ほとんどの女性がスキンケアを行っているはずですが、クリームに関しては人それぞれですよね。化粧水と乳液は使っているけどクリームは使っていない。あるいは、クリームを使っているけど効果がいまいちわからないという方が多いはずです。
クリームは、乾燥肌にお悩みの方や30歳以降のスキンケアでとても重要な役割を果たすといわれています。具体的に、どのような役割を果たすのでしょうか。
ここでは、クリームの役割と乾燥肌におすすめのクリームを紹介しています。この機会に、改めてクリームについて学んでみませんか。
保湿クリームの基本的なポイント
女性にとってクリームは身近なスキンケア用品ですよね。多くの方がクリームを使用した経験があるはずです。しかし、その役割や特徴、選び方などを理解している方は少ないものです。まずは、クリームの基本的なポイントについて解説いたします。
クリームの役割と特徴
クリームは、数あるスキンケア用品の中でも油分(20~50%)が多いアイテムです。油分が多い理由は、クリームをつける前に使用したスキンケア用品を閉じ込めるため。つまり、クリームは肌に蓋をする役割を担うのです。
ただし、クリームの役割はこれだけではありません。最近では、肌に蓋をする役割に加え、肌に保湿成分を届ける役割や美容成分を届ける役割も兼ねるようになっています。
配合される美容成分は美白成分やエイジングケア成分など様々です。クリームは、目的に合わせスキンケアの仕上げをするアイテムとなっているのです。
様々な役割を兼ね備えるようになっていますが、クリームの最も重要な役割は肌に蓋をすることです。
本来、この役割は皮脂により行われますが、皮脂は洗顔で流れ落ちます。皮脂を代替するためクリームが必要なのです。
皮脂の量は加齢(30代以降)や乾燥肌でも減少します。皮脂が減ると肌荒れや肌の老化をはじめとした様々なトラブルが起こるので、気になる方はクリームを使用しましょう。
選ぶときのpoint
クリームには様々な種類があるので自分に合ったものを選ぶことが重要です。具体的に、どのようなポイントを重視すればよいのでしょうか。
Step1.保湿成分を確認
乾燥肌を防ぐためクリームを利用する方は、クリームに含まれる保湿成分を確認しましょう。保湿成分にはセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどいくつかの種類があります。それぞれ特徴が異なるので、目的に合わせて選ぶことが重要です。
セラミド
肌の保湿力の約8割を占めるといわれる角質細胞間脂質の主要成分です。水分を挟み込んで保持します。この成分が不足すると他の成分を補っても肌は十分に潤いません。乾燥が気になるときに最初に選びたい成分です。
ヒアルロン酸の特徴
わずか1グラムで6リットルの水分を保持できるほど保水力に優れた成分です。肌の表面にとどまり瑞々しさを保ちます。
コラーゲン
ヒアルロン酸と同じく肌表面にとどまり潤いを保つ保湿成分です。乾燥を防ぎ、シワやタルミなどを予防するといわれています。
Step2.プラスしたい効果を確認
先ほど紹介した通り、現在のクリームには保湿以外の対策にも期待できます。肌のお悩みに合わせた美容成分が配合されていることを確認しましょう。
具体的には、シミやクスミをケアする美白成分、年齢肌をケアするエイジングケア成分などが配合されています。
これらを目安にクリームを選べばお悩みが対策に繋がるはずです。
Step3.肌への刺激を確認
乾燥肌や敏感肌でクリームを検討している方は、肌への刺激もチェックしましょう。
乾燥肌や敏感肌はバリア機能が低下した状態なので、わずかな刺激でトラブルを起こすことがあります。
敏感肌用など肌に優しいクリームを選べば、肌トラブルを防ぐことができます。
Step4.使い心地を確認
使い心地を確認することも重要です。基本的に油分が多いスキンケアアイテムなので、人によってはテカリやベタつきが気になることがあります。
クリームの使い心地まで確認しておけばあとで困ることが減るはずです。(テカリやベタつきが気になるケースの多くは、乾燥肌を守るため皮脂の分泌が多くなっている状態といわれています。ベタつく方こそクリームが必要です。)
クリームの使い方
自分に合ったクリームが見つかった方は、正しい使い方でクリームを利用しましょう。
クリームをつける順番を確認
肌に蓋をして化粧水などを閉じ込めるアイテムなので、クリームはスキンケアの最後につけます。
化粧水→美容液→乳液→クリームの順につけましょう。つけるタイミングは、ひとつ前の化粧品が肌に浸透してからです。
顔の4か所にクリームをつける
説明書に基づき適切な量のクリームを指先にとり、額・両頬・顎の4か所につけます。
クリームを優しく伸ばす
顔全体に伸ばしたら手全体を使って顔を包み込みます。手の温かさクリームが馴染み乾燥しにくくなります。
