顔や身体の保湿ケアをしている人でも、かかとや足の裏は見逃しがち。気が付くとカチカチかかとやガサガサ足の裏になっていることがありませんか?
乾燥とは無縁に思えるかかとや足の裏がどうして乾燥するのでしょうか。後悔する前に、早めのケアをしてみませんか?おすすめの方法を紹介いたしますね。
お手入れを始める前に知っておきたいこと
自分のかかとや足の裏がカチカチ、ガサガサになっていると落ち込みますよね。
ミュールやサンダルをはくとイメージダウンにつながるかもしれません。
すぐにでもケアを始めたいところですが、まずはかかとや足の裏についての基礎知識を学びましょう。
かかとや足の裏が乾燥する理由
カチカチかかとやガサガサ足の裏の原因が乾燥。触ってみると、乾いていることが良くわかるはずです。乾燥とは無縁に思えるかかとや足の裏がどうして乾燥するのでしょうか。
かかとや足の裏が乾燥しやすい理由は皮脂腺がないためといわれています。
肌を刺激から守り、乾燥を防ぐ皮脂が分泌されないため、他の部位より乾燥しやすいのです。また、かかとや足の裏には、動くたびに摩擦や圧力などの刺激が加わります。
これらにより、肌の表面を覆っている角質が壊れ水分が蒸発することでも乾燥してしまいます。角質層が乾燥するとバリア機能が衰えるため、肌を厚くすることでバリア機能を高めようとします。その結果、カチカチかかとやガサガサ足の裏が作られるのです。
足の裏の乾燥でわかる体調不良

カチカチかかとやガサガサ足の裏になっても、靴を履けばわからないので構わないと考えている方がいるかもしれませんね。確かに、見た目はカバーできますが健康面の不安はぬぐえませんよ。
カチカチかかとやガサガサ足の裏を引き起こす乾燥は、足の冷えやむくみでも引き起こされると考えられています。
血行やリンパの流れが悪いと、肌の新陳代謝が滞ってかかとや足の裏が乾燥しやすくなるからです。カチカチかかとなどが気になるときは、巡りの悪さに気を付けたほうが良いかもしれません。
同様に、便秘にも注意が必要かもしれません。足の裏が黄色くて硬い方は便秘がちといわれているのです。
このほかにも、指先の角質が厚い方は花粉症、踵の角質が厚い方は婦人科系のトラブルに気を付けたほうが良いといわれています。
足の裏は身体の鏡のようなものなので、足の裏の乾燥が気になる方は注意しましょう。
足の裏をケアして健康で美しく
ご存知の通り、足の裏には身体の様々な器官と連動しているツボ(反射区)があります。
足の裏が不健康な状態だと、健康にもよくない影響が現れることが何となくわかりますよね。かかとや足の裏をケアすることは、美容のみならず健康にもつながるといわれています。
キレイなかかと&足の裏をキープする方法を紹介するので試してみませんか?
見えないからって放置厳禁!フワフワ足に
かかとや足の裏のケアは意外と難しいもの。間違えたケアをしていると、かえって乾燥やカチカチ、ガサガサをひどくしてしまうことがあります。
具体的に、どのような方法でケアすればよいのでしょうか。
乾燥撃退!足の裏ケア編
カチカチ足の裏の大きな原因が乾燥。顔などと同じように保湿しておけばよいと思われがちですが、単に保湿するだけでは改善しません。
カチカチ足の裏のケアのポイントは、厚くなった角質を取り除いてから保湿すること。
次の流れでケアしましょう。
角質を柔らかくする
角質を取り除く前にひと手間。湯船やフットバスに足を浸けて角質を柔らかくします。角質が柔らかくなったら、タオルで水分をしっかりふきとります。
角質の厚い部分にヤスリなどをかける
厚くなった角質をヤスリや軽石などで優しくこすり取り除きます。一方向にヤスリなどをかけるとキレイに仕上がります。
乾燥がひどいところは目の細かいヤスリで
乾燥が目立つ部位とそれほど角質が厚くなっていないところは目の細かいヤスリでケアします。このときも、ヤスリは一方向にかけます。
保湿ケアで仕上げ
古い角質を取り除いた足の裏はとってもデリケートな状態です。乾燥しやすいのでクリームなどでしっかり保湿します。その上から靴下をはくと、乾燥や刺激から足の裏を守れますよ。
足の裏のケアで気を付けたいポイントが、角質を取り除きすぎないこと。
必要な角質まで取り除いてしまうと角質が厚くなってしまいます。ケアのペースは週1、2回までにしましょう。すでに厚くなっている角質は、何回かに分けて取り除くとよいですよ。
乾燥撃退!かかとケア編
カチカチかかとのケアも、基本的にはガサガサ足の裏と同じです。ここでは、オススメの保湿方法を紹介しますね。
尿素配合クリームで保湿
かかとが乾燥して、角質がボロボロ剥がれ落ちるときは尿素配合クリームで保湿するとよいかもしれません。
尿素には硬くなった角質を柔らかくして保湿する働きがあるので、ボロボロになったかかとの状態を安定させる働きが期待できます。
ただし、健康な肌に使うとターンオーバー周期が早くなるなどのトラブルが起こりやすいといわれています。かかとがカチカチ、ボロボロのときに試すようにしましょう。
クリームは、次の要領で利用するとよいですよ。
手でかかとを温める
手全体でかかとを包み込んで温めます。
かかとにクリームを塗る
角質が厚くなっているところを中心にクリームを塗ります。
足の裏全体をマッサージ
マッサージで血行が良くなるので、乾燥が改善しやすくなります。クリームを塗ってから行うので肌に負担がかかりにくい点もポイントですよ。
乾燥がひどいときはかかとパック
尿素配合クリームで保湿しても角質が柔らかくならないときや乾燥がひどいときは、かかとパックがおすすめ。肌に負担をかけず行えるスペシャルケアですよ。
かかとの角質を柔らかくする
湯船やフットバスに足を浸けてかかとの角質を柔らかくします。面倒なときは蒸しタオルで足をくるんでもOK。
化粧水とティッシュでパック
化粧水をたっぷりしみこませたティッシュでかかとをくるみます。
ラップや蒸しタオルをかぶせて3分ほど放置
工程②の上からラップや蒸しタオルをかぶせて保湿効果を高めます。3分ほど放置してからパックを取り除きます。
保湿クリームを塗る
潤った状態をキープするため、かかとに保湿クリームを塗ります。角質が気になるときは尿素配合クリームがおすすめです。
靴下を履いて肌を守る
乾燥や摩擦などから肌を守るため靴下をはきます。べたつきや蒸れが気になるときは5本指ソックスなどがおすすめです。
少し手間のかかるパックですが、確実にかかとを保湿することができます。
毎日、角質を取り除くことはできないので、スケジュールを組んでいろいろなケアを行うとよいかもしれませんね。カチカチかかとが気になるときにお試しください。
かかとや足の裏は皮脂腺がなく強い刺激が加わりやすいので乾燥しやすいと考えられています。
ケアを怠るとすぐにカチカチかかとやガサガサ足の裏が引き起こされてしまうかもしれません。心配な方は紹介した方法でケアに取り組んでみてはいかがでしょうか。
キレイな足はサンダルやミュールに栄えますよ♡
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