美しい肌でいたいからスキンケアを頑張ってる?それはすごくいいことですね。ところでそのお手入れ方法って正しいですか?もし間違っていたら…もしかして、そのケアが原因であなたのシミやそばかす、悪化しているかもしれませんよ。
この記事の目次
お手入れ方法
やりがちだけど実は間違っているというスキンケアって結構あるんです。あなたのいつものお手入れは大丈夫ですか?
~メイク落とし編~
メイク落としはふき取り型
クレンジングの中で、特にふき取りタイプのクレンジング成分はかなり強力です。毎日使うだけで負担になるだけでなく、広範囲の色素沈着が起こる危険があります。
乾燥しやすいのにオイルタイプや油性ジェルタイプのクレンジングを使っている
オイルタイプなどのクレンジング剤は乳化力が強く、皮脂まで溶かすほど強いものです。それゆえ肌の乾燥も招きやすいです。もし頬やUゾーンが乾燥しやすいのにこういったタイプのものを使っているなら、さらに乾燥を進める原因です。クレンジングは負担もありますが、最小限に抑えるために、ジェルタイプやクリームタイプのクレンジングを使うことをおすすめします。
しっかりと時間をかけてクレンジングする
クレンジングでマッサージをしながら、しっかり時間をかけることは、肌にとっては負担で皮脂をさらに奪う原因になります。むくみ予防などのマッサージをしたい場合は、専用のものを使うようにしましょう。
クレンジング剤を顔の何か所かにつけて、そこから指を使ってくるくる伸ばす
使う際は手のひらを温め、そこでクレンジングを伸ばします。肌につけるときは手のひらでなでるようにして、メイクとなじませます。そして数十秒程度ですすぎましょう。
クレンジング剤は使わず洗顔料で二度洗い、三度洗い
メイクは洗顔料ではなくクレンジングで落とすことが大切です。洗顔料だけではきっちり落とせません。
クレンジングするのを忘れて寝ちゃうことがある
落とさずに寝るなんてもってのほかです!
~洗顔編~
よく泡立てずに洗顔している
洗顔の基本はたっぷりと泡立てることです。よく泡立てずに洗ったり、こするような洗い方はNGです。たっぷりの泡で顔をつつむように洗いましょう。
ポンプ式の洗顔料を使っている
最近では、泡立てる手間をなくした便利なポンプ式をよくみますが、ポンプ式の洗顔料は肌への負担に繋がります。できれば、泡立てネットなどで自分で泡立て、ぷっくりと膨らんだきめの細かい泡で洗うようにしましょう。
ごしごし洗いをしている
ごしごし洗いは厳禁です。汚れを落とすことは大切ですが、やりすぎは肌への負担とともに必要な皮脂、角質まで落としてしまいます。また、洗顔後、顔をふく際も、タオルでゴシゴシこするような拭き方は今すぐやめてください。
皮脂が気になって一日に何度も洗う
一日の洗顔は朝と夜の2回がベストです。朝は寝ている間にたまった汗や皮脂を落とすため、夜はメイクを落とすためのものです。これ以上の回数は肌へ負担をかけることになります。
弱酸性の洗顔料や、フェイスブラシやスポンジなどの道具を使って洗顔する
弱酸性の洗顔料を長く使うことや道具を使った洗顔も、肌への負担になります。皮脂や角質のとりすぎると、「もっと皮脂を出さないと」と逆に皮脂過剰になる原因でもあります。
~化粧品編~
化粧水やクリームをつけるとき、浸透するよう激しくパッティングする
化粧水やクリームをしっかり浸透させることは大切ですが、やりすぎは禁物です。必要以上のパッティングは肌を傷める原因です。
美白化粧水で10分以上パックする
10分以上のパックも皮脂や水分を奪い取ります。肌の乾燥は紫外線の影響を受けやすくするので、ケアしているつもりがシミをできやすくしているかもしれません。なので、パックは5分以内にすませましょう。
美白化粧品のライン使い
美白化粧品も保湿化粧品に比べると乾燥しやすい傾向があります。ですから、ライン使いよりも美容液などでポイント使いするのがおすすめです。保湿効果のある化粧水でベースをしっかり作った後に、美白化粧品を使ったほうが効果がアップします。
日焼けしたらすぐ美白
日焼けしたらすぐに美白したい気持ちはわかりますが、それは肌に追い打ちをかけるのと一緒です。日焼け後の肌は軽いやけどを負っている状態です。まずは冷やして潤いを与えるようにしましょう。
夏はさっぱりタイプの化粧品を使う
夏は汗でべたべたするからサッパリめの化粧品に変える人も要注意です。肌表面は乾燥していないように見えても、内部はそうでないことが多いんです。さらに美白化粧品の多くは脱脂作用があります。しっかり保湿しないと、余計乾燥を進行させることになります。
