毎日出かける際にスタイリング剤で髪形をばっちり決める男性は多いですよね。
しかし肝心のスタイリング剤について、自分がどのような特徴のものを使っているのかわかっていない方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな男性物のスタイリング剤について、種類やそれぞれの特徴、そして選び方などを中心に紹介していきたいと思います。
スタイリング剤、どんなものがあるの?
スタイリング剤の中でも、ヘアワックスはセット力の強さでソフト系とハード系の二つに分類することができます。
まずソフト系ですが、こちらは柔らかいニュアンスのヘアスタイルを作ることができ、髪なじみも良いものとなります。
一方で、ハード系は髪形を長時間キープさせることができるほど、セット力が強いものとなります。
ワックスの種類
さらにワックスは複数の種類のものに分類することができます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ファイバー
「繊維」という意味のファイバーは、髪なじみもよく初心者でも簡単にセットできるワックスです。
その名の通り細かい繊維が入っており、伸ばすと糸を引くようになるのが特徴です。
毛先に動きを着けたい場合や、カール部分をきれいに見せたい場合などに最適なワックスです。
一方で、比較的油分が多いためツヤ出しには向いていますが、その分仕上がりが重ためになってしまうこともあります。
クリーム
ファイバーのものよりは仕上がりが軽めですが、ドライのものよりは重めになる、いわば両社の中間に位置するワックスがクリームのものです。
ツヤ感も出ますし、伸ばしやすくつけやすいことが特徴として挙げられます。
ショートヘアからロングヘアまで、幅広いスタイリングに対応できるので、どんな髪形でも簡単にセットできることが魅力のワックスでもあります。
ドライ(クレイ、マット)
油分が少ないため、ツヤ感もあまり出ませんが、その分スタイリング剤を付けていないような自然な印象を与えることができるのがドライ系のワックスです。
軟毛の方が無造作ヘアを作り出すのに最適なワックスでもあります。
一方で、伸びがそれほど良くないため、髪にワックスの塊ができてしまいやすく、初心者の方は注意が必要です。
また、毛束感が出にくいため、剛毛の方には不向きのワックスとなります。
その他
上記3種類のほかにも、ワックスにはいろいろな種類があります。
ジェルタイプ | 濡れた髪につけることができるのでウェットな質感を演出できる |
グリースタイプ | ポマードともいわれるもので、ツヤ出しに特化している |
パウダータイプ | ノンオイルなためナチュラルにヘアセットがキマる |
ウォータータイプ | 仕上がりも軽くべたつきもないうえ、セットが持続する |
ムースタイプ | パーマやくせ毛など動きのある髪形に最適。水分量が多いため、髪全体にいきわたりやすいことが特徴 |
スプレータイプ | ヘアスプレー並みのキープ力があり、速乾性ではないため固まる間にセットもできるという優れもの |
カラータイプ | カラーリング剤が含まれているため、部分的にメッシュを入れることができる (付けたカラーはシャンプーで簡単に落とすことができる) |
ワックスって薄毛の原因?
ワックスを使うことで、自分好みの髪形にセットできるとあって、多くの男性がそれぞれ気に入ったメーカーのものを使用していますよね。
しかしそんなワックスが実は薄毛の原因になってしまうことがわかっています。
頭皮にダメージ!
そもそも合成界面活性剤という成分が含まれていることで、髪の毛がスタイリングしやすい状態になります。
これをきちんとシャンプーで落としてあげられていれば問題はないのですが、最近のものはかなり粘着性も強くなっており、落としきれない場合もあるのです。
そんな落としきれなかったワックスが頭皮に残ることで、たくさんの汚れが付着し、その汚れが毛穴に侵入します。
そうすることで毛根にダメージが残ってしまい、結果薄毛の原因となってしまうのです。
髪の毛にもダメージが…
また、ワックスは髪の毛自体にもダメージを残します。
そもそもワックスを髪の毛につけると、髪の毛にシリコン油が付着します。
このシリコン油を落とすためにはシャンプーをする必要があるのですが、その際一緒に髪の毛のキューティクルをはがしてしまうこともあります。
また、先述した合成界面活性剤は、髪の毛内部にまで浸透してしまうため、シャンプーをする際に髪の毛の成分も一緒に落としてしまうこともあります。
結果ワックスをつけ続けると、ダメージが残ることで、だんだんと髪の毛が細くなっていってしまうのです。
自分に合ったワックスの選び方
それでは最後に、自分に合ったワックスの選び方を紹介していきましょう。
ポイント
まず、ワックスを選ぶ際には自分の髪質、長さ、そして目指すヘアスタイルを把握しておく必要があります。
髪質で選ぶ
まず髪質についてですが、軟毛か、剛毛か、はたまたくせ毛なのかをしっかりと知っておき、ワックスを選ぶことが求められます。
例えばくせ毛で軟毛の方の場合は、自然に仕上がるドライタイプのものを選びましょう。
それに対してくせ毛で剛毛の方は、ボリュームを抑えることができるファイバータイプで、なおかつセット力が良いハードタイプのものを選ぶようにしましょう。
くせ毛でなくても、剛毛な方はファイバータイプのワックスがおすすめですし、軟毛の方はドライタイプがおすすめですよ。
髪の毛の長さも考慮して
また、ワックスを選ぶ際髪の毛の長さも大切なポイントです。
ワックスの特性によっては、髪の長さによってはうまくセットできないものもあるのです。
一方で、ショートヘアからロングヘアまで、幅広いヘアスタイルに特化しているのがドライタイプのワックスです。
柔軟性にも優れているので、ワックス初心者ならばドライタイプのものから入ってみても良いかと思います。
目指すヘアスタイルによって使い分け
そして目指すヘアスタイルですが、こちらはそれぞれワックスを使い分ける必要があるくらい大切なポイントとなるのです。
例えば髪の毛を立ち上がらせたい場合はハード系のワックスを使用しましょう。
髪に動きを付けてくれますし、キープ力も高いワックスとなっています。
一方で、無造作にセットしたいときや、自然な演出をしたいときはソフト系のワックスがおすすめです。
使い方
実際にワックスの使い方を見ていきましょう。
基本的に、ワックスを使うときはきちんと髪の毛を乾かしておく必要があります。
1回につき大体10円玉の大きさのワックスを手に取り、両手でこすり合わせ広げていきます。
手全体に広げたら、まずはシャンプーをするときのように全体に均一につけ、もみこんでいきます。
この時、あくまで髪の毛にだけワックスがつくようにしましょう。
あとはイメージしたヘアスタイルになるように、毛束を整えれば完成です。
まとめ
いかがでしたか?
ワックスはさまざまな種類のものが販売されており、それぞれ特徴も異なります。
自分の髪質、長さ、目指すスタイルに合わせてワックスを使い分けてみてください♪
自分で選ぶのが難しい場合は美容師さんに聞いてみるのもいいかもしれません。
ぜひ今回紹介したポイントを頭に入れながら、自分の理想のヘアスタイルを実現してみてください。
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