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妊娠中に結婚指輪を外す時期はいつ?むくんで外れない場合はどうする?

妊娠をしていると、手足がとてもむくんだ経験をしたことはありませんか?

このむくみが原因で、結婚指輪をしているのが苦しい…なんて経験もしたことがあるかと思います。

そして出産時は、指輪を付けたまま出産ができないことはご存知でしょうか。

全くNGというわけでもないのですが、多くの産婦人科や病院では、出産時は指輪を外すように促されます。

では一体なぜ指輪を外さなくてはいけないのでしょうか。また外す場合は、いつごろから外さないといけないのでしょうか。

今回は、妊婦さんと指輪の外す時期についてをご紹介します。

目次

妊娠中に指輪を外した方がいいワケ

妊娠中はホルモンバランスが乱れ、その結果自律神経にも影響が出てしまうため、どうしても血行が悪くなります。

そして全身の血行が悪くなると、手先の血行までも滞り、妊娠後期に差し掛かるころには手がクリームパンのようにムクムクにむくんでしまう妊婦さんもいるそうです。

このように妊娠中は血行不良の影響で、身体がむくみやすくなっています。そのため、結婚指輪をはめていることが苦痛に感じることもあるくらいです。

これが主な理由ではないのですが、産婦人科や病院では、出産時は指輪を外すよう指導されます。もちろんマスト事項ではないのですが、外すよう促す病院が多いのは事実です。

理由としては、母体や胎児の状態が急変をして、緊急帝王切開に切り替わったとき、指輪をしていると手術が行えないからです。

帝王切開の場合、手術に使う医療機器に電気が通っているため(例えば電気メスなど)、指輪は貴金属なので反応をしてしまい、感電をしたり火傷をしてしまう危険性が高いため、出産時は外すよう指導されるのです。

母体に意識がなく、緊急帝王切開に取り掛かる場合は、指輪を切断してから手術に取り掛かることもあるそうです。

指輪に限らず、出産時はピアス・ネックレス・眼鏡・時計・コンタクトレンズ・入れ歯…といった貴金属関連のものはすべて取り外さなくてはなりませんのでご注意ください。

大切な思い出の詰まった結婚指輪を切断されたら悲しいですよね。そんなことにならないためにも、むくんでしまう前に指輪を外して出産に臨むようにしましょう。

いつ外せばいい?

指輪にかかわらず、貴金属を身に着けての出産ができない場合があることが分かりましたね。では一体、いつ頃に指輪を取り外すのが良いのでしょうか。

前述の通り、妊娠後期に入るころには、身体が痛いと感じるほどパンパンにむくんでしまいます。

そのため、自発的に指輪を外した妊婦さんの多くが、指のむくみに耐えられなくて妊娠中期~後期にかけて外していることがほとんどです。

この身体のむくみは、指だけでなく足にも現れて、はいている靴のサイズが小さくなったと感じるほどです。

この状態になったときは、指輪を外す良いタイミングなのかもしれません。

私の場合は、妊娠後期の検診で、助産師さんから指輪を外すようにアドバイスを受け、外すに至りましたが、あと数週間外すのが遅れていたら、自力で外せたのだろうか…と思うほど指がむくんでいました。

結婚指輪をしている人がほとんどかと思いますが、その指輪をはめている指が変色をするほどきつくなっているときは、自力で簡単に外すことが難しくなっている状態です。このようなサインが現れたら、すぐに指輪を外すようにしましょう。

外した指輪はどうする?

これは良く聞く話ですが、普段つけている指輪を外して出産を終え、時間が経ったらどこに片づけていたか分からくなってしまう…といったケースです。

また命がけで行う出産時に、それまで毎日身に着けていた指輪を外して挑むのはなんだかさみしい…と感じる妊婦さんもいるかと思います。

その場合、

・ネックレスにする

・母子手帳にしまっておく

といった対策がオススメです。

もちろんネックレスの場合は出産時に身に着けておくことはできませんが、指輪と違い簡単に外すことができるので、常に身近においておきたい場合は、ネックレスチェーンを購入して指輪に通して首から下げておくと良いでしょう。

また妊娠をすると毎日持ち歩く母子手帳のケースにしまっておくのも紛失防止になるでしょう。

最近の母子手帳ケースは、ファスナーのついた収納スペースがあることが多いので、これを活用してなくさないよう対策をしましょう。

指輪が外れない場合の対処法とは?

時すでに遅し…気づいたときには指がむくんで指輪が取れなくなった!という人もいるはずですよね。

そんなときに実践して欲しい、指輪を外す方法についてご紹介します。

手を上に挙げる

これは非常に簡単な対策方法です。指がむくんで抜けないときに、指への血流を減らすために行う方法です。

指輪をはめている腕を頭の上にあげて、そのまま10~15分ほど我慢します。

外すときは、腕を肩くらいまで下げて抜くようにすると、血液と水分が減ってむくみの摂れた指になっていれば簡単に指輪が外れるでしょう。

石鹸や油を使う

指輪の周りに、石鹸や油を付けて、指輪の滑りを良くして取り外す方法です。

指と指輪の間に石鹸の泡や油を入れ込むようにして滑りをよくし、指輪を抜きます。

かなりむくんでいる指でも、うまくいけばするんと抜けるのでオススメです。

ただし指輪の素材によっては、油の成分が付着をしているままにしていると、変色の原因になることもあるので、外したあとに注意をするようにしてくださいね。

冷水に手をつける

指がむくんでいるとき、指先に熱を持っている感覚はありませんか?

この指先の熱を緩和させると、自然と指のむくみが改善されます。

指がむくんで指輪が抜けないときは、冷水に5分ほど手を入れて、指を冷やしてあげるようにしましょう。

むくみが改善されて、指輪が抜けやすくなりますよ。

指をマッサージする

指のむくみが取れるように、指をマッサージしてあげるのも効果的です。

むくんでいる箇所をうまくもみほぐして、血流を流してあげるようにしましょう。

指に糸をまく

指輪に糸を通して、指の先端に向かって糸を巻き付けて引っ張る方法です。

糸の上を指輪がうまく通れば、するんと抜けるのですが、糸で指を傷つけてしまうこともあるので、とても難易度の高い外し方です。

それでも外れない場合の最終手段

貴金属店で切断

指輪を購入したお店に持っていき、そのまま物理的方法で切断をしてもらう方法です。

指輪切断用の専門器具が用意されている貴金属店がほとんどで、切断と修理をセットで行っているお店もあるので見積もりもかねて一度相談しに行ってみましょう。

指輪の素材や形によっては修理できない場合もあるので、ご注意ください。

消防署で切断

あまり知られてはいないのですが、実は消防署では指輪を無料で外してくれるサービスがあります。

こちらも貴金属店と同じく、切断をして外す方法になるのですが、安全面を考えての切断となりますので、緊急性が高い場合に行ってもらいましょう。

例えば、指輪が抜けなくて指が変色している場合や、指に何等かの悪影響が起こりそうな場合です。

また、消防署での切断は指輪の修理を考えての切断ではないので、この後、貴金属店に修理を依頼しても断られることが多いことも理解しておきましょう。

妊娠後期に入ったら、早めに指輪を外そう

妊娠中の指輪が外れないというトラブルは多くの妊婦さんが見落としがちです。

妊娠をすると、自分が思った以上に手や指がパンパンに浮腫んでしまいますから、気づいたときには指輪が抜けない、ということが起こってしまいます。

せっかく大切にしている結婚指輪ですから、外れなく前に指輪をしっかりと外して、指輪を切断するという悲しいことにならないように気を付けましょう。

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