FX取引

場合分けをするときに便利な「OCO注文」

FX取引の注文には「事前注文」という仕組みがあり、注文方法の基本となる「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」の3種を組み合わせた注文のことです。

事前注文を場合分けして使い分けるなら、様々な為替相場とその局面で臨機応変なFX取引を可能にします。

この記事では、事前注文の一つ「OCO注文」について見ていきましょう。

場合分けをするときに便利な「OCO注文」

OCO(オーシーオー)注文は、[One Cansel Other]の頭文字を取ったワードです。

2つの注文を同時に発注し、どちらかの注文が約定するともう片方の注文がキャンセルになる注文方法になります。

OCO注文の特徴の一つは、2つ同時の発注が可能ではあるものの新規注文なら2つの新規注文を、決済注文なら2つの決済注文を出すことです。新規注文と決済注文を織り交ぜた注文は不可となっています。

2つ同時の新規注文を出すケースとしては、たとえば「今後円安になったら買い、円高になったら売る」というように発注できます。

決済注文も同じように発注でき、「今保有している米ドルの買いポジションが+5円になったら売り、今のレートから-1円で利確」と、2つの決済注文を発注できるのです。

新規のOCO注文であれば、今後の「円高」と「円安」の両方の局面に対応でき、決済注文も同じです。

特に決済注文におけるOCO注文なら、「さらなる利益確定」と「最低限の利益確定」の両方のパターンを組み込んでの利用が可能になります。

常に変動する為替相場において臨機応変な発注作業を可能にしてくれる注文方法と言えるでしょう。

OCOでの注文方法は多様

OCO注文は新規注文か決済注文のいずれかで利用できます。

この2つのパターンを具体的に例を挙げて見てみましょう。

新規注文でポジションを持つケース

例えば、現在のドル円レートが110円。これから円安に向かって上昇トレンドが発生すると思うので111円になったら買いたい。でも円高に向かう可能性も・・・。下降トレンドに備えて109円で売り注文を出したい。

この2つの願いをかなえるためにOCO注文を利用できます。2つの新規注文を同時に発注できますので、一つは111円で買い(逆指値注文)、もう一つが109円で売り(逆指値注文)。この2つの注文を混ぜ込んだOCO注文を発注しましょう。

既にポジションを持っているケース

では、決済注文でOCO注文を活用する方法を見てみます。

米ドルを110円で買い、今のレートは115円です。レートが順調に上昇し118円まで上がったら売る、という注文を出します。

しかし、レートが110円に戻ってしまえば含み益が0円になってしまいます。ですから、113円まで下がってしまったら売るというもう一つの注文を発注します。

118円での売り注文(指値注文/利益確定注文)と113円での売り注文(指値注文/利益確定注文)。この2つの注文をOCO注文で発注できるわけですね。

ちなみに、113円で売るという注文は損切り注文ではありませんので注意してください。

確かに、現在のドル円レート115円から下がった時点での売り注文ですが、110円で買ったドルを113円で売る注文ですから、損切り注文ではなく利益確定の注文になります。

OCO注文の取引手順

OCO注文の取引手順に特別難しい手順はありません。

  1. 取引画面でOCO注文を選択
  2. 通貨ペアを選択
  3. 取引数量を設定
  4. 2つの指定レートを設定

これでOCO注文を発注できます。

ポイント4の2つの指定レートを設定する点について説明します。

OCO注文は必ず2つの指値注文あるいは2つの逆指値注文を発注することになり、「指値注文一つと逆指値注文一つ」というように2種の注文を同時に発注はできませんので注意してください。

マネースクウェア・ジャパンの「成行OCO注文」

マネースクウェア・ジャパンではただのOCO注文ではなく、成行注文とOCO注文を組み合わせた「成行OCO注文」という独自の注文方法を提供しています。

まだポジションを持っていないとき、成行での新規注文を発注し、約定した後は利益と損失の幅を設定したOCO注文を自動で発注します。これが「成行OCO注文」で、マネースクウェア・ジャパンが特許を取得した、他のFX会社にはない注文方法なのです。

OCO注文のメリット・デメリット

これまでOCO注文がどんな注文方法なのか具体的に説明してきました。

要は、2つの新規注文、或いは2つの決済注文を発注できる注文方法であること、お分かりいただけたと思います。

OCO注文のメリットは、利益確定や損切りを確実に行える注文方法で、取引画面を見ていなくてもしっかりと資金管理をしてくれる注文方法と理解できます。

しかし、デメリットも。それは、指値注文や逆指値注文と同じ注文方法ですから、実勢レートからあまりにも乖離したレートを指定すると注文が成立しません。

OCO注文は万能ではないので、ときに調整を加えつつ活用すべき注文方法なのです。

おわりに

FX取引で肝心なのは、如何にリスク管理と資金管理を行えるかです。

それがしっかりとできていないと、あっというまに投資金を失いFX取引をやめなければならないことに。

しかし、OCO注文を設定しておくことでリスクに対応できますし、資金管理をおこなえるというメリットがあります。

FXで確実に利益を上げていくために、OCO注文の基本を頭に叩き込み、活用していくことが重要です。

ABOUT ME
Arima
2014年からデイトレーダーやってます。 FXと株で毎日コツコツ頑張ってます。 nanairoでは主にお金・節約術に関する記事を執筆しています。