ヘルスケア

更年期障害で不正出血って本当にあるの??

更年期の不正出血、特に閉経しているのに不正出血があると驚きますよね。

更年期で不正出血するのはなぜなのか、またどのように対策すればよいのかご紹介します。

不正出血

不正出血とは?

不正出血とは、生理でもないのに出血を起こすことです。

一般的には生理と生理の間に出血することを不正出血といいます。

出血量は少量のときもあれば、生理と同様に量が多いこともあります。

また、日数も1、2日で終わってしまったり、生理のように長く続いたりする場合もあるのです。

また、月経がいつまでも終わらず1ヶ月以上ダラダラ続くのも不正出血の一つの症状。

血の色も鮮血、赤黒いなど様々、茶色のおりものや血の混じったおりものがでることもあります。

このように不正出血といっても、個人差があり一概にはいえません。

生理と不正出血の見極め方は?

それでは、生理と不正出血はどのように見分ければよいのでしょうか。

正常な生理周期は25日から38日といわれています。

この周期に当てはまらない場合や、周期が一定ではない場合は生理不順です。

一方、不正出血は生理でもない時期に出血することです。

しかし、生理と不正出血を区別するのはなかなか難しいものです。

特に更年期の女性は、ホルモンバランスの関係で生理周期が一定ではありません。

その上、不正出血を起こすことも多いので、見分けるのは困難です。

見分け方としては生理がある人の場合は基礎体温が一番確実です。

生理不順の場合は基礎体温が変化しますが、不正出血では基礎体温は変化が少ないのです。

普段から基礎体温を把握しておくと安心ですね。

基礎体温は、朝目覚めてすぐ体を動かす前に測りましょう。

基礎体温を記録して排卵日を予測できる無料アプリもありますので利用してみてください。

グラフを毎日手書きで書くよりも手軽ですね。

原因

更年期による不正出血の原因は?

更年期障害による不正出血は、卵巣機能の低下によるものです。

卵巣機能の低下は、加齢の他にストレスや不規則な生活によっても起こります。

ホルモンバランスの乱れによる不正出血

更年期障害の不正出血はホルモンのバランスが乱れることが原因です。

閉経が近づくと卵巣の機能が低下し、女性ホルモンの「エストロゲン」が十分に作られなくなります。

エストロゲンは妊娠に備えるために、子宮内膜を作ります。

しかしエストロゲンが不足すると、子宮内膜を維持することができず剥がれ落ちてしまいます。

その結果、子宮内膜は出血とともに外に排出されます。

これが、生理の開始前に出血してしまう原因です。

卵巣機能が低下して起こる不正出血のことは、機能性出血と呼びます。

無排卵月経

無排卵月経とは、排卵がないのに月経が起こっている状態です。

無排卵月経の場合は、排卵日がいつなのかわからないため生理周期は一定になりません。

そのため、不正出血か生理なのか区別は難しくなります。

正常な月経と異なり、少量の出血がダラダラ続きます。

生理の時期以外にも出血することもよくあります。

エストロゲンが不足するために排卵ができない状態になるのですが、子宮内膜は厚くなります。

そのため、必要以上に厚くなった子宮内膜が急に剥がれ落ちて出血が起こるのです。

更年期が原因じゃない場合も

更年期が原因ではない不正出血は、器質性出血といいます。

卵巣や子宮の異常や病気が原因となる不正出血です。

器質性出血は機能性出血に比べて出血が頻繁で量も多い傾向があります。

病気の可能性

子宮筋腫

子宮筋腫は、多くの女性に見られる良性腫瘍です。

発症の原因は不明な部分が多いのですが、エストロゲンが大きく関わっているといわれています。

小さな筋腫ならば、殆どの女性にできると言われているほどありふれた疾患です。

閉経してエストロゲンが分泌されなくなると自然に小さくなりますので、子宮筋腫になったことを知らずにいて、そのまま放置したけれども問題はなかったという人も多いのです。

出血、下腹部の痛み、腰痛などの症状が見られる場合は治療が必要ですので、診察を受けてください。

子宮内膜症

子宮内膜とは、子宮の内側を覆う膜のことです。

子宮内膜が何らかの原因で子宮内以外に発生して増殖してしまうのです。

子宮内膜症は耐えられないほどの月経痛を伴う場合もあります。

また、不妊症の原因ともなります。

子宮がん

子宮がんには子宮体がんと子宮頚がんがあります。

子宮頚がんは初期には自覚症状がないのが特徴ですが、進行すると不正出血や悪臭のあるおりものがみられます。

また、生理痛が酷くなる、生理の際の出血が増えるなどの症状が出ることもあります。

子宮頚がんは、性交時「ヒトパピローマウイルス」に感染することが原因とみられています。

感染しても自然に消滅することが多いのですが、一部の人はがんを発症します。

一方、子宮体がんは子宮内膜部分にできるがんで、原因は女性ホルモンの過剰分泌です。

女性ホルモンが過剰に分泌されると、排卵障害を起こすために子宮内膜が剥がれ落ちなくなります。

そのため子宮内膜が増殖していきます。

子宮体がんは初期から不正出血、血の混じったおりものがあるのが特徴です。

膣炎

膣が細菌感染して、炎症を起こすと不正出血を起こします。

たとえば、膣カンジタ症やトリコモナス膣炎などです。

いずれも、治療しないと何度も繰り返すことがあります。

不正出血があった場合どうする?

子宮がん検査

不正出血が酷かったり、長く続いたりという場合は婦人科を受診して子宮がんの検査をしましょう。

激しい腹痛、膨満感を伴うなどの症状があるときや、閉経している場合は、迷わず検査を受けてくださいね。

毎年健康診断を受けているから、という人も安心はできません。

なぜなら、通常の健康診断では子宮頚がんの検査だけで子宮体がんの検査はしないことがあるからです。

ただ、出血が酷いと子宮体がんの検査ができない場合があります。

その場合は出血が治まってからもう一度受診しましょう。

生理中の場合も同じです。

なお、毎年子宮がんの検査を受けているのであれば、一度の不正出血で慌てる必要はありません。

しばらく様子を見て、それでも出血が酷かったり長く続いたりしたら受診しましょう。

40代以上は、子宮頚がん、子宮体がんいずれも発症率が高まります。

定期的にがん検診を受けましょう。

がんには早期発見、早期治療が大切なのです。

どんな治療をするの?

がんと診断された場合

がんの治療は進行度などによって異なりますが、手術が一般的です。

また放射線療法や化学療法、レーザー療法など様々な治療法があります。

また、子宮体がんの場合は、ホルモン療法も行われます。

更年期障害の場合

更年期障害の不正出血の場合は、ホルモンバランスの乱れが原因です。

そこで、女性ホルモンを投与する治療が行われることがあります。

治療効果は高いものの、血栓ができやすい、子宮内膜がんにかかるリスクが高くなるなどのリスクもあります。

血栓ができることで心筋梗塞や脳梗塞の心配も出てきます。

そのため、治療は慎重に行うことが必要です。

また、漢方薬が処方されることもあります。

漢方は即効性がなく作用がおだやかなため長く続ける必要があります。

まとめ

不正出血は軽く考えないで症状が酷い場合は必ず受診してください。

子宮がんの可能性もありますので、注意しましょう。

子宮がんは定期的に検査することが一番大切なのです。

ABOUT ME
kimako
奈良出身!ファッション・おしゃれ大好き!海外ドラマにハマり中。 nanairoでは主に健康ジャンルを担当しています!