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妊活フルーツ!女性にうれしいイチジクの驚くべき効果と食べ方とは?

 

夏から秋にかけて実を成らすイチジク。

スーパーの青果コーナーでも、夏になるとパック入りのイチジクが並びますよね。

その独特の食感が好き!という人もいるのではないでしょうか?

バナナやオレンジなどに比べるとどこか地味な果物のイチジクですが、実は妊活フルーツとして人気を呼んでいます。

イチジクには女性の体に嬉しい成分が、ギュッと詰まっているんです。

妊活はもちろん美容や健康と、女性には見逃せない魅力がたっぷりのイチジクについて紹介していきます!

 

目次

イチジクとは?

イチジクはクワ科イチジク属の落葉樹木です。

西アジアやアラビア南部を原産としていて、6千年以上前から栽培され、ギリシャ神話や聖書の中にも登場するほど歴史深い果物です。

聖書の中でアダムとイブが、体を隠すのに使っているのがイチジクの葉です。また一説によると、二人が食べた“禁断の果実”も、イチジクだと言われています。

イチジクはヨーロッパからペルシャを通り、中国へと渡りました。中国では不老長寿の実とされ、栄養価の高さや薬効から珍重されてきました。

日本へは江戸時代に伝わり、最初は薬用として用いられていましたが、徐々に食用として広まりました。

イチジクは今でも漢方薬の原料として使われています。

また、イチジクは漢字で「無花果」と書くので、花が咲かない植物だと思っている人も多いのですが、実際はそうではありません。

イチジクの花はあの実の中に隠れているのです。実を割ると中に赤いプツプツがありますが、あれがイチジクの花なのです。

イチジクの花は実の中に隠れていて、食べているのは実ではなく花、というユニークな果物なのです。

イチジクの効果とは?

イチジクは鉄やカルシウム、カリウムなどのミネラルを始め、葉酸やビタミンB1、B2、B6、Cや食物繊維をバランスよく含んだ栄養たっぷりのフルーツです。

栄養満点のイチジクの効果についてみていきましょう。

豊富なペクチンが腸内環境を整える

イチジクには食物繊維が豊富に含まれており、主に「ペクチン」という水溶性食物繊維と「セルロース」という不水溶性食物繊維が多く含まれています。

食物繊維には水溶性と不水溶性の2種類があり、それぞれの働きが異なります。そのため、どちらか一つに偏るのではなく、両方をバランスよく取り入れることが大切になります。

その点においても、イチジクは果物の中でもトップレベルで2種類の食物繊維を豊富に含んでいるといえます。

イチジクに含まれる水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる役割があります。

ペクチンは便の水分量を調整し、排便をスムーズにしてくれる作用をもち、便秘にも下痢にも両方に効く働きがあります。

また、コレステロールを吸収して外に排出してくれる働きがあるので、肥満など生活習慣病の予防にもなります。

つまり、イチジクはダイエットにもおすすめの果物というわけですね。

美肌づくりに必要な抗酸化物質

イチジクにはアントシアニンをはじめとした、ポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは抗酸化物質で、体が酸化しサビつくのを予防してくれます。

肌のシミやしわ、たるみなどのエイジングケアだけでなく、卵子の老化も予防してくれます。

また、豊富な食物繊維で便秘が解消されることで、肌荒れや吹き出物を抑え、美肌づくりにも期待できます。

「妊活フルーツ」とよばれる理由とは?

妊活中の方はもちろん、イチジクは女性なら積極的に摂取したいフルーツ。

一体どんな嬉しい効果があるのかみていきましょう。

女性ホルモンバランスを整える

イチジクには女性ホルモンの一つエストロゲンに似た構造を持つ、植物性エストロゲンが含まれています。

女性ホルモンは加齢やストレス、生活習慣など少しの変化で乱れがち。ホルモンバランスが崩れると不妊の原因にもなりかねません。

女性ホルモンに似た働きをする植物性エストロゲンで、乱れがちな女性ホルモンを整えることは、妊娠しやすい体作りにつながるというわけなんです。

女性ホルモンバランスの乱れによって引き起こされる、月経トラブルや更年期障害などにも、持って来いの果物といえますね。

鉄不足の解消

イチジクには鉄分やミネラルが豊富に含まれています。

毎月、月経がある女性は、どうしても貧血や鉄不足になりがち。鉄分は妊活中には十分摂取しておきたい栄養素です。

しかし、鉄分は体に吸収されにくい特質があります。特にひじきや小松菜は身近な鉄の多い食品ですが、植物性鉄分は体に吸収されにくいのです。

鉄分の吸収率を上げるためには、ビタミンCと一緒に摂取することが望ましいといわれています。イチジクは鉄分を豊富に含むだけでなく、ビタミンCも一緒に摂れるので、一石二鳥ですね。

ドライいちじくがおすすめ!

妊娠しやすい体作りに嬉しい効果をもたらしてくれるイチジク。

イチジクの季節は7~10月頃ですが、年中食べたい!という時はドライフルーツの干しイチジクがおススメ。

干しイチジクは昔から食されていた、伝統のドライフルーツなんです。

生のイチジクよりも栄養分が高いという点にも注目です。

特に乾燥させた白イチジクには、ビタミンB1、B2、C、鉄分やカルシウムなどのミネラルが豊富です。

乾燥して栄養が凝縮、太陽の光で栄養価が増しているのがドライフルーツの魅力。

世界の著名な健康科学者は、干しイチジクや干しぶどうなどの伝統のドライフルーツを、生のフルーツと同等のものとして推奨するべきと公言しています。

皮や種も丸ごと食べられるドライイチジクは、食物繊維も豊富です。

歯ごたえがあり、満腹感がある上、血糖値が急に上がらない低GI食品なので、妊活中の食事やダイエットにも理想的な食品です。

お腹が空いたらクッキーの代わりにドライイチジクはいかがでしょうか?

そんなドライイチジクですが、選ぶ時は無添加で砂糖不使用の物がヘルシーで安心です。

まとめ

いかがでしたか?

イチジクには女性ホルモンに似た植物性エストロゲンが、ホルモンバランスを整えてくれるという効果があることはわかっていただけたと思います。

他にも、女性の体に必要なミネラルやビタミンがたっぷり摂れ、豊富な食物繊維が腸内環境を整えてくれるという、まさに優秀フルーツのイチジクです。

生の物は夏から秋に限られますが、ドライイチジクは季節を問わず、手軽にイチジクの豊富な栄養を摂取できますよね。

今まであまり食べたことなかったという人は、ぜひイチジクを試してみてはいかがでしょうか。

参考文献:イチジク | 農産物百科 | 食と農 | JA遠州中央

参考文献:イチジク – 生産物紹介|JAあいち中央

参考文献:JA愛知みなみ/青果/特産物紹介/いちじく

参考文献:イチジク果実に含まれる機能性成分としての食物繊維の特徴