天然と合成はどっちがいい?葉酸の種類による特徴と違い

こんにちは。nanairo編集部のannaです。

葉酸サプリについて調べていると、よく出てくる「天然」と「合成」という文字。

そもそも何が違うの?

どっちがいいの?

など、たくさんの疑問が思い浮かびませんか?

調べていくと情報が多くて分かりにくかったり、記事によって「天然」と「合成」の基準があいまいで混同したりしてしまいます。

ここでは、天然葉酸と合成葉酸の違いと特徴についてまとめています。

あなたのサプリ選びの参考にしてみてくださいね。

目次 ※クリックで開閉します

葉酸には天然葉酸と合成葉酸の二種類がある

葉酸は多くの緑黄色野菜や果物に含まれている水溶性のビタミンB群の一種です。

葉酸はDNAの成分である核酸が作られる時に細胞の再生を助けたり、ビタミンB12と共に赤血球を作ったりと、お母さんや赤ちゃんの体にとってすごく大事な働きをしています。

 

そんな葉酸を摂取するには、食事から摂取する方法とサプリメントなどの栄養補助食品から摂取する方法があります。

 

まずは葉酸の種類について見ていきましょう。

食品に含まれる天然葉酸

食品に含まれる天然葉酸は「ポリグルタミン酸型」の葉酸です。このままでは吸収されることなく、体内で「モノグルタミン酸型」の葉酸に変換され吸収されるため、体内での利用率は約50%と低めです。

また葉酸は熱や水、光に弱く、保存方法や調理方法によっても失われやすい栄養素です。

サプリメントなどに含まれる合成された葉酸

合成葉酸である「ポリグルタミン酸型」の葉酸は「モノグルタミン酸型」の葉酸へと変換され吸収されるので、最初から「モノグルタミン酸型」の葉酸へと人工的に成分調整された葉酸です。

この合成葉酸は体内における利用率が約85%と高いうえに、神経管閉鎖障害のリスクを軽減させることへの科学的根拠が示せています。

残念ながら天然葉酸は、まだ明確な科学的根拠が示せていません。

こうしたことから、厚生労働省は葉酸サプリなどの「モノグルタミン酸型」の葉酸を摂取するように推奨しています。

厚生労働省は合成葉酸の摂取を推奨

厚生労働省の発表によると、成人男女における一日当たりの葉酸の推奨量は240㎍とされています。

※これは食事から摂る葉酸の摂取量を設定しています。

 

平成21年国民健康・栄養調査によれば、20歳以上の平均で日常の食事から一日で男性は320㎍、女性は304㎍の葉酸を食事性葉酸として摂取できているそうです。

こうした一般的な日常の食事性葉酸に加えて、妊婦は+240㎍、授乳婦は+100㎍の葉酸を摂る必要があると推奨されています。

特に妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性については、食事性葉酸240㎍に加えて、栄養補助食品等を利用して「モノグルタミン酸型」の葉酸を+400㎍摂取するよう推奨されています。

参考URL

国民生活センター 胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品

厚生労働省 妊産婦のための食生活指針

天然葉酸と合成葉酸の原材料と表示の違い

天然葉酸は文字通り、果物などの天然素材から抽出された葉酸です。

それに対して合成葉酸は石油などの原料から科学的に抽出された葉酸となっています。

 

そのため、天然葉酸と合成葉酸では、原材料も原材料表示にも違いが見られます。

ただ、誤解してほしくないのは、合成葉酸が石油などの原料からできているからと言って、体に悪いものではないという点です。

 

詳しく見ていきましょう。

天然葉酸の原料と表示

野菜や果物、酵母などの食品から抽出された葉酸を、特殊加工により「モノグルタミン酸型」の合成葉酸へと変換しています。

食品から抽出しているから吸収率が低いと勘違いされやすいですが、「モノグルタミン酸型」の葉酸へと加工されているので吸収率は約85%と高いです。

ただ最近では、「ポリグルタミン酸型」の天然葉酸を摂取できる葉酸サプリもあるそうです。

 

原材料表示では「葉酸」「葉酸含有酵母」という記載がなく、「レモン」や「ほうれん草」などのように食品名が記載されています。

合成葉酸の原料と表示

石油由来や化学物質から「モノグルタミン酸型」の葉酸に変換されています。

 

石油や科学物質と聞くとどうしても身構えてしまいますが、石油は微生物などからできた化石燃料。

そのため、本来は私達が口にしている食品と何ら変わないものだと言えます。

石油から構成原資を精製して栄養素を作り出しているので、石油だか危険というわけではないのです。

 

原材料表示では「葉酸」「葉酸含有酵母」と記載されています。

種類の違いによるメリット・デメリット

天然葉酸のメリット・デメリット

メリット

  • 毎日口にする食品から作られていて、自然な形で栄養補給ができる。
  • 素材に含まれる様々な栄養を補給できる。
  • 葉酸以外も安心・安全にこだわっているメーカーが多い。

デメリット

  • 価格が高くなりやすい。
  • 独特のにおいがあることが多い。
  • 低温処理されているかなど製造方法によって栄養が破壊されている可能性もある。

合成葉酸のメリット・デメリット

メリット

  • 季節や収穫量に左右されることがないので、コストが一定で安く作れる。
  • 粒を小さくしたり、量を減らしたり、味やにおいを減らしたり、飲みやすく作れる。

デメリット

  • 安すぎるものでは危険なものもある。
  • 添加物が含まれやすい。

葉酸は必要な種類を必要な量補給することが大切です

妊娠前から妊娠初期に葉酸を十分に摂取することで神経管閉鎖障害の発症リスクを約70%軽減できることが発表されています。

もちろん神経管閉鎖障害の原因は葉酸不足だけではありませんし、妊娠前から葉酸を摂取できていなくても何もないことの方が多いので、必要以上に不安にならなくて大丈夫です。

ただ、葉酸をしっかり摂ることで神経管閉鎖障害のリスクを下げられるなら、普段より神経質になったり、不安になったりしやすい妊婦さんには、少しでも安心に繋がりますよね。

 

一般的に天然と合成と言われると、「天然=良い」「合成=悪い」というイメージを持ちがちですよね。

ですが、葉酸に関しては天然と合成のどちらが良くてどちらが悪いかということをはっきりと断言することができません。

 

いくら天然、自然にこだわったと言っても、農薬や放射能の心配もありますよね。

逆に化学合成されたものばかりでも徹底した安全管理の下で製造されているものもあります。

 

葉酸を摂取する一番の理由は神経管閉鎖障害のリスクを軽減させるためですから、そのために厚生労働省が推奨しているのは「モノグルタミン酸型」の合成葉酸です。

天然由来かそうでないものどちらの葉酸も「モノグルタミン酸型」の合成された葉酸であれば、神経管閉鎖障害のリスクを軽減させられるので、あとはあなたが価格や安全性など、何を一番の大切な基準に選ぶかが大切です。

PICKUP CONTENTS

トップへ