べたつきが気になるときは
べたつきが気になるときはティッシュで軽く抑えても構いません。クリームの使用量が多すぎるかもしれないので、次回は少し減らして様子を見ましょう。
nanairoおすすめクリーム
クリームの選び方、使い方を理解したところで、nanairoおすすめのクリームを紹介しますね。どれも満足度の高いクリームなので、安心してご利用いただけます。
潤浸保湿フェイスクリーム (キュレル)
乾燥肌や敏感肌が気になる方におすすめのクリームが潤浸保湿フェイスクリーム (キュレル)です。
肌と同じ弱酸性で無香料、無着色、アルコールフリー、アレルギーテスト済みなので余計な刺激がかかりません。消炎剤が配合されているので肌荒れを防げる点もうれしいポイントです。
肝心の保湿力は、湿潤保湿セラミド機能成分・ユーカリエキスが角質層の奥まで浸透して肌を潤すので十分といえるでしょう。カサカサ肌やゴワゴワ肌を吸い付くようなふっくらした肌に導くといわれています。
使い心地は、さらっとした柔らかいクリームです。スーッと伸びが良いので肌に負担をかけず伸ばすことができます。乾燥肌や敏感肌にお悩みの方が最初に検討したいクリームです。
薬用ピアレス スプリーム(イオン)
クリームを塗った後に蒸しタオルで顔を温めて、冷たい水で濡らした手で円を描くようにクリームをなじませる温泉蒸しタオル美容で利用されている弱酸性のクリームです。
クリーム自体には、乾燥を防ぎ肌を保護する効果や肌荒れを防ぐ効果、肌を健やかに保つ効果などが期待できます。ハリの衰えた年齢肌や乾燥肌などに特におすすめのクリームです。
クリームの使用感はやや硬めで伸びが悪いですが、温泉蒸しタオル美容に使用すれば使いにくさを感じることはありません。使用している方からは、吹き出物などが治りやすいなどの評価を得ています。
年齢肌や乾燥肌はもちろん、肌トラブルにお困りの方が試してみたいクリームといえるでしょう。
クレーム ドゥ・ラ・メール(ドゥ・ラ・メール)
クレーム ドゥ・ラ・メール(ドゥ・ラ・メール)は「Oggi Best Beauty Awardsクリーム部門1位」を獲得したクリームです。
やや高価なクリームですが、美容マニアの間では納得の品質と評価されています。1瓶ごとに手作業でフィリングされていることからもそのこだわりがわかるはずです。
最大の特徴は、12年、6000回もの実験で生み出された海藻由来の保湿成分ミラクロブロスTMを配合していること。すべての肌を確実に潤しハリを与えるといわれています。
使用感はやや硬めで伸びがあまり良くない(重い感じはありません)ので、人によっては使いにくいと感じるかもしれません。しかし、つけたところはもっちりと潤います。
「潤い=べたつき」と考えてしまいますが、肌表面は驚くほど滑らかです。このあたりの品質はさすがといえます。肌質にかかわらず高品質なクリームをお探しの方におすすめできる一本です。
ソラス・ソルファスクリーム 滋陰生クリーム(雪花秀ソルファス)
高麗人参成分を中心に配合した3つの韓方植物(大黄・黄耆、桑白皮)が、肌本来の力を呼び戻し乾燥肌などに働きかけてくれる滋陰生クリームです。
肌に充分な栄養を与え、トラブルを早期に防ぎ、肌をしっかり守ることができるといわれています。
サラっとした使用感で、肌にしっとり浸透していくことが分かります。漢方のような匂いですが、気になるものではありません。むしろ、効果を保証してくれるような匂いと感じる方が多いようです。
肌の内側からケアしたい方にオススメのクリームです。
シュペリエル エンリッチドクリーム CB (エリクシール)
出典:資生堂
年齢肌と乾燥肌が気になるときに試したいのがシュペリエル エンリッチドクリーム CB (エリクシール)です。
3つの独自成分(ビルドコラⅠ・Ⅳ、Wステムコンプレックス、コラーゲンGL)が寝ている間に肌の生まれ変わりを助け理想のハリへと導きます。
コクのあるリッチな使用感ですが、スーッと伸びて肌になじみます。
べたつくことがなく、肌をふっくら潤してくれるので使いやすいでしょう。年齢肌と乾燥肌が気になる方はお試しになるとよいでしょう。
クリーム SP (キールズ )
肌の機能を整えるジャスモン酸誘導体、肌の潤いを保持するブナの樹由来成分、保水力の高いヒアルロン酸を配合したクリームです。
乾燥肌でも安心して使用できるといわれています。
使用感は伸びが良く軽やかです。ローズマリーなどのオイルをブレンドした自然な香りが肌と心を癒します。使いやすさにこだわりたい方におすすめのクリームです。
軽視しがちなクリームですが、乾燥肌が気になる方には重要なケアです。
基本を押さえてしっかりと活用しましょう。紹介したクリームを参考にすれば、自分に合った一本が見つかるはずです♡
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