MENU

「セルライトの除去」が脚痩せの秘訣~リンパマッサージ~

下半身に脂肪がつきやすいのは、女性特有の体質です。とはいえ、スラリとした脚線美にはあこがれますよね。それなのに「自分の脚は脚線美どころか…… 皮膚が凸凹していてなんだか見た目も悪い!」そんな人もいるのではないでしょうか?

その凸凹の正体は「セルライト」と言います。一度できてしまうと、普通のダイエットでは落としにくいやっかいな存在。でも、ご安心ください!セルライトに特化した対処法を覚えれば大丈夫です。なかでも、自宅で簡単にできるのがリンパマッサージ。

早速セルライトを退治して、キレイに脚やせしちゃいましょう!

目次

美bodyの敵「セルライト」

そもそもセルライトとは?

セルライトとは、皮膚の下で老廃物と脂肪が混ざりあってできた塊の集合体です。集まった塊はお肌の表面を凸凹にしてしまう、美bodyの天敵!

お尻や太ももの後ろ側によく発生します。人によってはおなかや二の腕にできることも……。体質的に脂肪をため込みやすい女性はセルライトもできやすいと言われています。特に成人以上の年代ともなれば、多くの女性がセルライトに悩まされているのです。

チェック方法はとっても簡単、お肌を少しつまんでみるだけ。つまんだ部分が凸凹になっていたら、その皮膚の下にはセルライトが潜んでいます。つままなくても凸凹が見えるレベルなら、セルライトが重症化している証拠です。

ただし、セルライトの他にも肉割れのように、お肌を凸凹に見せてしまう現象があるので注意が必要です。見分け方は、皮膚に亀裂のようなラインが入っているかどうか。もし亀裂が見られるなら、それはセルライトではない可能性があります。

セルライトの種類

セルライトは、原因や性質により分類すると以下の4つの種類があります。

  • 脂肪型セルライト
  • むくみ型セルライト
  • 繊維型セルライト
  • 筋肉質型セルライト

原因が違えば対処法も違ってくることは、もちろんお分かりですよね。セルライトを的確に退治するためには、自分のセルライトがどのタイプに属するかを見極めることが大切です。

原因

セルライトを形成しているのは、脂肪と老廃物です。そのため、すべてのセルライトタイプに共通して言える原因が、肥満と血行不良。

脂肪型セルライトは、最もできやすいセルライトです。反面、最も除去しやすいセルライトでもあります。脂肪が増えることで発生するタイプなので、主な原因は肥満です。そのため、ダイエットにより除去することができます。

むくみ型セルライトは、その名のとおり、むくみが定着してできたセルライトです。そもそもむくみの原因が老廃物の滞りなのですから、それを放置していたら脂肪と結合してセルライト化してしまうのは当然ですね。老廃物がメインとなって形成されているセルライトですから、老廃物の排出を促進することで改善できます。

繊維型セルライトは、最初に発生したセルライトを放置したことで重症化したものです。先に触れた「お肌をつまむ」チェック方法を使わなくても、見ただけで皮膚の凸凹がわかるレベルに進んでいます。こうなると、除去することも容易ではありません。

筋肉質型セルライトは、もともとスポーツをしていた人に多く見られるタイプです。運動量が減って衰えた筋肉は、だんだんと脂肪に変化していきます。この「もともとは筋肉であった脂肪」からできるセルライトが、筋肉質型セルライトです。通常の脂肪からできるセルライトと比べて、筋肉から変化したものは特に除去が難しいと言われています。

セルライトを取り除くのに特に効果的なのが「リンパマッサージ」

リンパマッサージの効果

セルライトができる原因のひとつに、老廃物がたまってしまうことがあります。人間の体は、健康であれば自然と体外に老廃物を排出するようにできているもの。しかし、ストレスや日々の忙しさなどが原因で、老廃物をうまく排出できない現代人が増えています。

そして、老廃物がうまく排出できない原因のひとつが、リンパの滞り。これを解消しリンパの流れを促進するのが、リンパマッサージです。リンパマッサージは他に、むくみの解消も期待できます。そして、むくみもまたセルライトを作り出す原因のひとつ。

つまり、リンパマッサージはセルライト対策に大きな効果を発揮するのです。

リンパマッサージの方法

老廃物の運び屋「リンパ液」は「リンパ管」を流れています。体中に張り巡らされたリンパ管が集まる交差点「リンパ節」は、老廃物を集めて排出の準備をする地点です。リンパマッサージは、リンパ液の流れを良くして老廃物が効率良くリンパ節まで運ばれることを目的としています。リンパ管は体の末端から中心へ向かって流れるので、マッサージも末端から開始しましょう。

