出産の当日の流れを説明!陣痛から赤ちゃんが産まれるまでの進み方は?

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予定日が近づくと嬉しさよりも不安の方が大きくなっていきます。特に初めて出産する方は、どのように出産が進むのかイメージがしづらいものです。

出産はリラックスして望むことが安産に繋がると言われています。リラックスして望むために出産までの流れを理解することが大切です。

また、出産はママだけで行うのではありません。赤ちゃんも一緒に頑張っています。出産についてママの流れだけでなく、赤ちゃんがどのような状態になっているのかを知ることによって、二人が楽になれる方法を意識することが出来ます。

初産婦のお産の平均時間は?

まず、初めにお産にかかる時間の平均についてみていきましょう。

初産婦の場合、分娩にかかる時間は平均12時間~18時間です。

ただし、これはあくまで平均であり、これより早い人もいれば逆に20時間以上かかる人もいます。

また、経産婦はこれより早く、平均6時間~8時間です。

分娩の流れは?

分娩は「分娩第一期」「分娩第二期」「分娩第三期」と大きく分けて3段階に分かれます。

分娩第一期は、陣痛から子宮口が全開になるまでのことを言いますが、第一期はさらに潜伏期と活動期に分かれます。潜伏期は陣痛が始まり、徐々に周期的に強くなっていき、子宮口が4㎝程度開きます。

潜伏期の時間は、初産婦は平均8時間半、経産婦は平均5時間程度かかります。活動期はそこから子宮口が10㎝と全開になり、陣痛の間隔が短く、さらに強くなります。

活動期に赤ちゃんが骨盤を通り始める為、ママはいきみたくなります。しかし、まだいきんではいけないのでいきみ逃しをして過ごします。この第一期が分娩で一番長い時間です。

子宮口が全開になってから出産までは第二期と言います。ここで陣痛に合わせてママはいきんでいきます。第二期は初産婦で平均45~60分、経産婦で15~30分かかります。

赤ちゃんが出てきたら最後は胎盤を排出して終わりとなります。胎盤の排出までを第三期と言い、通常は数分終わりますが、長ければ30分程度かかります。

陣痛から赤ちゃん誕生後までを解説

陣痛開始から入院まで

陣痛開始から入院までを分娩第一期の潜伏期と呼びますが、この時ママと赤ちゃんはどのような状態なのでしょうか。

ママ:陣痛が10分間隔または破水をしたら病院へ連絡

子宮の収縮により痛みを感じれば陣痛の始まりです。初めは生理痛のような痛みなので分かりにくい方もいるかもしれませんが、お腹に違和感があれば、痛みと痛みの間隔を図るようにしましょう。余裕のあるうちに食事やシャワーを済ませておくことをオススメします。

痛みと痛みの間が10分間隔になれば病院に連絡をいれましょう。ただし、病院からもっと早めの間隔で連絡を入れるように指示をされている方や経産婦は陣痛が周期的に始まったら病院に連絡を入れましょう。

また、陣痛前や陣痛中に破水をした場合にはすぐに病院に連絡を入れましょう。細菌に感染する可能性があるのでお風呂やシャワーを控えて下さい。

赤ちゃん:斜め横向きになり、少しずつ子宮口へ降りてくる

ママの陣痛が始まった時、赤ちゃんは外に出る準備を始めます。赤ちゃんは横向きで骨産道に入り、あごを引き、後頭部が骨盤にはまる形になります。

赤ちゃん自身もママやパパに会うために頑張ろうとしています。リラックスして、沢山新鮮な空気を送りこんであげて下さい。

陣痛開始から入院まで

陣痛が10分間隔になれば病院へ向かい、入院となります。ここから子宮口が全開になるまでの期間を分娩第一期の活動期と言います。

ママ:病院で受付し、検査をして入院

病院に着いたら受付を済ませて、検査を行います。検査内容は尿検査、血液検査、NST(分娩監視装置)です。さらに子宮の開き具合や柔らかさ、赤ちゃんがどのくらい降りているのか検査します。

