モデルさんなどの間で取り組まれているといわれる水ダイエット。興味をお持ちの方が多いのではないでしょうか?取り組んでみたい方に向けて、水ダイエットの方法、メリット、注意点などを紹介しますね。
水ダイエットとは?
水ダイエットは、毎日の生活に意識的に水を取り入れるダイエットのこと。ご存知の通り、私たちの身体の約6割は水分です。水分が不足すると身体に不要な老廃物などたまり代謝が悪くなります。このようなトラブルを防ぐために、積極的に水を飲むダイエットが水ダイエットなのです。
水ダイエットで老廃物の排出をサポートすれば、身体に負担をかけず痩せることができるといわれています。内側からきれいになるので、肌への効果を実感する方もいるようです。また、巡りの良い痩せやすい身体になるので、正しく取り組めばリバウンドしにくいともいわれています。短期間で劇的に痩せるダイエットではありませんが、取り組みやすいので興味のある方ははじめて見るとよいかもしれませんね。
水ダイエットの方法
水ダイエットの方法は積極的に水を飲むだけです。ただし、水の飲み方などに注意が必要なので紹介するポイントに気を付けてください。
自分に合った水を選ぼう
水ダイエットで利用する水に、これでないとダメという決まりはありません。基本的に、利用しやすい水を使えばOKです。ダイエット効果を高めたい方は、利用する水にこだわるとよいかもしれません。
どれも同じに見える水ですが、ミネラル(カルシウムとマグネシウム)の含有量で硬水と軟水に分かれます。ミネラル分の多い水を硬水、ミネラル分の少ない水を軟水と呼んでいます。
硬水
ミネラル分の多い硬水には、腸内環境を整える働きや身体の巡りを整える働きなどが期待できます。一般的に、ダイエットに適した水といわれますが、独特の風味があるので苦手と感じる方がいるようです。積極的にダイエットに取り組みたい方は硬水を選ぶとよいでしょう。
軟水
ミネラル分の少ない軟水は日本人になじみやすい水です。基本的に、日本の水道から出る水は軟水です。柔らかな口当たりで飲みやすいので、毎日飲んでも辛いと感じることが少ないはずです。ただし、ミネラル分が少ないので、ダイエット効果は劣ると考えられます。ゆっくりと水ダイエットに取り組みたい方におすすめです。
体重×4%の水を目安に
自分に合った水が分かると、どれくらい飲めばよいかが気になりますよね。水ダイエットでは体重×4%の水分をとればよいと考えられています。つまり、体重50キロの方で2.0リットルの水分をとればよいと考えられているのです。ただし、水分は食事からもとることができるので、実際に飲む水の量は1日1.5リットル程度となります。体重×4%を目安に飲む水の量を考えるとよいでしょう。
以上を参考に、こまめに水を飲むだけで水ダイエットに取り組めます。
水ダイエットの効果
お手軽に取り組める水ダイエットにはどのような効果が期待できるのでしょうか。一般的には、次の効果などが期待できるといわれています。
身体の巡りが良くなる
水分が不足すると血液がドロドロになって体の巡りが悪くなります。水ダイエットに取り組むことで身体の巡りが良くなります。
老廃物の排出をサポート
身体の巡りが良くなると、老廃物を排出しやすくなります。代謝がアップするので太りにくくなります。
食べ過ぎを防いでくれる
食事の前に水を飲むことで胃を満たすことができます。食べ過ぎを防いでくれるので太りにくくなります。
便秘の改善
水分をとることで便が柔らかくなります。排出しやすくなるので、便秘が改善します。また、朝起きてから水をのむと胃腸の活動が活発になります。この面からも便秘を解消してくれます。
むくみを解消しやすくなる
むくみが気になると水を控える方が多いですが、水を控えると身体から水分が出ていきにくくなるのでかえってむくんでしまします。必要な水分をとることでむくみを解消しやすくなります。
肌がきれいになる
老廃物を排出するので肌がきれいになるといわれています。また、肌の新陳代謝が活発になるので肌荒れなどが改善しやすくなるともいわれています。
水ダイエットには以上などのメリットがあります。痩せることはもちろん、その他の効果も期待できるので女性にはうれしいダイエット方法かもしれませんね。
水を飲むタイミング
水ダイエットでは、水を飲むタイミングにもこだわります。基本的には、のどが渇く前にこまめに飲むと覚えておくとよいでしょう。このタイミングで水を飲む理由は、のどの渇きが身体の乾きを示すサインだからです。身体が乾く前に水を飲むように心がけます。
具体的なタイミングとしては、汗をかく前と汗をかいた後を意識するとよいでしょう。起床後や運動前、運動後、入浴前、入浴後、就寝前などがこのタイミングに当たります。これらに食事中を加えればしっかり水を補うことができます。
以上のほかでは、飲酒時もしっかり水を飲みたいタイミングです。アルコールを代謝する過程で水分を失うのでお酒を飲むと身体が乾きやすくなります。潤っているように感じるかもしれませんが、お酒を飲むときは水分補給が必要です。同じく、コーヒーなど利尿作用のある飲み物を飲むときも水を飲みましょう。
ダイエット目的だけで水を飲む方の中には、面倒なので一度にまとめて水を飲もうとする方がいるようです。一度に大量の水を飲んでも尿として排泄されるだけなので、効果的に体を潤すことはできません。紹介したタイミングを参考に、こまめに水を飲むようにしましょう。
気を付けること
最後に、水ダイエットに取り組むときに気を付けたいポイントを紹介します。安全に取り組むため確認しておきましょう。
常温の水を利用しましょう
汗をかいた後などは冷たい水を大量に飲みたくなりますが、冷たい水は胃腸に負担をかけます。また、身体を冷やすので代謝が悪くなる恐れもあります。水ダイエットは、できるだけ常温の水で行いましょう。
飲みやすい水を利用する
水ダイエットを始めると、毎日たくさんの水を飲むことになります。ダイエット効果を求めて硬水を飲みたくなるかもしれませんが、飲みにくいとストレスがかかります。軟水でもダイエット効果や美肌効果などを期待できるといわれているので、飲みやすい水を利用しましょう。
水道水は控えたほうが良いかも
水道水には塩素などが含まれています。基本的には、健康に影響を与えないと考えられていますが大量の水を飲む水ダイエットに利用するとなると不安を感じる方がいるはずです。気になる方は、ミネラルウォーターなどを利用しましょう。
水を飲むことが辛いときは控える
ダイエットのために水を飲んでいると、飲みたくなくても決められた量の水を飲もうとすることがあります。無理をして飲んでこそダイエットと思うかもしれませんが、飲みたくないときに水を飲むことはおすすめできません。血液が薄まっているサインかもしれないからです。飲んだほうが良いといわれる水の量の目安はありませんが絶対ではありません。無理のない範囲で水を飲むようにしましょう。
水の飲み過ぎにも注意
頑張って水を飲みすぎると、東洋医学でいうところの水毒と呼ばれる状態になります。水太りの原因になるので、水の飲み過ぎにも注意しましょう。短期間で体重が増えたときは水毒の疑いがあります。身体を温めるように心がけましょう。
まとめ
水ダイエットは、水を意識的に飲むだけでできるダイエットです。短期間で劇的な効果は現れませんが、負担なく取り組めるので手軽にダイエットしたい方におすすめです。興味のある方は、自分に合った水、自分に必要な水の量を理解して、水ダイエットに挑戦してみてはいかがでしょうか。