ヘルスケア

最近物忘れがひどい…。加齢のせいだけじゃなかった!更年期障害で記憶力低下している?!

更年期世代に入って、物忘れを自覚している人は多いのではないでしょうか。

記憶力の低下が加齢によるものか、更年期障害によるものなのか、気になりますよね。

更年期障害の物忘れの原因や予防法についてご紹介します。

この記事の目次

原因

更年期で物忘れ?

年齢を重ねると、記憶力の低下や物忘れをする人は多くなってきます。

また、加齢以外にも、更年期になると物忘れをする頻度が増えてくるということも事実です。

早期閉経すると物忘れが多くなることや、閉経した女性は閉経前の女性より物忘れの頻度が多いという研究論文が発表されました。

更年期の物忘れとは「さっきまで使っていたものがどこにあるのか思い出せない」「買おうとした物が何だったか忘れてしまう」というような短期記憶の低下です。

つまり、ほんの数分前のことを忘れてしまうのです。

しかし、更年期の物忘れは、長期記憶に関して問題はありません。

長期記憶とは、学生時代の友人の名前、昔流行した歌など長年に渡って記憶してきたことです。

短期記憶は低下し、長期記憶に問題がないのが更年期における物忘れの特徴です。

認知症との違い

「これだけ物忘れが酷くなると、もしかしたら自分は認知症ではないのだろうか」などと、心配になりますよね。

しかし、認知症と更年期の物忘れは決定的に違う部分があります。

認知症の場合は短期記憶だけではなく、長期記憶も忘れてしまうのです。

また、物忘れと違って「忘れたことを忘れてしまう」のも特徴です。

たとえば約束したことを忘れたのではなく、約束したこと自体を忘れていたら認知症の疑いがあります。

また、新しい物を覚えることができない記憶障害も認知症の特徴です。

他にも、計画を立てられない、約束を守れないといった症状もあります。

思考スピードが衰えるため、いつもやっていることでも少し例外があるとできなくなってしまいます。

そして、複雑な業務を完了することは、とても難しくなるのです。

その上、人格が変化し被害妄想や自信を失ってしまうこともあります。

幸いなことに更年期の物忘れは、時間が経過しても認知症にはなりませんのでご安心を。

また、更年期障害で物忘れが発生した人と、晩年に認知症を発症する人には因果関係がないということです。

原因は?

エストロゲンの減少

更年期の物忘れの原因は、エストロゲンの減少にあるといわれています。

エストロゲンとは卵巣で作られる女性ホルモンですが、更年期になると卵巣の機能が低下し、エストロゲンが十分に作られなくなります。

エストロゲンは、アルツハイマー病の原因となるアイロイドβタンパク質から脳の神経細胞を保護してくれます。

また、エストロゲンは脳の神経細胞を存続させるだけではなく新たにできる脳の神経細胞を成長させ、生み出すことにも関わっているのです。

そのため、エストロゲンが減少することで物忘れが酷くなってしまいます。

女性は閉経すると物覚えが悪くなると言われていますが、これも閉経によってエストロゲンが減少するためです。

血流量の減少

エストロゲンには血管を拡張させる作用があることが知られています。

エストロゲンは、血管の中で一酸化炭素を産出させて血管を弛緩させます。

更年期以降の女性は、心疾患、動脈硬化が増加するのもエストロゲンの減少が原因です。

エストロゲンが減少すると脳の血流量が減少するため、脳が疲労し認知力が低下します。

それが、物忘れや記憶力の低下を招くきます。

脳は体全体の酸素の15パーセントから20パーセントと酸素を多く必要とすることから、血液の供給量に敏感になっています。

脳の血流量が増えると、記憶力や注意力が向上し、逆に血流量が減ることで物忘れや認知症につながるのです。

不眠

更年期障害の症状には、ホットフラッシュ、イライラや落ち込みなどによる疲労などがあります。

ホットフラッシュは、体が熱くなり汗を大量にかくため眠れなくなります。

また、イライラしたり落ち込んだりという症状も夜眠れなくなる原因の一つです。

これらの症状による睡眠不足が記憶力低下や、物忘れに関わってくるのです。

ストレス

多くの人は更年期障害の症状によって、ストレスを感じます。

ストレスも記憶力の低下をもたらします。

コルチゾールはストレスを受けると分泌されますが、これが記憶を妨害し、記憶を消してしまうということがわかっています。

対策方法

予防

アルコールを制限する

アルコールを過剰に摂取すると、脳細胞が損傷してしまいます。

そのため、記憶喪失や永久的な脳の損傷を引き起こす可能性もあります。

したがって、アルコールは頻度を少なくし、量も多くしないことが脳のためには一番よいのです。

禁煙

喫煙は脳の記憶力を低下させます。

酸素の供給を減少させ、脳細胞を破壊すると言われていますので、更年期の物忘れ予防のためにも禁煙をおすすめします。

ストレス解消

ストレスがあると、記憶力が低下し、物忘れが酷くなります。

更年期障害にストレスを感じるのは仕方のないことかもしれません。

しかし、できるだけストレスをためないことが一番大切です。

たとえば、気分転換に旅行に行ったり、カフェでお茶を飲んだり好きなことをしてのんびりしてみましょう。

運動

散歩の歩数が多い人ほど認知機能の低下が少ないという調査結果が報告されました。

運動することで、脳への血流が増加するためだと考えられています。

水泳、ウォーキングなど簡単にできることから始めてみましょう。

脳を鍛える

脳を刺激することは、脳の働きを活性化させます。

脳のエクササイズをしてみましょう。

たとえば、書店に行けば脳トレの問題集がありますし、スマートフォンのアプリにも脳トレのゲームがあります。

楽しみながら物忘れを撃退しましょう。

また、クロスワードパズル、数独など好きなパズルに取り組むこともおすすめ。

メモを取る、日記を書く

手帳を用意して、忘れそうなことをメモしてみましょう。

今日買うもの、明日やること、友人との約束など思いついたことを何でもメモします。

その結果物忘れを防ぐことができます。

また、日記を書くことも一日を振り返るという意味で効果があります。

紙に書くのが面倒な場合はスマートフォンのアプリを利用するのもよいでしょう。

最近ひどくなってきたと思ったら

婦人科へ

いろいろ対策してみても、どうしても物忘れが改善しない、更年期障害の症状がひどいという場合は婦人科へ行きましょう。

婦人科では血液検査で血中の女性ホルモン濃度を調べ、場合によっては子宮や卵巣の状態を確認します。

また、問診もありますので、日頃から月経の記録をつけておくと診断に役立ちます。

その結果、更年期であると診断されたら、治療が開始されます。

エストロゲンを補充し症状を緩和します。

ホルモンの薬には飲み薬や注射、貼り薬がありますので自分に合ったものを処方してもらいましょう。

また、効き目が緩やかな漢方薬を処方されることもあります。

まとめ

物忘れは加齢や更年期障害の影響によるもので、誰もが避けて通れない問題です。

他の更年期の症状が気になったり、物忘れの症状がひどかったりする場合は早めに婦人科へ行くことをおすすめします。

ABOUT ME
kimako
奈良出身!ファッション・おしゃれ大好き!海外ドラマにハマり中。 nanairoでは主に健康ジャンルを担当しています!