「インバスケア」と「アウトバスケア」この言葉を初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。
キレイな髪を作るには、お風呂でのトリートメント以外にも大事なポイントがあるんです。
では、インバスケアとアウトバスケアが一体どういうものなのかを見てみましょう。
インバスケア、アウトバスケアって?
インバスケア
シャンプー前のオイルパック・シャンプーやトリートメントなどお風呂の中で行うヘアケアをインバスケアと言います。
インバスケアは髪が濡れている状態、つまり、キューティクルが開いた状態で行うヘアケアです。
髪の毛の奥深くまで栄養分を行き届かせることができるので、傷んだ髪にも効果を発揮します。
アウトバスケア
こちらはお風呂の前やシャワー後など、お風呂の外で行うヘアケアのことを指します。
ヘアドライやブロー・洗い流さないトリートメントなど髪が乾いた状態で行います。
髪を日中のダメージから守るアウトバスケア。
インバスケアとの違いは、行うタイミングです。
髪のケアというと、お風呂の中でのトリートメントが思い浮かびますが、日中のアウトバスケアを組み合わせることでダメージから髪を守り、傷みにくくします。
では今回は、アウトバスケアの方法について詳しく見ていきましょう。
意外にもヘアドライが重要だった!!
ドライヤーでの乾かし方
ドライヤーで髪を乾かすときには、頭皮から20㎝以上離して風を当てましょう。
早く乾かしたいからといって、近い距離でドライヤーを当ててしまうと地肌を傷つけてしまいます。
髪の毛1本1本の間に風を通すようなイメージで、ジグザグと地肌を手櫛ですきながら地肌に直接風を当てていきます。
ドライヤーをしっかりと動かして風を散らし、まんべんなく乾かして行きましょう。
自然乾燥や、濡れたまま寝るのは髪が傷むのでNGですが、乾かしすぎて乾燥してしまうのも頭皮や髪が傷む原因に。
全体が段々と乾いて来たら、温風と冷風を交互にあてていき、8、9割乾いたと思ったら冷風に切り替えて完全に乾かします。
こうすることでキューティクルを閉じ、乾燥しすぎを防ぐことができます。
前髪がはねる!
また、前髪のクセがついてしまうのが気になる場合は、前髪を最初に乾かしましょう。
クセがつくのは髪の毛が乾くタイミングです。
全体を乾かしている間に前髪に変なクセがついてしまわないよう、先に乾かすことで生えグセも目立たなくなります。
ボリュームが出ない…。
トップがベタっとつぶれてしまうという人は、髪を後ろへと手櫛で流しながら、根元を乾かしましょう。
髪の分け目がついてしまうとトップがボリュームダウンしてしまうので、指を髪の根元に差し込み、ジグザグと動かしつつ風を当てていきます。
髪を左右に分けてから乾かしたり、同じ方向からずっと風を当て続けると分け目ができてペタっとしてしまう原因になるので注意。
仕上げのブラッシングも必須
髪が全体的に乾いて来たら、表面を整えてツヤを出していきましょう。
髪の根元から毛先に向かって上から風を当てていくと、キューティクルの流れを整え、髪をつやつやに仕上げることができます。
ブローでツヤ出し♪
自宅だと、ヘアサロンのようにブラシとドライヤーで全体をしっかりブローするのはなかなか難しいもの。
そんな時は髪の毛のサイドもバックも、表面の毛束を取って顔の前に持って行き、ブローしましょう。
髪の毛は頭から放射状に生えているので、うしろの髪を前に持って来てブローしても同じこと。
最後にドライヤーで髪の表面を上から下へ風を当てるときれいに仕上げることができます。
最後の仕上げのブラッシングは、根元から毛先に向かってブラシを通しましょう。
使うブラシは豚の毛や、猪の毛を使ったものがおすすめですよ。
おすすめのドライヤー
髪の乾かし方も大事ですが、使うドライヤーにもこだわることでさらに美髪に磨きをかけましょう。
より髪を傷みにくくする機能を搭載した、人気のドライヤーをご紹介します。
パナソニック ヘアドライヤーナノケアEH-NA97
出典:panasonic
ドライヤーでは初めてアットコスメに殿堂入りした商品で、髪の水分バランスを整える「ナノイー」を発生させることで、髪の水分バランスを整えながら乾かすことができます。
温風・冷風のリズムモードを搭載しているのもポイント。
水分をしっかり保つ「ナノイー」の効果で、地肌の乾燥や皮脂のバランスを整え、乾燥せずしっかりとまとまり、うねりのない髪をつくります。