ママ:いきみ逃しをしながら子宮口全開を待つ

陣痛が進むと痛みが増し、破水が起こります。ママはいきみたくなりますが、まだ我慢です。この時いきんでしまうと子宮口が開きにくくなったり、会陰が裂けたりすることもあります。

分娩が長引いたり、産後回復が遅くなったりしてしまうため、いきみ逃しをしながらなるべくリラックスできるようにしましょう。ママがストレスを溜めると赤ちゃんも苦しく

なってしまいます。

子宮口が10㎝になり、陣痛の間隔が1~2分程度になればいよいよ出産です。痛みが増している分、子宮口はどんどん開いているので赤ちゃんに会えるのはもうすぐです。

赤ちゃん:徐々に顔がママの背中側を向き始める

この時赤ちゃんは骨盤に入った状態のまま、少しずつ背中の方に顔を向けるように体を回転していきます。赤ちゃんは、回転をしながらゆっくりと降りていきます。

分娩室へ行ってから赤ちゃんが産まれるまで

子宮口が全開になり、赤ちゃんが出てくるまでを第二期と言います。いよいよ出産です。

ママ:子宮口全開になったらいよいよ分娩室へ

まず、子宮口が全開になったら分娩室へ移動します。最近では、LDRといって、Labor(陣痛)、Delivery(分娩)、Recovery(回復)まですべて1つの部屋で行う病院も増えています。

ママ:陣痛にあわせていきむ(いきみ方のポイント)

子宮口が全開になれば、後は陣痛に合わせていきみます。いきみのタイミングは助産師さんや看護師さんが指示をしてくれます。

いきむ時は姿勢が大切です。足をしっかりと開いて、握れるものをしっかり掴みます。背中をそらしたりせず、目を開けてお臍の辺りを見ていきみましょう。目を閉じると力が入らなかったり、目の周りの毛細血管が切れたりすることもあるので目はしっかり開けておきましょう。

ママ:赤ちゃんの頭が出たらいきみを止め、短く浅い呼吸法へ変える

赤ちゃんは頭と肩が出れば、後はスルンと出てきてくれます。いきみストップの合図が出たら「ハッハッハッ」と短く浅い呼吸に切り替えます。

いきみ逃しの時もそうですが、呼吸を正しく行うには息を吐くことに集中します。人間は息を吐けば自動的に吸うことが出来ますが、パニックになると吐くことが上手く出来ない人が多いため、呼吸を意識するときは吐くことに集中しましょう。

赤ちゃん:いきみに合わせて、赤ちゃんの頭が見えたり隠れたりする

陣痛の波に合わせていきむと赤ちゃんは産道内に降りてきます。この時赤ちゃんの頭が見えたり引っ込んだりします。これを排臨と言います。

赤ちゃん:赤ちゃんの頭が完全に見えた状態になる

排臨よりさらに強い陣痛で赤ちゃんの頭は常に出た状態になります。これを発露といいます。赤ちゃんは顎を上げて背中をそらすような体勢をとります。

赤ちゃん:ひねるように肩から全身を出して、誕生!

赤ちゃんは頭が出ると再び横向きになり、肩を片方ずつだします。肩が出れば後はお腹、足と出て誕生です。看護師さんが赤ちゃんを洗ってケアをしてくれます。

赤ちゃんが産まれた後

赤ちゃんが生まれて終わりではなく、最後胎盤を排出して終わりとなります。ここまでを分娩第三期と言います。

ママ:胎盤が自然と出てくる、後産を待つ

産後数分で軽い陣痛が起きて胎盤が自然と剥がれ出て来ます。会陰を切除したならここで縫合します。母子ともに安定していればカンガルーケアなどを行うことが出来ます。

赤ちゃんはすでに生きる力を持っています。ママはそれを補助する形でこれからお世話が始まります。しかし、出産という大仕事を終えた後はゆっくりと回復に力を入れましょう。

まとめ

陣痛から出産までは長い時間がかかります。陣痛から出産までなるべくリラックスしていることで出産もスムーズに、赤ちゃんも気持ち良く生まれてくることが出来ます。

赤ちゃん自身も一生懸命旋回して、ママとの対面を楽しみにしています。赤ちゃんと一緒に大変な分娩を乗り切りましょう。

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