな精神的負担になっている場合には、そのことを医師に伝えてみてください。

薬物療法

過敏性腸症候群の薬物療法は様々です。腸内の細菌のバランスが悪くなっている時は乳酸菌のお薬を飲んで腸内バランスを改善してあげます。

それ以外にも腸の働きを強くするホルモンであるセロトニンという物質の働きを阻害するお薬や、腸の動きを弱くして下痢になりにくくするお薬などが過敏性腸症候群の治療に用いられます。

便秘型の過敏性腸症候群では便を出しやすくするために下剤を用いたり、便を柔らかくしたりする薬で治療をするのが基本です。

精神的な負担が強く、カウンセリングのみでは改善が難しい場合には抗不安薬などを服用して不安感を軽くすることもあります。

ライフスタイルの見直しを!

昔と比べて現代では過敏性腸症候群になる方が増えています。

ストレスを感じる機会が増えたことや油っこいものを好んで食べる食生活の変化などが関係していると考えられています。

過敏性腸症候群は誰でもなる可能性があります。また過敏性腸症候群はなかなか改善しないので、長い間腹痛や下痢などに悩まされることがあります。

過敏性腸症候群を良くするにはライフスタイルの改善やストレスの軽減など、出来ることから少しずつ行っていくことが大切です。

過敏性腸症候群が改善するには時間がかかりますので、ストレスを感じないよう病気と付き合っていきましょう。

 

参考文献 アステラス製薬

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asamin
九州出身♥自然大好き!旅行大好き!フットワークが軽いのが自慢です! nanairoでは、美容と健康を担当しています(^^)