産後の生理開始はいつから?母乳の与え方に影響されるって本当?

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出産前に生理痛が重かったママは、出産後の生理が憂鬱かもしれません。逆に、早く次の妊娠をしたいと希望している方は出産後の生理が待ち遠しいかもしれません。

実は産後の生理開始には、赤ちゃんへの母乳が影響していることをご存知ですか?

今回は産後の生理はいつ頃来るものなのか、産後の生理と母乳の関係性について詳しく解説していきます。

産後すぐに生理は来ない!?

生理というは、妊娠のために準備していた子宮内膜が剥がれて排出(排卵)することものです。妊娠中はホルモンの変化によって生理は自動的にストップします。

出産後、すぐに生理が再開されると思っている方もいますが、実は産後すぐに生理は来ません。こちらも妊娠中と同様にホルモンバランスの変化が影響しています。

出産後、ママの体は母乳をあげる準備を始めます。赤ちゃんがママの乳頭を吸うことでプロラクチンというホルモンが分泌され、母乳が作られます。

さらにオキシトシンというホルモンが分泌され、母乳は乳頭まで運ばれるのです。こうして赤ちゃんは母乳を飲むことが出来るようになります。

母乳を作ったり、運んだりするために必要なプロラクチンとオキシトシンですが、これらは子宮を収縮させて子宮の回復を助ける作用をしたり、排卵を抑制したりする働きがあります。

つまり、これらのホルモンの分泌により、出産後は赤ちゃんを育てるために母乳の分泌が優先され、生理の再開を遅らせてしまうのです。

産後の生理開始はいつから?

授乳中は、母乳を作ったり、運んだりすることが優先されるだけであって、生理の再開がないわけではありません。生理の再開は出産後半年くらいというのが一番多いようですが、個人差が大きいです。

平均は14.6ヶ月と言われているので、早い人は2ヶ月程度で再開しますし、遅ければ1年以上生理が再開されないのです。母乳育児、ミルク、混合などによっても異なりますし、赤ちゃんの飲み具合、母乳の出具合も人によって異なり、それらの要因によっても違ってきます。

ただし、産後1年半を過ぎても再開しない場合や断乳後3ヶ月経過しても再開されない場合は、排卵障害を起こしている可能性もあります。これはプロラクチンが過剰に分泌されている可能性があるので、一旦病院で検査をする必要があります。

また、生理が再開してもホルモンの分泌が不安定なうちは、次の生理が来なかったり、遅れたりすることもあります。不安な場合は婦人科で診てもらいましょう。

完全母乳なのに生理が始まる原因

昔は授乳中、生理がないことがほとんどだったようですが、最近では授乳中でも生理が再開されることが多くなったようです。早めに生理が再開されても問題はないので、心配しないようにしましょう。

早めに再開される理由は以下の2つの理由が考えられます。

質の良い栄養を摂取している

昔に比べて質の良い食事ができるようになり、しっかりと栄養を摂れるようになりました。そのおかげで体力の回復が早く、生理の再開が早まったと言われています。

授乳量が少なく、授乳期間が開いている

赤ちゃんの飲みがあまり良くなかったり、体質的に母乳が出にくく、授乳量が少なかったりすると生理の再開が早いことがあります。ただし、生理が早く再開したからと言って授乳量が足りていないというわけではありません。

授乳量が多く、赤ちゃんの飲みが良くても授乳と授乳の間の間隔がしっかりあいている場合も生理の再開は早くなる傾向にあります。

生理の再開にはプロラクチンとオキシトシンというホルモンが大きく影響していますが、これらは赤ちゃんが乳頭を加え、吸うことによって分泌が促されます。

その為、授乳間隔があけばその分ホルモンの分泌は抑えられます。また、授乳量は目に見えないので産後不安になる要因の一つですが、ストレスを抱えると生理不順になったり、再開が遅れたりします。あまり気にせずにゆったりとした気持ちで過ごすようにしましょう。

生理開始したら母乳が出なくなる?

勘違いされている方も多いのですが、生理が再開したら母乳が出なくなるわけではありません。前述したように、最近では食事の質が高まり、栄養をしっかり摂れるようになったので授乳中でも生理が再開する人が増えてきました。

生理が再開したら母乳が出なくなるということはないので安心して下さい。

生理開始後の母乳に変化はある?

授乳中に生理が再開したママの不安要素は、母乳の変化ではないでしょうか。良く言われるのが味です。

確かに、稀に生理が再開したと同時に母乳を嫌がるようになったという赤ちゃんはいるようです。しかし、ほとんどの赤ちゃんが生理再開後も問題なく母乳を飲み続けています。

ママの体調の変化などでも多少の味の変化はあると言われていますが、母乳の味についてはあまり気にしなくても良いとされています。ただし、生理の再開がプロラクチンの減少で起こっているのであれば母乳の量は減っている可能性はあります。

母乳の出方は人それぞれです。体質や環境、赤ちゃんの飲み具合によっても変化していくので、無理に頑張らずにミルクを足して様子を見ましょう。

産後の生理開始を遅らせる方法

生理は女性にとって大切なものですが、子育てで忙しい時には煩わしいものでもあります。出来るだけ生理を遅らせたいという方は以下の方法を試してみて下さい。

逆に次の妊娠を望む場合は、以下のようなことを避けましょう。

授乳間隔をあけすぎない

プロラクチンやオキシトシンは赤ちゃんが乳頭を吸うことで刺激を受けて分泌が促されます。そのため、授乳間隔をあけないように気を付けましょう。

1日の授乳回数を5回以上にし、1回の授乳時間を10分以上続けると生理が再開しにくいと言われています。ただし、離乳食が始まり、月齢が高くなると自然に授乳時間はあいていきます。

その場合、生理の再開を避けたければ合間に搾乳をすることをオススメします。搾乳の方法は乳頭付近を刺激します。

断乳に向かう時も搾乳をして調整をしますが、断乳時は母乳の分泌を抑えるために乳頭の刺激をなるべく避けます。

生理再開を避けるためには、ホルモンの分泌を多くする必要があるため、乳頭を刺激した搾乳方法を取りましょう。

夜間の授乳を行う

ホルモンは夜に活発に分泌されます。そのため、生理の再開を遅らせたい人は夜に授乳を行うのが良いでしょう。

月齢が低いうちはまとめて寝ることが出来ずに、頻繁に授乳をすることもありますが、赤ちゃんによっては夜もまとめて寝る子もいます。まとめて寝てくれればママは楽ですが、ホルモンの分泌が抑えられるため、生理が早く再開する可能性があります。

夜も授乳を行うか、搾乳をしておくと生理の再開を遅らせられる可能性があります。授乳間隔をあけたり、夜の授乳をしたりしていても生理は再開する可能性はあります。

どちらも必ず生理が来なくなるわけではありませんが、ホルモンの分泌を促すことで遅らせられる可能性は高くなります。生理の再開をなるべく遅らせたい場合は上記の方法を試して下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。生理の再開は個人差が大きく、産後すぐに生理が始まる人もいれば、1年以上経ってから再開する人もいます。

生理が再開しない一つの理由はホルモンの分泌です。ホルモンの分泌を促せば生理の再開を遅らせられる可能性はありますし、逆に抑えれば、早く生理の再開が起る可能性があります。

ただし、生理はストレスなどの要因によっても変わります。育児は体力や精神力も使いますが、なるべくゆったりした気持ちで日々過ごすようにしましょう。

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