さらにリンパマッサージの効果を最大限引き出すために、以下の点に注意してみてください。

  • 強くこすらない
  • 水分を取る
  • 潤滑剤を使う

優しくなでさするだけでも、リンパ液は流れます。あまり強くこすりすぎると毛細血管を傷つける恐れがあるので、注意が必要です。

事前にコップ1杯の水を飲むことも効果的です。リンパ液が流れやすくなるよう、体内を水分で薄めておく意味があります。

リンパマッサージはお肌の表面をさするので、すべりが良いほうがうまくできますよね。そこで、ジェルやオイルなど、すべりの良くなる潤滑剤を上手に活用しましょう。

リンパマッサージの注意点

リンパマッサージは以下の点に注意をして行いましょう。

  1. 起床直後や食後はしない
  2. 体調が悪いときにはしない

寝ている間は水分補給がないまま寝汗が出続けているので、起床直後は水分が不足している状態です。体内の塩分濃度が高まり、血液がドロドロになっています。また、食後は消化器官に血液が集中している状態です。この状態でリンパマッサージをしても、効果が薄いばかりか貧血を起こす可能性があります。

外から刺激を与えて体液の流れを促進するマッサージですが、それを歓迎しない体調もあります。例えば、心臓や血圧に関わる病気を患っている場合は、血液の流れをむやみにコントロールしようとするべきではありません。皮膚の表面をもみほぐしたり、骨にそってさすったりするので、もちろん骨折や皮膚病のときも避けるべきです。

また、リンパは女性ホルモンと密接な関係にあります。ホルモンバランスがデリケートな妊娠中や月経中も、リンパマッサージは避けてください。

総じて、体調が悪いときにはリンパマッサージを行うことはオススメできません。持病のある人は、お医者さんに相談してみましょう。

脚やせマッサージ方法の流れ

まずは足つぼケア

手の指やマッサージ棒を使って、足の裏全体を押しもみほぐします。足の裏は「第二の心臓」とも呼ばれる重要なポイントです。血液やリンパ液は重力によって下へ向かうのは楽ですが、上へ向かうのは大変ですよね。そこで、足の裏から体の中心へ向かうリンパ液を助けるように、押し出してあげましょう。

次は足の甲です。リンパの流れる方向を意識して、足指側から足首の方向へさすりましょう。

ふくらはぎの老廃物を流す

足首まで運ばれたリンパ液をさらに上へ押し上げましょう。ひざの裏側にリンパ節があるので、そこへ向かうイメージでさすります。手のひら全体を使って、ふくらはぎを包み込むようにしてリンパ液を流してください。ふくらはぎを特に念入りに、すねやサイドも忘れずに流しましょう。

太ももの老廃物を流してゴミ箱へ

太ももの付け根にもリンパ節があります。リンパ節は、老廃物を集めて体外へ排出するための準備をする場所、ゴミ箱のようなものです。太もものリンパ液はそこへ向かうので、ひざから股関節へ向かってさすりましょう。表・裏・サイド、太もも全体をまんべんなくマッサージしてください。

さらに全身のマッサージを

自分ではなかなか手が届きにくい部位ですが、背中もマッサージしましょう。背中のリンパ管は股関節へ向かっているので、手が届くかぎり上のほうから、下へ向かってさすります。重力の助けもありますから、気楽に行ってくださいね!

お尻はセルライトができやすい部位なので、念入りにマッサージをしましょう。バランスが崩れないよう、両手を使って左右のお尻を同時に行ってください。

まず、リンパ液に乗りやすく流れやすくするように、お尻全体を指圧して老廃物を砕きます。次に、お尻の中心ラインを縦に降りてきて、ヒップラインをなぞるように外側へ。その流れで円を描いて中心へ戻り、また下へ降りる…… この繰り返しで、なでさすってください。

おなかは、おへそを中心に円を描くようにさすって、老廃物をリンパ液へ乗せましょう。そして、太ももの付け根にあるリンパ節へ流すように、下方向へさすります。

腕は、ワキにリンパ節があるのでそこへ向かうようにさすってください。足の時のようにひじ関節でいったん止まるのではなく、手首からワキへ向かって一直線に流します。手のひら全体で腕をつかむようにして、そのままさすり上げましょう。

顔にはあまりセルライトはできませんが、老廃物を排出すればむくみ改善になります。フェイスラインが引き締まるので一緒にマッサージしちゃいましょう。

まず、顔全体を中心から外側へ向かって、耳の付け根にあるリンパ節へ向かうイメージでさすります。次に、あごの下から耳の付け根に向かって、親指でフェイスラインをなぞってください。

リンパ液に乗って集められた老廃物を、さらに下へ押し下げます。耳の下から首にそって、下方向へさすりましょう。

最後に、上半身のゴミ箱とも言うべき鎖骨のリンパ節のケアをして、全身のリンパマッサージは完了です。

まず、鎖骨の上側を外から内へ向かってさすります。4本の指をそろえて、指の腹全体で押し流しましょう。次に鎖骨の下側を、今度は内から外へ。ワキにあるリンパ節へ流すイメージでさすってください。

セルライトは放置するとどんどん硬化し、セルフケアだけでは改善が難しくなってしまいます。逆に言えば、普段からセルライトができないように予防し、できてしまったら軽いうちにすぐ対処することで、エステに行かなくても自宅で対処することが可能なのです。

凸凹お肌の原因を退治して、美しく脚やせしちゃいましょう♡

目次