短い周期でいろんな化粧品を試している
化粧品が肌に合う合わないは別として、効果が出ないからとすぐに変えるのもよくありません。肌のターンオーバーは約28日周期です。普通の化粧品でそのくらいを、美白化粧品の場合は3カ月くらいでやっと効果が感じられるようになります。長い時は1年くらいかかることもあるので、最低半年は同じ化粧品と付き合うようにしましょう。
話題の成分と聞くと使いたくなる
季節ごとに話題の成分がでてくるので、試してみたくなる気持ちもありますが、こちらも肌に合う合わないがあります。強い成分のものは効果が得られる反面刺激が強いことが多いです。話題のものより、自分に合ったものを選ぶのが大切です。
早くシミを消したいから自己流で化粧品を使うことが多い
早く効果がほしいと思う気持ちは分かりますが、使用料や用法はきっちり守りましょう。自己流で使うのは、もったいない方法です。その製品の使用方法を守ることが美白への一番の近道です。
~UV対策編~
油分ベースの下地、ファンデなどを重ねづけしている
シミやそばかす対策に日焼け止めなどの化粧品を使う人も多いはず。実は下地クリームを付けた後リキッドファンデを重ねたり、油分ベースの化粧品の重ねづけはシミをどんどん大きくする原因です。同じように紫外線吸収剤入りのUVカット剤は使用を避けましょう。
紫外線吸収剤入りのUVカット剤(SPF30以上)を毎日つけている
紫外線吸収剤は、紫外線のエネルギーを取り込んで熱や赤外線に変えて放出したり、自分自身の分子構造を一時的に変えるために消費したりします。紫外線を浴びている間中ずっと化学変化を起こし続けるため時間がたつとどうしても分子が壊れてくるので、日焼け止めの意味を果たさなくなります。
SPF50以上の日焼け止めを朝につけるだけ
SPF50以上というとかなり耐久性のある日焼け止めですが、一度塗れば大丈夫というわけではありません。特に夏などは汗によって日焼け止めは流れ落ちてしまいます。できればこまめに塗り直すのが一番ですが、それだとSPF50以上は肌への負担が強すぎます。普段使いであれば、SPF20~30クラスのものを、何度か塗り直すのが負担も少なく、一番効果的です。
日焼け止めは出かける前に塗る
日焼け止めは塗ってから10~30分経たないと効果を発揮しません。だから出かける前に玄関で塗るのではなく、少し早めにつけるようにしましょう。
日差しが強い時期だけUVケアする
紫外線対策は、日差しが強い時期だけしているという人も危険です。紫外線は一年を通して降り注いでいます。天候も場所も関係ありません。たとえ家の中にいるとしても、窓越しに浴びています。将来シミに悩まないよう、いつでもどこでも毎日対策をすることが大切です。
3年以上前の日傘を使っている
日傘を愛用している人は、いつ買ったものかを確認が必要です。もし3年以上前のものであれば、その日傘のUVカット効果は期待できません。シーズンごとにUVカット効果は薄れるからです。晴雨兼用の日傘だと、さらに効果が薄れがちです。手袋やカーディガンなども同様です。年数がたったものについては買い替えを検討するかUVスプレーをして使いましょう。
内側から
美白ケアは、体の内側からも行う必要があります。そこで気を付けたいのが、「ソラレン」です。「光毒性物質」とも言われ、紫外線を吸収する性質があります。これを含むものを食べてから外出すると、紫外線に反応して肌にかゆみや赤み、シミや色素沈着を起こす危険があります。
ソラレンはレモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類、キュウリ、パセリやシソなどの香味野菜に多く含まれます。他にもイチジクやキウイ、クロレラにも含まれています。
もちろんシミの改善にはビタミンCが大切です。だからこういったものを食べるのは夕食にするなどの工夫をしましょう。また、ビタミンだけでなくバランスよく食べることが美肌への秘訣です。肉や魚、豆などのたんぱく質もしっかり摂るようにしてください。
正しいケアで、きれいな肌をゲット♡
きれいな肌でいたいという気持ちはとても大切です。だからといって、自己流の間違ったケアをしてしまっては将来的にシミを増やしかねません。本末転倒です。なるべく負担のかからないスキンケアを行い、時期を問わず保湿はしっかりと行いましょう。
そして紫外線対策は毎日行うことが必須です。内側からのケアも大切ですが、ソラレンに注意が必要です。すぐに結果は出ませんが、日々コツコツケアすることが美肌を保つ秘訣です。