昔から「寝る子は育つ」といわれていますが、これは何も子供に限定されたことではありません。
大人でもしっかりと睡眠をとることで、「育つ」ものはあります。
そしてそのひとつが、女性の悩みの種になりやすいバストです。
今回は、そんなバストアップと睡眠の関係について詳しく紹介していきたいと思います。
この記事の目次
睡眠がバストを育てる
「睡眠」と「バスト」。
一見何の関係もなさそうなこのふたつですが、実は深く関係していることがわかっています。
その関係性についてまずは紹介していきましょう。
バストアップと睡眠の関係
睡眠の大切さ
私たちの身体は、寝ている時にもきちんと機能しています。
意識はなくても、生命を維持するため、そして健康のために終始活動しているのです。
例えば、人それぞれに体内時計というものが存在します。
体内時計は私たちの身体に、それぞれ昼、夜、寝ている時に異なる活動を促すことで、健康維持を図っています。
したがって、体内時計にしたがって、規則正しい生活を過ごしていれば健康は維持されますし、そうでなければ生命維持すら難しくなり、疲労が溜まり身体を壊す原因になります。
また、健康とは関係のないところで、睡眠が効果的に働く場所があります。
それがバストです。
バストとの関係
そもそもバストアップに欠かせないものとして、何が一番に思い浮かぶでしょうか。
「女性ホルモン」や「胸筋」「脂肪」など、人によって頭に浮かぶものはさまざまかと思います。
バストというのは、脂肪と乳腺からできています。
これらを成長させることで、バストアップは図れるのですが、これに必要なものとして挙げられるのが「成長ホルモン」です。
成長ホルモンは、10代~20代前半に多く分泌されます。
その名の通り、身体の成長に深くかかわっている成長ホルモンですが、バストアップにも影響を与えることがわかっています。
具体的にいうと、成長ホルモンが多く分泌されることで、バストにある脂肪や乳腺の細胞が活性化します。
その結果、バストの成長が促され、バストアップにつながるのです。
では、成長ホルモンの分泌量を増やすためにはどうすればいいのでしょうか。
そこに深く関係しているのが睡眠です。
実は成長ホルモンの多くは、睡眠中に分泌されることがわかっています。
また、睡眠中には女性ホルモンの分泌も促します。
したがって、睡眠をしっかりとることはバストアップを促すとされています。
質のいい睡眠って?
バストアップに睡眠が効果的であることはわかっても、質の良い睡眠をとらなければより良い効果を引き出すことができません。
厚生労働省による調査によると、特に日本の女性は比較的睡眠時間が短いという結果も出ており、実際に胸の小さい人にそういった傾向があるといわれています。
「質の良い睡眠」といわれても、ピンと来ないという人も多いかと思います。
例えば睡眠時間ひとつとっても、8時間睡眠が良いという声もありますし、もっと少なくても良いという声もあります。
実際に、睡眠時間が短くても、その分深い眠りに入ることで成長ホルモンや女性ホルモンの分泌を促すともいわれていますので、自分なりに質の良い睡眠を摂るために工夫することが大切なのです。
質のいい睡眠を得るためには
それでは質の良い睡眠を得るためにはどうすれば良いのか、その方法を2つ紹介しましょう。
適度な運動を心がける
起きている際中に、日の光を浴びながら適度な運動を行うことで、身体に疲労が溜まります。
そうすることで、体内時計が正常に働き、深い眠りを促してくれます。
お風呂に入って身体を温める
夜にお風呂に入ることで、血行が良くなるほかリラックス効果も期待できます。
また、身体を温めることで寝つきも改善され、ぐっすりと眠ることもできるでしょう。
ゴールデンタイム
「お肌のゴールデンタイム」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
これは、成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバーを促進させる時間帯のことで、この時間帯に睡眠をとることで美肌に効果があるとされています。
また、成長ホルモンの分泌のほか、女性ホルモンの分泌も促すことから、美肌効果だけでなく、バストアップにも効果が期待されているのです。
具体的には、22時~2時の間をゴールデンタイムと呼びます。
また、睡眠時間が長ければ長いだけ、バストアップに作用するエストロゲンが分泌されます。
したがって、ゴールデンタイムに就寝しつつ、7時間以上睡眠時間を確保することが、睡眠がバストアップに与える効果が高いといえます。
効果的な睡眠方法
睡眠とバストアップ、質の良い睡眠のとり方がわかったうえで、続いてはおすすめの睡眠方法やアイテムについて紹介していきましょう。
寝る体勢
寝ている時、自分がどのような体勢で寝ているかご存知でしょうか?
寝方を変えることで、睡眠の質を上げることも可能ですが、実は直接的にバストアップにつながるという訳ではありません。
しかし、うつぶせで寝ている人は特に、寝方を変えることで、もともと体に備わっているバストアップ効果をより高めることもできます。
といいますのも、うつぶせで寝ている場合、バストを自分の体重で押しつぶしてしまっているため、形も崩れやすくなり、バストに良い影響を与えません。
それどころか、血流を悪化してしまうことで女性ホルモンが乳腺に届きにくくなり、バストのサイズダウンを促してしまうこともあります。
仰向けがベスト!
そこでおすすめしたい寝方として、「仰向け」があります。
仰向けで寝ることで、呼吸が楽になりリラックスして寝ることができるほか、血行も良くなるため、乳腺の発達を促します。
また、ホルモン分泌も効率よく行われるため、バストアップに高い効果が見込めるのです。
睡眠中のバストアップ効果を高めたいのならば、手の位置を変えることも大切です。
具体的にいうと、まず万歳をするように手を上に伸ばします。
そこから左右の手を握手するように結び、手をもとの位置に戻すと、バストを支えながら寝ることができます。
また、高さがあるすぎる枕は良質な睡眠に効果的に働きません。
仰向けに寝た時に、身体と顔が同じ位置になるような高さの枕を使用するようにしましょう。
ナイトブラ
寝ている時につけるブラジャーとして「ナイトブラ」というものがあります。
先述した通り、仰向けはうつぶせに比べてバストアップ効果を引き出すことができますが、それでもバスト自体の重さに押しつぶされてしまうため、脂肪を分散させ、サイズダウンを引き出すきっかけになり得ます。
しかしナイトブラを付けておくことで、バストをしっかり守ることができるほか、血行改善にもつながるため、より高いバストアップ効果を発揮します。
また、日本人のバストは欧米人のものに比べて脂肪が多く、柔らかいことが特徴として挙げられます。
脂肪は流動性が高いため、特に寝ている時にそのままにしておくと、バストから脇や背中に脂肪が動いてしまう、ということもしばしばあるのです。
その点、ナイトブラを付けておくことでバストの位置を固定しておくことができるので、サイズダウンを防ぐことができます。
まとめ
いかがでしたか?
質の良い睡眠は、バストアップのほか美肌にも効果的に働きます。
ぜひ自分に合った方法で、毎日しっかりした睡眠を確保してみてください。