ヘアケア効果の高いドライヤーとして人気です。
温風温度 | ホット時:125℃(ドライ・室温30℃の時)
スカルプモード時:60℃(室温30℃の時) |
風量 | 1.3㎥/分(ターボ時) |
機能 | 「ナノイー」・Wミネラルマイナスイオン
「ナノイー」イオンチャージPLUS UVケア |
搭載モード | 温冷リズムモード・インテリジェント温風モード
スカルプ(地肌)モード・スキンモード |
電源コード長さ | 約1.7m |
本体寸法 | 高さ22.3×幅20.7×奥行8.9cm |
質量 | 約575g(セットノズル含まず) |
消費電力 | 1200W |
付属品 | 速乾ノズル(本体内蔵)・セットノズル |
話題のドライヤー
ダイソン ヘアドライヤー
「触っても熱くない」ドライヤーを掃除機でおなじみのダイソンがリリースしました。
特徴的なデザインに加え、髪に安全な温度、風量を自動でコントロールしてくれます。
コンパクトな見た目ながら、パワフルな風圧があり髪を早く乾かすことができます。
触っても熱くなく、髪が巻き込まれる危険性がないので安全面も高く安心。
さまざまモードをたった4つのボタンで切り替えることができ、シンプルながら多機能な作りになっています。
温風速度 | 78℃ 速乾/スタイリング
62°C 標準 45°C 低温 28°C 冷風(コールドショットボタンと同温度) |
風量 | 2.4㎥/分 |
機能 | マイナスイオン |
搭載モード | スピード乾燥モード・レギュラー乾燥モード・スタイリングモード |
電源コード長さ | 約1.9m |
本体寸法 | 高さ24.5×幅7.8×奥行9.7cm |
質量 | 約618g |
消費電力 | 1200W |
付属品 | レザーボックス |
外出前にこれだけは!アウトバストリートメントのレスキューテク!
髪を日中の紫外線や、乾燥のダメージから守る「洗い流さないトリートメント」としておなじみのアウトバストリートメント。
髪のお悩み別に使い方をまとめました。
うねりや寝癖が気になる
雨の日の湿気で髪が爆発!
うねりがなおらない〜!
という悩みは多いもの。
髪は水分をふくんで膨らむと、キューティクルの内側の「コルテックス」というたんぱく質の結合が切れてしまいます。
コルテックスがズレることにより、髪の毛のうねりの原因に。
うねりや寝癖を直すには「ミストタイプ」のトリートメントがおすすめです。
しっかりと髪に水分を含ませた後に乾かすことで、寝グセやうねりを取ることができます。
パーマヘアのスタイリングにもおすすめです。
髪の毛の量が多く、かたい
「クリームタイプ」のトリートメントがオススメです。
軽く髪を濡らしてトリートメントを馴染ませ、ブローすると扱いやすくなりますよ。
乾燥で広がる、パサつきが気になる
「オイルタイプ」の洗い流さないトリートメントがおすすめです。
乾燥して水分が足りない髪にはもってこいなのがオイルタイプで、髪の広がりを抑えてくれます。
しかし、ダメージがひどいからと言ってたくさんつけるとベタっとした仕上がりになってしまうので、毛先を中心に少しずつ量を足していくようにしましょう。
髪の毛の量が少ない、細い
髪の毛が少ない人や、柔らかい人は、湿気を含むとますますぺたっとボリュームがなくなってしまいます。
これは、髪の毛が水分の重さに耐えきれず、下がってしまうため。
同様に、年齢と共に髪内部の栄養分がなくなり、スカスカになった髪も湿気があるとぺったりしてしまいます。
この場合は、「ミルクタイプ」のトリートメントがオススメです。
ミルクタイプは、あまり髪のダメージない人にも適しています。
つけすぎると髪がボリュームダウンしてしまうので、少量から加減して使いましょう。
まとめ
以上、インバスケア、アウトバスケアをご紹介しました。
お風呂の中だけではなく、キレイな髪のためにはアウトバスケアも要チェック。
何気なく毎日していたドライヤーも方法を変えるだけでつやつやになります。
高機能なドライヤーに買い替えるのも一つですが、今使っているものでもすぐ効果が実感できると思います。
日々ダメージを受け続ける髪の毛。
それは同時にあなたを刺激から守ってくれているからです!
一日の終わりに、綺麗に丁寧に労わってあげましょう!
外出時にも気を配ることが、美髪への近道ですよ!
- ヘアケア基本