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トリートメントって種類が多い!結局なにが違うの?

ドラッグストアなどでよく見かけるヘア化粧品。

シャンプーはわかっても、リンスやヘアパックなど、トリートメント関連は種類も多く、どれが自分に良いのかわからない、という方も多いかと思います。

今回は、そんなトリートメントについて、それぞれの特徴や違いなどを詳しく紹介していきたいと思います。

目次

トリートメント、ヘアパック、ヘアマスクは何の違いがある?

まずは、よく目にする「トリートメント」「ヘアパック」「ヘアマスク」について紹介していきましょう。

これらにはそれぞれ違いはあるのでしょうか?

基本的には全部いっしょ!

トリートメント類に含まれている成分は多くあります。

保湿で静電気防止

まず静電気防止剤ですが、これはナイロンブラシなどでブラッシングをした際に起きやすくなる摩擦による静電気の発生を防いでくれるという役割があります。

保湿剤も同様に、静電気を防いでくれる働きがあります。

ツヤ出しの成分配合

次に髪の毛に浸透させやすくするタンパク質、そして髪の弾力の維持やツヤ出しの働きを持つ油分なども含まれています。

あとは指通りを良くしてくれるシリコンなどの成分や、防腐剤などが一般的にトリートメント類を構成している成分となります。

再生ではなく補修

これらの成分を見てもわかるように、トリートメント類は基本的には、髪の再生自体を促すものではありません。

あくまで髪の内面を補修したり、表面にツヤを与えるだけなのです。

また、トリートメント、ヘアパック、そしてヘアマスクは、それぞれ呼び名が違うだけで、構造や含まれている成分はほぼ同じです。

これらの全てが、先述した通りの「髪の補修とツヤ出し」を目的としています。

強いて言えば、ヘアパック、ヘアマスクの方がトリートメントよりも優れていることがわかっています。

ヘアパックとマスクの使い方

続いては、ヘアパックやヘアマスクの作用をより高めるための使い方を見ていきましょう。

そもそもヘアパックとヘアマスクとは、顔にするパックやマスクのようにしっかりと時間を置いて髪に浸透させることが必要となってきます。

効果的な使い方

まず、シャンプーを先に済ませて、髪の毛の水気を軽くとっておきましょう。

続いてしっかりと揉みこむようにヘアパックやヘアマスクを髪の毛に塗布したら、櫛でとかし、蒸しタオルやヘアキャップで髪の毛を覆いましょう。

そのまま10~30分ほど放置し、最後に洗い流したら終了です。

塗布してから放置する時間は、原則的にはヘアパックとヘアマスクで異なります。

ヘアパックは30分ほど、一方でヘアマスクは10分ほどとなります。

ヘアパックとヘアマスクはスペシャルケアに♪

そもそもヘアマスクは、トリートメント類の中でも特に髪の補修機能が高くなっていますので、髪全体に塗布するというよりは、ダメージが気になる部分に部分的に塗布するといった趣旨のものとなります。

また、その高機能性から、ヘアマスクの方が高値で販売されていることが多いです。

加えて、ヘアマスクは使う頻度も異なります。

トリートメントは毎日使うことで、髪の内部の修復を積み重ねることとなります。

これに対して、ヘアマスクは毎日使用するというよりは、3日~1週間に1回など、定期的に時間をおいて行うことでより働きを発揮します。

したがって、

毎日のトリートメントで髪の毛を労わりながら、定期的にヘアマスクを行うことでさらに補修・ツヤ出しを高めること。

がヘアケアの基本となります。

洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメント

トリートメントといっても、「洗い流す」タイプと「洗い流さない」タイプとが販売されています。

続いては、この両者の違いやそれぞれの使い方などを見ていきましょう。

「洗い流す」「洗い流さない」、なにが違うの?

洗い流すトリートメントと、洗い流さないトリートメントは、原則的には使用方法と含まれる成分に違いがあります。

まずはその名前の通り、洗い流すタイプのものはしっかりと洗い流すことが必要となりますし、洗い流さないタイプはそうではなくそのまま置いておくことが必要となります。

また、洗い流さないものの方が、お風呂に長時間入っている必要がないため、時短にもなることがメリットとして挙げられます。

成分の違いがポイント!

それぞれの使用方法の違いの要因となっているのが、その成分です。

洗い流すタイプのものは、濡れた髪に塗布することが前提となっているため、髪の内部までトリートメントが浸透するほか、洗い流した後も持続するような成分が含まれています。

一方で、洗い流さないタイプのものは、乾いた髪にも対応できるように作られているほか、一晩しっかりと置くことで髪の毛に栄養分が浸透するため、地肌にも優しい成分が使われています。

それぞれの使い方について

実際に、洗い流すタイプを洗い流さないタイプのそれぞれの使い方を見ていきましょう。

洗い流すトリートメント

まず洗い流すタイプですが、こちらはシャンプー後に髪の水気を軽く切り、毛先から徐々に、頭皮にはあまり塗布しないように気を付けてつけていきます。

塗布した後は蒸しタオルやシャンプーキャップなどで髪を覆い、5分ほど置いたらすすぎます。

洗い流さないトリートメント

これに対して洗い流さないタイプのものは、「タオルドライした後につけるもの」と「乾いた髪につけるもの」とに分類されるため、しっかりと製品の使用方法を確認してから使う必要があります。

この際、特に傷んでいるであろう毛先を中心に、髪の毛全体の三分の一を対象に塗布するようにしましょう。

根元には付ける必要がありません。

また、髪の毛にやさしく揉みこむようにして塗布することも大切です。

また、洗い流さないトリートメントは使う量もポイントになります。

洗い流すタイプの場合、たっぷりつけることが必要になりますが、洗い流さないタイプはそうではなく、まず少な目につけて、そのあと調整していくことが重要です。

洗い流さないトリートメントを多く付けてしまうと、その後髪の毛のべたつきや、頭皮のニキビ・吹き出物などの原因となってしまうのです。

ヘアオイル、クリーム、ミルク、ミストの違い

最後に、ヘアオイルやクリーム、ミルク、ミストの特徴や違いを見ていきましょう。

ヘアオイルはツヤ出しに最適

まずヘアオイルですが、こちらはその他のものと比べてダメージの補修機能があまり高くありません。

その代わり、髪のコーティング機能が高く、ドライヤーや紫外線から髪の毛を守ってくれる役割があります。

特に髪にツヤを出したい方におすすめです。

ヘアクリーム・ミルクタイプは補修機能が抜群

続いてヘアクリームやヘアミルクですが、こちらはオイルと比べてコーティング機能が高くありません。

その代わり、髪への補修機能が高く、髪の内部までしっかりと浸透します。

つやを出したい、というよりは深刻な髪のダメージを何とかしたいという方におすすめです。

ヘアミストはさまざまなシーンで使える

最後にヘアミストですが、こちらはスタイリング剤として活用できる他、手っ取り早く髪に潤いを与えることもできるものとなっています。

日中も紫外線対策として活用できますので、外に出ることが多い方などにおすすめです。

すぐに髪に潤いを与えたい方はぜひヘアミストを常備して、使用してみてください。

まとめ

いかがでしたか?

トリートメントにはいろいろな種類があり、それぞれ成分や使い方が異なっています。

使う頻度やタイミングも異なります。

あなたの髪の毛は今どんな症状ですか?

ぜひ自分の髪質やダメージの程度を見極めて、合うトリートメントを見つけてください。

  • ヘアケア基本
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