空気が乾燥すると様々なトラブルが起こりますよね。風邪やインフルエンザにかかりやすくなることはもちろん、のどの痛みや目の乾き、お肌のカサつきなどが引き起こされます。
最近では、空調設備が整っているので季節を問わず室内の空気が乾燥しています。特に、オフィスの空気は乾燥しがちですよね。肌のカサつきなどを防ぎたい方は、乾燥対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。
「やっても無駄」と思うかもしれませんが、やるのとやらないのでは大きく異なりますよ。
乾燥対策でおすすめなのが、お部屋の空気を確実に潤せる加湿器。
加湿器にもいろいろな種類があるので用途に合わせて使い分けることが重要ですよ。
今回は、オフィスでも便利に使える卓上加湿器について調べてみました。通常の加湿器に比べ効果が薄いように思えますが実際はどうなのでしょうか。
卓上加湿器の種類などとあわせて紹介しますね。
オフィスの机で使う小型加湿器(卓上加湿器)、効果はある?
オフィスで使うとなるとデスクに置ける小型加湿器(=卓上加湿器)が断然便利。そこで気になるのが、小さな加湿器の効果かもしれませんね。
卓上加湿器にどれくらいの効果を期待できるのでしょうか。
卓上加湿器の効果
加湿器の種類にもよりますが、基本的に小さな卓上加湿器にオフィス(お部屋)全体を加湿する効果は期待できません。
しかし、設置した周りのエリアであれば加湿する効果を期待できると考えられています。
具体的には、一般的な卓上加湿器で設置した場所の周囲1~2畳程度を加湿できると考えられているのです。
つまり、デスクに設置すれば自分の周囲は加湿できると考えられます。
パワーの弱さは置き方でカバー
設置した場所の周囲を加湿できるとはいえ、それほど大きな効果を期待できるわけではありません。
そこで気を付けたいのが加湿器の置き方です。
小型加湿器のメリットは場所を選ばず自由に設置できることです。このメリットを活用すれば、気になるところをピンポイントでしっかり加湿できると考えられています。
肌の乾燥や風邪、インフルエンザなどを防ぎたいときは、顔の近くに加湿器を設置するとよいでしょう。
肌が露出している顔や呼吸する口周りの湿度が高くなるので、肌の乾燥や風邪、インフルエンザなどを防ぎやすくなります。
オフィスであれば、デスクの上に設置してみてはいかがでしょうか。湿気は空気より重いので下にさがるという特徴からも、高い場所(デスクの上)に設置することはおすすめですよ。
卓上加湿器とパソコンを併用しても大丈夫?
卓上加湿器を使用するうえで気になるポイントがパソコンとの併用ですよね。精密機器なので水に注意している方が多いはずです。
確かに、パソコンは水に弱いですが、卓上加湿器との併用は問題ないと考えられています。
ほとんどのパソコンが湿度80%程度の環境まで対応できるからです。
基本的に、一般的な卓上加湿器でデスク周りの湿度が80%以上になることはありません。(※100%の安全は保証できません。パソコンに蒸気を直接あてる、乾燥器の使用によるパソコンの結露などに注意しましょう。)
ただし、超音波加湿器の使用には注意が必要です。
超音波加湿器は、超音波の振動でタンク内の水を細かな粒子にして放出する加湿器です。水を気化させるわけではないので、ミネラル分なども一緒に放出すると考えられています。
水と一緒に放出されたミネラル分がパソコンに付着すると悪影響を及ぼす恐れがあると考えられています。
超音波加湿器を使用するときは、パソコンと離して設置するなど、少しだけ注意しましょう。
重要書類に取り扱いにも注意
パソコンのほかでは重要書類の取り扱いに注意が必要です。
放出口近くに書類を置いているとふやけてしまうことがあります。デスクに卓上加湿器を設置するときは、放出口の向きまで気をつけましょう。
オフィスの利用に最適!卓上加湿器の種類
オフィスで利用できる卓上加湿器には様々な種類があります。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
詳しく紹介するので、卓上加湿器選びの参考にしてくださいね。
USB式加湿器
卓上加湿器として人気を集めているのがUSB式加湿器。
最大の魅力は、パソコンと接続するだけで使えること。
最近では、どのような仕事であってもパソコンを使うようになっているので、オフィスでの利用に最適といえるかもしれません。
人気を集めているだけあってデザインが豊富です。おしゃれな卓上加湿器を探している方でも満足できるはずですよ。
唯一の難点は、加湿効果がそれほど大きくないこと。
一般的なUSB式加湿器の場合、設置した場所の0.5~1.5畳くらいしか加湿できないと考えられています。
デスクの上において使用するのであれば問題ありませんが、その他の場所に設置するときは注意が必要です。とはいえ、便利であることは間違いないので卓上加湿器をお探しの方におすすめですよ。
ペットボトル加湿器
ペットボトル加湿器は、タンク代わりにペットボトルを使用する加湿器です。タンクが必要ないので安価な加湿器が多いといわれています。
また、タンクがないので雑菌やカビが半焼するリスクが低く、ペットボトルを交換するだけで清潔な状態を保てる点も魅力です。
これらの特徴から、オフィスで使いやすい卓上加湿器といわれています。
デメリットは、350mlや500mlなど容量が小さくなることです。1本のペットボトルで長時間の使用は難しいので、こまめな水の交換、追加が必要になります。
また、小さな加湿器に縦長のペットボトルを装着するので倒れやすい点もデメリットです。うっかり倒してしまうと、書類が濡れる、やけどをするなどのトラブルにつながるかもしれません。
ペットボトル加湿器を使用するときは取り扱いに注意しましょう。
ペーパー加湿器
ペーパー加湿器は、紙(専用の特殊な紙)に水を吸わせて気化させる加湿器です。
電気を使用しないので電気代がかからない、コードが必要ない、タンクなどのお手入れ不要などのメリットがあります。
デザインの選択肢が多いことも魅力です。一目では加湿器と分からない雑貨のようなものもあるので、オフィスのデスクとマッチしやすいかもしれません。
お気に入りのペーパー加湿器を探して、デスクの上に置くと楽しいですよ。
デメリットは、製品により加湿効果が大きく異なることです。確かな加湿効果を発揮するものがある一方、それほど加湿効果を期待できないものもあります。
ペーパー加湿器を選ぶときは、使用している素材などを参考に加湿効果を確認しましょう。
まとめ
空気が乾燥すると、乾燥肌など様々なトラブルが起こりやすくなります。
空調設備が整っているオフィスは、特に空気が乾きやすいので注意しましょう。
乾燥対策としておすすめなのが卓上加湿器です。大した効果はないと思われがちですが、狭い範囲であれば効果的に加湿してくれます。乾燥が気になるときに、デスクの上に設置してみてはいかがでしょうか。
USB式加湿器、ペットボトル加湿器、ペーパー加湿器などの選択肢があるので、使いやすいものを選んでくださいね♡