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外壁塗装剤が飛散して車に付着…よくあるトラブルに気をつけよう

 

外壁塗装で起きやすいトラブルには、どんなものがあるでしょうか?

悪徳業者が手抜き工事を行っている場合もあるでしょうが、十分注意していても塗料で隣の敷地を汚してしまった、ベランダの鉢の花にペンキがのっている等のトラブルもあります。

それらを事前に回避するために、私たちができることはどのようなことでしょうか。

 

目次

塗料の飛散によるトラブルは非常に多い

車に塗料が付着するケース

車庫は屋根でカバーされているから大丈夫と思っていたら、思わぬ所から塗料が飛散して付着してしまっていたというケースがあります。

業者は必ず家の周りを養生シートで覆いますが、ちょっとした隙間から塗料が外に飛び散ってしまうことはあるようです。

特に、露天の駐車場だと、無防備です。

こういったものについても、シートをかぶせて養生してくれる業者もありますが、気がつかない業者であれば、シートを掛けてくれるよう御願いするか、多くへ移動できるのなら移動させておくことが必要です。

近隣の家や車に付着するケース

自分の車ならよいですが、隣の人や、有料駐車場に止めてある車に塗料がついたら大変です。

また、隣の家の壁だけでなく、干してあった洗濯物などに付着することも考えられます。

工事を始める前に、業者が代理で隣近所に挨拶をしてくれるようになってきていますが、普段からのおつきあいとして向こう3軒両隣、自分でも行っておくと、トラブルになったときにも少しは相手の対応が違います。

塗料の飛散によるトラブルへの対策法

塗料の飛散をできるだけ事前に防ぐことができるように対策をとっておきましょう。

屋外から動かせる物は避難させる

車に塗料が付着するとやっかいですし、修理の間は車が使えないことになります。

車だけでなく、鉢物やベランダに置いてあるものなど、移動できるものは安全な位置に移動しておきましょう。

飛散防止シートをキッチリと使う

業者では飛散防止ネットを張ることはもちろん、飛散しそうな場所には別途飛散防止シートを使いますが、飛散して困るものは、自分でもかぶせるようにしましょう。

ホームセンターで安く売られている薄いブルーシートで十分です。

ただし、風に飛ばされないよう、マスキングテープなどで固定をするのを忘れないでください。

事前に近隣へのあいさつを済ませておく

隣近所への挨拶は、日頃から行っておくべきですが、特に交流のない団地などの場合は、自分でも挨拶をしておきましょう。

そのときには、以下のような内容を伝えておくと、トラブルがあったときに直接連絡してくれるので、間に入ってややこしいことになるのを防ぐことができます。

  • 施工業者の名前、住所、連絡先
  • 自分の名前、住所、連絡先
  • 工事の期間・時間
  • 土日の工事の有無
  • 外壁塗装の工事内容

また、早朝の騒音が気になるなどの要望があった場合には、業者に事前に伝えておきましょう。

飛散した塗料が付着してしまった場合の対処法

もし、飛散した塗料がついてしまった場合には、急いで対処しましょう。

剥離剤を使って塗料を落とす

もし、塗料がついたら、基本は剥離剤を使って落とします。

剥離剤は用途によって種類がありますので、あちこちに飛び散った場合は、業者に依頼した方が無難です。

ちなみに剥離剤には、以下の様なものがあります。

a) 木部に浸透した塗料を分解し浮き上がらせて除去する (商品名 ステントル)

b) 造膜しているラッカーやウレタン等の除去 中性タイプ (商品名 ケストル)

c) 主として建築塗装の剥離に威力を発揮する中性厚膜タイプ (商品名 ハクリパワーSD300)

d) 外装建築用 毒性の強いメチレンクロライドを含まない環境対応タイプ (商品名 バイオハクリRE)

剥離剤の形状(タイプ)別では、以下のように分類されます。

e) 刷毛塗りタイプ(粘性のある液状)…刷毛を使用し、対象物に塗付する

f) 浸漬タイプ(液状)槽を設け、対象物を浸漬する

g) スプレータイプ(霧状)…対象物へ吹きつける

成分では以下に分類されます。

h) ジクロロメタン系(従来型)

i) 非ジクロロメタン系(環境対応型)

最近では、環境対応型のものが主流になってきています。

塗料を削って落とす

サンダーなどを使って塗料を剥がします。

傷がつくので、多少の傷はついてもよい場合にしか使えません。

付着した素材に合わせて使い分けますが、できるだけ目の細かいものを使いましょう。

高圧洗浄を使って落とす

乾ききっていない段階なら高圧洗浄も有効な手段ですが、これも傷がつく可能性はあります。

「請負業者賠償責任保険」で対応する

自分の持ち物であれば、納得の上で塗装落としもできますが、隣近所など関係ない人に起きてしまった場合は深刻です。

そのため、万が一、隣の家や車などに塗料が飛び散ってしまった場合などのトラブルに対する補償として、「請負業者賠償責任保険」があります。

ほとんどの塗装業者は、この請負業者賠償責任保険(工事賠償責任保険)に加入しています。

通行人の衣服を汚してしまった時などにも使えます。

また、強風で保護フェンスが倒れた、足場が隣に崩れて家屋を壊した等の場合にも適用されます。

このような場合は損害も大きいですから、入ってもらっていると安心です。

ただし、業者が安全措置を十分講じておいたのに起きてしまった事故について支払われる保険なので、施工主も十分な処置がされているか注意する必要はあります。

契約するときに、工事をする業者がこの保険に入っているか、確認しておきましょう。

まとめ

外壁塗装での事故はあってはなりませんが、小さな問題を含めると結構あるものです。

特に塗料の飛散というのは、極小さな隙間でも飛び散ってしまうので、外壁以外の所に付着してしまうことはあります。

自分のもので移動できるものは移動しておく、窓は必ず閉めておくことは忘れないようにしましょう。

もし近隣トラブルが起きてしまったら、基本的には業者と被害に遭った人の間での話し合いになりますが、まず迷惑を掛けた人への挨拶(謝罪)はできるだけ早くしておきましょう。

万が一の塗料によるトラブルための保険

なお、いい加減な業者は保険にも加入していないことが多いと思うので、事前に確認することは悪徳業者に引っかからないことにつながります。

業者が加入している保険も重要ですが、一括見積サービスによってはトラブルの際の費用の一分負担を行ってくれるものもあります。

外壁塗装110番では弁護士費用を一部負担してくれるため、大きなトラブルになった際にも安心です。

業者選びは一括見積から慎重に選びましょう。

 
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